GRAPEVINE
 
 
 2000.12.21 E.WINTER TOUR@Zepp Osaka
 あのー、ちょいとグルングルンしてます。こういうのはいっぺん吐き出しておかないと気が済まないので書かしてもらいます。
 
 結論から言いますと、私的には何かがつっかえて非常にすっきりしないライブでした。内容は良かったから、”いいライブだった”っていう人もいっぱいいるかもしれない。でも、私が”良かったー!!!”って思えるレベルではなかったかな。一人一人はいい演奏してたけど、それぞれが平行線のままで、一つのところに収束してないように感じました。いい演奏があった上での”そこから先”が無かったな。あ、言っときますが、それでも完成度としてはかなり高いものでした。でも今回のツアーが全体的にレベルアップしてる&名古屋でいいものを観たってのがあったから、そこには至らなかったという意味で不満が残ってるのかな。
 
 演奏に関してはそういうこと。でもそれだけじゃないものもあって。ちらほらと同じようなご意見もお見かけするので結構感じた人はいるみたい。ライブの雰囲気のことです。これあくまでも私が感じたことなので、そこら辺ご了承の程を。
 私ねー、この大阪シリーズ、めちゃめちゃ気合い入ってたんですよ。なんたって人一倍地元ビイキな関西人ですから(笑)。(一応)ファイナルのシリーズとして大阪に帰ってきてくれるなんて、こっちとしてはもう、絶対いいライブになって欲しい!ってその一心ですよ。SBでもかなりいい感じでしたからね、すっごい期待してたんですけど。
 始まってすぐに前とは違う雰囲気を感じました。私、リーダー正面2列目にいたんで、もっと殺人的な圧迫がくるかと覚悟してたのに拍子抜け(いや、楽だからありがたいんだけど(笑))。『ふれていたい』はともかく、『Reverb』とか『カーブ』ってお馴染みの曲でさえ”あれ?こんなもんだっけ?”って思ってしまうようなはじけなさ加減(いや、だから予想してたよりってことなんだけど)。
 とはいっても私は結構楽しんでました。名古屋初日もそうだったんだけど、落ち着いた大人っぽいのもまたいいなと思って。ただそれがうまく働かなかったのかな。メンバーも含めて皆、大阪ならではの雰囲気を期待してたところがあるのかも。とまどいが大きかったかな、お互いに。名古屋初日も様子伺いなライブだったけど、ステージと客席の間にピンと張り詰めたものがあった。新曲なんかそれこそピタッと動きが止まってたけど(笑)、メンバーはむしろ”してやったり”みたいな感じで。抑えた中にも熱いものが伝わってきました。そういうのが無かったですね大阪は。
 悔しい、とっても。なんかわからんけど悔しい。まあ、ただの意地なんでしょうけど。
 
 そんな感じで多少コケ気味のシリーズスタートでしたが、あと2日、名誉挽回じゃ!
 
■セットリスト
1.ふれていたい 2.Reverb 3.カーブ 4.100cc -MC- 5.スロウ 6.ポートレート -MC- 7.Our Song -MC- 8.永遠の隙間 9.パブロフドッグとハムスター -MC- 10.here -MC- 11.B.D.S. 12.ナポリを見て死ね -しゃべりはなかったけど結構長い間が- 13.いけすかない 14.HEAD 15.25 16.Scare -MC- 17.Paces
En.その日、三十度以上
 
 田中氏に笑顔が少なかったのが印象的。あの『B.D.S.』の時でさえ真顔だったのに少なからず驚きました。テンションも終始抑え気味。それも意図して抑えてるんじゃなく出せてないって感じがあったかな。リーダー前にいたので余計にそう感じたのかもしれません。
 そんな中『ポートレート』が今まで聴いた中で一番良かったと思いました。出だしの、キーボードの音だけで歌うところ、とても伸びやかないい声でした。それにギターソロ!これぞ現在の西川さんを象徴するといっても過言ではない(笑)かーーーっこいいバージョンになってました。
 田中氏のMCがみょーにケンカ腰で大笑い(笑)。『こんばんはーゆーてんねん!!!』、『ええのんかーゆーてんねん、何とか言えー!!!』・・・芸風変えたのか?
 
 いや、スマン。細かいことはもっと色々あったけど、↑のような心境なもんでウヤムヤになってしまった・・・(次こそは)。