修行時代の終わりに手掛けた型枠ブロック二重壁の住宅。
計画の途中で、事務所の諸事情により、完成までの2年間を自室で計画を進めなければいけなくなったこともあり、
とても思い出深く、また今取り組んでいる、線と面の家(呼吸する100年住宅)や住宅を計画する上でのベースになっている。
3世帯のクライアントとともに夢が膨らみ、一時は予算の2倍以上の見積もり額となったが、
直接施工者の方々と、数量、単価、仕様を打ち合わせしながら、
3ヶ月を過ぎたころ形や面積を一切変えることなく、予算内に納めることができた。
最終的にブロックの内壁芯で坪単価は76万(外壁芯だと更に単価が下がる。)となり、
耐用年数の優れた型枠ブロックを2重で積んでいることもあり、けっしてゆとりのある現場ではなかったが、
埼玉の並木建設さんの並木社長さん、担当の佐藤さんをはじめ、
ブロックメーカー、型枠、スチールサッシ、床暖房・・・など多くの方々に、協力していただき、
この建築は実現することができた。
計画から数年を要したが、この間、暖かく見守ってくださったクライアントの方々や、
携わってくださった全ての方に、心から感謝している。