完成8ナンバーキット
イレクターパイプ組み上げ
ベット底板
ほぼ完成キット
荷室部完成
荷室部分組み立て
天板の設置

8ナンバーkit製作

まずは荷室部分の底板を作ります。
タイヤハウス部分の曲線は段ボールで型を取り
コンパネに、けがいてジグソーでカット。
補強材をボンド、木ねじで固定。
ベットを作ると工具入れが使えなくなりますから
ジャッキや工具等を固定する工夫も必要になります。

底板が完成したら今度はサイド部分と前側縦板を
タイヤハウス部分の型取りをしてジグソーでカット。
この段階ではまだ接着剤は使わず木ねじのみで
固定する。(私のランクルで作ってから職場の
先輩所有ランクルに移植するため)

天板と後ろ側の扉製作。
2枚の扉はパッチン錠で固定出来るように
しました。普通のベットより高さがあるのは
製作依頼者の希望でベット下に
衣装ケースを格納したいという事で
この高さになりました。

ほぼ完成した、荷室部分ベット。
板材は12oコンパネ使用。

イレクターパイプを使用してセカンドシート部の
骨組みを作り、組上がった上にコンパネを
ネジ止め。荷台部分と面一になるように高さを
調整する。強度的には十分。イレクターパイプは
セカンドシート使用時、分解、取り外しできるよう
一部ネジ止め、その他接合部は溶剤にて固定。

この81ランクルは職場の先輩所有の物でありますが
車両購入時のナンバーは8であるにも関わらず
荷室にあるはずのキャンピングkit等が全くない状態!
当然車検は通りません。
市販のkitは高額なため、私の所へ制作依頼が来ました。

実際製作するにあたり、キャンピング車の構造要件が
どう規定されているかを調べなくてはなりませんでした。

キャンピング車、構造要件概略は下記のように
国土交通省のHPに記してあります。

(1) 就寝設備の数
 乗車定員の3分の1以上(端数は切り上げることとし、
 乗車定員3人以下の自動車にあっては
2人以上)の
 
大人用就寝設備を有すること。 

(2) 大人用就寝設備の構造及び寸法

就寝部位は1人につき長さ1.8m以上、かつ、
幅0.5m以上の連続した平面を有すること。
1人当たりの就寝部位毎に、就寝部位の上面から上方に
0.5m以上の空間を有すること。ただし、就寝部位の一方の
短辺から就寝部位の長手方向に0.9mまでの範囲にあっては、
0.3m以上の空間があればよい。

   乗車装置の座席の座面及び背あて部が就寝設備に
   なることを前提に製作されたものであること。

   乗車装置の座席の座面及び背あて部を就寝設備として
   使用する状態にした場合に、就寝設備の上面全体が
   連続した平面を作るものであること。

◇水道設備

 (ア) 10リットル以上の水を貯蔵できるタンク及び洗面台等
(水を溜めることができる設備をいう。以下同じ。)を有し、
タンクから洗面台等に水を供給できる構造機能を有していること。

 (イ) 10リットル以上の排水を貯蔵できるタンクを有していること。

◇炊事設備

(ア) 調理台等調理に使用する場所は0.3m以上×0.2m以上の
平面を有すること。

(イ) コンロ等により炊事を行うことができること。

大まかには、このような条件を満たしていればOKという事になります。
大人2名が寝る事の出来る
1000ox1800oの連続した平面!
これをランクルのセカンドシートを倒した状態で作らなければいけません。
はっきり言ってギリギリなんです1800oの寸法が....

まずは図面を引いて、材料の算段。
工具、道具類は持ち合わせの物で何とかなりそうですが、
上面のコンパネが曲線を描くのでこの部分をカットするジグソーを
知人に借りて準備OK。

製作手順は写真を参照下さい。

このベット
製作費用は2万を少し切る程度で完成しました。
市販のKitに比べると格安で作る事が出来たと思います。(^^ゞ

ベットの下側にコンロ、給排水ポリ容器等が入れられるようになっています。
実際に
この仕様で車検を受けに行きましたが、全く問題なくパスしました。
フラット面積が大きいので実際にベットとして休んでも快適です!

製作にあたり木ねじ、木工ボンドを多めに使用した事もあり
振動で、きしむ音等は皆無!うまくできたと思います。

ほぼ仕上がった8ナンバーkit。
後ろパネル部分に水性ニス(マホガニー色)を
塗り見た目にも美しくなりました。
最終的に天板にカーペットを両面テープで
貼り付けて完成です(^^ゞ

完成したキャンピングkit。
8ナンバー構造の用件はすべて満たしています。
フラット面積1000x1800o以上確保。
セカンドシート部分は分解可能、セカンドシートも
当然使用できます。


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