親子囲碁教室開催レポート

「本牧囲碁クラブ」の第1回目(5月9日/土曜)のレポートです。

「本牧囲碁クラブ」は、「子供を囲んで囲碁を楽しむ」ことを目的に始めました。対象は、囲碁をまったく知らない子供とその家族です。この活動を始めたきっかけは、「かながわファミリー囲碁教室」でした。そのとき、
「子供たちと一緒に碁をする楽しさを覚え」
「碁をする子供たちの眼の輝きに魅了された」
 ことがこの活動の大きな動機です。
 日時は、毎月第二・第四土曜の午前9:30〜11:30の2時間、場所は、近くのコミュニティー・ハウスです。
 声を掛けたのは、「かながわファミリー囲碁教室」に参加した6家族と、近所の2家族でした。どの家族も参加したい、という返事でしたが、当日参加できたのは、まったく碁に接したことのない近所の2家族でした。
 幼稚園年長の男の子と3歳の男の子とお母さん、小1の女の子とお母さん、の5人です。3歳の男の子はお母さんの膝に乗っているだけのみそっかす。
 机を挟んで向こう側に子供二人が並び、横にそれぞれのお母さんが座り、私が1人こちら側で対面し、マンツーマンで教える形にしました。
 用意したのは「かながわファミリー囲碁教室」でもらった9路盤1セットと、本榧の特製9路盤と36号蛤・那智黒が1セットです。

 碁盤、碁石、という言葉のあと、すぐに石の取り方を説明しました。ポンヌキを教えるだけで、二人とも2目・3目・4目の石も簡単にとることができました。
 ここですぐに子供二人で、
「石取りゲームレベル1」(先に1つでも石を取ったほうが勝ち)
 を始めました。しばらくやった後、
「石取りゲームレベル2」(たくさん石を取ったほうが勝ち)
 に移り、子供対お母さん、子供ペア対お母さんペア、母子ペア対母子ペア、などいろいろやりました。
 いろいろやっているうちに、ちょっとした問題が起こりました。幼稚園の男の子がだれにも勝てなくなってしまったのです。そこで私がその男の子と打って負けてあげたのですが、それでも「将棋のほうが面白いよ!」などというので困りました。1時間半程経っていて、途中でお菓子をあげたり休みを取ったといっても、幼稚園の子供では集中の限界なのかもしれません。
 そこで、子供たちは解放して二人で遊ばせておいて、お母さん二人にレディース囲碁のテキストで碁のよもやま話をしました。途中、碁盤に碁石を打ちおろす手つきを子供たちも加わって練習して、盛り上がりました。妙なところで本榧の9路盤が役に立ったものです。
 お母さん二人は非常に興味をもっていて、レディース囲碁のテキストを買いたいそうなので、レディース囲碁のビデオをダビングして差し上げることにしました。

 第1回目の報告はこんなところです。第2回目は5月23日(土)です。徐々に参加人数も増加するでしょう。(ryu/98.5.13)