上部スペース
救命戦士ナノセイバー
HOME救命戦士ナノセイバーストーリー概要
救命戦士ナノセイバー ボーダー 上

 ストーリー概要

注意:
ネタバレを多く含みます。
救命戦士ナノセイバーを未見で内容を知りたくない方は、閲覧を控える事をお薦めします。

サブタイトル別の放映日・スタッフはサブタイトルデータへ。

1話ナノセイバー発進
2話追跡!暴走ミサイル


救命戦士ナノセイバー 第1・2話 患者の肝臓にある悪性腫瘍に向かって、抗癌剤入りのナノミサイルを多数載せたキャリアを投入したものの、ミスにより心臓へと迷走している事が判明。もし心臓に抗癌剤が投与されると、最悪の場合患者の心臓が停止する恐れがある。腹腔動脈でキャリアを一旦止めて、ミサイル除去作業を開始するナノセイバー。しかし不整脈により休眠中のミサイルが一つ流出、さらに起動防止の為に脛の動脈でX線レーザーを照射した所、ミサイルが目覚め暴走をはじめた。
暴走するミサイルを追って血管内を駆け巡り、何としても心臓への侵入を阻止しようとするナノセイバー。しかし、実際にはありえない事態が次々と起こり、苦戦を強いられる。


3話謎の殺人病原体
4話火星生命との遭遇


救命戦士ナノセイバー 第3・4話 テラフォーミング(惑星の地球環境化)中の火星殖民ステーションが、人体を黒く溶かす謎の病気で全滅。地球周回軌道に戻ってきた宇宙船、ニクス・オリンピカ内にいる唯一の生存者にも病気の兆候が見られた。気道での調査の結果、患者の体内に火星テラフォーミングナノマシンが存在、無害な筈のナノマシンが人体を材料にテラフォーミングをしている事が分かる。ナノマシン用酵素・ナノマイシンで全て溶かそうとするも全く効果がない。
再度患者の中に投入されたナノセイバー達は、火星ナノマシンと共に行動するもう一人の仁を発見。仁と仁の戦いがはじまる。火星ナノマシンや偽者の仁を操っているのは火星生命なのか? 患者の全身に広がった火星ナノマシンは、最後に残った脳の進入を開始。血液脳関門が危ない!


5話最後のヒト回虫を救え!
6話謎のハッカーあらわる!


救命戦士ナノセイバー 第5・6話 寄生虫学者・下目黒博士が体内で飼育していた地球最後のヒト回虫が、些細なトラブルにより死滅寸前になっていた。ナノセイバーはヒト回虫の絶滅を避けるべく救出活動を開始する。幼虫はほとんど死滅していたが、2匹の親虫が健在だと分かり、胃から小腸へ救出に向かうナノセイバー。このまま救出は順調に進むかと思われたが、バーチャル人体に次々と不具合が発生して作業は困難を極めた。
バーチャル人体の不具合の原因は、VMSのセキュリティを破りバーチャル人体に進入した謎のハッカーによるものだった。ハッカーの悪戯は留まる所を知らずどんどん酷くなり、作業は大混乱となる。ハッカーを排除しようとする徹と、謎のハッカー・悟とのサイバー対決のゆくえは?


7話200歳の脳を持つ美女
8話ナノセイバー誕生の秘密


救命戦士ナノセイバー 第7・8話 VMSに身元不明の美女が搬入されてきた。体の激痛を訴えるが症状が分からず、神経の異常と推測したナノセイバーは延髄へと行く。そこでこの患者が肉体は20代と若いまま、脳だけ200歳のように老化している事が判明する。過去の治療記録を見れば原因が分かるかも知れないが、患者は身元を一切明かそうとしない。ひとまず痛み止めの応急処置をとるナノセイバー。徹はサイバースペースをハッキングして患者の身元を探ろうとするが、自らの領域の規律を守ろうとするハッカー・悟の妨害に遭う。
しかし、ひたむきに治療する恵達ナノセイバーを見て、悟は患者の情報公開に踏みきった。198歳の患者は闇医者によって、違法な手術、つまり自分の若いクローンを作り、そこに脳を移植していたのだ。そしてこの患者・谷村沙織は、ナノセイバーにとって非常に重要な存在でもあった。


9話
謎の遺伝子がよみがえるとき
10話 サイバースペースへの侵入者


救命戦士ナノセイバー 第9・10話 ロップの生みの親である安土桃子博士が、妊娠中のまま昏睡状態に陥りVMSに運び込まれた。患者の胎児に脳や神経の異常発達がみられ、原因はこれにあると思われた。子宮に投入されたナノセイバーは、胎児から胎盤へと異常に伸びた神経束を切除するがうまくいかない。患者が絶滅有袋類トリペドラグスから検出した、脳の知性化を促すレトロウイルスを研究していた事が分かり、悟とロップは患者のサイバースペースへと直行する。
患者の胎児はサイバースペース内にあるバーチャル脳を経由して、この知性化ウイルスに感染していた。ウイルスはサイバースペースをどんどん侵食していく。徹はこのウイルスに対するカウンターウイルスを作成して、悟とロップはサイバースペースから、ナノセイバーは人体内からこのウイルスの除去作業を開始した。


