□計画概要:敷地面積:100.24F
      建築面積: 38.40F(建ぺい率: 38.31%< 40%)
      延床面積: 92.16F( 容積率: 91.94%< 100%)
         3F: 15.36F
         2F: 38.40F
         1F: 38.40F
         B1F: 23.04F (容積未算入)
        合計:115.20F(施工床:34.85坪)
□設計趣旨: 南側に前面道路、東側に小さな公園へと視界の抜ける30坪の敷地に、
      3人のお子さんを含む家族5人のための住宅の計画である。
      応募要項から間仕切りのないオープンな一室空間の中に、
      家族のそれぞれの場が繋がりながら計画されることが
      要求されているように思えた。
      各階をそれぞれフラットに計画すると、
      各階で最大限オープンに計画したとしても、
      床というボーダーで上下の階が分断され、
      生活や家族間でのコミュニケーションが途切れてしまうように感じた。
      そこで、北側の厳しい斜線制限をクリアする上でも、
      北側ゾーンを800ミリ程下げ、南側ゾーンと北側ゾーンが高さ的にずれながら、
      それぞれのスペースを干渉し、ラップしていくことで、
      水平にも垂直にもボーダーのない家族全員の一室空間を創りたいと考えた。
      具体的には、
      南側ゾーンからアプローチし、北側ゾーンに800ミリ下がって主寝室、
      北側ゾーンに1600ミリ上がってダイニングキッチンとなっている。
      ダイニングキッチンから南側に800ミリ上がって居間があり、
      居間は南側、東側公園へと視線が抜けていく。
      居間から北側に1800ミリ上がると、
      居間の延長あるいは子供たちのリビングとしてのロフトがあり、
      ロフトを介して、子供室-A、
      さらに南側に800ミリ上がり子供室-Bへと繋がっている。
      ただし、水廻り以外に名付けられた室名にそれほど意味はなく、
      ボーダーがないがゆえに、家族のルールやコミュニケーションが密に行われ、
      家族全員で1本の木を育て、木登りを楽しむように、
      場を替えながら生活が営まれたらと考えた。