3人の子供が巣立った敷地に新たな人生を謳歌するための御夫婦のための計画。
北側接道以外の3方向は隣地の建物でハードに囲まれているため、
閉じながらも、どのようにして北の豊かな四季を内部に取込むかがテーマとなった。
そのテーマに対して、
敷地中央の空中に浮かんだガーデンを設け、ガーデンを挟んで2つの虹のような屋根をかけ、
上部から周辺状況に影響されない光を確保することとした。
南北方向の空中ガーデンには、子供たちから3本の落葉樹を植樹していただき、
四季を通して、様々な影が室内を駆け巡る、日時計のような建築を考えた。
60才を過ぎた御夫婦、敷地条件、北の暮らし・・・と閉じていこうする枠組みに対して、
日々刻々と変わる光と影で、内部を彩り、北の豊かな四季を取込むとともに、
子供たちの記憶や家族の絆などを建築に刻みたいと考えた。