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朝霧展望台からの眺め


 冨永家は、愛媛県西宇和郡瀬戸町大字三机村で先祖代々農業及び漁業を営み栄えてきた旧家である。明治中期、冨永佐吉の代には漁業及び農業で当家の隆盛期を迎え西宇和郡でも広く知られる程であったという。


 初代当主冨永熊太郎と妻ケイは、別府に於いて旅館か商人宿を経営することを思い立ち、愛媛での家と土地を売り大正九年に家族を連れて別府に移り住み別府駅前で宿屋を開業した。その後、約三年間程別府で宿屋を経営するが、日田に旅館を買って移り住み別府の宿は閉じる。約二年間、日田に於いて旅館経営をした。



 二代目冨永佐喜義は両親と共に別府に来て独自に自転車の修理屋を開業し不慣れな新しい土地ながら一生懸命頑張った。その後、大正十三年に由布院田中市で自転車屋を開業する。当時、日田にいた両親や弟達家族皆を由布院に呼び寄せ、旅館「いよとみ」を始める。



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