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日記
岐阜から東京へ
 ナロー納車の日、いきなりの長距離ですが、岐阜から東京まで深夜の高速道路を自走して帰ることとなりました。

 道中は何のトラブルもなく、快適に走ることができましたが、確か海老名の手前くらいでガソリンの警告灯が点いたり消えたりするようになりました。
 岐阜を出るときは満タンだったので、自宅まで帰れないわけないだろうなんて思ってそのままゆっくり走っていたのですが、 自宅近く、交差点を渡れば行き着けのガソリンスタンドという場所で信号待ちをしていたら、見事にエンストしてしまったのです。

 残念なことに、私はそのとき、残量計を確認するとまだガソリンは入っているように見えたので、エンジントラブルだと判断しました。 そして、不運なことに、信号待ちをしている場所は少し登り坂になっており、横断しなければならない道路は、片側2車線の国道14号だったわけです。 さらに、登り坂の手前(後ろ)には、十分に車を止めるスペースがあることを知っているわけですよ。(地元だから)

 この状況から咄嗟に出した結論は、

エンジントラブル → どこか邪魔にならない場所へ → バックすればいいとこある → ブレーキ離せばバックできる → 完璧  でした。

 ガス欠という発想がないので、坂を登って大きな交差点を渡った先のガソリンスタンドが、避難場所の候補に上がるわけもありません。 おかげで私は、避難した後に原因がガス欠とわかっても、どうすることもできませんでした。
 一人では、登り坂を押して大きな交差点を渡れるわけもないし、山の中で止まったならまだしも、100Mも行かない先にガソリンスタンドがあるのに JAFを呼ぶ気にもならないし。。(ちなみに、そのスタンドの店員さんに配達とか、一緒に押して!と頼んではみましたが・・)

 できることは、ただ友人が起きるまで(早朝だったので)待つことでした。

 幸いなことは、避難場所が全く邪魔にならない場所であるということと、天気は良く、外でマッタリするのが気持ち良かったということです。
 いくら気持ちいい天気だといっても、何時間もただ待つのはヒマなので、最後は連続呼び出し攻撃で友人を起こし、事情を説明して来てもらったわけですが、問題は、友人に来てもらって何をするのか?でした。
 私は、車を2人で押そう!と言っていましたが、友人が到着して取り出してきたものは、ストーブに灯油を入れるときに使う"アレ"でした。

いや、ムリだろ。。。

 とても届くわけないと思いましたが、ガソリンを超満タンに入れればいけるんじゃ?という発想と、日も昇ってきたので格段に交通量が上がり、とても手押しの車が入っていける余地がない という、かなり痛い状況だったので、ものは試しで、動くほうの車(プジョー)で、これでもかというくらいガソリンを入れてきました。

ゴポゴポゴポ・・

 しかし、やはりというかなんというか、給油口に入れても届きません。じゃあ、届くようにホースでも買ってくればいいんじゃないかなということで ホースを買ってきました。(地元なので店は迷わない)

 あとは、空のPETボトルに、ジャーコジャーコとガソリンを入れていきます。

 とりあえず500mlくらい入れてセルを回したところ、復活の雄たけびを上げるかのごとく、激しくエンジンサウンドが鳴り響きました。(壊れてはいない) このときの喜びは、とても言葉で表現できるものではありません。

うれしかったです。

 岐阜から東京までの長い道のりは、思わぬところで足止めされてしまいましたが、これもいい思い出になりそうです。 休日の朝っぱらから呼び出された友人も、きっと楽しかったはずです。(だよな)

 私とナローの物語は、こうやって始まることとなりました。

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