ミロス島へ...

ルーブル美術館の『ミロのヴィーナス』が発見されたことで有名な島。
他のキクラデス諸島の島々に比べ、風も海も穏やかなとても美しい島です。

2003年5月31日
パロスで調べた時にはパロスからミロス行きのフェリーが無いって話だったので、わざわざシロスへ来たのに、シロスを出向したフェリーはパロス、セリフォス、シフノス、キモロスを経由してミロス島へ向かったのでした。
フェリーの中では昼間歩きまわって疲れたせいもあり、眠くてしょうがありませんでした。それでも『寝過ごしたらクレタ島まで行ってしまうんじゃないか?』と必死に踏ん張りました。結局、ミロス島に到着したのは夜中の1時半。とにかく宿を決めてさっさと寝ようと思っていたのですが、どうも客引きらしき人がいない感じ。どこの島もフェリーから下りると、我先に!という感じで宿の写真を手に近づいてくるんですけども、この島ではそんな客引きが全くいません。なので今回ばかりはそれらしき人に逆にアタックしてみることにしました。
そこで目についたのが“Apartments Vamvounis M”と書いてある車。アパートメンツって書いてあるからきっと宿の人だと思って『この近くですか?』と聞いてみました。答えが『イエス』だったので、もうそれだけで決めてしまいました。値段が高かったら明日他を探せばいいや、とにかく今は眠くてしょうがない。ちなみに宿の人は若い夫婦(もしかしたら兄妹?)なんですが、客を探しに来てたというより、友達を迎えに港に来てただけって感じでした。ミロスの人はあまり商売気がないのか?
車に乗ること1〜2分で到着。表から見ると小さいけど、通された部屋は今までで泊まった部屋では一番広く、シロスで泊まった部屋の3倍くらい。バスタブは無いけど、テレビ、冷蔵庫、電話付き、テラスからは海も見えます。しかも一泊15ユーロという値段もアモルゴス以来の安さ。眠る前に『ひょっとしたら一泊50ユーロの聞き間違いでは?』と心配になってしまいました。

2003年6月1日
朝起きて『50ユーロの聞き間違えでは?』という心配があったので、とにかくもう一度確認することにしました。ちょうど宿のおにーさんが掃除してたので聞いてみると、彼は英語ができないらしく(オレも出来ませんが)代わりに、奥さんへ電話で繋がれました。電話で話していても、フィフティーン(15)とフィフティ(50)のどっちがどっちか良くわかりません。大げさに『フィフティ〜〜〜ン or フィフティ?』と聞いたんですが、どうも『フィフティ』と言ってるように聞こえます。なのでレセプションまで来てもらって確認したところ15ユーロでした。あ〜〜最初から電卓で確認しておくべきでした。その為に電卓を持ち歩いているのに。反省。
さて、天気も良いので散策に出発!

今回の旅ではとにかく行けるところは後回しにせず、行ける時に行っておくという行動パターンにしました。
なのでとりあえずバスに乗ってミロスの街へ行くことにしました。


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青い壺
真っ青に塗られた壺に植えられたアロエ。


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城塞跡頂上の教会
ミロスの街にある小さな丘の城塞跡からは島全体が良く見渡せます。

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Thalassitra教会
城塞跡にあるもうひとつの教会。
以前はもっと小さな教会だったらしいのですが、大きく立て直されたそうです。

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路地
青い空、白い家、赤い花。
ナクソスやパロスに比べるとホント風も穏やかで天気も良い島です。

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ヴィーナス像発見場所
プレートには『ミロのヴィーナスはここで発見されました』と書いてあります。
もっと美しい場所を想像していたので、ちょっとガッカリ。
近くには城壁跡や劇場跡があります。

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古代劇場跡
小さな劇場跡は草がボーボーでした。
ちょうど外国人のカップルが劇場跡にいたのですが、
突然男の方が『ワ〜!!!」と声を上げて走り出しました。
聞いたところ『蜂がいるよ』と言ってました。

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古代劇場跡
凝った細工がされた石が沢山放置されたままでした。

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Tripitiのバス停の地図
手書きの地図には、描いた人のサインが書いてありました。
この地図を見ると、さっきの古代劇場跡から港町クリマへ続く道があるのですが、
草がボーボーで道がわからなかったので、遠回りですが道路を歩いて行くことにしました。
クリマへ行く途中、先ほど蜂に追いかけられた外国人が手を振ってバイクで走って行きました。

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港町クリマ
どの家も一階は船のための納屋になってて、住みかは二階にあります。
なので直接二階へ上がるための階段が付いています。

