GRAPEVINE
2001.10.25
Whitewood@松山サロンキティ |
さて松山2日目。ある意味今ツアーで最も注目の日です(笑)。松山2日目と言えばやっぱ、”SBでの初日との温度差”。そしてその期待を裏切ることなく今回もやってくれました。う〜ん、だから松山は好きだ(爆)。
そもそもチケットも今日の分はソールドアウトしていたというし、客入りが始まったら始まったでスタッフの「人まだまだ入りますんでもっと詰めてくださーい」との声と共にジワリジワリと迫り来る圧力。既に会場の熱気もかなりのものに。皆正直過ぎるよ(笑)。
昨日のこともあったので番号15番では最前は諦めてましたが、スペースの使用効率が良かったためか幸いにも西川さん側最前しかも立ち位置ど真ん前に行くことができました。しかしこれ実際立ってみてわかったんですが、柵が足の付け根ぐらいの高さしかなくて、だから後ろから押されたとしてもそれを支えに踏ん張るっつーことができないんですよね。これは厳しいぞ(汗)。隣のTさんと共に『マグロにだけは決してなるまい』と気合を入れるのでありました。
そしてついに開演の時。階段の上にメンバーが姿を見せたと思ったら昨日とは比べ物にならないほどの歓声と共に背後から押し寄せてくる人人人・・・!!!おいこらちょっと待たんかーい!!!(涙)。しかしここでちょっとでも前屈みになってしまおうものなら後ろから背中に乗ってこられてますます状況が悪化するのは明らかなんでともかく踏ん張りましたよ。こ、腰が痛い(泣)。ついでに足の付け根のとこがちょうど柵の支柱にグリグリ当たってこれまた痛い(大泣)。あのーサロンキティさん、この柵せめてあと30cm高くしてくださることを切に希望したいんですけど・・・。
ステージ上ではそんな私の悲痛な叫びにはお構いなく着々と準備が進む。はっっっ、こんなことでめげてる場合ではないぞ。神戸の借り、ここで返さずいつ返す(奮)。あぁ西川さん、大分髪伸びましたね。うんうん、この方が好きだなぁ。また今日のお召し物も深紅のシャツときたもんだ。うんうん、濃い色は西川さんに似合うね♪(・・・)。
あの時は今イチ勢いに乗り切れてなく感じられたんだけど今日はどうなんだろう。あの歪んだベースがグワングワンと鳴り出してライブは”I found〜”始まり。期待半分不安半分で見守ってたら。
イントロのコーラスを歌い終わっての一発目のギター、よぉぉぉっっっし、スイッチ入ったぞーーー!!!思わずガッツポーズですよ。身体全体でノリを生んでるすごく気合の入った、それでいて適度な力の抜け具合。ちょっとちょっといい感じじゃないの〜♪こうなったらもう痛いとか辛いなんてゆってる場合じゃないですよ。とにかく全神経をステージ上に総動員です。
曲中のコーラスも、多分半分生声も聴こえてたと思うんだけど良く聴こえて、それがもう綺麗にハモったメインボーカルにも引けを取らない素敵な歌声で。うわぁ、西川さんってこんなにきちんと歌える人なんだー!ギターも弾く動作は大きいのに丁寧に弾いてるなっていうのが伝わってきて。自分はというと曲に合わせて波のようにドーンドーンと押し寄せて来る後ろからの力に『あうう・・・(涙)』って感じだったにもかかわらず、もうすっかり演奏に引き込まれてしまいました。
1曲目が終わってタナカは「2DAYS目ー!!!・・・2DAYS目って(笑)」と一人ツッコミ一人ボケ(笑)。「行くぞーーー!!!」と気合を入れて”きみが嫌い”。これもまた西川さん、超ノリノリ(嬉)。Aメロはガーンガーンとピックを叩きつけるような激しい動作で熱を上げていき、Bメロはちょっと気取ったような仕草でのシンコペーション。んでサビ前でカーンと鮮やかにエフェクターを踏んでサビ突入!とまさに”これがこの人なんだよなぁ”という見本のような一連の動作をかましてくれました。”100cc”もスピードに乗ったバリバリにカッコいい疾走感のある演奏。いやぁ、西川さんはやっぱりこうでなくっちゃ!
