茶々碁の正しいお作法

 いくら助言や茶々がOKだからと言って、何を書いても許される、というものではありません(ま、たいていは許されますが(^_^))。でも、いちおう基本的なルールといいますか、それなりに正しいお作法というものが、茶々碁創設数カ月の長い伝統と歴史の中から早くも確立されています。それを簡単に説明しましょう。


[茶々碁の進め方]

 茶々碁MLでは、電子メールを使って対局を進め、観戦者が自由に茶々を入れるようになっています。「私もメールで対局したい」という方は、まず簡単な自己紹介をしたうえで、対局希望のメールを投稿してください。相手が見つかれば、すぐにでも対局を始めることができます。1日に進む手数は、対局者の都合によります。忙しくて対局が進まないときは、そのむね投稿して一時的に対局を停止しても、まったく問題はありません。

[茶々碁の投稿ルール]

 茶々碁MLは、メール碁を通して会員相互の友好を深め、同時に棋力の向上に貢献することを目的としています。ですから、他人の対局には明るく楽しく茶々を入れましょう。また、囲碁の理解が深まるような話題、さらには囲碁には直接関係のない雑談でも、それが楽しければどんな投稿をしてもかまいません。要するに、楽しいメールであればなんだっていいんです(^_^)。
 また、他人の対局に対して茶々を入れる際、それが今後の手段に関する内容である場合は、「そこはキル一手です」とか「次はE13に打つべき」などと直接的な手を教えるのは極力ひかえましょう。こういう場合は、「次の黒にはいい手があります。戦いを恐れずに積極的にいきましょう」などと、なるべく対局者のヒントになるような書き方をするのが“親切”というものです。
 さらに、初心者や級位者の方々の素朴な質問や疑問も大歓迎です。誰も煮て食べちゃったりはしませんから、おそれずに投稿してください。このMLは、きっとあなたの上達に役立つことでしょう(でも、上達しなかったからといって責任はもてませんけどね…)。

[茶々碁べからず集]

●碁の手段以外の反論の反論メールには、応答メール出すべからず

シビアになりがちな碁のルール論争や、相手を名指ししての挑発的な議論はやめましょう。また、口喧嘩レベルの論争や議論に対し、仲介するつもりで新たにメールを出すと、そのメールを巻き込んで論争がますますこじれます。発展性がなく、みんなが不愉快になるようなメールは出さないようにしましょう。ただし、碁の手段に関する議論はジャンジャンするべし。わからないことがあったら、恥ずかしいなどと思わずに、積極的に質問しましょう。

●誹謗・中傷するべからず

他人を誹謗・中傷するようなメールは絶対に出してはいけません。もちろん、社会常識や公序良俗に反するメール、差別的な発言のメールも厳禁です。ただし、このMLには自分の棋力を過小申告する人がいますので、それに対するツッコミはご自由にどうぞ。要するに明るく楽しいメールなら、なんだって大歓迎というわけです。

●機種依存文字は使うべからず

丸囲み数字や丸囲み文字、ローマ数字などの特殊な文字や記号類は使わないようにしましょう。これらは「機種依存文字」といって、パソコンの種類によって、まったく違う文字が表示されてしまいます。

●半角カタカナ使うべからず

ニフティなどのパソコン通信では問題のない半角カタカナは、インターネットの電子メールの世界では厳禁です。半角カタカナを使用すると、メールが“文字化け”して読むことができなくなりますので注意してください。



メール碁ーランドとは?

 茶々碁MLで行われている「メール碁ーランド」というのは、そもそもは白百合女子大学囲碁部の部員さんたちが開発した「メリー碁ーランド」の遊び方を、電子メール用に改良したものです。この際だから「メリー碁ーランド」も説明しておきましょう。

「メリー碁ーランド」は、たとえばAチーム5人、Bチーム5人の合計10人が、5つの碁盤で横一列になって対局した場合、ある一定時間を経過したら、対局者全員が隣の碁盤にズレて再び対局を継続する、という一種の連碁です。つまり、全対局者が5つの局面を、途中段階から引き継いでいくことになるわけです。やってみるとたいへん面白くて楽しめますので、人数が多いときなどにぜひお試しください。

 それはともかく、「メール碁ーランド」の話でしたね。もうおわかりだと思いますが、これは、茶々碁MLメンバーの対局希望者が、AB2チームに分かれて対局する電子メール連碁です。ただし、碁盤はひとつだけです。
「なんだ、それじゃあ単なる連碁じゃないか!」
 と思ったあなた、たしかにその通りなんですが、世の中そんなに甘いもんじゃあございません。本物の連碁は、誰がどの手を打ったかは一目瞭然ですが、このメール碁ランドでは、打ち手が誰かは担当幹事しか知りません。要するに、打ち手は幹事宛てに私信で次の1手を伝えるため、他のメンバーにはわからないのです。しかも、それどころか、自分と同じチームのメンバーが誰なのかさえ、対局者は知らないのです。また、局面の状況によって、担当幹事がテキトーに対局順を調整する場合もあります。
 そんなわけで、誰が悪手を打ち、誰が妙手を放ったかを、全対局者は知らないままに碁が進んでいきます。それらの手に対して、各対局者や観戦者が茶々を入れたり、3手の読みを披露したりしながら、長い時間をかけて1局の碁が終局するわけです。
 どうです? なんだかよくわからないけど、面白そうでしょう?




メール用碁盤について

 茶々碁では、下のテキスト碁盤を用い、電子メールによって対局を進めていきます。とりあえずここでは、19路、13路、9路の3種類の碁盤を用意しました。これらの碁盤を、テキスト書類やクリップボードに保存し、必要に応じて電子メールにコピー&ペースト(貼り付け)してお使いください。
 なお、碁石や記号類も下に用意しましたが、あなたのワープロ辞書に、たとえば「しろ」と入力したら「○」が、「くろ」と入力しらた「●」が出るように、単語登録しておくと便利です。

テキスト碁盤(19路)
 **ABCDEFGHJKLMNOPQRST** 
 01┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐01 
 02├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤02 
 03├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤03 
 04├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤04 
 05├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤05 
 06├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤06 
 07├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤07 
 08├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤08 
 09├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤09 
 10├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤10 
 11├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤11 
 12├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤12 
 13├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤13 
 14├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤14 
 15├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤15 
 16├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤16 
 17├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤17 
 18├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤18 
 19└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘19 
 **ABCDEFGHJKLMNOPQRST** 

テキスト碁盤(13路)
 **ABCDEFGHJKLMN** 
 01┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐01 
 02├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤02 
 03├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤03 
 04├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤04 
 05├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤05 
 06├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤06 
 07├┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┤07 
 08├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤08 
 09├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤09 
 10├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤10 
 11├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤11 
 12├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤12 
 13└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘13 
 **ABCDEFGHJKLMN** 

テキスト碁盤(9路)
  ABCDEFGHJ 
 1┌┬┬┬┬┬┬┬┐ 
 2├┼┼┼┼┼┼┼┤ 
 3├┼・┼┼┼・┼┤ 
 4├┼┼┼┼┼┼┼┤ 
 5├┼┼┼・┼┼┼┤ 
 6├┼┼┼┼┼┼┼┤ 
 7├┼・┼┼┼・┼┤ 
 8├┼┼┼┼┼┼┼┤ 
 9└┴┴┴┴┴┴┴┘ 
  ABCDEFGHJ 

碁石と記号類
 黒石 ● ▲ ▼ ◆ ★ ■   
 白石 ○ △ ▽ ◇ ☆ □ ◎