皐月の植替えについて

皐月を育成するにあたって、「水やり」、「消毒」と並ぶ最も重要なポイントのひとつとなります。
皐月は庭などに直接、植えているのであれば植替えは必要ありません。しかし、植木鉢で育てているものは3〜5年の間には必ず植替
える必要が出てきます。
植替えは植物が育つ上で必要な用土を、新しい土に取替えて植物を活性化させる作業です。この植替え作業が、毎年花をきれいに咲
かせるには絶対に必要な条件です。
植替えの時期は2〜3月の芽出し前がいちばん最適です。この時期に植替えができなかったものは、6月上旬の入梅前、花後整姿の
時期に植え替えます。
近年地球温暖化の影響か?6月上旬、花後の植替えは梅雨の期間が短く、充分、新芽が伸びきらない内に真夏に入ってしまうことが
多いため、8月下旬〜9月上旬の植替えの方が成績がよいと云われています。
何れにしても、数年に一度、鉢の水はけが悪くなってきた鉢は植え替える必要があります。
ここに皐月ざんまいが、葵の光を8月に植替えを実施した方法を紹介します。
実施方法は、通常の植替えと基本的には変わりませんので、いつの時期でも参考にして同様に植替えを実施して良いでしょう。
なお、夏の作業であるため、蚊取り線香は必需品です。

☆注意点
真夏の植替えは、植替え後の樹勢回復を即するため、剪定は一切行いません。

NO
写真 コメント
樹名:葵の光

平成16年3月に根洗いを行い、鉢上げ
したまま5年経過。花後の植替えが出来
ず時期を逸していました。
竹バシがほとんど入らない。
完全に根づまりの状態。
小鎌で鉢の周りに沿って切込み、鉢から
抜けやすくします。
鉢一杯に根がまわり、前日に水をかけたに
もかかわらず、ほとんど土が乾いてない。
レーキを使って周りの土を取り除きます。
根と根の間の古い土を千枚通しのようなも
ので、丁寧に挿し崩しながら取り出します。
不要な根の整理をします。
裏側の根も整理します。

☆注意点
根の中心部分は樹勢が落ちるので、
余り土を取り落とさないようにします。
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古い土を取り除き、根を整理した状態。
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鉢をきれいに洗い底部に網を敷きます。
樹を固定する針金を通し、大粒の鹿沼土
を入れます。
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鹿沼土は中粒7に対し、小粒3の割合で
混ぜ合わせ、微塵粉を落として使用します。
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中粒と小粒を混ぜ合わせた鹿沼土を、鉢の
中央部に山高く入れます。
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樹を植え付け針金で仮止めします。
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さらに中粒と小粒を混ぜ合わせた鹿沼土を
入れ込みます。
15
竹串等で丁寧に突きこみ、根の間にも充分に
鹿沼土を入れ込みます。
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仮止めしていた針金をヤットコを使い閉め
直します。なお、この時針金で根を傷つけ
る恐れがある場合は、ゴム、ビニール等
でカバーします。(写真では自転車の
チューブを細かく切って使っています)
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植え込み終了。
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樹の上から充分に冠水し、鉢底から抜け
出る水が透きとおるまで水をかけます。
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水ゴケを丁寧に貼り付けます。真夏の
植替えは、水切れが致命傷となるため
必ず水ゴケを貼り付ける
20
植替え完了。

☆注意点
真夏の植替えは、植替え後の
樹勢回復を即するため、剪定は
一切行いません。
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真夏の植替え方法(平成21年8月23日実施)

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