待宵後集

待宵後集 渡瀬莊治郎

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渡瀬莊治郎

 天野宗歩の弟子で六段。三重の人で、天野の四天王の一人。生年没年共に不詳であるが、没年は明治末期と思われる。今日まで名の残る有名人であるが、渡世人のかけ将棋指しで、晩年は妻女を連れて旅をしながら、将棋を指していたという。
 彼の著作には、慶応二年刊、詰将棋51番『待宵』および明治二年の詰将棋50番『待宵後集』があるが、内容は初心者啓蒙用の作品で、歴史的価値は少ない。彼の著作で最も有名な『将棋必勝法』は、詰将棋35題、必至36題からなる本で、彼の没後木見金治郎が解説して大正四年に発行されたものである。本書は詰将棋よりも必至が高く評価されている。『必勝法』の実の作者は渡瀬でなく、天野宗歩らしく、同書の序文の中で、十二世名人小野五平は「これは渡瀬氏の作となっておりますが、その実は天野宗歩氏の作であるということを私は承知していたのです。」と述べているが、今日ではそれ以上の詮索は困難である。

実戦集




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