TRICERATOPS
 
 2003.07.04 NO BARRICADE TOUR@ON AIR OSAKA
 忘れた頃にやってくるずきんのトライセラ熱(苦笑)。今回もJ-WAVEライブでの久々のトライセラとの触れ合いに俄急上昇。というわけで行ってきました@ON AIR OSAKA。
 
 ライブはNew Worldのちょっぴり重いビートでスタート。ちなみにメンバーの服装は和田唱淡いピンク(!)地に濃ピンクの線画イラストが入ったTシャツ、はやっしーは紺地に白とか赤で文字が入ったTシャツ、佳史さんが黒文字の入った白のノースリーブ。・・・かな。
 続いてカバー曲、ポール・マッカートニーのJet(J-WAVEライブでもやってました)。この曲はコーラスの響きの膨らみが本当に素晴らしい。曲間をドラムのビートで繋いでANOTHER TRAVEL。余談だけどこの曲、2コーラス目に入るまで曲名が思い出せなかったのよね・・・(苦笑)。続いてもカバー曲のSir.DUKE。いつも思うんだけど、トライセラってカバー曲の選び方がほんと秀逸。本当にイメージぴったりの曲をもってくるしそれをまた見事に自分達の物にしちゃってる。感動すらしちゃう。MILKで会場の温度を上げ、そのままJ-WAVEライブで初披露した”世界は燃えている”な(笑)新曲。
 
 とここまでほとんど間を置かずポンポンポンと。そして「大阪〜!また来たよー!」の言葉から始まるMCタイム、というかマシンガントーク?(爆)。大阪はいつも当日の入りだったけど今回は大阪の雰囲気を味わいたくて前乗りしたとか。北新地で遊んだらしいです。
 「ここからは新曲をポンポンポンとやります」と。で曲の合間合間にエピソードとか何やら色々語り倒すんだけどマトモに書いてたらキリがないので(笑)さくっと行きます。
 まず、和田唱、幼少の頃から遊園地が大好きで外国の遊園地の写真集なんかも買ってもらったりして、その中の、もう閉鎖した遊園地のシートが掛けられたメリーゴーランドとかの、楽しさの後の寂しさみたいなものからインスパイアされて作ったという曲、”キャローセル”。「シャッフルのリズムになっていて・・・シャッフルってわかる?佳史やってみて!」と振られて佳史さんがチョチョチョっとドラムを鳴らしてみせて「こういうの!」とかやってました。
 そんで次が、日本の曲はコード進行でできてる曲が多くて、リフ物があんまりないので最近もそういうリフ物を作ることが多いといってできたその名も”タトゥ”(笑)。時期が時期だけに大ウケ。「いや、そのタトゥじゃないよ(苦笑)」。はやっしーの「どっちが好き?」という言葉、一旦は和田唱が喋り出したのと被ってスルーされてたけど(笑)2回目にやっと拾ってもらえて和田唱の答えは「黒髪の方」。佳史さんの「ジュリアね」って言葉に「詳しいね〜」と感心。更にここでやってくれてた音楽理論講座(笑)がまた凄かった。「リフってこういう感じ」とかって洋楽の色んな曲とか自分達の曲のギターリフをあれこれ鳴らしてみせたり、「♪C〜〜、G〜〜」とか言いながらコードを鳴らすかと思ったらその横ではやっしーが「♪○×△※〜」とか歌い出し、”ん!?”ってな感じで見遣る和田唱に「いや、ゆず・・・」―― そういえば”夏色”のコード進行っぽいのだ和田唱が弾いてるのは(笑)。それで俄然盛り上がって、和田唱の弾くコードに合わせて「♪この長い長い〜」とはやっしーが歌い佳史さんもドラムを当てて。和田唱も対抗してミスチルの終わりなき旅を歌い出したり。いやはや曲に入るまでが一騒動(爆)。
 でその次がタイトルが”夜のストレンジャー”。東京ではこのタイトルが笑われたって言って無理矢理肯定の拍手を求められた挙句「大阪の人は優しいね〜」とか言われた(爆)。この曲は割と好きだったかな。何せ曲間のトークが強烈だったんで曲自体をあまり憶えてないという(汗)。
 