でも”discord”は・・・ごめんなさい、やっぱり金やんに目が行ってしまう(>_<) でもでもこの曲の金やんはほんま文句無しにカッコいいんです。魅せ所が満載で一瞬たりとも目が離せないの。腰で弾いてるって感じのあの姿がね、ワイルドでアグレッシヴでもう惚れ惚れしてしまいます。いくら西川さん前であろうとこの時ばかりは!とひたすら金やんを目で追ってたら何故か目が合った(涙)。何でこんなところでまで目が合うんだよ・・・。
間奏最後の部分、拍が変化するところではその瞬間5人の意識が一ヵ所にバシーーーッと集まって何かこう火花みたいなものが見えたような気がしました。あの一瞬の集中力はもの凄かった。震えが来ましたね。
と、ここで一息。西川さんはローディさんに向かってオフマイクで一言、「暑い(涙)」(笑)。私、暑いというより痛いです・・・。タナカはというとご機嫌よろしく、おっきくVサイン。客席も一緒にピースピース♪その内その手をエイッエイッと振り上げるから皆も揃って拳振り上げて。俄に体育会系化。ああいうわかり易い煽り大好きです(笑)。だから次の”ふれていたい”の曲中も妙に浮かれてしまってかなり暴れてしまいました。どうもふれていたいでスイッチ入ること多いなぁ。これぞまさしくパブロフドッグ(笑)。
”lamb”と続いてまたMC。ここでは昨日と同じく”牛乳”PRと(「売れないとマズい」ってなことをおっしゃってましたが、連載打ち切りとか!?その前に本体が(T T))、「今日も北高チェックしよかな」とのお言葉。金やん何既にヨレヨレしてるんですか(笑)。在校生・卒業生に手を上げさせ、「大先輩からありがた〜いお言葉!」。で金やん、「お前ら明日絶対(10回?)城山登れ!!!」。何じゃそりゃ(-_-)
まったりと”ポートレート”、そして”風待ち”。今回西川さんのギターが変わってその音にはやっぱりまだ納得いかないんですが、この曲では素直にいい音だなと思えました。アンプの真ん前にいたのでよりはっきりと聴こえてたというのもあったのですが、紡ぎ出される音の一つ一つ、なめらかに指板を滑る指先にただただうっとり☆すごく愛情がこもってるような素敵な音が出てました。
”フィギュア”と続いて、待ってました”坂の途中”!!!バインの曲はライブで聴くとまた違った魅力が出てくるんですが、その中でもこの曲はライブで聴くのがベストだなぁと思わずにはいられない一曲です。I found〜始まりのセットリストではこの曲が一番の要チェックポイント。西川さんの魅力が最大限に生きてるのもこの曲であります。出だし部分はタナカもなかなかムードたっぷりのシブーい音を鳴らしてて、『あら、この人のこういう音もいいじゃな〜い』なんてちょっと気がそっちに行ってたんですが、そこにギュワーーーンと切り込んでくる西川ギター!あああっっっそんな不意打ち反則・・・(涙)。
とにかくこの曲での西川さんの存在感はハンパじゃない。抑えた赤いライティングも手伝ってそれはもうアダルトでシブくてえも言われぬ色気があって、煙るような濃密なオーラと音にまるで酔ってるような気分になってしまいます(悶絶)。こういう雰囲気を出すことにおいては西川さんはもう最強ですね。このひと時は彼のためにあると言っても過言ではない!
