GRAPEVINE and more...
 
 2002.05.10 JAPAN CIRCUIT -vol.4-@赤坂BLITZ
 ついにこの日が来ました!リーダー復活記念日となるであろう2002年5月10日。『最初SLSで復帰みたいな事ゆってたやん・・・』とか何とか零しながらも遥々来たぜ赤坂BLITZ!!!でも微妙に遅刻(T-T)
 今日はとにかくリーダーの姿が拝めないと話にならない・新曲も演ってくれるだろうし聴き重視で行こうって訳で最後方の見通しの良い場所へ。もう何も考えずリーダー側に足が向かいましたね(笑)。
 
 スタートの時刻となり、始めにJAPANの鹿野さんが出てきて軽く挨拶を。そこで「グレイプバインは今日のライブがリーダー復帰第一弾!」との言葉。ここへ来てようやく正式な発表となった訳ですね。否が応でも期待が高まります!
 
1.氣志團
 
 シークレットとして登場したのは今をときめく氣志團でございました。まぁ妥当なところですね。目の前に振り付けを完全にコピーしてる人がいてかなり感動しました(笑)。思いがけず演奏はめちゃめちゃカッコ良かったです。ただあのトークが(^_^;) 面白いのは面白いんだけど、ちょーーーっとキツい。私には向かんなぁ。
 
2.175R
 
 ご存知無い方のために書いておきましょう。”イナゴライダー”と読みます。いつの間に集結したのでしょう、前の方の空間、エラいことになっておりました。ダイバーさんを初めて生で見ました(笑)。凄いですねー。そこ以外の空間との温度差もまた見ものでした(爆)。
 どこかの曲で、「聴いてください!」ってゆって曲始めた途端にダイブし出したのに笑ってしまいました(笑)。そうか、あの人らにとっては”聴く=跳ぶ”なのか・・・。
 
3.MO'SOME TONEBENDER
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パス(逃)。
 大体何であんなに音デカいの!?(泣)。PAブースのモニター見てたけどメーター振り切れまくりやん。あんなんで音楽としてアリなん!?でもあのノイズ(失礼)に意味見出せる人もいるんだよね・・・。
 ずっと耳塞いでました。でもだってそうでもしないと物理的に鼓膜と聴神経が危険だったので・・・。別に聴きたくなかったって訳ではありませんので。聴きたい訳でもないけど。
 
4.GRAPEVINE
 
   ついに!ついについについに!!!待ちに待ったこの時がやってきました。明りが落とされSEの流れる中現れるシルエット・・・リーダーーー!!!(感涙)。両手を上げて先頭を歩いてきます。田中氏もその後ろでアピールするようにリーダーの背中を指差して。ほんとに、ほんとにほんとに戻ってきたんだね、リーダー・・・・・。
 
 リーダーのガッツポーズに歓声が沸き起こり、始まった復帰第1曲目は”覚醒”。ステージの背後から眩い光がパーーーッと照らされ浮かび上がった4人(+1(笑))のシルエットに胸に迫るものがありました。光が弱まってようやくメンバーの姿がきちんと見えるようになってまずした事は見た目チェック!(笑)。とりあえず西川さんが見慣れた姿であることに胸を撫で下ろす(爆)。黒のシャツにジーパン(?遠目でよくわからなかった)、亀ちゃんは紺と白のラグランTシャツ、田中氏はオレンジのTシャツ、キーボードは高野さんだったんですか?それすらもわからなかった(爆)。そしてリーダーは・・・もう全然変わってないの!(嬉)。ヘアスタイルも以前と変わらずちょっと明るめの茶色で。黒のシャツに皮パンと、なんか・・・前より精悍な雰囲気!金やんは同じワイルドなカッコ良さでも”大人の男!!!”って感じだったけどリーダーは”イケイケ兄ちゃん!!!”って感じ(爆)。
 動きの感じも以前通り。ピックの動かし方がちょっとおぼつかないように見えたんだけど元々あんなんだったのかな?でも細かいフレーズもバリバリ弾いてたし!足元が危うくなる位気合い入れて弾いたり、決めのところでのネック、思いっきり持ち上げてはガツーーーン!って振り下ろすのとか(どこかの曲ではボディごと放り上げてた!)、『あぁ、これでこそリーダーだなぁ』って・・・。しかも気のせいか前より派手目?こう、意識してやってるというかいい意味で”見せよう”ってしてる感じが。金やんがサポートという立場があった故か若干抑え目なところがちょっともどかしく思ってただけに、やっと見たかったものが見れたって感じで嬉しかったです。やっぱりパフォーマー魂全開のベーシストほどかっこいいものは無いと思うので!
 ちなみに西川さんもいい感じだったですよ。多分(爆)。ごめんなさい〜〜〜!ほとんど見てない(汗)。なんせもうリーダーの動きを追うのでいっぱいいっぱい・・・。何たって一発目ですからね。田中氏も見るといえばリーダーの方ばっか!今まであんなに西川さんに縋ってたくせにー(笑)。マイペース西川さん、一人カヤの外(;´Д`)
 
 続いて”discord”。あの決めの箇所ではリーダーと田中氏、スッと亀ちゃんの方を向いて集まってはガーーーンと弾かれるように散開してったのが『おおーーーっ!』って感じでした。もうちょっとビシッって決まったら最高だったんだけどね(^^ゞ
 そして曲の終わりに被せてリーダーがネックの裏をグワーーーン!とどつきながらステージ前方へ。田中氏の「この人誰や!?この人誰やったっけ!!!?(叫)」なんていう煽りを背に”ナポリ”!さすがに金やん専売特許・怒涛の早弾きフレーズはなかったけど(実は期待してたんだけど(^^ゞ)やっぱりこの曲にはリーダーの存在感は必要不可欠だなぁなんて思ったり。
 4曲目は”スロウ”で、申し訳ないですけどこの曲に関しては演奏どうこう以前に『もうええっちゅーねん』的感情が強いのでパス(ヲイ)。
 
