推理将棋コミュ 作品一覧 No.101〜No.200
No. 通し番号 作者名 発表日時 手数 題名 完全性 備考
101 164 タラパパ 平成19年9月15日 12 越後屋の惨劇  
102 165 Norman 平成19年9月16日 10 変化2箇所  
103 166 けいたん 平成19年9月17日 9 利きがぶつからない  
104 167 まさ 平成19年9月17日 18 順列7種駒取り  [1]  
105 168 タラパパ 平成19年9月17日 13 続・がめつい奴ミニ ミニベロ&タラパパ合作
106 169 まさ 平成19年10月6日 23 順列7種駒取り(Part2)  [2]  
107 170 まさ 平成19年9月18日 43 歩の18連続王手  [3]  
108 171 タラパパ 平成19年9月19日 48 香の使い手 ×  
109-1 172 タラパパ 平成19年9月20日 8 手数+2条件 詰将棋パラダイス 第25問   歩の頭に桂馬を打った。  飛車が動いた。   
109-2 173 タラパパ 平成19年9月20日 19 玉は最強の攻め駒  おもちゃ箱 22−3
109-3 174 まさ 平成19年9月20日 10 手数+2条件 玉は5段目で詰み。  先手・後手とも最初は3筋の着手だった。
109-4 175 まさ 平成19年9月20日 10 無謀な突撃 おもちゃ箱 9−2
109-5 176 まさ 平成19年9月20日 10 手数+2条件 玉は5段目で詰み。  先手・後手とも最初は7筋の着手だった。
109-6 176006 タラパパ 平成19年9月21日 10 手数+2条件   最終手は87歩成。 9筋に後手の駒が3枚あった。
109-7 176007 まさ 平成19年9月21日 12 手数+2条件   5手目に初めて歩が動いた。 成る手は香成のみ。
109-8 176008 まさ 平成19年9月21日 8 手数+2条件   玉頭に銀を上がった。 不成があった。 
109-9 176009 まさ 平成19年9月21日 8 手数+2条件   初手は右銀を動かした。 5筋の着手はなかった。
109-10 176010 Norman 平成19年9月21日 8 手数+2条件   初手と最終手の符号が同一。 不成あり。
109-11 176011 タラパパ 平成19年10月6日 9 手数+2条件   最終手は62角成。 後手の指し手は常に、直前の先手の隣の筋の手だった。
109-12           × 出題取り消し
109-13 176013 タラパパ 平成19年10月6日 9 手数+2条件   最終手は62角成。 2手目は9筋の着手。
109-14 176014 タラパパ 平成19年10月6日 9 手数+2条件   最終手は62角成。 後手は飛の次に銀を動かした。 
109-15 176015 タラパパ 平成19年10月6日 9 手数+2条件   最終手は62角成。 4手目と6手目に同じ駒を動かした。
109-16 176016 タラパパ 平成19年10月6日 9 手数+2条件   最終手は62角成。 6手目に右銀が動いた。
109-17 176017 まさ 平成19年11月3日 9 手数+2条件   相手の駒の頭に同種の駒を打つ手があった。 3手目は駒を成る手だった。 
109-18 176018 まさ 平成19年11月3日 9 手数+2条件   相手の駒の頭に同種の駒を打つ手があった。 最終手は駒を取る手だった。 
109-19 176019 まさ 平成19年11月2日 9 名人の手すさび おもちゃ箱 7−2
109-20             出題取り消し
109-21 176021 けいたん 平成19年11月29日 9 手数+2条件   6手目に桂を跳ねた。 最終局面で先手の持駒は香歩。
109-22 176022 まさ 平成19年12月3日 9 手数+2条件   2手目は銀を動かした。 途中(最終手以外)で小駒の成る手があった。 
109-23 176023 まさ 平成19年12月11日 8 4筋が急所 おもちゃ箱 22−1
109-24 176024 まさ 平成19年12月11日 8 手数+2条件   初手は金を動かした。 「右」「左」「寄」の3種類の手があった。
109-25 176025 まさ 平成19年12月27日 9 手数+2条件   「角」「角成」「馬」の順番で王手が掛かった。 詰め上がり先手持駒はなかった。 
109-26 176026 まさ 平成19年12月27日 9 手数+2条件   「角」「角成」「馬」の順番で王手が掛かった。  詰め上がり先手持駒は歩1枚。 
109-27 176027 まさ 平成19年12月27日 9 手数+2条件   「角不成」「角成」「馬」の順番で王手が掛かった。  詰め上がり先手持駒はなかった。
