添田宗太夫
元禄から享保時代、伊藤宗印名人と同時代に活躍した棋士。七段。越中富山藩、前田利興の家臣で、前名を神山孫兵衛ともいう。
正徳三年(1713)の『将棋国彙』の名寄の中に「六段 松平長門守家中」と出ているそうである。遺譜も多く、
当時屈指の強豪であった。棋カから察して、家元で修業を積み、御抱え棋士として松平家に仕えた人で
はないであろうか。生年没年共に不詳であるが、最も古い棋譜が元禄十四年(1701)であるから、
彼の『象戯秘曲集』が出版された宝暦二年(1752)には相当の高齢か、故人だったと思われる。
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