 で、お待ちかねのリーダーMC!「久しぶりです!」なんて言葉で会場を沸かせては「やかましいっっっ!」と一喝。うぇぇぇぇん、この言葉待ってたよぉぉぉ(嬉泣)。客席からの「お帰りー!」の声に「そんなんええねん。打上げでいっぱい泣くから(照笑)今はええねん」さすがに本人も感慨深いものがあるんでしょう(ホロホロ)。そしてそんなリーダーを「なんか言うてんでー」みたいに指差してみせてる田中氏。こういう何気ない絡みが嬉しいのよねー(^-^)
 
 「どんどん曲やります!」と、来ました!新曲!”ナツノヒカリ”!!!うおーーー、グッドです!良いです!先般のプレスリリースに一抹の不安もあったのですが、どうやら良い方に転んだようでホッとしました。久々に納得のいくシングルとなりそうです(笑)。爽やか!キュート!ゴンチチばりのリゾートムードはまさに避暑地の昼下がり。降り注ぐ太陽、吹き渡る潮風。気分はもうコスタ・デル・ソル!((C)FF7)。
 ただ問題はあまりに爽やか過ぎて西川さんが浮くという(爆)。サビのコーラスをWウエストで取ってるのですが、まぁその違和感ありまくりなこと・・・。”ウサギさんをバスケットに入れてお花畑を散歩する西川さん”並みに似合わない!ちょっと・・・笑いが止まらないんですけど(^m^) でも凄くいい曲。確かにバイン新機軸。これからもバインには楽しませてもらえそう!
 
 次のMCは田中氏メインで。リーダーとも絡みつつ「待ってたようにもっと言って欲しいね!」と客席を盛り上げては「待ってたんか!・・・アホちゃうけ!!!?」。でもその言い方は嬉しそうで幸せそうで。その勢いでなだれ込んだ”ふれていたい”のイントロとも相まって思わずジーーーン・・・。
 そのふれていたいも大盛り上がり!サビで手揚げるのもWwツアーで見たどこの会場よりも多かったです。曲終わりから亀ちゃんのドラムパターンで繋いで久々!の”いけすかない”。そしてこれも久し振りっつーかライス兄弟本領発揮(笑)”Scare”!リーダー、イントロでピョンピョン飛び跳ねてみせるんだけど明らかにテンポ合ってないよ(笑)。田中氏は歌詞ちょっと飛んじゃうんだけど苦笑いしてチラッと目線やった先がやっぱりリーダーの方なのよねぇ・・・(*^-^*) お約束のアレもちゃーーーんとやってくれました!アウトロのことでの、始めは2人で向き合って、それからクルッと回って背中合わせ、最後はダッシュこそなかったものの膝で滑り込んで、と、えーーーいこれを見ずしてScareが終われるか〜〜〜!!!(←アホ)。
 続いての”So.”では間奏後のとこで亀ちゃんがもーの凄い力ずくでタムぶん殴ったのと合わせてリーダーも”うりゃぁぁぁ!”と言わんばかりに弦弾いてたのに大ウケ(笑)。いやー、力技重戦車チーム、最高です!そして畳み掛けるように”HEAD”に突入したのはいいんだけど・・・みんな・・・団結力あり過ぎ(爆)、会場全体でハンドクラップ起こりまくり。こんなん初めて違う!?コーラスがまたねぇ、大阪C.E.S並の酷さで(爆)。『電源落ちるで』と心の中でツッコミ入れつつ、もーう楽しくて楽しくて。ホンマ幸せな時間でした。
 
 「こんな感じでやっていくので今年もよろしく」みたいな田中氏の言葉があってラスト、”望みの彼方”。そう言えばリーダー休業前の最後のライブ(アストロホールでのシークレット)でも演りましたね。その曲をまたこうやって持ってこられたことにちょっとした感傷に浸ったり。ドラムが凄い、鬼気迫る迫力だったのが印象的でした。すんごい気合入ってたね。圧倒されました。
 ギターのフィードバック音を残してメンバー退場。アンコールの声も上がりましたが結局出てきてくれず。カーテンコールみたいなのだけでもやって欲しかったな・・・。まぁ有り得ないだろうけど(w
 
 しかしいいライブでしたねー!泣けるってよりはそうねぇ、嬉しくて笑いが込み上げてくる感じ。演奏云々もそうだけど、とにかく雰囲気が良かった。リーダーの事に関しても「特別な事はしない」ってゆってたけど、客席からのコールにはちゃんと両手上げてみせたりお辞儀したりしてくれたし☆
 これでこそバインのライブだよなー!やっぱりそれもこれもリーダーの存在のお陰で。ホンマに一人いるだけでガラッとバンドの空気が変わるというか。はっきり言って居なくなった時はそんなに違和感は感じなかったのです。”3人でも別に大丈夫やん”みたいな。でもこうやって戻ってきたのを見るとやっぱりこうやって4人揃ってこそバインだなとつくづく思った次第です。
 E.ツアーで初めてキーボードが入った時は格段に音に広がりが出たことに驚かされ、Wwツアーで金やんが入ったことでは土台がしっかりすることによって発揮されたバインの持つ底力に驚かされて。そして今回、リーダーが戻ってくることでバンドがますますいい感じになっていくであろうことを確信したのでした。こうやってバインはどんどん強くなっていくんだね!
 
 ただ最後に一つ言わせてくれ。
 
何でブリッツってこんなに音悪いんだーー!?
 
 最後方でこの音の割れようってシャレになんなくないか?