109-28 176028 ミニベロ 平成19年12月29日 9 33の駒が2回成った おもちゃ箱 8−2
109-29-1 176029-1 ミニベロ 平成19年12月29日 9 手数+2条件   角不成・角成・馬・角の順で手が進んだ。  3手連続で異なる筋の玉の手を指した。  
109-29-2 176029-2 ミニベロ 平成19年12月29日 9 手数+2条件   角不成・角成・角・馬の順で手が進んだ。  3手連続で異なる筋の玉の手を指した。  
109-30 176030 館長 平成20年1月27日 8 だるまさん おもちゃ箱 8−1
109-9-26 176-9-26 まさ 平成20年4月6日 9 外から順番 おもちゃ箱 14−1
109-9-35 176-9-35 dsk 平成21年1月9日 9 3一に金を打つ手が初王手。不成なし 詰将棋パラダイス 第31問
110 177 けいたん 平成19年9月20日 14 利きがぶつからない2  
111 178 タラパパ 平成19年9月20日 10 1筋に生角2枚  
112-1 179 Norman 平成19年9月22日 8 されど8手、8-1  
112-2 180 Norman 平成19年9月22日 8 されど8手、8-2 おもちゃ箱 5−1
112-3-1 181 Norman 平成19年9月22日 8 されど8手、8-3-1  
112-3-2 182 Norman 平成19年9月22日 8 されど8手、8-3-2 ×  
112-4 183 Norman 平成19年9月22日 8 されど8手、8-4  
112-5 184 Norman 平成19年9月22日 8 されど8手、8-5 詰将棋パラダイス 第28問
113 185 タラパパ 平成19年9月23日 14 トドメは歩不成  
114-1 186 タラパパ 平成19年9月23日 8 手数+2条件(中上級編) 2種類の駒の不成があった。  5手目に左金が動いた。
114-2 187 まさ 平成19年9月23日 10 手数+2条件(中上級編) 8手目は角道を開ける歩突き。  駒を成る手はなかった。 
114-3 188 まさ 平成19年9月23日 12 手数+2条件(中上級編) 最終手は歩不成。  最初に小駒(=金銀桂香歩)を動かしたのは4手目の34歩。 
114-4 189         ×  
114-5 190 まさ 平成19年9月27日 10 手数+2条件(中上級編) 駒を成る手はなかった。  後手は取った唯一の駒を、8手目に8筋に打った。 
  190-11-7 かずひで 平成19年12月22日 11 よく見るとちょっと違う おもちゃ箱 9−3
  190-9-2 まさ 平成20年1月19日 9 終局時、先手の持駒は3枚。8大駒オオゴマ 詰将棋パラダイス 第50問
  190-11-17 タラパパ 平成20年3月11日 11 小金持ち おもちゃ箱 12−3
114-9-11 190-9-11 タラパパ 平成20年5月11日 9 逃げたらアカン! おもちゃ箱 12−1
  190-10-11 タラパパ 平成20年5月11日 10 ミスディレクション おもちゃ箱 12−2
  190-10-12 けいたん 平成20年5月14日 10 初手ショテ。とどめは1キョウ 詰将棋パラダイス 第34問
  190-11-45 DD++ 平成22年5月21日 11 不成5回で1まで おもちゃ箱 38−3
115-1 191 Norman 平成19年9月23日 8 されど8手U、8-6  
115-2 192 Norman 平成19年9月23日 8 されど8手U、8-7 詰将棋パラダイス 第61問
115-3 193 Norman 平成19年9月23日 8 されど8手U、8-8 詰将棋パラダイス 第19問
115-4 194 Norman 平成19年9月23日 8 されど8手U、8-9  
115-5 195 Norman 平成19年9月23日 8 されど8手U、8-10  
116 196 タラパパ 平成19年9月24日 16 とどめは45桂 ×  
117 197 山崎泰史 平成19年9月24日 13 山崎泰史氏作  ×  
118 198 まさ 平成19年9月30日 11 一手勝ち  [4]  
119 199 けいたん 平成19年9月28日 11 玉の利きに接する王手なし  [5]  
120 200 Norman 平成19年9月28日 26 駒柱3本  
121 201 まさ 平成19年9月29日 12 3秒将棋  [6]  
122 202 金子清志 平成19年9月30日 8 金子清志氏作 詰将棋パラダイス 第8問
123 203 Norman 平成19年10月3日 10 礼儀正しい対局 × まささん作と同一、出題取り下げ
124 204 Norman 平成19年10月5日 17 算数できるかな?  
