GRAPEVINE
2005.11.19 sweet home adabana@なんばHatch |
とりあえず一言言わせてください。
田中氏の馬鹿ぁ(T-T)
昨日「来年も日曜じゃなかったら7時に集合」なんて言うからうっかり今日も7時開演だと思い込んじまったじゃないかぁぁぁ(※この日は土曜だった)。同じ目に遭われた方が他にもいらっしゃるようで…もうマジ罪作りなんだからこの人は……
番号もそんなに悪くなかったのに会場に辿り着いた時には既に目の前には巨大な壁が築かれており ―― というわけで今回は隙間からの覗き見ライブですが頑張ります…
■セットリスト
1.13/0.9 2.Reverb 3.シスター 4.いけすかない -MC- 5.少年 6.それを魔法と呼ぶのなら 7.放浪フリーク 8.リアリティ 9.公園まで -MC- 10.Metamorphose 11.REW 12.豚の皿 13.VIRUS 14.KINGDOM COME -MC- 15.ポリゴンのクライスト 16.アダバナ 17.100cc 18.アンチ・ハレルヤ 19.Suffer the child 20.lamb 21.その未来 22.GRAVEYARD
En1.Everyman,everywhere 2.ナポリを見て死ね 3.BREAKTHROUGH 4.ミスフライハイ 5.スカイライン
メンバーが姿を見せた途端、上がる歓声、歓声、歓声 ―― 毎度のことながらこの一日目と二日目との温度差には恐れ入ります(;´Д`)
いつも通りユルユルとした登場、しかし一転ガツーンと硬派な空気で始まるライブ。いやー今日の田中氏は初っ端から飛ばす飛ばす。一曲目からアクセル全開。合間合間でもシャウトしまくりです。Reverbの入りのAメロに入るとこではギュワンッと弦をピックで擦り上げる西川さん。おお、こういう小技が出るのは西川さんもノッてる証拠。期待期待♪シスター前の田中氏も曲を始める前から先に身体がリズムを取っちゃってたりともうまさにイケイケ。
「よく来てくれました、この食い…食い倒れ野郎共!……噛んでしまいました……」
うあうー(TДT)
「ネタを仕込むのはここだけです。後は適当です」というMCですが、
「今日が終わったら後は東京で終わりですけど、俺の中では今日が最終日です」
「出し尽くす」
と力強いお言葉。
そしてその言葉通り、少年では渾身のボーカルを聴かせてくれて。ラストのフェイクなんかもう完全に西川ギターを食う大熱唱。圧倒されました。
しかーし!西川さんも負けていない。続く魔法、イントロのキーボードの和音に乗せてポロポロ〜ンとそれはそれはムーディーな即興ソロを。うわー何それ何それ何それ!!!ボーカルのちょっとした隙間に挿んでくるフレーズとかソロとか、もう全部が大人ムード全開で。もうマジうっとりですよ。うわーずるいなー。今になってこんなの聴かせてくれるなよなー(←何故か怒る)。
その後のポップパートは昨日の方が良かったな。今日のは重量感あり過ぎだ(^^;)
「田中さ〜ん!」「亀ちゃ〜ん!」などとコールの飛ぶ中黙々とチューニングするメンバー。「かっこいい!」の声には「!」と振り向く田中氏(笑)。
「そんなふっつーに話しかけるな。…『お寒いですね』って(苦笑)」と客席からかかる声に苦笑い。
客「暑い!」田「あ、そう(真顔)」
客「かっこいい!」田「ありがとう(真顔)」
客「何か喋ってー!」田「今から喋ろう思たとこや!(怒)」
ほとんど漫才です(;´Д`)
「こうやって2DAYSできるのもお前らお好み野郎のお陰や」
「ありがたい、また来年もやりたい」とおっしゃるのに、「5DAYSぐらいやって!」と飛ぶ声。
「5DAYS?お前らが全員来てくれななー。動員的に厳しいなぁ(客席ウケつつ微妙に微妙な空気が)…なんかイヤな話してるな(苦笑)」
「やかましい!うるさいんじゃボケ!」とまたも一人ギレモードの田中氏に「もっとゆって〜!」と上がる嬌声。
「………M?(呆)」
「西川さんにも振ってみよっかなー」の言葉に「きぃやあああああああ☆★☆(大歓声)」…って西川さんに振られた時の歓声ってなんかいつも星が飛ぶんですよね(笑)。インディアンの様に右手を上げながらマイクの前に進み出、「ありがとう」と一言。「うおおおおおお!」と起こる歓声の中今度は亀ちゃんに頭上からスポットライトが(笑)。しばし「………」と見上げた後やれやれ…といった感じでマイクを引き寄せ「来年も頑張ります」
大ウケの田中氏。案の定メタモル突入コールで「来年も頑張りますロック!」なんて言ってたりして。
そのメタモル、今度は高野さんが絶好調(笑)。コーラスでほとんどツインボーカルかという感じの熱唱ぶり。1コーラス目が終わった間奏のとこでは雄叫びを発してたりで、田中氏も「おっっ」って感じで反応してました。
メタモルの次はREW。なので『お、これは次にGood bye〜が来る展開か!?』と期待してたら。暗転したもののなかなか曲が始まる気配が無く。客席も息を詰めたように静まり返って。そして薄闇の中高野さんが上げた腕を振り下ろした瞬間、静けさを打ち破って流れ出す不穏なSE ――
