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演 奏 曲 目


ハイドン(1732−1809 Aust)  弦楽四重奏 ハ長調 作品76−3  (皇帝)

 T.Allegro. U.Poco Adagio cantabile. V.Menuetto Aregro. W.Presto.

  1797年作曲 この曲は、おそらくハイドンの作品中最も有名な曲の一つでしょう。「皇帝」のタイトルは第2楽章の原曲、ハイドン作曲のオーストリア国歌(現ドイツ国歌)「神よ、皇帝を護り給え」から取られています。この原曲は、イギリスに渡りイギリス国歌に接したハイドンが、当時ナポレオンの脅威にさらされていた祖国オーストリアでも国歌があるべきだと感じ、人々にその必要性を語ったところ、時のオーストリア首相まで話しが伝わり、実現したものです。詩はレオポルド・ハシュカという詩人が担当しています。ハイドンは、先ずクラヴィア伴奏の歌曲として作曲し、オーケストラ伴奏に編曲し、さらにこの弦楽4重奏曲で変奏曲のテーマとして用いました。全曲的に見ても、一際重厚な作品となっています。 


第一楽章

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