将棋智実

将棋智実 二世名人 二代大橋宗古


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二代大橋宗古

 初代宗桂の子。二世名人。幼名政忠。天正四年(1576年)京都に生まれ、承応三年(1654年)79歳で没した。 名人就位は寛永十一年(1634年)、59歳の時。彼の世襲により 将棋家元の地位が確立し、さらに彼のカによって寛永十二年(1635年)、大橋分家および伊藤家が創始された。
 彼の詰将棋百番『象戯図式』(俗称『将棋智実』)は寛永十三年(1636年)に出版、幕府に献上されたもので、民部卿法印道春(林羅山)の序文と宗古の跋が付いて いる。序文によると「象戯図式は洛人宗桂及び子宗古の撰びしもの也。(中略)今この図式は之を父が 作り、子が之を述ぶ。」と書いてあり、「二代宗古図式」は初代宗桂の遺作を宗古がまとめたもの、と述べてある。「宗古加補説」は、この箇所の読み違いから生じたものらしい。
 『象戯図式』には慶安二年(1649年)版もあり、承応三年(1654年)版『新刊将棋経鈔』、明歴三年(1657年)版『将棋経鈔』、延宝二年(1674年)版『増考将棋経鈔』、元禄十一年(1698年)版『作物新撰将棋経鈔』、天明二年(1782年)版『象戯手引草』等の版も知られている。

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