モーツァルト(1756-1791 Aust) 交響曲 第29番 (KV 201)
T.アレグロ・モデラート U.アンダンテ V.メヌエット W.アレグロ・コン・スピーリト
1774年(18才)、ザウツブルクでの作品。4つの楽章から出来ていますが、メヌエット楽章以外はすべてソナタ形式で書かれているうえ、それらの楽章がいずれも再現部のあとに独立した結尾部(コーダ)を持つという、モーツァルトとしてはかなり特殊な構造を示しています。ウィーンで学んだ室内楽的な書法は、楽器構成の面で、管楽器をオーボエとホルンに限って、それらを効果的に用いています。
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