Copyright kashiwazaki art association all rights reserved.
青年劇場公演 「喜劇キュリー夫人」
2006年3月12日(日) 午後3時00分 開演
柏崎市市民会館 大ホール
黒柳徹子さんからの熱いメッセージを頂戴いたしました。
どうぞご覧下さいませ。
首都圏・関越で見て下さる皆様へ
新しい年、2006年! いいことが沢山あるといいですね。
さて、今年は、「喜劇キュリー夫人」を見て頂きます。キュリー夫人は、ご存知よう
に世界で最も有名な女性物理学者です。ラジュームの存在を発見しました。その、すべ
ての特許をとりませんでした。これは凄いことです。彼女が人間を愛していた、あかし
です。もし、彼女が特許をとっていたら放射能治療は、もっと、ずっとお金がかかり、
しかも、誰かが強力な力を持ってしまったでしょう。いつも人類の平和を考えてた彼女
です。夫になったピエールに出会ったことも、彼女の人生にとって、なんと運のいいこ
とだつたかと思います。この芝居は、夫婦愛の芝居でもあります。
それにしても、冷静に見えるキュリー夫人が、どうしたら喜劇になるんだろう、とお
思いの方も多いと思います。でも、この芝居を書いたフランスの劇作家ファンウィック
さんは、この作品で、フランスで最も才能のある人に与えられるモリエール賞を受賞し
ました。ご覧下さればわかりますが、キュリー夫人をとりまく勲章を欲しがる人たち、
権威を望む人たちも、喜劇です。でもなんといっても、ポーランドからパリに研究をす
るために出て来た若いキュリー夫人は魅力的です。意志の強い元気な人です。私は、こ
の役が大好きです。「不屈」という言葉があるとすれば、これは彼女にあてはまるでし
ょう。しかもユーモアたっぷりなのです。
とにかく、パリでこの芝居をご覧になった青年劇場の土方与平さんが、私に「きっと、
黒柳さんに合うと思いますよ」とおしゃって下さり、そのころ、青年劇場の芝居を書
いて演出していらした飯沢匡先生もファンウィックさんの脚本を読んで、「これは面白
い!」と大よろこびなさり、私が青年劇場の皆さんと共演できようにして下さった、
みなさんのお力で、この芝居を見て頂けるはこびになったのです。
前進座劇場での初演から、すでに13年たち、その間にはル・テアルト銀座でも上演
し、旅も続けているので、随分、初演のときからくらべると、密度が濃く、笑いもふえ
てると思います。青年劇場の皆さんは、大道具、小道具、すべてご自分たちで作るので
すが、実験道具は百年前のものを出来るだけ再現しました。研究所もそうです。しかも、
何年にもわたる研究所生活なので、四季の移りかわりも、裏方が総力をあげてやります
ので、そういう所も見ていて頂きたいと思います。
どうぞ皆さま、ご覧になって、笑って下さいね。私も出来る限り、不屈のキュリー夫
人を面白くやりますので。では、そのときに!