ハイドン（１７３２−１８０９　Aust）　　弦楽四重奏　第１番　変ロ長調　作品１−１　（狩猟）

　�T．Ｐｒｅｓｔｏ．　�U．Ｍｅｎｕｅｔｔｏ．　�V．Ａｄａｇｉｏ．　�W．Ｍｅｎｕｅｔｔｏ．　�X．Ｐｒｅｓｔｏ．

 １７５７年の作品。非常にまとまりは良いが分散和音的な旋律が目立ち、古臭さはぬぐえない。３楽章は美しい。４，５楽章は楽しめる。 曲調から考えまして、この曲が記念すべき第一作ということで間違いないでしょう。弦楽四重奏は、ハイドンがヒュールンベルク男爵という音楽好きの貴族の私的演奏会に招かれたときに、集まった４人の弦楽器奏者で演奏出来る曲を書くように勧められたのが、きっかけと考えられています。しかし、作品１，２全曲に言えることなのですが、コントラバスを加えて演奏することも可能なように書かれています。