いやー鳥肌立ちましたねー。しかもこの豚の皿が凄いのなんの。殺人的迫力の演奏とこれでもかと言わんばかりの超ド派手なライティングが会場内を嵐のように吹き荒れて。まさに音と光の一大スペクタクルってやつですよ。ほとんどSF映画の世界。
続くVIRUSにも鋭い刃物のような緊迫感迫るサウンドで攻め立てられ、こんなの2曲も続けて聴かされたんじゃ身が持たん;;;とか思ってたところへ更にこれでもかとたたみ掛けてくるのがKINGDOM COMEの超濃密サイケワールド……ってもうどないやねんこのバンドわヽ(`Д´)ノ
そんなKINGDOM〜、後半部分が始まったところで田中氏の所へスタスタと歩み寄り何やら話し掛ける西川さん。その後高野さんにも言葉を掛け、3人で意見の一致を見たところで田中氏の「勲※△×(聞き取れん…)!」のコール。おお、高野さんのソロコーナー!続いて金やんのベースぶん回しコーナー(笑/金やんの場合はソロというよりこの表現の方が正しい気がする…)があり、お次は田中氏がギュイ〜〜ンとギターをかき鳴らし…たかと思ったらそこへ西川さんがガシガシッと割り込んで来た!そしたら田中氏も『お、そう来るか。そしたら…』みたいにまた対抗するように毛色の違うフレーズをぶつけて。そんなやり取りをしている所へ今度は亀ちゃんが後ろから「ダンダンダンダンッッ!!!」ってドラムを叩き込んでくるもんだから田中氏も「おおっっ」って後ろ振り向いて ―― って、
こういうのが見たかったんです(力説)
こういうのってやっぱ絡みがあってナンボだと思うんですよねー。単に各自が好き勝手にデカい音出されてるだけじゃあ見ててもつまんない。まぁ最後の方はやっぱり単なる爆音大会と化してましたけど(苦笑)。
怒涛の3連発が終わってようやく一息。田中氏が金やんを示して
「今日モクやんです」
だから何なんだそれは(-_-)
「明日は日曜だけどまた明後日から仕事が始まりますが…現実に引き戻されるの嫌やろ(ニヤリ)ザマミロ!」と悪態もつきつつ、「来年もまた号令かけるので見逃さずにハッチに集合するように」と頼もしいお言葉を頂きました。
ポリゴン、ここでも西川さんトリッキーなフレーズをビシバシ決めてくださって。だからそういうのできるんだから出し惜しみしてないでもっとやってよー(涙)。
アダバナ前はもう皆して金やんをニヤニヤ顔で煽ってるし。もちろんリクエストに応えて今日も思いっきりドラム台から大ジャンプを決めてくださいました☆
ハレルヤではステージ袖でのスタッフのパフォーマンス(?)にメンバー大ウケ。目撃情報によりますと皆で腕組んでラインダンスばりに踊ってらっしゃったようで。田中氏手ぇ叩いて大爆笑してるし亀ちゃんや高野さんもかなりそっちの方を見てましたが…でも一言言わせてもらうと内輪ネタで盛り上がるのも程々にしておいて欲しいところが。客ほっぽり出して横向いたまま演奏されてるってのは客的にちょっとイヤン。
Suffer〜のイントロではちょっとした田中氏と西川さんとのギターの絡みがあったりアウトロではベースの隙間をついて西川さんが割り込んでったり。だから、
こういうのが見たいんだってば(力説)
もっと引っ張って欲しかったなぁ。。。
lamb、その未来、もうまさに鬼気迫る迫力。いっそ感動さえしましたよ。なだけにやっぱラストのGRAVEYARDの取って付けた感が…ってもういいですか?(^^;)
アンコールで出てきた田中氏、客席の歓声を拍手を受け両手を大きく広げ身体を反らせて天を仰いで「…気持ちエエなぁ………」
その感覚を味わうように暫しその体勢で動かない田中氏。なんかやけに神々しく見えました。
ライブ版Every〜は悪くはないんだけど個人的にCDのストリングスの印象が強烈過ぎるもんだからやっぱなんか物足りなかったな。
ナポリは予定には無かったのかな??Every〜が終わったところで皆に『ホレホレ♪』みたいに煽られて『あーもー…(苦笑)』ってな風情でベースソロをかます金やん。昨日今日と金やん大活躍だなw歌詞も危なっかしかったりと演奏の方もかなりヨレヨレでしたがまぁそこはご愛嬌。
フライハイでいつものように前に出てきてソロを弾く田中氏。ところが西川さんと入れ違いに引っ込むところでコードが絡まったのかその後ろでワタワタ。ようやくマイクに向かったところでの第一声、
「♪忘れてくれ〜」
ウマい!ウマ過ぎるぞ(唸)。
そういえば何となく歌詞替えが多かったような今回のラインナップ。でもその中で一番ビビッと来たのがスカイラインの”忘れないと”って歌うところを”忘れないぜ”って替えてたとこなんですね。なんかすごい好き。ちなみに今回のご当地歌詞は「♪トンボリまで〜、♪※△×チョウまで〜」でした。二つ目のやつちょっと聞き取れなかったんだけど田中氏、『何かオカシイな』みたいに首傾げて苦笑してました(笑)。
ほんのり点けられた客電と昨日より更に増した数の手拍子の輪に包まれてという、何だか慣れなくてちょっぴりくすぐったい気分のうちに終わるライブでしたけど(^^;) まぁこういうのもたまにはいいか。
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