 新曲タイム終わっておもむろに始まったのがビートルズの”If I fell”。これもう和田唱とはやっしーのハーモニーが最高!コーラスっつーよりもはやツインボーカル並の存在感を持ったはやっしーの歌声。恐れ入ります(平服)。曲が終わって何か喋ろうとしたはやっしーにまたもや和田唱が被る(笑)。「被るねー今日は!」。どうぞと振られたはやっしー、「いや、”たこ焼き食べた”って言おうとしただけなんだけど」。大笑い(笑)。「伝えたかったことはそれだけなんだけど。・・・♪伝えたい事があるんだ〜」・・・小田和正ですか(笑)。したら和田唱、「じゃあ俺も・・・♪伝えたい事があるんだ〜」。彼の伝えたい事というのはこの曲(If I fell)がどんなに素晴らしい曲かということで、「この感じが・・・」とか言いつつ何回も何回も繰り返し歌ってみせてその度にはやっしーと佳史さんも付き合わされ、佳史さんなんかもうずっとスティック構えたまま待機してるし(笑)。
 その次は「この曲をギターの3ピースで再現するのは難しいんだけど」とかいうマイケルジャクソンの”Rock with you”。確かにちょっぴり無理はありましたけど(^^;) 和田唱、「こうやってギターはこんなこともできるんだ!とか思って、それで自分もギターが弾きたい・バンドがやりたいって思ってもらいたくてトライセラをやってる。で将来対バンとかできたら凄いよね」みたいな事を仰ってまして、でそういうのがNO BARRICADEという今回のツアータイトルに繋がってるって話だったかな??ゴメンちょっと忘れた;;; 一番大事なところなのに。とりあえず「トライセラと皆との壁を壊すって意味じゃないから。俺達の間には初めっから壁なんて無いんだよ!」らしいので(^^;)
 
 「大阪の皆に捧げます」というFinally、ちょっとボーカルの調子が悪かったですね。微妙にキーずれてたからハモりがあんまりきれいじゃなくて。ちょっと残念。次のFly Awayも始まる寸前ハウリングみたいな変な音が鳴ったりベースのレベルが不安定になったりとトラブル?って思うようなことがあったりで今いちノれなかった感じ。でも以降は特段の不調もなく。CARAMEL TEAなんかホンマにもう”これぞトライセラ!”って感じで自然と気分がウキウキしてくるし、SHORT HAIR!これほんと大好きなんです(涙)。疾走感がほんと心地よくてこの流れの中にこのままずっと身を任せていたい、このままずっと終わって欲しくないってちょっぴり切ないけれどとても幸せな気分になるのです(*^-^*)
 
 アンコールはこれまた新曲の”メカニカルフレンド”(と聞こえた)、そして「これ憶えてる?」と”プレゼント”。恒例の「イェイイェ〜イ!」のコール&レスポンスがあってRaspberry。で客電も点いて楽器のチューニングもなかったから『これで終わりかな』と思って、実際フロアを出る人も結構いたんだけど手拍子が、再びアンコールを求める手拍子が盛り上がり出して。『客電も点いたし無理でしょう?』と思ってたら出てきたよ〜〜〜(TДT) 和田唱、「これこそライブだよな〜!」っつって上機嫌。曲はGROOVE WALK。曲自体の盛り上がりもさることながら、J-WAVEん時もそうだったんだけどBメロで何故か起こるPPPH;;; ・・・すいません。調子に乗ってオイラもやってしまいました(^^ゞ だってだってなんか皆異常にテンション上がってるんだもん〜〜(;´Д`) でもこんな後ろまで巻き込んでしまう盛り上がりの半端無さは本当に凄い!しかも曲が終わってもまたまた鳴り止まない手拍子にステージ中央に集まった3人、何やら相談している風な素振りを見せた後、またそれぞれ持ち場に戻っていくではないですか!うを〜〜〜・・・―――
 
 でもほんと和田唱じゃないけど、これこそライブ!って思いますよね!お客さんの反応を見てあれやこれや手を変え品を変え楽しませてくれる。一緒にこの空気を作り上げてるって実感できますもん。バインのある種様式美のような、きっちり構築された世界観に圧倒されるようなのとはまた違うライブの面白さってのがトライセラのライブにはあります。
 
〜セットリスト〜
1.New World 2.Jet 3.ANOTHER TRAVEL 4.Sir.DUKE 5.MILK 6.世界は燃えている 7.キャローセル 8.タトゥ 9.夜のストレンジャー 10.If I fell 11.Rock with you 12.Finally 13.Fly Away 14.GREEN 15.CARAMEL TEA 16.ロケットに乗って 17.SHORT HAIR
En1.メカニカルフレンド 2.プレゼント 3.Raspberry
En2-1.GROOVE WALK 2.復刻ジーンズ