GRAPEVINE
2003.03.27 CURRY'S SOUNDTRACK@沖縄ダンスクラブ松下 |
■セットリスト
1.Tinydogs 2.ドリフト160(改) 3.BLUE BACK 4.マダカレー〜 -MC- 5.ふれていたい 6.Reverb 7.リトル・ガール・トリートメント -MC- 8.SUN 9.スロウ -MC- 10.ナツノヒカリ 11.Our Song 12.それでも 13.マリーの〜 14.Colors 15.here -MC- 16.Sundown〜 17.望みの彼方 -MC- 18.ポートレート -MC- 19.ふたり -MC- 20.君を待つ間 -MC- 21.STUDY -MC- 22.きみが嫌い 23.羽根 24.JIVE -MC- 25.白日 26.discord 27.R&Rニアラズ 28.Let me in〜 29.Scare 30.(All the young)Yellow -MC- 31.アナザーワールド
En1.アルカイック 2.100cc 3.HEAD 4.ナポリを見て死ね
さぁカレーツアーもついにファイナル!なのだが。他のとこでも書いてるように、ワタクシ、大阪ライブでもう既に燃え尽きておりまして(;´Д`) この日のライブに対する意気込みもこれまでに比べて若干低め。ファイナルでありながら私的にはほとんど”オマケ”といった感覚でありました。ライブの方も心なしかユル〜い空気だったような気が。気迫・気合いといったものがあまり感じられなかったような。何しろステージドリンクが初めっからビールだし(泣)。
しかーし!その程よい力の抜け具合がいい方向に作用したのか、西川さんがもう超絶にカッコ良くて・・・(悶絶)。今まで見た中で一番ってくらいの暴れっぷりで。動きの派手さはもちろんのこと、弦を弾き上げる何気ない仕草すらもポーズを取っているかのように決まっていて(涙)。思えばツアー序盤から随分変わりましたよねこの人のステージング。いぶし銀なギター職人っぷりもいいんですけど、やっぱりこうやって大暴れされてる方が好きっ(≧∇≦)
ライブ自体の方はそんな訳で割とサクサクと進行していきます。見てる私も前回のライブが”あの”大阪だっただけに特にこれといった印象も無く・・・。低音の鳴りが今イチ硬い気がしたのがちょっと残念。バスドラとかがドーーンと鳴る感じが好きなので。
初めに4曲。「また来てしまったぜ沖縄〜!」という声を挿んでふれていたい・Reverbとほぼいつも通りの展開、と思いきや続けてリトルガール。この時点で既に読めました・・・今回も全曲やる気ですね(^^;) MCでは「長いライブになるから最初から飛ばさないように」なんて指示まであって(苦笑)。
SUNが良かったですね。イントロ〜Aメロがすごく壮大さが出てて。ナツノヒカリがもう最高だった(号泣)。名古屋で初聴きしたニューバージョンですけど、マジでこっちで再音源化して欲しいぐらい大好きです。輝きがもう桁違いですもん。キラキラと眩しいくらいに光ってて。本当に眩しくって―――
Our Songはやっぱり西川ギターの音が引っ掛かったな。マリーのイントロがいつもよりあっさりしちゃってたのもちょっと残念。Colorsもイントロは良かったんだけど後半の移調するとこが田中氏の出す音が完全に上がり切らず見事な不協和音に;;; 聴かせどころなだけに悔いが残りますねー・・・。
hereと続いて一時休憩タイム。大和くんがウェイターよろしくお盆に透明な液体の入ったプラスチックコップを載せて登場。何ですかそれわ何ですかそれわ?何ですかそれわ!!!?
