GRAPEVINE
 
 2004.12.19 CLUB CIRCUIT 2004@岡山アクトロン
■セットリスト
1.豚の皿 2.アナザーワールド -MC- 3.Metamorphose 4.スイマー 5.Reason -MC- 6.ぼくらなら 7.リアリティ -MC- 8.through time -MC- 9.手のひらの上 10.アンチ・ハレルヤ 11.ミスフライハイ -MC- 12.カバー曲 13.Suffer the child 14.覚醒 15.作家の顛末 16.Good bye my world 17.Everyman,everywhere
En1.リトル・ガール・トリートメント 2.スロウ -MC- 3.BREAKTHROUGH 4.R&Rニアラズ
 
 皆さんのお召し物ですが、田中氏がストライプジグザグ模様の白シャツに畝が入った生地の黒綿パン、西川さんが黒?と薄いピンク?のツートンカラーの長ラグランT(ボタン3個付)にジーパン、金やんは赤系のシャツに黒綿パン?(ジーンズではなかった)、亀ちゃんは背中にバイオリンのホールのようなプリントが入ったTシャツ(カレーツアーの時に天使の羽根?とか言われてたやつですな)にジーパン。高野さんは今回は髪の毛の先も目にすることはできませんでした;;;
 
 一曲目豚皿はそんなに初っ端から全開!って感じではなくちょっと抑え気味で。アナザーワールドもテンポも程よく落ち着いた感じで良かったです。
 「こんばんは〜!グレイプバインで〜す!」のいつもの挨拶を挟んでの新曲3曲はまさに絶品でした。Metamorphoseは実に重厚などっしりとしたグルーヴの、バイン的ブルースロックの真髄ここに在りといった風情。もはや貫禄さえ漂っております。続いてのスイマーもまったりした空気にちょっぴりサイケチックなテイストがグゥ。Reasonも良かったんですけど一番最後の転調のとこでボーカルの声の張り具合がちょっと甘かったのが物足りなかったな(音源で一番好きなとこがそこなんで・・・)。
 それにしても新曲はやっぱベースが秀逸ですね。ライブでもすごい際立ってました。
 ここでMC。田中氏豪快にタオルで頭をガシガシ。「アクトロンは2度目」と言うのにあんま反応が無くて「来てなかったな」とツッコんでは「来年も再来年も来たい」と仰ってました。
 「冬の歌をやります」とぼくらなら。続いてリアリティ。リアリティ、臓器ツアーではコード感に一抹の違和感を感じたのですが今回は良かったです。
 「through timeやります」でthrough time。が何が悪かったのか、自分の耳が壊れてきたのか、この辺からどうにも音が破綻しまくりで・・・;;; まぁ今回は居た場所が場所だったんで音云々については語るのは止めときます。
 BBSの書きこみによるとここだったのかな?(自分憶えてないんだけど;;;)田中氏がチューニングする音が、客席がシーンとしてたのですごい聴こえて、田中氏が「生音デカっ!」と苦笑い。で西川さんが「じゃあそれで(w」とナイスツッコミ(以上オフマイクでの会話)。アンプの上に置いてあったハープホルダーを取り上げると客席から「おお〜〜!」とどよめきが起こり「『おお〜』ちゃうわ!」と切り返す田中氏(笑)。「手のひらの上をやろうかなと・・・」でまた「おお〜〜〜!!!」と客席。いちいち賑やかです(笑)。
 手のひらの上が終わってハープホルダーを元の場所に置いた田中氏、おもむろに金やんの方を向くとその場駆け足開始。金やん苦笑い。客も心得たもので「イェ〜イ☆」と盛り上がってアンチ・ハレルヤ。これまでとはうって変わって大盛り上がり。金やんが目で何か訴えたように見えました、スタッフが田中氏前に飛んで行って最前列の柵を必死で押さえてました;;; フライハイが何だか違和感バリバリだったんですが(汗)。曲のラストで田中氏が西川さんの方を見て爆笑してたのはそれだったのかな?間奏のところは田中氏も西川さんもモニターを越えてステージの前端の端の狭いとこまで出てきてました。
 またちょっと間があって「ストーンズのカバーを」と。Aメロ、西川さん指弾き!そして間奏、ギターソロは田中氏、西川さんはクルミを一回り大きくしたような小っさいシェーカーを振ってられました。で用が済むとビュンッと背後に投げ捨てて。一応行方を気にはされてたようですが(笑)。・・・西川さん、やっぱ色んなことできるんだから普段ももっと色々見せて欲しいです。出し惜しみし過ぎ。
 作家〜・Good bye〜・Every〜の3連コンボという流れはいいですね。作家〜は打ち込みがバックに流れるという手法になってました。個人的にはちょっとゴチャゴチャし過ぎかなという印象でした。Good bye〜はイントロのコード感が好きな感じだったのでよかったです。Every〜も悪くなかったんだけどこの辺に来るとボーカルがかなりいっぱいいっぱいなのが勿体無かったな。
 
 アンコールに登場した田中氏、「ピンクのTシャツ買えーー!!!(本人もピンクT着用)」「年末は儲けるぞーー!!!」「ニンテンドーDSには負けへんぞーー!!!」(笑)。
 リトルガール、スロウと続けた後「もうちょっとやらせて!」とBREAKTHROUGH。これが超駆け抜けモードの(苦笑)。サビのコーラスも無かったです。この曲はもうちょっと落ち着いて聴かせて欲しい・・・。で最後はお馴染みのノリノリモードで締め、と。
 
 過去の経験から(・・・)クラブサーキットという看板を揚げたこのライブには正直あまり期待してなかったのですが、どっこい、かなり満足できたライブでした。まぁ自分の好きな・聴きたかった曲が多かったというのもありますが(苦笑)。自分の好きな曲が自分のイメージ通りで演奏されてて、普通に、聴いてて楽しめたライブでした。
 あとやっぱ岡山は熱かった(涙)。あの場所であんな押されるとは思わなかった・・・(空調効いてたからまだマシだったけど)。