TRICERATOPS
 
 2001.03.30 KING OF THE JUNGLE TOUR@京都会館第1ホール
 ここしばらくすっかりバイン漬けで、トライセラなんて二の次三の次だったずきん夫妻ですが。どーしよー。今度のアルバムめちゃめちゃ良いんだよー(涙)。しかも京都でライブがあるというではないですか!!!即参戦決定です。そしてチケットは普通にぴあに電話かけて取ったにもかかわらず前から7列目(はやっしー側)ではないですか!おーい大丈夫かトライセラー?
 案の定京都会館は1階席(正式には2階なんだけど、あれは誰が見ても一つの階にしか見えないでしょう)さえも埋まってない状態で、なんで関西弱いかなぁと疑問に思いつつ。でもいいのだ!いいライブになれば。
 
 ステージはジャングルっぽいセットになってて、両端にはやぐらが組まれております。ここに登って演奏したりするのかなぁ。ちょっとビックリ。トライセラのライブってシンプルなのってイメージがあるから。でもこないだのダイナソーとか(行ってはいないんだけど)この頃はかなり面白い事をやってるので、結構ワクワクなのです。
 
 客電が落ちていよいよメンバー登場。は、はやっしーが・・・・・・・・(目がテン)。なんと迷彩柄のヘルメット被ってんのーーー!!!(爆)。何だよそれはー。
 この先制攻撃を始めこの日はやられっぱなしでした、はやっしーに。だってコーラスとってない時はほとんどって言っていい位、ステージの端っこ(つまり私の目の前)で弾いてるのですよ彼は。しかもやたらこっちを見るのですよ彼は!いやー照れる(*^-^*) ・・・じゃなくて。視線を逸らすのが怖いのです(笑)。なんかこう、見てないといけないような強迫観念に囚われるあの視線。おかげでこの日はほとんど彼しか見てないような・・・。でもそれでなくてもあの人の演奏してる姿見てるのって好きなの。飽きなくてねー(笑)。もちろんかっこいいし!
 
 ライブは”Hotter Than Fire”でスタートし、続いて”ロケットに乗って”。軽いMC挿んで”万華鏡へ”、”FEVER”、”摩天楼”、”GREEN”、”彼女のシニヨン”・・・ってサラッと書きましたが。もうねぇ、惚れ惚れしますわこの人達の演奏には。どうして3ピースでこんな厚い音が出せんのよー(涙)。ちょっとー、誰か後ろでこっそりもう一本ギター弾いてないー?コーラスワークも抜群で。何の心配もなく純粋に楽しめるから好きなのですトライセラのライブは。もうノリまくりの歌いまくりの(しかも何故かコーラスパートを(笑))はやっしーと一緒にぴょんぴょん跳びまくりの大騒ぎでした。
 
 次のMCはメンバーの紹介ということでまずはやっしーが和田唱よろしく、『いぇーーーい!』と一声披露。『俺も結構出るんだよ』らしいです。
 前日京都入りして、京都は修学旅行以来とか子供の頃以来(これは和田唱。修学旅行は比叡山に登ったそうな(笑))なので色々探検したとかいう話を。中でも先斗町通が良くって、通り抜けできるできないの看板(わかる人にはわかる)がお気に入りの模様。
 で次が佳史さん。佳史さんも、『いぇーーーい!・・・実は一番声高いんだよ』らしいです。なんかこの日はえらく気分がよろしかったそうで、佳史さんからプレゼント。なんと”Crazy Beat Goes On:DA PUMP”をドラム叩きながらきっちり1コーラス歌われたのだ(爆)。最近のマイブームらしいです。本物のDA PUMPにも聴いて欲しいと言われる位の自信作(笑)。
 
 と、すっかり和んだところでカバー曲、”君の瞳に恋してる”を演奏。これイベントとかでも演ってた!(スカパーで見たんだけど(^^ゞ)。カバー曲とは思えない位声質とか雰囲気がすっごいハマってたから印象に残ってたので生で聴けて嬉しい!
 
 お馴染みのコール&レスポンスがあって、”エメラルド”。この曲は特にエンディング部分での三声のコーラスが素晴らしかったー!
 そして、『林の歌聴きたいー?』『聴きたいーーー!!!』で(笑)”Listen”。おおーーー!これ演るんだー。ダンナはちょっとハラハラしたらしいけどもう全然大丈夫!きちんとベースも弾いてしっかり歌い上げてみせてくれました。さすが!
 
