GRAPEVINE
 
 
 2000.12.27 E.WINTER TOUR@原宿アストロホール(secret live)
 始めに謝っておきます。スタートから中盤過ぎまで、まったくレポになってないです(T T) なんとしてでもしっかり見届けてレポ書こう!って決意してたのに・・・。読んでもらったらわかりますが、そんな状況だったんです。でも結果的にはすっごい楽しめました!ので良かったら最後まで読んでやってください。
 
 会場はキャパ400人ってことで、狭い狭いと言われてましたが実はそれほどとも感じなかったんですよね。SBで磔磔とサロンキティ行ってるから。でもZepp(クラス)ツアーの締めとしてここがセッティングされたってことは、これまでと違うことをやろうとしてるのは確実。一体何が起こるのか・・・。
 予定時刻を少し回ってライブスタート。開演前のSEが流れる中、客電が落とされたと思ったらフラリとステージに現れるメンバー。いつもの登場時の音楽は無く、客席も意表を突かれたのか思ったほど押されず。ね、この時点でもう今までと全く違う雰囲気のライブになるってことは想像つきました。田中氏に用意されたのは黄色い(?)ギター、”その日、三十度以上”からのスタートだったんですが。
 
 はい。嫌な予感大的中(苦笑)。私の位置は”そこしか行く気ないんかい!?”西川さん正面やや右前から2列目(ちゃうねん、たとえ私の番号が何番であろうと行ったら何故か空いてんねんもんこの場所が)。こういう小さい所だとスピーカーど真ん前至近距離ってことになるんですね、はい。
 ・・・演奏が音楽として聴こえないんです(涙)。ベースとドラムがやたら自己主張が激しく、後はギターもボーカルもキーボードも何がなんだかわからない状態でただ轟音として襲いかかってくるだけなんです(号泣)。音圧で髪の毛とか服が帯電したみたいにフワフワするんです(っつーか磁場発生してるよあそこ)。・・・死にました、耳が。マジで鼓膜破れるんじゃないかとそればっか気になって、演奏をどうこういうどころじゃないんです(しくしくしくしく)。
 聴き好きの私にとってはこんな悲しいことはないんですが、ま、まぁ、演奏に関しては大阪で充分満喫させていただいたんで、今日はとりあえず何が起こるのか見届けられたらそれでいいやって自分に言い聞かして(とほほ)。
 
 歌の最後の『いつかまた』はカットして、”永遠の隙間”、”パブロフドッグ”。いやぁもうこんな集中できなかったライブも初めてだね、なーんにも憶えてないよ、はっはっはっ!(笑うしかない/ならとっとと場所移れって感じですが、それができない業突張りなんだよねー)。
 最初のMCで、『シークレットライブなんていうアコギなことをやっとりますが』と田中氏。『いきなりディープなスタートで申し訳ない』とかなんとか。『自分の中で火をつけるタイミングを計ってくれ』とかなんとか。おおーーー、カッコいいこと言うねぇ。
 続いて”Our Song”、”6/8”、”スロウ”。Our Songとスロウがねぇ、これまで聴いてきたのは何だったんだ?という位ヴォーカル、ズタボロ(苦笑)。いやー、場所のせいだけではないと思うよー。でも気合いでなんとか押し切ったかな。6/8は良かった。後半の盛り上がるところは鬼気迫るものがありました。
 次はリーダーのMC。『久しぶりに小さいとこでやると気持ちええなあ』と。小さいからあんまり押すと危ないから、の言葉に客席、『はーーーい!』。『ええ子やん!』とご満悦のリーダー(笑)。
 ”B.D.S.”、”ナポリ”も記憶にないです(涙)。とにかくもう殺人的爆音にやられてしまって認識力がぶっ飛んでたもので。あ、リーダーがナポリでモニターに片足掛けてすごいかっこいいポーズで弾いてたのはかろうじて憶えてるわ・・・。
 で、またMCタイムなんですが、なんか西川さんがえっらい上機嫌(笑)。他のメンバーはチューニングしたり一息入れたりしてるのですが、西川さん、一人でタラリラ〜ン♪なんてアドリブで弾いてたりしてるんですよ。もう勝手に次の曲への繋ぎでも弾き始めてるんじゃないかって思うくらいの勢いで(また決まってるんだそういう姿が v )。客席からもコールが飛ぶ飛ぶ。そんな空気を感じ取ったのか田中氏、
 
