上津の姥桜

利根郡みなかみ町上津1130−1

昭和27年 群馬県指定天然記念物
樹齢 推定約540年のヤマザクラ

沼田市五代上野介景繁の三男景冬が初めて名胡桃の郷に居城をを構えた。景冬の姉・如意姫は
絶世の美人で才智万人に勝り、和歌に秀でてその才能が京に達し、右大臣平信宗に召されて都
に上り、養女となり采女として宮中に仕えた。帝の寵愛厚く、懐胎し、1458年に帰郷して上津の地
で皇子を産み、京洛から携えてきた桜の苗を記念に植えたと伝えられている。

名胡桃の姥の桜は咲きにけり  子持ちの山にかかるしら雲

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