11話LSTR-AV始動
12話謎の物体との遭遇


救命戦士ナノセイバー 第11・12話 ナノセイバーを直接人体へと縮小投入する新技術・LSTR-AVが開発された。LSTR-AVの使用訓練をするナノセイバーだが、なかなか上手くいかない。時を同じくして交通事故で重体の患者・友希が運び込まれてくる、ナノセイバーは従来のバーチャル治療・LSTRを使って脊髄から脳幹へ向かうが、患者は異常な速度で治癒し始めていた。続いて椎骨動脈の治療をしようとした所、理解不能な現象が次々と発生する。
バーチャル治療が全く出来ないうちに、椎骨動脈は勝手に治ってしまった。さらに友希の体内に謎の「物体」の存在を確認する。従来のLSTRがまともに機能しない事態に、遂にLSTR-AVの使用を決意するナノセイバー。心臓の除細動に成功したものの、強志の姿が見えない。縮小制限のタイムリミットが迫る!


13話強志、消失!?
14話100億の存在証明(アリバイ)


救命戦士ナノセイバー 第13・14話 (13話冒頭は前回までのダイジェスト「救命戦士ナノセイバーを1000倍たのしく見る方法」が入る)
行方不明になった強志を探す為に、恵達は強志が消失した地点・大動脈弓へ行く。そこで、血管壁に都市の様な物と、蠢く多数の謎の「物体」を発見する。都市内部を捜索するが強志はいない。
突如、巨大戦艦が現れて都市にいた「物体」を全てさらってしまった。「物体」はナノマシンなのか生物なのか? 一方、バーチャル治療の不調は、友希の体内にある偽の情報を送るナノマシンが原因だと分かった。それを除去した事で改めてバーチャル人体を構築してみると、「物体」が体内に100億も存在している事が判明する。ナノセイバーは再び大動脈弓に入るが、体外へ排出される際に妖精のような「物体」も一緒について来てしまう。


15話「泳ぐ物体」へのアクセス
16話新型マシン、耳に進路を!


救命戦士ナノセイバー 第15・16話 ナノセイバーについてきた妖精のような「物体」を解析すると、それはナノマシンではなくLSTR-AVで縮小された生物のように思えた。さらに素数を使ったコンタクトをとった事から、知性があると分かる。既に完治している友希の昏睡が続くのは、肝臓に原因があると分かり治療するナノセイバー。そこでも都市の様な物を発見する。ようやく友希は目を覚ますが今度は耳が聞こえないと言う。
ナノセイバーは新マシンで耳の治療へと向かうが、耳小骨を過剰に治していた「物体」の反撃に遭う。その頃、ロップと遊んでいた妖精が日本語を解する事が分かり、スセリと名乗った。スセリは友希の体内に戻され、耳で暴れていた「物体」を鎮める。その時、再び巨大戦艦が現れた。


17話魔王を迎え撃つ者たち
18話時空を超えた少女


救命戦士ナノセイバー 第17・18話 巨大戦艦・魔王とその手下の死神に襲われたスセリを、突然現れた「物体」ハーン達が救出した。スセリはハーン達に付いていく。一方、友希は記憶喪失になっていた。恵達は眼球で再びスセリやハーン達と会い、「物体」が友希の体を世界と認識して生活している事を知る。ナノセイバーとハーン達は、突如現れた魔王と戦い(強志の消失と関係がありそうな)魔王を共通の敵として手を組む事となった。
目の中の都市を見学するナノセイバー達。そこで100年前の旧式ナノマシンの残骸を発見する。水晶宮で「物体」達の会議があり、恵達も呼ばれた。会議の長・図書館長は恵達に「情報場」と呼ばれる映像を見せる。そこには古代エジプトにいる友希とそっくりな少女が映っていた。そこに再び魔王が現れ、都市は壊滅、ハーンの部下・シュウブも殺されてしまう。


19話崩壊のプレリュード
20話反撃のトリル


救命戦士ナノセイバー 第19・20話 意気消沈したままVMSに戻り、一旦休息に入るナノセイバー。悟はサイバースペースのデータ検索中に、この300年間に友希にそっくりな少女が沢山いた事実に気付く。その時VMS内に謎のウイルスが発生、主要施設を汚染し、たまたま別室にいた徹だけ隔離されてしまう。発生源は友希、魔王がウイルスを撒き散らしていたのだ。気道でウイルスを散布する魔王に対し、ハーンの部下・コウが挑むが倒されてしまう。
遂に亜美までもがウイルスに感染してしまう。ウイルスの駆除に友希の体内へ向かう恵達は、そこで古代ローマで疫病が流行る情報場を見せられる。このウイルスは22世紀には絶滅した天然痘に由来していたのだ。天然痘抗体を有するリンパ球を奪う為、胸腺にいる死神と戦う恵とハーン達。一方、隔離されていた徹は、一人起死回生の行動に出る。


