GRAPEVINE
2001.11.23
Whitewood@Zepp Osaka |
あのZepp@E.ツアーからもう約一年ですか。何だかついこないだのように思えます・・・。
ここは私にとって言わば”聖地”です。大好きな大切な場所。必ずいいライブになると思わせてくれる所。そしてその期待を裏切ることなくやってくれました。
ほんっま素晴らしい演奏でした!!!
特にボーカルに関しては100点満点つけてもいいです。最高!
番号もそんなに良くなかったのでどうせならと、後ろの方でじっくり聴かせてもらってました。遠かったのでステージ上の細かいとこはわからなかったりするんだけど、さすがに音はめちゃめちゃ良かったです。
セットリストは”Buster〜”始まり(ダンナ・・・4つ行った4つ共Buster〜Ver.。ご愁傷さま・・・)。頭っから飛ばす、といったスタートではなかったです。最初は、『ちょっと抑えてるのかな?』というような落ち着いた始まり。でも2曲目”壁の星”の中盤辺りから、今日の演奏には勢いではなく熱のようなジワジワと来る力があるんだというとこに気がつきました。なんか風格みたいなものが感じられるんですね。思わず圧倒されるような。余裕を持たせて見せる・聴かせるってことができてたように思います。聴かせる曲はもちろん、勢いものの曲でもしっかりと丁寧に演奏されてて。
何よりもボーカルが際立ってました。こんなきちんと歌われたのを聴くのは初めてです(笑)。聴かせる曲はもちろん、アップテンポな曲でもほんとにきっちり音も取れてたし声も良く出てたし。で、その脇を大人な兄さん達が貫禄たっぷりに固めてるといった具合。
とにかくひたすら引き込まれてました。始終瞳孔開きまくってたし(笑)。演奏だけを取るなら、過去1、2位を争う出来だったんじゃないかな。
序盤の”割と勢いもの”パートも前述の通り比較的控えめなノリでしたが、なにしろ演奏がしっかりしてるものだから迫力がある。スピード感よりグルーヴといったとこでしょうか。今までは結構ノリノリ(笑)でいたところが、聴くことに夢中になってました。”覚醒”の重厚感なんか凄かったなー。
MCではさすが地元、結構コールが飛んでました。男集団の「亀井ーーー!!!」コールに「友達か?」なんて言われてたり(笑)。
”大人の時間”もほんとにほんとに素晴らしく、歌謡ショーかと見紛うようなステージングに魅了されました。客席からも一曲一曲ごとに盛大な拍手が起こってましたね。
クライマックスはやっぱり ”パブロフ”でしょう。おお、パブロフにヒットしたのは久しぶりだ(笑)。今回のツアーのは今いちピンと来るものが無かったのでちょっと気を抜いてたら・・・あれ?中盤のアドリブタイム、何やら今までと様子が違うぞ。いつものようにベースとドラムのパターンで引っ張るのかと思いきや、おもむろに金やんショータイムに突入。まるでベースをギターと間違えてるんじゃないかという超早弾きフレーズ大炸裂。まさに”凄い”の一言です。今度はそれを受ける形で西川さんのアピールタイム。これもこれまでにあんまり無かったような雰囲気のフレーズで、ちょっと新鮮。『こういうのも弾くんだー!』とちょっとドキドキしました。そして田中氏も負けじと持ち技を披露した後は全員で一気にたたみ掛け。こうなるともう戦争です。会場がまるで嵐のような空気に包まれてました。
”フィギュア”の後の一瞬水を打ったような静けさも鳥肌ものでした。フィギュア好きダンナ曰く、『今日のは絶品』だったそうです。私はむしろその後の”アルカイック”の神々しさに感動しました。会場いっぱいに広がる眩いばかりの音と光に涙が出そうになりました。
後は何と言っても”怒涛の後半戦”でもボーカルが全く崩れなかったのが感激した!そして耳がイカれることなく最後まで最高の演奏が聴けたことが嬉しかった!!!(笑)。そしてそして何より全然しんどくなかったのがありがたかった!!!!!(爆)。いやー、ここしばらく苦労してましたから。自由に集中してハジケられたので良かったー!
アンコールで登場したメンバーは田中氏と金やんが頭にタオル巻き。ところでいつの間にか恒例となっているアンコールでのタオル遊びですが、今では客席にも浸透してるようで、なんとグッズにまで登場してました(爆)。やっぱり緊急に販売決定したんでしょうか・・・。サポートメンバーにしてこんなとこにまで影響を与えてしまう金やん、恐るべし・・・。でも実際巻いてる人は少なかったですね。そら元ネタがあれ(J-WAVE)ではわかってる人少ないって(苦笑)。田中氏は会場を眺めてそれでも「巻いてるねぇ♪」って喜んでました。亀ちゃんと高野さんは丸く結んだタオルを2人でせーので客席に投げ込んでました(これの元ネタはMR5のやつ?)。
「ソウルフルやねぇ(←タオル巻きのこと(笑))。じゃあソウルフルなカバーを!」ということで洋楽のカバー曲を披露。でもカバーをやってるというのは聞いてましたが想像してたのと全然違ったのでびっくりしました。ちょっとイメージに合わないなーなんて思ったのは私だけ?(^^ゞ 西川さんがちょっと弾きにくそうだった気が。守備範囲外って感じで。キーボードの効いたおしゃれっぽい曲でした。
田「アル・クーパーって人の曲」
客席「・・・・・・・・・・・・」
田「反応せんでええで。反応がないのはわかっていた」
う〜、すいません・・・。
後はいつも通り”SOUL〜”と”HEAD”。こんな盛り上がりつつしんどくないアンコールは久々だったので嬉しかったー(笑)。ステージから遠いってのはちょっと悲しいけど、そういうのも、後ろの方もまたいいもんだなと思いました。
遠目とは言え、一応ステージ上も頑張って見てました。西川さん6・金やん3・その他1くらいの割合で(笑)。西川さん、髪が更に鬱陶しさを増しており、また一層えもいわれぬ色気を醸し出してられました(惚)。動きも結構激しかったと思うんですが、ちょっと今までにない雰囲気を感じました。ただ大きい動きっていうのではなく何て言うか、”しなやか”なんですね。ものすごーく力の抜けた気負ったところが全然無い。なんかまた惚れ直してしまいました(*^-^*) もう一回位は近くで見たいものです。
■セットリスト
1.Buster Bluster 2.壁の星 3.discord -MC- 4.きみが嫌い 5.白日 6.覚醒
-MC- 7.風待ち 8.青い魚 9.パブロフドッグとハムスター 10.波音 11.フィギュア 12.アルカイック -MC- 13.ふれていたい 14.lamb 15.ナポリを見て死ね 16.スロウ 17.So. 18.100cc 19.(All the young)Yellow 20.B.D.S.
En1.カバー曲 2.SOUL FOUNDATION 3.HEAD
|
|