  『じゃあ西川さんになんか喋ってもらおか』
 
 いぇーーーい!西川さーーーん!!!(←免疫ついてるので今回は余裕(笑))。
 で、西川さんのお言葉、
 
  
 
 おーーーーーーっけーーーーーーーー!!!!!!!(爆)。最高です先生!!!
 となるとお次は・・・ってことで全員の視線がサッと亀ちゃんに集まる(笑)。みんなで煽るも、ぶんぶんと首を横に振ったりわざとらしくノビをしてみたりで結局下を向いてしまう亀ちゃん。『かわしよった。きたないなー(苦笑)』と田中氏。でも笑顔笑顔、いつもの掛け声で”HEAD”。”100cc”、”カーブ”と続いて、カーブだったかなぁ、西川さん、ステージのギリギリまで出てきてぴょんぴょんジャンプして。他の曲でも前に出てきてネックこっち側に向けてくれたりして。ここって柵とステージの間、1mも空いてないからそんな前に出てきたら触られるのに(そして実際触られていた)それでも出てきてくれるんだ・・・。そんなことに妙に嬉しくなったり(私は届かなかったけどね)。
 ちょっとしんみり気味のMCがあって、”望みの彼方”、”here”。あーーー・・・いい音で聴きたかったなあ・・・。なんてったって耳は撃沈寸前、意識は朦朧、吐き気まで催す始末ってことで、まるでガマン大会だよ(爆/や、笑い事やないって)。
 ところが”here”を終えると『ありがとう』ってゆってクルッと後ろ向いてギター置いてわき目もふらずそそくさと袖に引っ込む田中氏。ワタシ呆然。は!?これで終わり!?なんかえっらい唐突な幕切れなんですけど(感極まって歌うに歌えなかったらしいというウワサも:後日談)。今までの時間はなんだったんだ・・・(って私が勝手に苦しんでただけなんだけど)。しかも13曲って・・・(数えてた(笑))。まぁツアーのおまけみたいなライブだからなぁ、こんなもんなのかなぁ。いいけど、それなりにおもろかったし(って思わないと浮かばれん)。あー、あとアンコールの2曲だけかぁ(と、思い込んでいる)。何やってくれるのかなぁ。・・・・・・などとナメたことを考えつつ手拍子してたのですが。・・・・・・そう。この先あのような出来事が待ち受けているなど、この時は知る由もなかったのである!(←なんじゃそりゃ)。
 
 アンコールに応えて再び現れるメンバー。おお、田中氏、ツアーTシャツオレンジの上に黒、重ねて着てます(最後で『これ売ってへんで〜』ってゆって投げた)。
 『懐かしい曲を』と始めたのは”覚醒”。これがまたまたSBの頃のとは比べものにならないカッコ良さ!ノリが全然違ってるんです。こう、重ーいずしっとした曲だったように記憶してるんですが、かなり軽快なノリになってて、なんていうかちょっとウキウキする感じの。うわぁ、これ好き!・・・あら、なんか急にテンション上がりだしてきたわ、この期に及んで(笑)。
 なんて大喜びしてたら。田中氏が続けて弾き出したこのギターは・・・え、え?え!?うそ・・・・・・まさか・・・・・・これって・・・・・・”南行き”!!!!!!!
 この時の気持ちなんてもう言葉ではどうしたって表せないです。この曲が私にとってどんなに大切な曲か。SBの頃の私をご存知の方はご存知(かどうかは不明)。思い入れというのでは一番かもしれない。すごくすごく聴きたくて、でももう絶対に演ることはないと思ってた。
 もう心はすっかりあの頃に戻った気分です(笑)。イントロでの手拍子からコーラスでの掛け声からぜーんぶあの頃のまま(涙)。歌詞はところどころ飛んでたけど、田中氏もすっごい嬉しそうな表情で。西川さんと背中合わせもやってるし(っていうか、田中氏が強引に合わせに行ったって感じですけど)。
 今年最後のライブをこれで終わることができるなんて!もうもうもうもう感無量。『これが聴けただけでも今日来た甲斐があったー!』などとすっかりご満悦の私でありましたが、メンバーは引っ込む気配なし、田中氏が『まだやる?』って・・・!やる?って!!!
 