「ちょっとだけおいしい水(笑)」
あーさよですか・・・(-_-)
いつもならここで例の長い喋りが来るはずなのですが、「今日のライブは長いので喋りは無し」みたいなことを言われまして。「今まで散々喋ってきたんやからもうええやろ」って何か間違ってないかー?;;; (でも実際、後で「沖縄以外から来てる人ってどの位いる?」って訊かれた時に会場の結構というかかなりというかほとんどの人が手を上げてました(w 「めちゃめちゃおるやん!(呆)。俺らとお前らで遊びに来てるようなもんやん」。だってこんなとこでファイナルやるんやもんー(-_-メ))。
「最後やしメンバー喋っとこか」ということでまずは亀ちゃん。
「昨日沖縄に着いて○○ってとこでステーキを食べました。それから公設市場へ行っ
てアサヒガニを食べました。晩は××ってとこでステーキを食べました。沖縄にいる間
にあと10枚はステーキを食べたいです」(←相当端折ってますが)
食べ物の話しかしてません;;;
で、お次は西川さん。マイクに向かっただけで客席、何故か異常な程の盛り上がり(笑)。
「この前Viewsicでライブを撮ったんですけど、田中くんが喋ってる時、頭暴発してん
なーと思って見てたら自分も暴発してました」
_(_)ノ彡☆
「喋る時は気をつけないと・・・(と言って髪の毛をなでなでする仕草)」
やっと気付いてくれましたか(涙)。
続いて金やん。
「皆さん、19公演お疲れ様でした。じゃあこれでイッキします(とコップを呷る)。・・・泡
盛です(^^;)」
(T-T)
最後に高野さん。
「イッキを取られて悔しいので僕もイッキします」
(T-T)(T-T)(T-T)
と続けば見逃されるはずもなく、当然の如く客席からは田中コールが(笑)。ハッチの時といい皆そうやって簡単に煽りますけどねぇ、大丈夫なんですかね;;; 歌に支障が出ないようにだけは気をつけてね(^^;)
復活なったSundown、この日のはビートの効いた全体的に骨太なガッシリしたサウンドになっていて、純粋に『カッコいいな』って思える演奏でした。以前の違和感ってのはおそらく、リズム隊のガツガツぶりとボーカル・ギターの淡々さとの調和の悪さ、加えて音源のイメージとのギャップから来てたものだと思うのです。こうして全体的にガツガツ側に寄ったとはいえ(笑)きっちりまとめられてくるとこれはこれでいいものになりますね。ただその後に望みの彼方が来ちゃったもんだからやっぱり浮き感が生じてしまって;;; この曲の不幸なところは今回のセットリストの中で居場所が無かったというところじゃないかな。Reverbとか羽根なんかとくっつけてたらまだ良かったんじゃないでしょーか。
ポートレート・ふたり・君待ちとアンコール用のラインナップをここで3曲。いつもはアンコール仕様のまったりモードで聴いてきただけにちょっと新鮮な感じでした。が!ステージ上はというと、いい具合にアルコールも効いてきたのか非常にユルユルな空気。皆ビールやら泡盛やらをグビグビやりつつの酔っ払いライブ(;´Д`) 特に酷いのが高野さんで、曲間でグビグビ、曲中でもちょっとでも手が空けばグビグビ、田中氏が喋る後ろでタバコまで吸い出してるし;;; 可哀相なのが大和くんで、空いた缶を取りに来させられるわスピーカーの陰でビールの補充に大忙しだわ手が空かない高野さんの咥えタバコの吸い端を灰皿に落としてあげたりと、これじゃあローディーなのか給仕係なのかわからんって;;;
そんな中、この日のハイライトとも言えるのがSTUDY。のイントロ。亀ちゃんが助走のドラムパターンをおもむろに叩き出したと思ったら、そこにフイッと乗っかってくるのが西川さんの超絶にナイスなソロフレーズ。これがもうまさに鳥肌もので。かっ・・・かっ・・・カッコいい〜〜〜!!!(発狂)。うわ、うわ、これちょっとカッコ良過ぎるよ!!!反則だよ!!!しかも更にそれに同調するように絡んでくる田中ギター。掛け合いのようなツインリードのような絶妙の絡みを見せるギター隊。・・・こういうシーンをもっともっと見たいと思うのは私だけでしょうか!?本当に本当に最高にカッコいいです・・・(涙)。
