GRAPEVINE and more...
 
 2002.06.27 SHIBUYA La.mama 20th ANNIVERSARY『ROOTS-246』
                  BRIEF CONNECTION SPECIAL@渋谷La.mama
 まぁかねてからゆってる通り、一言も二言も言いたいことのあるこの企画ですが(苦笑)、結局”こんな珍しいもん放っとける訳がない!”とのいつものパターンでいそいそと旅立つずきんなのでした(^^ゞ このところ何やかんやと外仕事も増えてきたバインさんでありますが、結構ねぇ、バイン以外で見せる田中氏の表情(顔つきって意味だけじゃなくて)ってのがクセになってるんですよ。バイン内で以上に思いも寄らない顔を見せてくれて・・・。
 そして2月のGC以来の金やんです。あーまたこの人を見てしまう;;; なんでこういつまでたっても”ずきんのライブ歴における金やんがステージに立ってる率”が下がらないんだろうか・・・。
 
 本日の会場La.mamaですが、ここもまた変な造りなんですねー;;; ステージが角に作られててホームベースみたいな形してるし、真ん中にはこれまた極悪にも柱がドドーンと。客席部分は段差があるので後ろでも結構ステージは見えたんですが、この柱・・・泣かされた(涙)。
 「盛り上がってますか〜!?」と金やんが登場してちょちょっと喋りがあってイベントは始まりました。
 
1.AS BROTHERS
 
 akkoさん(Vo. G.)とそーいちろーさん(Vo. G.)の姉弟ユニット。サポートにジョンブリのヨシオさん・ボンちゃん(B.)・飯田ヒロシさん(Per.)を加えての演奏。
 お名前は存じ上げておりましたがライブ見るのは初めてですね。バンジョーの登場するカントリーっぽい曲もあればアップテンポなポップナンバー、はたまたフォークテイストの暖かナンバーもありと、実にバラエティー豊富。そーいちろーさんの妙な動きも味あるし(笑)akkoさんの声もエッジが効いてて良いです。演奏始まる前には皆でちょっとしたダンスがあったりと、色々楽しいステージでした。
 あ、金やんって以前はASのサポートもされてたんですよね。ってことはあのダンスも踊ってたんですよね!?・・・ぷぷぷ(^m^)
 
 さて、今日のイベントってのは、出演はJOHN BRIEF・AS BROTHERS・FTK&K+ゲストってことになっていて、そこで私は勝手に『最初がASでトリは多分ジョンブリでゲストはトリ前ぐらいで、そしたら次がきっとFTK&Kだな』とか思ってて、そしたら周りの熱気も俄かに高まってきたんで、おお、いよいよオモロイもんが見れるぜーとワクワクしてたんですけど。そしたらサウンドチェックでキーボードの音がポロ〜ンと聴こえるんですね。『えっ、鍵盤入るの?ってことはゲストって誰かキーボードの人ってこと!?』とちょっと意表を突かれてプチパニック状態に(笑)。
 そうこうしてる内に再び金やんが登場し、「盛り上がってますかー!?俺はもう飲んでます☆」とかって妙なテンションで会場を盛り上げ、次の出演者紹介で「去年一緒にツアーを回って・・・こんな裸族(?と聞こえた)な集団は初めて見ました(笑)。そんなバカだけどカッコいいバンド・グレイプバイン!」っていうから、”・・・から田中くんと亀井くんと〜”って続くと思ったのに「今日のゲスト!」って・・・え、まさか!?まさかまさかまさか!!!?周りからも驚きと期待の入り混じったどよめきが起こり・・・でもそのまさかだったんです!!!(> <) ギャ〜〜〜!ほんとのほんとにバイン(高野さん付)だ〜〜〜!!!(発狂)。
 
