サクションパイプの修理
先日、マスターシリンダーストッパーを自作しようと考え
寸法を決めようとボンネットを開けると......
「ん〜っ?」 いつもある物がないような..?
「ありゃぁ〜!折れてますがな、サクションパイプ!」
見事にアルゴン溶接部分から「パッキリ」。
綺麗に折れています。
サクションパイプを取り付けた時にパワーフロー下部と
エンジンルーム内タイヤハウスのクリアランスが
前から少しは気になっていたんです。
1HDは6気筒で回っている分には大した振動は
無いようですが、エンジン始動時と特にエンジン
停止時には結構大きく揺れるんです。
恐らくその時にタイヤハウスにパワーフローが
毎回、当たっていたんだと思うんです。
金属疲労と言うより私の取り付けミスですね。
また、取り付けネジ部分よりパワーフローまでの
長さがあまりにも長いので余計に負担が、かかったと
考えられるため、約80o程短く切断して、早速
毎度お世話になっている「HKS九州」へアルゴン溶接を
やってもらいに行きました。
アルゴン溶接終了。
今回の事をふまえて、取り付けステーからパワーフロー側の
長さを約80o程度短くし、溶接部分への負担を軽減。
また、取り付けに際しても、前記したように
パワーフロー下部とエンジンルーム内タイヤハウスの
クリアランスを十分に確保して取り付けました。
取り付け後エンジン始動、停止時に実際に目視で
確認しましたが、接触等はなく問題なさそうです。
取り外しついでに、手間はかかりますがサクションパイプを
磨いてやりました。
サンダーに取り付けた金属磨き用BSクロスサンダーで
まず表面をさらいます。
次に400番耐水ペーパで更に1000番耐水ペーパーにて
磨きます。
液体金属磨き「ピカール」を布に付けて磨き、最後に
サンダーに取り付けたフェルトで磨き込んで終了。
ツヤの無かったアルミが見事に輝いています。
このままでは、すぐに白く錆びてしまいますので
油脂類を塗布しておきます。
小マメにやらないと、すぐに白い粉状の錆が出ます。
エンジンルームのアクセントになって良い感じ。
近い内インタークーラーパイプも磨いてやろうと思いますが
時間がねぇ〜 結構かかるし手が非常に疲れます(^^ゞ
取り付け完了、オリジナルサクションパイプと
HKS200Φパワーフロー。
エンジンルーム内に折れたサクションパイプを
見た時には正直焦りました(^^ゞ
折れた際に溶接部のアルミ等ゴミを吸い込まなくて
良かったです。
タービン、コンプレッサー側のフィンも写真を撮り
拡大して確認しましたが、問題ありませんでした。
見事に折れた溶接部分、綺麗に折れたことで
金属片を吸わなくて良かった。不幸中の幸いです。
溶接完了。磨く前のサクションパイプ。
綺麗に磨き上げられたサクションパイプ。