21話肝臓都市ヨコハマ
22話友希の記憶


救命戦士ナノセイバー 第21・22話 友希の過去の謎を探るべく、ナノセイバーは肝臓にある都市ヨコハマに向かう。ヨコハマの図書館長に見せられた情報場には、20世紀末の横浜中華街にいる友希そっくりの少女が映っていた。さまざまな検証を行った結果、20世紀末の横浜にいたのは友希本人であり、友希の体内で見る情報場は彼女の記憶だと分かった。
どうやら友希は1万年も前から生き続けていたらしい。さらなる謎の解明に、ナノセイバーは次に膀胱の都市セビリアに向かう。しかし、セビリアの図書館長は死神に拉致されていた。死神の船を追跡して図書館長を助け、死神のマスクを捕獲するナノセイバー。図書館長の言葉から、死神がナノセイバーとの交渉を希望している事、伝説の「門」の話。そして強志がその「門」を通ったらしいと聞かされる。


23話よみがえる悪夢
24話永遠を求める者


救命戦士ナノセイバー 第23・24話 情報場を全部開放すれば友希の記憶が全て戻る、と考えたナノセイバー達は、セビリアの情報場を開放するが、突然取り乱しVMS内を逃げ回る友希。亜美の説得で落ち着きを取り戻す友希だが、亜美は友希に、友希自身が1万年間生き続けている事、体内に知性体がいる事を告知した。ナノセイバーは友希の体内で、中世の魔女狩りで友希の(仮の)家族が処刑される情報場を見る。と同時に、友希の姿をした情報場が自らの体内を傷つけ始めた。
徹と五蔵は捕獲した死神のマスクを分析、これが死神の本体であり、人型ナノマシン・アンドロノートに装着してコンタクトをとる事に成功する。マスクは自分達「物体」の事をエターナリアンだと語った。友希の情報場がつけた傷を治療するナノセイバーだが、友希の態度に恵は動揺する。


25話囚われし者への遁走曲(フーガ)
26話呪われし者への哀歌(キリエ)


救命戦士ナノセイバー 第25・26話 友希の情報場に諭され動揺する恵を連れて、ナノセイバーはVMSに戻る。一方、死神のマスクを付けたアンドロノートを友希の体内に放って追跡すると、魔王に囚われたエターナリアンの収容所がある脳室に辿り着いた。この死神は魔王(強硬派)とは組しない穏健派であり、ここを教えるのが目的だったのだ。立ち直った恵とナノセイバー達は収容所のエターナリアンを解放する。収容所を襲われ、魔王が最強の死神5人と共に総攻撃をかけてきた。
ナノセイバーは最強の死神を撃破して魔王に乗り込み、黒幕の強硬派ゲートキーパーAを倒す。着いた先は脳頭頂部・SMA(補足運動)野。そこにはエターナリアンの故郷である宇宙へと繋がる「門」=ゲートがあった。ゲートで待ち構えていた穏健派ゲートキーパーBにより、強志もゲートを通った事、エターナリアンの秘密が明かされる。ナノセイバーがゲートを通ろうとしたその時、友希に全ての記憶が戻った。


27話ゲートへつのる想い
28話生命(いのち)よ永遠に


救命戦士ナノセイバー 第27・28話 1万年間の全ての記憶が戻った友希は、あまりにも辛い記憶の重さに絶望、エターナリアンごと自らを滅ぼそうとし、さらにVMSのシステムまで破壊しようとした。ハーンも友希の意思に賛同し仁と激闘を繰り広げる。1万年も生かし続けた事を詫びる穏健派ゲートキーパーB。しかし恵の命がけの治療や、徹や亜美の説得により、遂に友希は生きる事を望んだ。ハーンと仁も戦闘を止める。宇宙には終わり(相転移)が近づいている、それを食い止める為にナノセイバーはゲートを越える。
ゲートの先の宇宙には銀河知性体クオンがいた。しかしクオンの体は、迫る宇宙の相転移を止めようと発動したGSTRが暴走、情報場が癌化していた。先に来て治療していた強志も情報癌に取り込まれつつある。ナノセイバーはその体を銀河サイズに拡大して、クオンの治療と強志の救出を行おうとするが、エネルギー(=情報場)が足りない。治療を成功させるには、地球人の明日を想う力が必要なのだ。宇宙の運命は? そして友希は?

救命戦士ナノセイバー ボーダー 下
 
HOME救命戦士ナノセイバーストーリー概要
下部スペース