森広隆
2002.05.04 fromA NEW BREEZE@大阪城音楽堂 |
ヒロ寺平さん(通称ヒロT)って関西ではお馴染みなDJさん主催のイベント。オープニングアクト2組(私は入場前だったので見れなかった(涙))やヒロTのなんちゃってステージ(笑)を含め総勢15アーティスト出演、しかもチケットは1,000円(!)というからお得なことこの上なし(滂沱)。
各出演者3・4曲ずつの演奏ということもあってさながらライブ見本市の様相(w
1.森広隆
言わずもがな、ずきん的本日のメインイベント。この日は福岡でのイベントとのダブルヘッダー(!)ということで早目の登場だとは聞いていたのですが、まさかトップバッターとは。ヒロTの「森広隆!」のコールに思わず「きゃあぁぁぁぁっ☆」なんて声を上げたものの周りのリアクションは「・・・・・(これ誰?)」。反応薄っっっ;;;
ベース・紺野光広さん、ドラム・波多江健さん、キーボード・河内肇さんというサポートを従えての1曲目”ただ時が〜”。うわあああ、もうめちゃめちゃ冴えてるじゃないですか!ギターのキレもボーカルのノリも申し分なし。実は生で聴くのはこの日が初めてだったのですが、正直CDのアレは言うても”作品”だと思ってたんですよ。とーーーんでもない!あれを生でやっちゃうんですね。おっどろいたー!
エンディングのフェイクもビシーーーっと決まってもうすっかり舞い上がった私、『これはいけるっっっ!』と心の中でガッツポーズを作ったもののでも周りの空気は相変わらず「ふーーーん」みたいな感じで(T-T) こ、こういうのお嫌いですかー?(涙)。
「今日は楽しんでってください」みたいなことを一言言って”エレンディラ”、そして波多江さんの炎のドラムソロで繋いで”ゼロ地点”。この曲になると耳にしたことのある人も多いのか、「あ、この人・・・」みたいな空気になってきました。この曲もまさかの完璧さを見せ付けてくれて(涙)。バンドの皆さんとの息もピッタリで(っていうかこの曲でちょっとでもコケたら聴いてらんないけどさ)ファルセットのところもきれーいに転がって。うーん、本物ですねこれは(素人が偉そうにナンですが)。
という訳で私としてはもう大興奮!だったのですが、一般リスナーへのアピールというのではどうだったかなー;;; いかんせん短過ぎ。件の一言以外MCらしいMCもなくパパパッと曲演って終わり、みたいな。ちょっと勿体無かったです。
2.直太朗
往年のフォークシンガーを思わせるまったり系。ちと苦手;;;
3.押尾コータロー
ただただ驚愕の一言。ミュージシャンというよりはパフォーマーといった方が正しいかもしれない。ギターでベースからドラムから津軽三味線まで模倣してしまい、一人坂本龍一、戦場のメリークリスマスをギター一本で見事に再現してみせ・・・いやもう是非とも一度実際にご覧になることをお薦めします。唖然茫然とさせられること間違いなしです。
4.櫛引彩香
うーん、特にこれといった印象は残らなかったな;;; よくある女性ソロボーカリスト。
5.チェン・ミン
胡弓奏者。テレビ番組のテーマ曲とかも担当してるらしい。日本語も達者でした。しかしいかんせんアルファ波が出る〜〜〜;;;(笑)。
6.SLY TRIBES
見た目の雰囲気はちょっと『おっ!』って思いましたが音楽は普通でした(笑)。特にこれといった印象はなし。
7.はじめにきよし
ピアニカ・のこぎりというキーワードからも想像できるように(笑)ダルダルトークも微妙な脱力系ユニット。でも音楽は結構レベル高かったです。
8.KUMACHI
何気にバンプを彷彿とさせる4人組バンド。我が道をゆく熱いMCで客席を引かせておりましたが(;´Д`) 音楽は嫌いではない。かなりカッコいい。
9.キンモクセイ
名前も結構聞くところとなったキンモクセイ。何気に興味があったのですが実際見て・・・曲はまぁいいとして演出が寒い(苦笑)。そうか、こんな微妙な空気の人らだったのか・・・。ちょっとイメージが壊れてしまった残念賞な人達でした(^_^;)
10.orange pekoe
どうやら今回のイベントの目玉だったらしい。ワラワラと前方に移動して行く観客の皆さん。熱気が一気に高まります。
最近注目度ウナギ昇り、楽曲を耳にされたことのある方も多いでしょうが、なんかもう反則って感じ(涙)。上手過ぎるし。場の雰囲気の盛り上げるのも堂に入ってるし。おいしいとこ持って行き過ぎ(涙)。この頃から雨が本降りになり周りの人が差す傘で残念ながらステージ上は見えなかったのですがすっかり引き込まれてしまいました。
11.矢野真紀
雨のせいかお目当てのオレペコが見れて充分だと思ったのか観客の1/3程が帰って行ってしまいました(;´Д`) でもおかげで前の方に行けたので私的には嬉しかった(笑)。
GCでも見た”やのま”(と呼人に呼ばれていた)。あの時はちょっと借り物っぽい雰囲気を醸し出しておりましたが、今日のやのまにはオーラが見えました。霧雨のベールの中アヴェマリアのBGMで登場した彼女はまさに聖母のように神々しくて。声もすごーく伸びがあって圧倒されました。何といっても楽曲提供者である広沢タダシとのツインボーカルで演奏された”魔法”。鳥肌モンでしたね。サビのコーラスワークとか。震えが来ました。
12.広沢タダシ
6時間に及んだイベントもついに最後の出演者です。もう純粋に楽しめましたね、さすがに。ラストに相応しくノリノリで締めくくることができました。
とまあ、曇り空の中で始まり中盤からは雨も落ち出してしまったのですが、それなりに充実した1日でありました。最後の方なんかもう森広隆目当てだったってことも忘れてたりして(爆)。
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