  和「THE GREAT SKELETON'S MUS※☆×・・・なにかんでるんだろう(笑)、
    2枚目のアルバムの曲やります」
 と”GUATEMALA”なのですが・・・おお、すげー。電飾ギターだ!!!(←ちょっと違う)。白の半透明?のボディーで、弾くと内蔵された?電飾がピカピカ光るのです。そのギターでのGUATEMALA、まさにファンタジーです。
 続いての”Rain”はギターソロの部分がパワーアップしてました。実はこのソロはあまり好きではないのですが、和田唱は頑張ってました。
 
 ここでのMCでは和田唱語る語る。かーなり語ってましたね。中身は、『カッコつけたりしないでありのままの自分をそのまま見せる事が一番かっこいい事。自分ってものは一つしかないんだから、それだけで充分誇れることなんだ。だから自分も皆も自信持っていいんだよ』ってこと。
 こういった意味の事、最近よく言ってますね。開眼したんでしょうね。でも私はずっとそう思ってた。3rdの頃のアナタタチを見てて。もっと自分達のやりたいようにやればいいのに。なんでそんなに迷うの?何をやろうがトライセラでやればトライセラになるんだよ。そしたらかっこいいものができるのにって。だから和田唱がそこに気付いてくれてすごく嬉しいのです。
 
 でいよいよクライマックス、”King Of〜”から。アルバムアタマのあのSEが流れてきて照明もジャングルっぽく変わったかと思ったら、両端のやぐらの下からは巨大な手がむくむくっと!ドラムセットの後ろにはおっきな一つ眼が出現してるしで、まるで怪物が現れたよう。うーわー、すごいー!!!演奏の方もイントロのベースは何度聴いてもゾクゾクするし和田唱の雄叫び(笑)はきれいに決まるしで、テンションもう上がる上がる。
 次の曲への繋ぎは佳史さんのショータイム!(笑)。派手ハデ〜なドラムソロを披露、おまけにドラムセットごと前にズズズズッとせり出してくるのだ。その間にフロントの2人はやぐらの上へ。そしてそのポジショニングで”Silly Scandals”。巨大な手はブンブン動いたりしてるし、なんかもうめちゃめちゃハイ状態なのです。ダンナはそんな私に『ボカボカ殴られたー(泣)』そうな(笑)。でも上を見上げたままジャンプするってのはちと辛い。
 曲が終わると2人は降りてきてドラムセットも元の位置に戻って怪物さんもいなくなりました。ちょっと落ち着いたところで和田唱の一言があって、”Fall Again”。これがちょっとコケましたね。イントロからコード感が全くみえない演奏だったんで、『あ、ヤバい』と思ったら案の定。ヴォーカルが音とれてない?ギターとベースのキーがズレてる?1コーラス目はその状態で押しきったんですが、2コーラス目からはちゃんと元に戻りました。でも全然崩れたりしなかったんだよなー。さすがだよなー。
 と、残念なところもあったのですが、最後の曲”GROOVE WALK”もめっちゃ楽しかったので気にしない気にしない。大盛り上がりで本編は終了したのでした。
 
 アンコールは・・・・・・今度ははやっしー、女形のイラストに”京都”って文字入りのTシャツ着てるし(T T) こ、このひとわもう・・・・・・(脱力)。
 曲目は”Two Chairs”、”GOING TO THE MOON”、”Raspberry”。今日は1stからの曲も結構あって嬉しかった!こういう賑やかさもまたトライセラの魅力の一つだから。
 割とあっさり引っ込んだからもしかしてと思ったらやっぱり2回目のアンコールがありました。しかも今度はステージの前の方にタイコ1個(2個だったかな)とシンバル1個並べただけ、はやっしーはなんとウッドベースを担いで登場!佳史さんは、『京都すっごい好き!』ってゆって下さいました!わい♪
 『こういうのもいいでしょ』と軽くジャズっぽい曲を1コーラスほど、それからエルビスの何たらとかいう曲(っていうかエルビスって誰?プレスリー?)を演奏されました。いい!なんかいいなぁこういうの。
 そして最後の最後の曲”New World”。この曲もそんなに好きではないんだけど、こういう雰囲気で演奏するにはピッタリの曲でした。とっても素敵です!
 
 と、京都ライブは幕を閉じたのでした。3人ともピックとかスティックとかばりばり投げてたんだけど、全然取れなかったよー(泣)。何列目かのお兄さんが、グーーーンと身を乗り出して佳史さんと握手してたのが笑った(笑)。
 とっても楽しくて和気あいあいとしてて幸せなライブでした。いいライブだったぁ!よし、大阪もいくぞー!(←!?)。