 怒涛のアンコール第二弾は”いけすかない”から。さっきの南行きの勢いでいつになくハイテンションな私であります、こーんな楽しい”いけすかない”初めて!田中氏も歌そっちのけでガンガン前に出てくるし。そして続く”1&MORE”、西川さんが・・・・・・笑ってるの!西川さんが。本当に楽しそうな笑顔振りまきながらギター弾いてるの・・・!!!その表情見た瞬間・・・理性吹っ飛びましたワタシ。
 今までどんなにはしゃいでても、やっぱり基本的にライブには観たくて聴きたくて来てるんですよ。それは絶対におろそかにしたくなかった。でもこの時はもうそんなものどうでもいいわと、っていうかそういった事をどうこう考える前に壊れてました。もう我を忘れて飛ぶわ叫ぶわ暴れるわ(爆)。その後の”25”、”Scare”もどんな演奏だったかとか西川さんがどうだったとか一切記憶に無し。この私が何一つ憶えてないなんて。今思い出しても信じられない己の所業ですよ、私にもこんな部分があったのかと。いやあ、貴重な時間でした(爆)。
 それにしてもどういうアンコールだよこれって!これで悔いはないって位大騒ぎして、田中氏ももういっぱいいっぱいの状態で、今度こそ終わりだと思ったのに・・・『もう一曲!!!』って!!!!!
 
 始まったのは”ふれていたい”。そうなのよ!これがまだだったのよ!って大喜びしたのも束の間。・・・・・・おいおいおいおい、通常チューニングの楽器のままでやるなーーー!!!(大笑)。西川さんのフレーズはヘロヘロで腰抜けそうだし(大泣)。うっわーーー、ヴォーカル、音取れてねーーー!!!(爆)。いつものビシッと決まった演奏はどこへやら、過去最大にとっちらかった”ふれていたい”。なのに・・・・・・。
 嬉しいのよ何故か。でもって何故か泣けてくるのよ(T T) こんなよれよれの大笑いな演奏なのに。田中氏も、目ぇ細ーーーくしてめちゃめちゃ幸せそうな、ほとんど泣き笑いみたいな顔して、ほんまに気持ち良さそうに歌ってて・・・。演奏は音上がってるから違和感バリバリだし、終わりに向かうにつれてヴォーカルはもう散々で笑わずにはいられない状態なんだけど、とにかくもう意味も無く嬉しくて嬉しくて笑ってしまう位嬉しくてでも何故か泣きたくって。なんでなんでなんで!?こんな思いしたの初めてだよ〜(ぱにっく)。
 最後に『終わらんねえ!』って一緒に叫んだらホロッときた。もう終わりなんだよね・・・・・・でも終わらないんだよね、バインはね。これからもずっとね!
 
 そんな想いを込めて曲締めて、終わり!いや〜、おもしろかったぁ!なんかわかんないけどすっごいいい気分(笑)。前の人がキャッチした西川さんのタオルを触らせてもらったり(あんまし意味ない(笑))、友達見つけて、きゃあっと抱き合ったり、とある西川さんネタについて熱く語ったり(爆/詳しくは後日裏みすたで!)と余韻に浸りつつ会場を後にしたのでした。
 
 いやー、凄いよバインは。何が凄いってね、この私がこんななにもかもボロボロなライブで満足させてもらったってのが(笑)。で、そんなライブをやってのけてくれたことが。いや、もうほんまどうしちゃったのよ、何があったのよ。いつの間にこんな凄いバンドになってしまってんのよ。・・・っていうのももうなんだっていいよ。バインを好きでいて良かった!って、この日を含めてこのツアーで思ったことはそれに尽きる。幸せ者です私は。
 
 でも結局このライブってどういう思惑で企画されたの?それだけが引っ掛かる。