この後の展開はこれまでとほぼ同じ。しかしライブはもうほとんど宴会モード。何かツアーファイナルのライブとは思えません(;´Д`) ニアラズ前の亀ちゃんのドラムソロ、話によればライブ構成上既に独立した一曲として扱われているらしいじゃないですか(笑)。この日のはまた一段と長くなっておりまして。しかしそんな亀ちゃんの奮闘の横でメンバーはといえば金やんは完全に一息タイム。西川さんも左手を腰に当ててすっかり傍観者の顔。高野さんはここぞとばかりにタバコに火を点け。田中氏ときたらその高野さんの側にやってきてはアンプに頬杖ついて談笑始めるし(;´Д`) 高野さんの吸ってるタバコを拝借もしちゃったりと、こんな事でいいんですかねぇ・・・。
それでもここからいよいよ最後のラストスパート!さぁ盛り上がっていくぞー☆・・・となるはずが。オイラ既にもう膝はガクガク足の裏はジンジンで立っているのがやっとという有様で(恥)。やーもう集中力完全に切れてましてねー・・・。聴いて・見てはいるんですがきちんと頭の中に入ってこない状態でありまして。うぬー・・・不覚。
田中氏のボーカルもこの辺りからかなりヤバくなってきまして。Scare・Yellowで完全に潰れてしまってましたね。勢いでどうにか乗り切ってましたけど。でもまぁここまで来たら演奏云々っつーよりこれだけの曲を演り切るということの方が目標というか何というか。。。
アナザーワールド前で「最後の曲」って田中氏が言って「え゛〜〜〜っ!!!」って声が上がったのに、「こんだけやったんやからもうええやろ!!!(泣)」。いやはやお疲れ様でした(お互いに)。
アンコールもそんな具合でほとんど気力だけで乗り切ったといった感じで、ツアーファイナルがこんなライブでええんか!?という気もしないでもないですが(^^;) しかも、ついに最後の最後の曲だというナポリ、そんな曲なのに途中から天井から吊下がってるミラーボール(そんなものがあるんですここには・・・)があろうことかズゴゴゴゴ・・・と変形を始めるではありませんか(驚)。田中氏もビックリしたような顔をしてたところを見るとスタッフのサプライズだったのでしょうか。最後のシメがこんなのでええんか!!!?(大泣)。
でもこんなアホなことをしてくれるバインってのがちょっと嬉しかったりするから困ったものです(泣笑)。最高だよアナタタチ・・・。
渾身の力を振り絞ったナポリが終わり、とうとうライブは終了。西川さんと高野さんは割と普通に帰って行ったみたいだったけど(っつーか見てなかった;;;)、金やんはそこらにあるものを手当たり次第に客席に放り込み、亀ちゃんもステージの前に出てきてスティックを投げたりしてて。そしたらそこで田中氏と亀ちゃんと金やんで足元フラつかせながら肩なんかガーーーッて組んじゃってるじゃないですか。何か青春ドラマのクライマックスシーンみたいです(T-T) しかもそこへ一旦は引っ込んだ西川さんと高野さんが再びステージ上に呼び戻されて何故か金やんを真ん中に(笑)5人並んで肩組んでそのままペコーーンと深深と一礼。あぁ、バインのこんな姿が見れるなんて(感涙)。何かすごい嬉しさが込み上げてきました。とっても素敵な光景でした。
それで綺麗にシメるのかと思ったらまた最後の最後に金やんが一人ドーーンとステージに弾き出されてるし(;´Д`) 可哀想な金やん、ヤケクソでステージ中央で田中氏のギターを取り上げてジャカジャカジャカ!ってかき鳴らす真似して、で今度こそやっと解放してもらえたのでした。
で、終わりですね?終わりですね!!!?は〜〜〜〜〜、やっと終わった(ぐったり)。思わずその場にヘタり込むずきん;;; こんな気分で終わるライブなんて初めてです(涙)。ちょっと悔しい気もするけどまぁ元々オマケ感覚のライブだったんでこんなのもアリかなと。
2ヵ月前、いわゆる”第二期バイン”として始まったツアー。始まる前はさすがにそれなりに不安などもありましたが、まさかこんなファイナルを迎えることになろうとは(T-T)
いや、嬉しいんです。何か色々思い悩んでたことなんて全部吹っ飛んじゃった。第一期だとか二期だとか、バインにはもうリーダーはいないということとかでもその割には未だバイン周辺をチョロチョロしてるのは何なんだ(-_-) とか(爆)。彼らの姿に答えは全部ありました。
なんつーか・・・イイよね、彼らって。こんなバインチームが私は大好きです。
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