GRAPEVINE
 
 2001.09.18 Whitewood@京都磔磔
■セットリスト(MCはこの他にも曲間に一言二言ってのがあったかも)
1.Buster Bluster 2.壁の星 3.discord -MC- 4.きみが嫌い 5.白日 6.覚醒
-MC- 7.風待ち 8.青い魚 9.パブロフドッグとハムスター 10.波音 -間- 11.フィギュア 12.アルカイック -MC- 13.ふれていたい 14.lamb -MC- 15.スロウ 16.So. 17.100cc 18.(All the young)Yellow 19.ナポリを見て死ね 20.B.D.S.
 
 今日のライブはほんま最高の演奏でした。元々磔磔の音が私の耳と相性がいいってのもあるけれど、こんなに聴き惚れた演奏は初めてだと思う。
 今回もまた客席後方に位置取ったもんだから、ステージ上はといえば亀ちゃんはほとんど目にすることはできないし、田中氏&西川さんは胸から上しか見えてないし、金やんに至っては例によって柱の餌食となり今日はベースのネック以外に存在が確認できなかったという始末(笑)。それでもこんなに素晴らしいライブだと思えた。バインはもう完全に音だけでも十分満足させられるライブをするバンドになったんだと確信しました。
 ツアー一発目でこんなん観てしまって後大丈夫か?言いたいことはいっぱいあるけれどいざ書こうとすると言葉が出てこない(涙)。
 
 とにかくもう最高に良かったとしか言い様がないんだけど。
 ”Buster Bluster”はほぼ完全なインストアレンジとなっていて音源よりも更に迫力が増してるし、”壁の星”はC.E.S.の時とは違った印象のどことなく幻想的なフワッとしたイメージになっててこれまた良い。
 ”白日”はこれまでに話を聞いてた分には、人によっては色々思う所あるんだろうなーというのはわかるんですが、私自身はこの曲にそれほど思い入れみたいなものは無いので単純にすごいかっこいい!という感想しかありませんでした。しかもよく言われてるベースがどうこうより、ドラムがなんかものすごいんですけど!信じられない位耳が持っていかれるんですけど!!!
 そう言えば亀ちゃん、ドラム新調したんでしたっけ?チューニングの妙かもしれないけど今日はドラムの音色がめちゃめちゃ冴えてた。特に”波音”。要所要所で入ってくるシンバルロールが絶妙で鳥肌が立つ思いでした。波音は全体的にも素晴らしい出来で、ある意味ライブのクライマックスだったかも。
 ”アルカイック”のアウトロの田中氏のギターソロも良かったなー。西川さんのあの”泣き”のフレーズも好きだけど、田中氏のはそれよりもっと淡々とした雰囲気があってそれがかえって泣かせる、みたいな感じ。自分でも「ナイスソロやろ?」ってゆってたけど、ほんまにナイス。
 ”スロウ”からラストの”B.D.S.”まではほぼノンストップ。なんでスロウがこんなとこにあるんだって感じですが、これが違和感ないもんだから恐ろしい(笑)。どうしてスロウに疾走感があるんだ!?妙にかっこいいのです。尚且つ”これぞスロウ!”という洪水のような音の流れも作り出してて。まるで濁流に呑み込まれてるような感覚でした。
 そしてその勢いのまま(だからなんでスロウに勢いがあるんだ?(笑))So.へ!よっしゃー、C.E.Sの借りを返してもらうぜー!と張り切ったものの、なんてこったい、歌詞忘れ大炸裂(泣)。あうあうあう、頼むよ〜タナカ〜。かなりハラハラものでしたね。あぁ、せっかく堪能させてもらおうと思ってたのにー。
 そんなことでちょっと腰を折られた格好となってしまいましたが、それも100ccで復活!イントロに入る直前に田中氏が顔の横で手拍子する仕草をしてみせて、『何?やれってこと?』って思ったけど。テンポ速いよ(汗)。しかも音源とはベースラインが変わっててすっごいノリのいい曲になっちゃってるから俄然テンション上がっちゃってそんな余裕無いし。
 ここで跳ね上がったテンションはYellowで最高潮に。こっちももう大分ボーカルの方はヨレヨレだったんだけど、気にしない気にしない。とにかく最高にかっこよくて最高に盛り上がったんだから言うことなし。いっそインストでもオッケー(爆)。後は”ナポリ”、”B.D.S.”へと一気になだれ込み、ライブは終了。
 アンコールは無し。SBではステージ上で一息ついた後一曲だけ演ったんだけど、今回はそれもなく本編終えるとさっさと退場(ってのはここだとまさにライブハウスから出て行くってことになるんですね)。当然アンコールの手拍子は起こってましたが、私はもうこれで十分満足でした。この余韻のまま終わってくれた方がいいって思ったので逆に無くて良かったです。
 
 視覚でのトピックスは、冒頭にも書いたようにステージ上の様子はあまり見えなかった&音だけでもういっぱいいっぱいだったってのもあって、ほとんど無いです。ただねぇ、西川さんが・・・西川さんが・・・エロくなーい!(大泣)。ライブでエロくないなんて西川さんじゃなーい!(爆死)。うっうっうっ、早く髪伸びてください(懇願)。
 あと会場の蒸し暑さが半端じゃなかったですね。後ろの方で全然ゆったりと見てた私でさえ、腕を汗が伝う程。田中氏も「湿気でチューニング狂いまくり」って嘆いてました。前の方なんてさぞかしエラいことになってたでしょう。ご苦労様ですm(_ _)m
 
 とまぁ結局つらつらと書きましたが、なんか書いていくしりから安っぽくなっていく(悔)。ええねん!自分が満足したからそれで!(とキレてみる)。とにかくもう半端じゃなくシビれたライブなのでした。これがベースがきちんと鳴るようになったことによる効果なのか磔磔マジックなのかわからないけど、ますます今後が楽しみになりました。
 そしてこのツアー自体もね。旅の終わりには何が待ってるのか。果たしてバインはどこへ向かおうとしているのか!?しっかり見届けたいものです。
 
 しかしこのセットリスト、あれだね・・・。リーダー曲が一つもないね・・・。偶然?