GRAPEVINE
 
 
 2000.06.13 SouthBound@大阪IMPホール
 今日はなんかステージ全然見えなかったんで聴きに徹してたら。頭真っ白。断片的な記憶しか残ってないんですよ。いやー困った。私って視覚を伴わないと物事の認識力が落ちるんだなー。修行が足りんな。
 何回か泣いたのは憶えてる。でもどの曲だったか忘れた(あ、「HOPE(軽め)」は憶えてる)。いっぱいいっぱい悲鳴上げるくらい楽しかったことがあったのは憶えてる。でもそれが何だったのか憶えてない。「コーヒー付」、これで4度目のトランス状態に入ったのは憶えてる。そしてこれの西川さんにア然としたのはしっかり憶えてる(笑)。「永遠の隙間」、ドラムとベースに魂抜かれたのは憶えてる。でももう曲が思い出せない。全てがこんな感じ(悔)。
 
 でもライブはほんと、良かったよ。今までで最高の音だった。昨日のをも遥かに超えたし、磔磔の頃とは比べ物にならないくらい凄みのある演奏だった。楽器隊の音も田中のヴォーカルも信じられないくらい届いてきた。目閉じて聴いてたらねー、音の力で身体が揺れるの。びっくりしたー。今日はMCもほとんどなくて、「とにかくどんどん曲が演りたい!」って感じだった。客席からのコールも少なくて曲間は静まり返ってた。でもそれは松山みたいなのとは全然違って(何回もほんまにゴメン、松山)、圧倒されて、雰囲気に呑まれて声も掛けられないって感じのもので。あの空気はすごかった。
 どっちかっていうと、ライブの雰囲気とか曲順(特に後半「JIVE」で始まって、「Scare」でガーン ! と盛り上げて、「here」でシメるっていう)は1日目の方が好き。でも演奏&うたはこの日のがよかった。っていうかもう最高です、今日のは。
 そうそう、嬉しかったのが2日とも「南行き」で終わったこと。2DAYSだとどっちかだけだと思ってて、そしたら1日目がそうだったから、「あー、明日バカになって終わりたかったのになー」って思ってて(それこそバカ(笑))。そしたら今日も「南行き」終わり!!!うれしかったなー、これは。ほんとに最後だから悔いの残らないように精一杯ハジけてきました。そして今日もちゃんと西川コールやってきました。1ライブ一声(笑)。
 
 
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 終わってしまった、全部。なんか、文化祭とかが終わったあとの気分。実際見たのは4つだけどこの2ヵ月間、ずーーーっとライブが続いていたような感覚がある。結構意義深かったな。セットリストも3パターン共出会えたし。天国も見たし地獄も見たし(笑)。いや、ほんといい体験したって感じです。やっぱし磔磔が一番かな。適度に和やかで、でも決めるところはビシっと決める、その辺のバランスが最高でした。松山は、あれはあれで貴重な体験をしたってことで(笑)。大阪では一皮むけたバインの底力を見せつけられた。一山越えた自信みたいなものがありありと見えました。とってもとっても凄くってかっこ良かったよ!!!
 
 そして私のレポの芸風も変わっていった(笑)。これじゃただの感想文やん!もっとねえ、ライブの模様をお伝えするつもりでいたんですけどねー。やっぱ感情的にもなってきますよ。ほんまほんま。
 
 
本文中に入らなかった(笑)本日のセットリスト:
「想うと〜」「鳥」「カーブ」「JIVE」「SUN」MC「リトル・ガール〜」「ポートレート」「空の向こうから」MC「光について」「坂の途中」「永遠の隙間」「here」MC「Reverb」「コーヒー付」「ナポリ〜」「いけすかない」「Scare」「覚醒」MC「ダイヤグラム」
En:「HOPE(軽め)」「南行き」