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猫とカモ
海の上をいちもくさんに泳いで行くカモがいたと思ったら…
その先で猫と仲良くエサを食べていました。

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秘密基地?
町外れに、小さな風車と灯台がある秘密基地を見つけました。
ベンチの下には人魚の絵が書いてあるのですが、ボロボロになってました。

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小猫
ミロスの街へ戻る途中、ニャーニャー泣きながらついてきました。

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ミロスの街並み
正面の小さな丘はさっき登った城塞跡と教会。

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島の地図(テーブルクロス)
この島のタベルナのテーブルクロスにも島の地図がプリントされていて、
店のおじさんは地図の向きをきちんと合わせて敷いてくれました。

2003年6月2日
ボートツアーのスケジュールを調べると明日ということなので、この日は一日中付近をぶらぶらしていました。
近所のパン屋さんでパンを買って食べたり、ミニマーケットでビールを買って飲んだり一日のんびりすごしました。
ちなみに、ミニマーケットのおばさんは毎回『サンキュー、ダンケシェーン』と言ってくれます。
また、町外れには鉱物博物館(無料)があり、昔の採掘道具やこの島で採れる様々な鉱物が展示されていました。


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教会
アダマスの街にある教会は、塗り直されたばかりなのかまぶしい教会でした。

2003年6月3日
今日はボートツアー『AROUND MILOS』に参加するために8時半に港に行きました。
9時にアダマスの港を出港しミロス島を一周しながら、ビーチで休憩しつつ、キモロス島にも寄港し、
夕方に戻って来るというツアーです。港に行った時は2,3人くらいしかいませんでしたが、
出発時には15人程になっていました。
風も波も無く、雲一つ無い絶好の天気の中、出発!


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アダマスの街並み
他の島へのフェリーやボートツアーはこの街の港から出発します。

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ヨット

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Kleftiko(岩の名前?)

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小さなビーチ
船でしか行けないビーチでの休憩タイム。
私も泳ぐつもりで既に海パンをはいていたので、エメラルド色の海で十数年振りに泳いでみました。
しかし、足は着かないし浮き輪も無いので、溺れたら大変!と不安になって岸まで半分程行って
引き返してしまいました。でも折角なので船の浮き輪に掴まってプカプカしてました。
船に戻るとドイツのゴールキーパーカーン似のワイルドなおじさんは『とても美しい島だ!』と話しかけて来ました。
私もただうなずくばかりです。

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石を運ぶ船
採石場で採られた石は粉砕されて船に積み込まれていました。
重みのせいなのか船が沈みそうに見えます。

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採石場
削られた丘が真っ白です。

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白砂のビーチ

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泳ぐおじさん
このビーチも両脇は崖で、船でしか行けません。

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ビーチ
シーズン前のビーチには人影もまばらです。

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赤と白の岸壁

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採石場跡とカヤックをする人達

14時を過ぎた頃、隣のキモロス島で遅めのランチタイムです。
港のタベルナでビールとピザを食べました。

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キモロス島の教会
シエスタ時ということもあり、人が全くいませんでした。

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ボートツアーの船
出発の時間が近づくと船長?の子供達が船のブザーを鳴らし知らせてくれました。

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溶岩
火山島であるミロスにはあちこちにこの様な岩が見られます。
溶岩が急激に冷やされた為に繊維の様なこんな形になったそうです。

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溶岩

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岩のビーチ

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先日立ち寄った港町クリマ

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同じく秘密基地

2003年6月4日
今晩1時のピレウス直行のフェリーでアテネへ戻る事にしました。
出かけようとすると宿の奥さんが丁度レセプションにいたので、今晩のフェリーで
アテネに戻ることを説明し、宿代を支払いパスポートを返してもらいました。
この日は遠くへ行かず、フェリーのチケットを買い、郵便局へポストカードを出しに行き、
お土産を買ったりして過ごしました。


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干しダコ
もっと高い場所に干しておかないと猫が食べてしまうんじゃないかと?

夜中、ちょっと早めに宿を出て港へ行きました。
港へ着くと近くのディスコから青い光が漏れ、ガンガン音楽が鳴っていました。
待合所には昨日のボートツアーで一緒だったおじさんがいたのでお互い『やあ』と挨拶しました。

ミロスはキクラデス諸島の外れにある為、観光客は少ないですが風も海も穏やかで過ごしやすい島でした。
特に島のあちこちにある個性的で美しいビーチは、普段泳がない人でもきっと泳ぎたくなるのではないかと思います。