GRAPEVINE
 
 
 2001.08.08 Circulator Extra Showcase@十三ファンダンゴ(secret live)
 何故かここだけシークレット、Circulator発売記念ライブ大阪編でございます。場所は前述の通りファンダンゴでした。しかしえっらい場所にあるなこれ(笑)。
 既にご存知かと思いますがこのライブなんと、途中打ち切りとなるハメに!!!会場のトラブルで(大もとの電源が落ちた)演奏の続行が不可能となったのでした。あぁ、聴きたかった(多分演るであったろう)So.がふれていたいがB.D.S.が〜〜〜!!!(狂)。でもそれ以外では結構というかかなりいいライブだったので満足は満足です。
 
 観客はラジオ招待枠が50組100人CD購入者枠が150人、私はCD組でした。ラジオ組の人から入場する形だったので私が入った時にはもうフロアは大体埋め尽くされており、中途半端に人波に沈むのも悲しいのでどうせならと一番後ろの所で見ることにしました。会場内にはいくつかモニターが吊るされてて、ちょうどMTVのバイン特集の番組が流されてたので(映像だけ)開演までそれを見てました。ゔぅ、西川さん・・・髪切ってかわいくなっただの若返っただの言われておりましたがワタシ的には如何ともし難く辛ひ・・・。なんかただのおっちゃんではないか(涙)。西川さんがアップで映る度に会場から笑いが起こってたのはどういうことだ。何故笑う?(わかるけど(爆))。
 いよいよ開演時間となり、また何やらアヤシゲなSEにのってメンバーが登場しスタンバイしたのですが・・・おおう、これっぽっちもステージ上が見えないではないか(号泣)。何とかならないかとジタバタしてみるもののどうにもならず、早々に目視は諦め先ほどのモニターに映される映像に頼ることに。ま、それがあるだけでもありがたいんだけど。
 
 discordから始まったライブは・・・もうイントロの一発目の鳴りでわかりました。もう演奏面で心配するようなことは何一つないです。こんなに安心して見れたバインのライブは初めてでした。E.ツアーでも劇的なまでの進化を見せたバインの演奏だったけどそれに加えて安定感が増したというか。こう書くと怒られるかもしれないですが、やっぱりリーダーは休んで正解だった。私はほんとここ最近のファンなんで知らなかったんです。ちゃんとベースが鳴った、リーダーのことを気に掛けなくていいバインの演奏ってこんなに凄いものだったんだって。ホンマ目からウロコでした。だからこそますますリーダーは万全の状態でバンドに戻ってきて欲しいって思いが強くなりました。このベースがリーダーが出した音となる日が待ち遠しいです。
 続いての『きみが嫌い』、もっと”来る”かと思ったけど割とストレートでしたね。もうちょっと化けてるかと思ってたんだけど。MCを挿んで『風待ち』、そして来ました『壁の星』!!!コーヒー(温泉)付・パブロフドッグにも通じるカオス的グルーブ感を持つ曲だけにライブではまたエラいことになるだろうと期待してたのですが・・・ありがとうございます(嬉)。最高です。気が付けば体が斜めになってる、みたいなこのグルグルノリは私にとってもはやバインのライブにはなくてはならない要素となっております。
 そして曲紹介の言葉からも思い入れの強さが感じられた『アルカイック』。大事に大事に歌ってるのや、エンディングの、想いをぶつけるかのような激しいギター。今度のツアーではこの曲がポイントとなるのかな?今のところもう一押し!な曲なだけに期待もありつつ第2のhereにならないかとの不安もあり・・・(苦笑)。
 続く『パブロフドッグとハムスター』、冒頭さっそくゴソゴソ動き出す西川さんに、『やってるやってる!』と思わずほくそ笑む(笑)。以前キーボードソロだった部分が西川さんのギターになってたり、その他にも色々細かいワザが増えてていわゆるON・OFFのコントラストってところで迫力は控えめだったけど、やっぱりこの曲の醸し出すオーラってのは凄いの一言。壁の星以上にグルングルン、ほとんど船酔い状態でありました。
 ここでツアー告知とかやってたのかな(ちょっとあやふや)、割と長めの客席と会話してしまう感じのほのぼのMC。最近あんまりなかった雰囲気だったのでちょっと嬉しかった。
 で田中氏の西川さんへの「お馴染みのアレ、行きますか兄さん!」の声で『(All the young)Yellow』。”兄さん”て(爆)。なんかもうこの言葉に異様にウケてしまっておかげで一気にハイテンション。やっぱり盛り上がりますね!ベースソロやキーボードソロもあって楽しい曲になってます。しかも亀ちゃん。ちょっとどうしちゃったのよ!?めちゃめちゃかっこいいじゃないのよ〜〜〜!!!!!(>_<) ギターやキーボードがいい感じであった分ドラムにすごく耳がいったのですが、もう素晴らしい!今日はこれっぽっちも見ることのできなかった亀ちゃんだけど、口をちょっととんがらせて首を上下に振りながらドラムをド派手にかっ飛ばすあの姿が目に浮かぶようで、嬉しくって思わず飛び跳ねてしまいました。
 
 その勢いのまま『HEAD』に突入!イントロでジャーーーンプ!とこれまた以前の5割増くらいのテンションではしゃいでいたのですが・・・ここでアクシデント発生、突然場内の電気が全て消えたー!!!音もピタッと止まり、ドラムのみおマヌケな感じで取り残され・・・いぇ〜〜〜い、停電〜〜〜!!!(何故か盛り上がる人々(笑))。
 こんなこともあるもんだねー。すぐに電気は復旧したためもう一回アタマからやり直し。「カモーン亀ちゃん!!!」と更にその5割増の勢いで再スタートを切ったものの・・・直後またまた演奏はストップ(涙)。これはちょっとシャレにならない感じだぞ。スタッフの動きが慌しくなる。客からは「アカペラでやって〜〜〜!」などと声がかかり田中氏と西川さんも喋りで繋いだりなんかしてましたが(西川さん、もう当たり前の顔して普通に喋ってるよ!)、スタッフから「どうやら根本的にチェックしないといけなく、メンバーには一度楽屋に下がってもらいます」との説明があり、ライブは一時中断と(泣)。
 20分間程作業が行われ、その間会場はほんまに真っ暗になったり空調は切られたりとかなり厳しい環境だったのですが、明石の事件が頭にあるのか比較的冷静な皆さんでした(笑/笑い事じゃないですが)。
 そしてその後メンバー達は一応ステージに戻っては来ましたが(この時西川さんの投げたピックが私に当たり、落ちたところを拾うことができたという嬉しい出来事がっっっ!)、悲しくもフロアにはこれが精一杯と言わんばかりの頼りない照明が点くばかり。案の定田中氏から「これ以上続けると死人が出かねないらしいので(どゆこと?)中止!」との宣告(ガ〜〜〜ン・・・)。「アコースティックではー!?」「アイボリー演ってー!」との声もあがってましたが、無視されたー(凹)。「俺らが悪いんちゃうもんー!」とか拗ねてらっしゃいましたが(笑)結局そのままメンバーは引き揚げ、大阪C.E.Sはこれにて幕となったのでした。うにゅう(涙)。
 
 でもでもでも!こんな中途半端なライブだったにもかかわらず、かなりの満足感がありました。とにもかくにも演奏が格段に良くなってる。これはもうツアーへの期待がいやが上にも高まるってもんです。頼むでバイン。So.+ふれていたい+B.D.S.の恨みは恐ろしいぞ(笑)。