その後の”壁の星”はまぁ良かったんですけど、”波音”がね、ボーカルかなりダメダメでしたね。キーが完全にずれちゃってた。演奏の方もいつもに比べて浮き足立ってたように感じました。余裕の無い感じ。ちょっと惜しかったなぁ。
けどまぁ気を取り直して”パブロフ”と。やっぱり何だかんだゆっても西川さんが何をやらかしてくれるのかが楽しみだったりするのです。この頃はタナカの方がより壊れてることが多いですけどね。
今日は間奏部分でいつものようにタナカと西川さんちょっと一息ついた後タナカの方が先にガシガシとギターを弾き出したんで西川さんはどう出てくるかなと注目してたんですが、これがなかなかギターを弾く体勢に入らないんですよね。以前のタナカと役割交代したかのようにペットボトルを手にふらふらリズム取ってて。高野さんに向けてしきりに手を振って何か合図?してたり。何だ何だ!?その内苦笑気味の表情でこちらに向き直っていよいよ来るかと思ってもまだフラフラしてるし。今度は客席側に身を乗り出して金やんの方を窺い始めて。もちろん金やんは『なんですかぁ!?』とでも言いた気に怪訝な顔で返してくるから笑ったぁ(笑)。結局ここでも相手にされずにおとなしく一人で暴れる西川さんでした。うーん、何がやりたかったのかなぁ。ま、次のお楽しみってことで(そしてタナカは相変わらずギターのネックでマイクスタンドを切ってました(笑))。
そういえば、書くの忘れてたんですが昨日金やん、この曲中ピックで弾いてたのを最後の1フレーズだけ指弾きにするのに、そのピックを唇に咥えちゃったりするんですよっっっ。きゃぁぁぁぁぁvv 私あのピック咥えるって仕草が大好きなんですーーーvv これやられると私もうノックダウンのクラクラ・・・××× また金やんってばそんな最終兵器を持ち出してからに・・・。罪な人ですまったく(涙)。
そしていよいよ恐怖の終盤戦。曲は神戸1日目と同じ、”白日”、”So.”、”HEAD”、”B.D.S.”、”Buster〜”、”Yellow”だったんですが、この後の状況といったらそれはもう凄絶なものがありました(^ ^;) まぁ今までの経過から相当ハードなものになるだろうとは覚悟してましたが、とにかく凄かった。どう凄かったかと言われてもとにかくひたすら凄かったとしか言いようが無い位凄かった。特にタナカ前なんか凄まじいばかりの人の押し寄せようで見てて怖かったです。あんな光景初めて見たよ・・・;;;;; 西川さん前はまだマシだったとはいえ、後ろからの押しは物凄いしどんどんどんどん端の方に押しやられていくから、そしたら今度はスピーカーからの爆音が待っているというので必死で堪えてたり。これじゃあライブ見に来てるのかおしくらまんじゅうしに来てるのかわからんではないか(泣)。
ところが。こんなん今までだったらきっと不本意で不本意でしょうがなかったと思うんだけど、今日はそんな死にそうな状況の中でも不思議とテンションが落ちなかった!むしろここぞとばかりに盛り上がってたような気がします。この私が。おお、めずらしい(驚)。
大体私にとってのライブと言ったら、単にその場が楽しければいいというものではなくいつまでも心に残るものであって欲しいというのが基本なんで、それにはどれだけ見てられたか・聴いてられたかってのが勝負になってくるんで、本来なら”とにかく盛り上がってしまえー!”みたいなのは避けたい方なんですが、この日はそんな”記憶に留めておこう”という意識より、”せっかくだから楽しもう”って勢いの方が大きかったという。こういう感じの面白さって今まで感じたことが無かったのでちょっと嬉しいです。
もうはっきり言ってここら辺の記憶はほとんどぶっ飛んでるから、覚えてることといったらどの曲でだったか忘れてしまったけど西川さんが、”ここしか無い”という隙間を使ってステージの端ギリギリまで出てきてくれ、せっかくなので左手の手首をちょんちょんって触ってしまったりしたことと(この時あまりに皆ベタベタ触るもんだからローディさんが飛んできて必死で剥がしにかかってました(笑)。でも当の本人は全然ニコニコしてた!)、So.の間奏でタナカがやたら西川さんに絡みたそうにアプローチしてるのに残念ながら空振りに終わってたんで可哀想だなーって思ったことぐらい(西川さん、その内相手したげてね)しかない(涙)。でもそれでもすっごい自分的には盛り上がれたし楽しめたという手応えは残ってるので満足です。でもできればもうあんな目には遭いたくないなぁ(T T)
本編ラストは”アルカイック”、そしてアンコールは”Our Song””覚醒””SOUL〜”でした。タナカもかなりお客さんに触られてましたねー。で、同じくローディさんのお世話になってました。でもモニターに手をついて踏ん張ってる前の子の、その手を退けさせてまで生贄になりに行く姿は頼もしいものがありました(笑)。
Our Songでは何やら西川さん越しに何かタコのようにうにょうにょ動くものが目に入ってきたんですが、よく見たらタンバリン片手に踊る高野さんでした(爆)。高野さん・・・侮れん(唸)。
終わってみればシャツもスカートも搾れる位にびしょ濡れ!こんなことも初めてだったのでいかに今日のライブが熱いものだったかを改めて感じたのでした。
しかしこれほんま今度こそ松山公演、1日に減らされるんじゃないかと思わずにはいられないんですが(^^ゞ
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