2.GRAPEVINE
 
 何かもう、あまりの驚きに気が動転してしまってあんまり覚えてないんですが;;; 田中氏、また髪の色が明るくなってたように見えました(でも照明のせいかも)。リーダーもだいぶ髪の量が増えて(笑)私の好きなHereの頃に近くなってたんで嬉しいです。でも後ろがポヨンってはねてました(笑)。
 演ったのは、”ナツノヒカリ”、”R&Rニアラズ”、”100cc”、”So.”、”HEAD”、”B.D.S.”の6曲。ちなみにR&Rニアラズはライブでは初聴きだったんですが、やっぱり音源の方がいいです(^^ゞ だってこの曲のキモってったらあのAメロBメロのドラムのスコーーーンっていう抜け具合なんやもんー。あれはライブではまず再現不可能でしょう。って訳で今のとこはこの曲はライブでは”普通にカッコいい曲”って感じですね。
 演奏はいつものようにMCもあんまり挿まずポンポンポンと。So.に入る時に、田中氏が「料理の基本は!?」なんて叫んで会場中から「ええっ!?」て素で声が上がるし亀ちゃんまでもが『は!?』みたいになってたのが笑った(笑)。今から思うと”さしすせその”そ””って意味なのかも・・・。
 ラストのB.D.S.、この曲は私の中でOur Songと並んでリーダーのテーマソングみたいになってるので、またリーダーのベースで聴けたことが嬉しく思います。ちょっとジーーーンってしました。
 最後に「体力残しとけよ!」って言葉を残してバインの出番は終了。とにかくびっくりし過ぎて無我夢中のまま終わってしまった;;; 西川さんは相変らず相変らずで(笑)。あ、HEADの大口全開のコーラスにはちょっと笑いました(笑)。
 印象に残るトピックスはそんなに無いかな。でも演奏は普通に良かったので実際その場ではかなり盛り上がってました☆なんかやたらリーダーに目が行くんですよねー。すごい生き生きしてて見ててこっちまで嬉しくなってくる感じで。うー、また”ライブではリーダー派”に戻ってしまいそう(*^-^*)
 
 まぁそんなで、あまりの事にすっかり放心状態の私でありましたが、追打ちをかけるように新たな衝撃が(涙)。次のバンドのセッティングが終わり、進行係として現れたのは上半身裸しかも空になって潰されたビール缶片手のリーダー(大泣)。
 
  リ「元気かオラァ!!!まだまだ続くぞオラァ!!!」(←無意味過ぎるハイテンション)
 
 客席からのやんやの喝采に、「やかましいわオラァ!!!」「喋らせろ!!!」「うるさい!!!」とひとしきり暴れた後突然殊勝になって「すみません、ぶっ壊れてしまいました(って聞こえたけど違うかも)」とペコリとお辞儀なんかして会場中のウケを取って・・・お、終わってるリーダー・・・・・・(T-T)
 
  リ「次は誰か大体わかるやろ!・・・俺の素敵な兄貴!(←・・・;;;)金やん率いる
    JOHN BRIEF!!!(叫)」
 
 ・・・私はこの時の情景を一生忘れないと思います・・・・・・。
 
3.JOHN BRIEF
 
 ヤングマンの音楽にのって登場のジョンブリ(笑)。カッコよかったですねー。3ピースながらバインに負けず劣らずの迫力。金やんも見た感じはバインで弾いてた頃とそんなに変わらないんですが、音の暴れ度が遥かに増してる。ソロなんか、『アナタ持ってるのそれ、ギターですか!?』って言いたくなるぐらい(笑)。やっぱ凄いよなー、この人のベース。どこかの曲でアルカイックのアウトロと同じフレース弾いてたのには笑っちゃったけど(w
 MCも取られてて、このイベントがLa.mama20周年記念の一環であることから「おめでとう!」ってゆってられました。何でも20年の内16年、ここのステージに立ってられるそうで( ̄□ ̄) どなたかの言葉ではありませんがホンマ、しぶとい人ですね〜(笑)。
 
4.FTK&K
 
 一応本日のメインイベント(ずきん的に)になりますかね。田中氏+亀ちゃん+金やん+マイラバの藤井さんによるスペシャルユニット。”FTK&ベッカム”なんて紹介されてましたが(笑)。UKツアーも回るらしいです(爆)。
 前日聞いたラジオの情報により(・・・)洋楽のカバーを演るということだったんですが、田中氏、ギター持ってません。ハンドマイクです。しかも右手にはマラカス(小っちゃいのを2個組み合わせたようなの)。このビジュアルだけで既にお腹いっぱいです(;´Д`) うわー・・・。
 セットリストは、1.Heaven&Hell:The Who 2.All day and all of the night:KINKS 3.Get yourself together:The JAM/Curtis Mayfield 4.YOUNG MAN BLUES:The Who 5.Sha La La La lee:small faces 6.SEE ME,FEEL ME:The Who(ジョンブリのサイトから転載させていただきました)
 割とハードな感じの演奏でした。バインでは聴いたことないような。なので雰囲気も今までにないような硬派な感じでちょっとドキドキ。
 
 一発目の音がガーーーンと入るや激しいリズムで踊り出す田中氏。こういうノリの田中氏は初めて見ます。でもはっきし言って踊ってるっつーよりはめくらめっぽうに暴れてるって気が(^_^;) 1曲目は金やんとのツインボーカル(?)スタイル。歌い出しは金やんです。会場から「おおっっっ」というどよめきが。そういやきちんとしたボーカルとってるの聴くのって初めてだわ・・・。しかし田中氏、いつものシャウト全開エセ英語チック唱法が板に付いてるだけあって、英語詞での歌がハマってます。かーーーっこいいったら!ああいうボーカルってこういう曲調で活きるのねー。
 
