7手詰は推理将棋の基本


7手詰は全部で29通り。
8手詰は全部で3420通りですが、これはのちほど。

どちらもすでに全手順が解析されていますので、これらは推理将棋界全体の貴重な財産となっています。

それでは先ず7手の29通りをすべて見てください。


★Aタイプ  飛先を突いて2三歩成まで   1種類 1手順

・▲2六歩 △4二玉 ▲2五歩 △3二玉 ▲2四歩 △4二飛 ▲2三歩成


★Bタイプ  角を取る  1種類 2手順

・▲7六歩 △3四歩 ▲2二角不成 △5二金左 ▲4二角 △4一玉 ▲3一角右成
・▲7六歩 △3四歩 ▲2二角成 △5二金左 ▲4二角 △4一玉 ▲3一馬

※3手目に成るか不成りかの違いだけ


★Cタイプ  角不成りで銀を取って打つ 3種類  8手順

(1)3三角不成りの銀打ち

・▲7六歩 △5四歩 ▲3三角不成 △4二銀 ▲同角不成 △5二玉 ▲5三銀
・▲7六歩 △4二銀 ▲3三角不成 △5二玉 ▲4二角不成 △5四歩 ▲5三銀
・▲7六歩 △4二銀 ▲3三角不成△5四歩 ▲4二角不成 △5二玉 ▲5三銀
・▲7六歩 △5二玉 ▲3三角不成 △4二銀 ▲同角不成 △5四歩 ▲5三銀

※手順前後4手順

(2)6二角不成りの銀打ち

・▲7六歩 △5四歩 ▲4四角 △6二銀 ▲同角不成 △5二玉 ▲5三銀
・▲7六歩 △6二銀 ▲4四角 △5四歩 ▲6二角不成△5二玉 ▲5三銀

※手順前後2手順

(3)角が端から出動

・▲9六歩 △5四歩 ▲9七角 △4二銀 ▲同角不成 △5二玉 ▲5三銀
・▲9六歩 △4二銀 ▲9七角 △5四歩 ▲4二角不成△5二玉 ▲5三銀

※手順前後2手順


★Dタイプ  角成で銀を取って打つ   2種類 4手順

(1)7一の銀を取る

・▲7六歩 △5四歩 ▲4四角 △5二玉 ▲7一角成 △5一金右 ▲5三銀
・▲7六歩 △5二玉 ▲4四角 △5四歩 ▲7一角成 △5一金右 ▲5三銀

※手順前後2手順

(2)3一の銀を取る

・▲9六歩 △5四歩 ▲9七角 △5二玉 ▲3一角成 △5一金左 ▲5三銀
・▲9六歩 △5二玉 ▲9七角 △5四歩 ▲3一角成 △5一金左 ▲5三銀

※手順前後2手順


  ★Eタイプ  角不成りで金を取って打つ 1種類 2手順

・▲7六歩 △5二玉 ▲3三角不成 △5一金左 ▲同角不成 △3二銀 ▲4二金
・▲7六歩 △5二玉 ▲3三角不成 △5一金右 ▲同角不成 △7二銀 ▲6二金

※左右2手順


★Fタイプ  角成で金を取って打つ  1種類 12手順

・▲7六歩 △4二金 ▲3三角不成 △7二金 ▲4二角成 △6一玉 ▲5二金
・▲7六歩 △4二金 ▲3三角不成 △7二金 ▲4二角成 △6二玉 ▲5二金
・▲7六歩 △4二金 ▲3三角不成 △6二玉 ▲4二角成 △7二金 ▲5二金
・▲7六歩 △7二金 ▲3三角不成 △4二金 ▲同角成 △6一玉 ▲5二金
・▲7六歩 △7二金 ▲3三角不成 △4二金 ▲同角成 △6二玉 ▲5二金
・▲7六歩 △6二玉 ▲3三角不成 △4二金 ▲同角成 △7二金 ▲5二金

※上記6手順×2(3手目角成)でこの形は計12手順