高輝度LEDによるウインカーの製作

5M3PTY、kingbrighe 高輝度LEDによる ウインカーの製作をご紹介します。

組み立て図、配線図 回路図等詳しくはこちらに書いています。文字をクリックしてください。

まずは、回路を考え、基盤上で実際にウインカー座金に組み上げるのと同じような並びで
配線、通電し不具合がないかを確認しました。
基本的な回路図はパーツ購入でお世話になった
「しまりす堂」さんのHPで紹介しています。

LED4個1組で1ユニットが基本になりますが、その場合はLED4個に対して電流制御用
抵抗が1個必要になります。
しかし、ウインカーという大きさを考えた場合に(今回、1ウインカーに20個のLED使用)
4個1組1抵抗では大きさ的に無理があるので、自分なりに考えた回路で製作してみました。

回路は詳しく別ページに記載していますので、そちらをご覧下さい。
大まかな構造はkingbrighe3個直列+5M3PTY並列2個を1組として、それを並列4組
合計20発のLEDを22Ω2Wの抵抗1本で電流制御してやるというものです。

上の写真、基盤上に組んだ20個のLEDに22Ωの抵抗1本で、
電圧13V時   155mA(2.015W)
   14.4V時 200mA(2.88W)   の電流が流れ消費電力は2〜2.88wになり
連続して電流が流れることのないウインカーであれば2Wの抵抗で発熱することもないと
判断しました。

以下、製作手順を写真の説明をしながら記しておきます。

はじめに、正面部分になる、5M3PTY8個を綺麗に並べ半田付けするのに
必要となる
治具を合板で製作することから始めます。
この合板治具のまえに油粘土でやりましたが、固定が上手くいかず断念。
CADで製作した、図面を原寸大でプリントし、合板に、のり付け後
LEDの位置に
5oの穴を正確にあけます。


この穴の位置がずれると、この上にkingbrigheLEDを組み上げる際苦労する
ことになりますから、
正確に開けて下さい。

5M3PTY LEDを
足の並びに気を付けて(CADで書いた図面に従い)
並べ入れて22Ω抵抗に接続する側
(+側)を中心部分で半田付けします。

LEDマイナス側の足が
交差する箇所が2カ所ありますが、またぐように
上手く交わして下さい。
接触すると動作不良、破損の原因になりますから
注意が必要です。

左写真のように組んでいきます。
LEDの極性に注意して下さい。
この
一段目が完成した時点で+側に22Ω2Wの抵抗を半田付けしておきます。
抵抗の足の長さは抵抗本体上側までの長さが
合板保持具面から37o(図面参照)で
座金+側に半田付けする時に上手くいきました。

かなり細かい作業になりますが、完成間近になると嬉しいものです(^^ゞ
LEDの足は写真右のように(写真は座金寄りに付けるLED)曲げて積み木を
重ねる感じで積み上げていきます。

LED(半導体)は熱に弱いので、「半田付けは手早くしっかり」付けましょう。
半田付け後に「ふっ〜っ」と息をかけてやるのも手でしょうね。

←ここまできたら、もう一息!焦らず慎重に行きましょう。
座金を載せ、LEDと座金が一直線になるようkingbrigheLED
−側を座金に半田付けします。

この時点で初めて合板より取り外します。

どうです?
直径24〜25oに上手く収まってるでしょ。
慣れれば1個製作するのに1時間チョイで出来ます。

完成された物を買うと高額になりますけどね、自分で
一から製作したというのが、良いんですよね(^^ゞ

LEDウインカーは完成しました。 今度はランクルへの取り付けですが、皆さんご存じのように
通常、車のウインカーが玉切れした際にはフラッシャーリレーの接断速度が速くなりますよね。
玉が切れたことで、電流が変化しフラッシャーリレーの動作が速くなる
(ハイフラ)になります。
消費電力21Wのウインカー球を消費電力2.88w(14.4v時)のLEDウインカーに変更した際も
同じようにハイフラになります。
ハイフラを解決するために、今回、
フラッシャーリレーの「プチ改造」をしてやることで簡単に
問題解決です。

まずはランクル運転席足下、アクセルペダル側の側面にリレー群があります。
(カバーを外さないと見えません。)写真の
黄色矢印が問題のフラッシャーリレーです。
手前に引き抜くと簡単に外れます。

外れたフラッシャーリレーの足側カバーを外し3カ所の爪を
浮かせるようにコジれば、カバーが取れ、中身が丸見えに
なります。 基盤上に付いている、1/8w100kΩ前後を
取り外し写真の
黄色矢印のように基盤パターン側へ付け替えます。
(抵抗の下を通るパターンは切断します。抵抗で接続した状態です。)

抵抗を取り外した穴を利用し、そこへ新たにハイフラ対策用の
500kΩのボリュームを追加するわけですが、少し遊び心で
フラッシャーリレーの
速度を手元で可変出来るようにしてみました。

取り外した抵抗の基盤にリード線を半田付けし、その先に小型
500kΩボリュームを付け、下の写真箇所に取り付け、作業終了です。

簡単でしょ!(^^ゞ

後はフラッシャーリレーを元のソケットへ戻し、実際にLEDウインカーを
点滅させ点滅速度をボリュームで調整してやれば完成です。
ボリュームを回せば面白いように点滅速度が変化するはずです。

以上で、LEDウインカー製作記は、おしまい。
夜間に点灯した、プチ動画はココの文字をクリックして下さい。
DVで撮したのですが、明るすぎて色飛びしていますが、切れの良い
点滅は、お判り頂けると思います。

管理人。


基盤上に組み立て、点灯試験、電流OK!

点灯試験中、明るくて直視出来ません。

合板を使ったLED保持具

5M3PTY LEDx8個

交互にずらして積み上げる。

完成した、高輝度LED20発 ウインカー!!上出来です(^^ゞ

大きさの比較、コンパクトに仕上がりました

矢印が問題のフラッシャーリレー

ソケットに取り付けたLED20発 ウインカー

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付け換えた抵抗

↑抵抗があった箇所にリード線を
半田付け、その先にVRを付ける。

白矢印が今回 新たに取り付けた
フラッシャーリレー速度コントロール
ボリューム。面白いように点滅速度を
変えることが出来ます。