  田「盛り上がってますかー!?盛り上がってますかーーー!!!?・・・って何回言うとんね
    ん!」
 
 これ、今日の流行語大賞ですね♪(FKT&Kの紹介でもまことさんが叫んでた(笑))。
 2曲目も同じようなノリでマラカスはアンプの上に置いてしまってマイクのコードを右手で捌いたりしつつ大熱唱な訳ですが、その手付きがやっぱりどーにもおぼつかない感じなんですよ(笑)。いかにも慣れてませんみたいな。そんなとこに一抹の安心感を覚えてみたり(笑)。
 
 しかしもうとにかく全てが衝撃の連続で思わず見入ってしまって息をつく間も無いくらい。2曲目が終わったところで何とかホーーーっと一息入れてるとワァッと歓声が上がるので見ると亀ちゃん、涼しい顔して脱いでるし(泣)。それを見てか田中氏も3曲目の途中でガバッとTシャツ脱ぎ捨てて(大泣)。こんなん、バインでは絶対有り得ないよー(あうあう;;;)。4曲目では曲の始めの部分はボーカルをアドリブっぽく回してみせたりして客席から「ヒュ〜〜〜♪」って歓声が飛んで。これなのよねぇ・・・。私、バインでもこういう声が上がるライブが見たいのよ・・・。
 その後もマイクコードぶんまわしたりモニターに乗っかったり、暴れまくりの絶唱しまくりのとにかく凄まじい嵐のようなステージを展開して下さった田中氏なのでした。こう、目がギラギラしてるのよ;;; 怖いくらいに。完全にイッちゃってる感じ。いつものそこはかとなく漂う色気はどこへやら( ̄□ ̄) カッコいいのはカッコいいのでも、野犬のような攻撃性100%のカッコ良さでした。田中氏にこんな面があったなんて!いや、あったんだとしてもこうやって見ることができるとは・・・!バインでもこういうのやってくれないかなぁ・・・。無理かな。でもこれこの場限りでお蔵入りさせちゃうのは絶対勿体な過ぎる・・・。
 
 ちなみに藤井さんは私からはほとんど見えませんでした(涙)。亀ちゃんと金やんは一応視界には入ってたんだけど、もう田中氏を追うのでいっぱいいっぱい・・・。ゴメンナサイ。
 
Finale
 
 ラストは全員がステージ上に再登場してのセッション(HEALTER SKELTER:The BEATLES)。ここでも田中氏、ハンドマイク。なのはいいが、何故かリーダーまでもがマイクを手にフロント位置へ(;´Д`) 両手でマイク握り締めて田中氏と一緒になって熱唱するのだが、スピーカーから音が出てない!(汗)。事故なのか、はたまたプロのミュージシャンとして公共の場に流すのは問題があるのか!?それでもめげずにひたすら歌いまくるリーダー。あーこれ是非聴きたかったなー。前の方だったらオフマイクで聴こえてたんだろうなー・・・(惜)。
 西川さんは始めは後ろの方でこの大騒ぎの中、それでもきちんと亀ちゃんに合わそうと頑張ってられましたが(笑)、曲の中程で堂々のソロタイム!!!この大人数を背にステージ中央でライトを浴びるその姿、涙が出そうな程輝いて見えました・・・(嬉泣)。
 田中氏は田中氏でここでも大暴れ。しまいには(私には死角に入って見えなかったのですが)客席にダイブするという大技までかましてくれ(「そこ大丈夫かー?」ってアナタ、危ないからやめなさい;;;)、もうあらゆる意味で今までのバイン像をぶち壊してくれた一夜なのでした。この人らが先週はMステなんかに出ていかにも爽やかに「さか〜みちで〜♪」なんて歌ってたっていうんだから世の中わかりませんね〜。
 
 ってな感じで。一応”金やんリスペクトイベント”っつー位置付けであったらしいのですが、終わってみれば”タナカスペシャル”もしくは”リーダー祭”だったみたいな(爆)。
 リーダーねぇ・・・。実はこのイベントが始まる前まではリーダー復帰後のバインの金やんとの関わり方にちょっと複雑なものを抱えてたりしてたんですが、今日のイベントを見て安心しました。全然問題ないやん。リーダーもめちゃめちゃはしゃいでたし。その辺の胸のつかえが取れたことでも意義のあるイベントでした(^-^)