GRAPEVINE
 
 
 2000.11.27 E.WINTER TOUR@名古屋クラブダイアモンドホール
 名古屋です!燃〜えよド〜ラゴンズ〜♪です!!!(違)。家からJRで正味3時間、地下鉄含め乗り換え5回!新幹線はお高くって(泣)。でも帰りは在来線では帰れないってどういうこと!?近そうで辛い名古屋(金銭的にも)。でも3日間通う。
 
 この日は同行者:ダンナ(身長176cm)の希望もありまして右側狙い。まんまと西川さん前やや右寄り、前から2列目をキープ。しかーし。ダンナ曰く振り返ったらうちらの後ろ2m程空間が開いていたらしい(;;;;;)。・・・ほんとに申し訳ない!!!!!(もう来ないから勘弁して・・・)。
 ステージには幕(中が透けて見えるようなやつ)が降りていてちょっと意外でビックリ。開く気配がないので、『これ、曲のスタートで落されたりしたら笑うなぁ!』などと言ってたらほんとにそうだったので笑ってしまいました。ライブはほぼ定刻にスタート。とりあえずセットリストです。
 
1.Scare 2.カーブ 3.B.D.S. -MC- 4.ふれていたい 5.リトル・ガール・トリートメント 6.新曲 -MC- 7.嘘 8.スロウ 9.愁眠 -MCっていうか『想うということやります』と- 10.想うということ -MC- 11.新曲(1/31リリースされます) 12.ポートレート  13.6/8 -MC- 14.新曲 15.HEAD 16.いけすかない 17.25 18.ナポリを見て死ね
En.その日、三十度以上
 
 初っ端からなんなんですが、ステージ上の模様、ほとんど覚えてないんです。でもねえ、すっごい充実感なんですよ!覚えてないのに満足感が残ってるってなんて画期的な(笑)。
 演奏がとても良かったんです。お聞き及びかと思いますが、キーボードが入っていました。これが大正解!!!私がいたのはほぼスピーカー前だったので音は無茶苦茶悪かったです。割れまくってるわボーカルはほとんど聴こえないわで。それでも今までより断然良かったと思った。
 かねてから私は、”ライブのバインの演奏は音が薄い”と感じてるんですが、それがもうすっかり解消されてました。単に音数が増えたってのではない、それ以上の効果ってのが絶対あったね。お汁粉にお塩入れたみたいなね。それに今までは大きい音は出ててもそれぞれの音が混ざり合った感じがしなくて、今イチ迫力を感じなかったんですが、それも一気に解消。キーボードが入ったことで個々の音が見事に束ねられていました。とてもいい演奏になってた。
 ので聴くことの比重が大きいライブでした。いや、しっかり見てもいたけど。でもうっかりしてると、『あれ、今どこを見てたっけ?』ってなってしまう位、音に持ってかれました。今まで視覚を伴わないと心に残らない、覚えていないので完全燃焼した感じがしないなど言ってましたが、なんのことはない、自分で自分に言い訳してただけ、実は演奏に納得がいってなかったんだということを自覚した次第です。はい。
 
 さてライブの中身ですが、何はさておき西川さんでございます。衣装はピンクっぽい色の細かいチェックっぽい柄のシャツ(しかもボタンが半分だけ付いてて上から被って着るやつ)だったんですが、袖のボタンが手首できちんと留められてて、その結果なんと袖が余ってなかったんですよ!!!(爆)。帰り際、私の前でも『今日、西川さん袖余ってなかったねえ』などという会話がなされており、これはかなり重要なのではないでしょうか(笑)。
 ライブ中は、最近見られていた”どうしちゃったの西川さん!?”的なノリノリの激しいアクションは影を潜めてましたが、そのかわりもーう目眩がするほどのいぶし銀的かっこ良さ満載でありました。また違った意味での”どうしちゃったの”ですよ。何気なーく”ふふふん”ってリフを弾いてるかと思えば突然、ギュワワーーーンと派手な動きで決めのフレーズを鳴らしてみたり、踵浮かして足踏みなんかしてみたりでその度にワタシ、『うっひょ〜〜〜♪』でございますよ。華々しい部分だけでなく、ちょっとした仕草も異様にかっこ良くってですね、それも『絶対わかっててやってるやろ!』みたいに余裕たっぷりにかまして下さるところなんか憎たらしくって泣けてきます(T T) いつの間にこんなに”魅せる”術を身につけられたのでしょうか・・・。アップで弾く時に肩をすくめるようにされるのが大好きです(とだけ言うのが精一杯)。
 音に関しては概況は前述の通り。キーボード効果大絶賛です。特に『スロウ』、『想うと』なんかねえ、『これ!これなのよ〜〜〜!!!』って叫びたくなるくらいのいい感じになってました。ちょっと危なっかしかったスローテンポの曲もきちんと聴けるようになってるし、アップテンポのはますます疾走感が増してるしで悦に入ることこの上なしです。こういう演奏を待ってたのさ。
 
 新曲ですが。バインは、『スロウ』であり『羽根』であると同時に、『JIVE』であり『南行き』である私です、14.の新曲(今度のシングル曲じゃなく、西川さんがスライドバーを使う曲でもないやつ)がどツボでございます。曲的にも好きなタイプだし、これの西川さんがまたねぇ、クールっぽく見せつつ熱い熱い。いやもう、メロメロでございます。シングル曲は今いちピンときませんでしたね。ちょっと真っ当過ぎやしませんか?としか感じなかったです。一聴した限りでは。
 
 初日の感想はこんなところです。『おや、他の人達は?』ってお思いでしょうが、演奏を満喫するのと西川さんに見惚れるのでいっぱいいっぱいで(笑)、ほとんど意識に入ってません。全体的に落ち着き感がありました。やたら煽ったりせず、いい雰囲気・ノリをキープしようとしていたような。ちょっと大人っぽくってなんかいい感じでしたよん。