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士道アンナ
Last Update:2003/11/01(Sat) 03:01

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ズバリ、このコンビの萌えどころはお互いの存在によって各々の人生が好転したという事実。
ノーランドのここが好き諦めの悪い所。状況に応じて、有言不言に拘らず常に最良の選択を実行できる所。雄弁な語り口の一方で過ぎたことへの弁解は一切しない潔さを持っている所。
カルガラのここが好き一本気のある所。自分の非を素直に受け入れ即座に訂正できる所。親友との約束のため、全力ですべてを死守しようとした姿。
印象に残っている二人のことば「この儀式は我々に対する侮辱だ!!!」 「ならば神とは…たいした事はないな…人一人殺す力もないのだから」 「そんなに神が怖いのか!!!!」 「答えを言え…おれは今…何を殺した」 「ヘビだ」 「おれの前に顔を出すな。ここで死別したいか?」 「鐘を鳴らして君を待つ!!!!」 「また、いつの日か必ず会おう!!! 親友よ!!!!」 (カルガラ…君は今どこにいる? 生きているのか?) (――ただ、君たちの身を案ずる) 「この地を奪われるわけにはいかん!!!」(もう少し待て、今伝えるから) (おれ達はここにいる!!!) (話したいことが山程あるんだノーランド)


 ▼Comment
相当涙ぐんでしまったけれど、二人の死に様が描かれなかった分、どうにか号泣せずに済みました。正直、こんなにも互いを認め合えた二人が互いの与り知らぬ場所で殺される様は見たくなかったから…。尾田の描く過去には救いがありません。絶望からすべてが始まって、残された人が生き抜くための意志(もしくは遺志)を固めていくんです。例えば、麦わら一味の面子の場合、各々の過去があってやっぱりそこに救いはないのだけれど、絶望の果てに決然と且つ前向きに生きようとする姿を示してくれるから、安心して見ていられます。でも、ノーランドとカルガラの場合は、歳月を重ね過ぎたせいで残された人達の絶望は募るばかり。その無念さが余計重く深く響いてくるほど二人は再会を待ち望んでいました。何せ、死ぬ間際までお互いのことばかり考えてましたから………ほんとつらいなあ…(涙)

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Miniりすと v4.01