125 205 タラパパ 平成19年10月6日 12 角がストライキ  
126 206 ミニベロ 平成19年10月6日 12 一度だけの出来事 おもちゃ箱 7−3
127 207 Norman 平成19年10月8日 17 一人旅  
128 208 ミニベロ 平成19年10月10日 12 竜馬4枚 ×  
129 209 館長 平成19年10月10日 115 双玉煙  最短手数探索型
130 210 まさ 平成19年10月10日 13 大味な将棋   [7]  
131 211 タラパパ 平成19年10月11日 12 見たのは最終手    
132-1 212 ミニベロ 平成19年10月12日 12 9筋の手は何回あったか   [8]  
132-2 213 ミニベロ 平成19年10月12日 12 9筋の手は何回あったか   [9]  
133 214 ミニベロ 平成19年10月12日 33 看寿に捧ぐ  33手  [10]  
134 215 Norman 平成19年10月14日 10 振り飛車?   
135 216 まさ 平成19年10月21日 11 (再出題) 総評  [11]  
136 217 はてるま&ミニベロ合作 平成19年10月16日 13 裸の王様 2  おもちゃ箱 10−2
137-1 218 まさ 平成19年10月18日 7 見ればわかる  [12]  
137-2 219 まさ 平成19年10月18日 7 見ればわかる  [13]  
138 220 タラパパ 平成19年10月19日 12 どっちが意地っ張り?   
139 221 タラパパ 平成19年10月22日 11 心理試験  
140 222 まさ 平成19年10月24日 16 投了図を見ながら (最終手88角成)  [14]  
141 223 Norman 平成19年10月30日 12 理子vs推将   
142 224 けいたん 平成19年11月1日 11 利きがぶつからない3  ×  
143 225 まさ 平成19年11月4日 10 完敗  [15]  
144 226 けいたん 平成19年11月7日 11 64に先手の駒が  ×  
145 227 まさ 平成19年11月8日 14 総評2(角成での角取り)  [16]  
146 228 けいたん 平成19年11月10日 11 とどめは不成  ×  
147 229 Hurry 平成19年11月15日 12 駒とりをねらったのがあだ  [17]  
148 230 まさ 平成19年11月21日 10 町内迷人戦  [18]  
149 231 ミニベロ 平成19年11月22日 15 王手は一手詰を招く  [19]  
150 232 けいたん 平成19年11月23日 11 小駒2枚  ×  
151 233 ミニベロ 平成19年11月28日 10 不成りの選択?(1)  [20]  
152 234 ミニベロ 平成19年11月29日 15 駒得は裏切らない? タラパパ&ミニベロ作  [21]  
153 235 館長 平成19年11月30日 10 2種類の駒   
154 236 吉野裕大 平成19年11月30日 11 吉野裕大氏作  [22]  
- 237 館長 平成19年12月1日 10 駒の交換 10手の詰み  [23] 新人コンクール 第1問
155 238 けいたん 平成19年12月2日 12 取られたのは歩だけ  ×  
156 239 まさ 平成19年12月3日 9 町内迷人戦2 (もう1つの角成)  [24]  
157 240 ミニベロ 平成19年12月4日 9 二つの駒で2枚取った  9手   
158 241 まさ 平成19年12月6日 13 大盤解説  [25]  
159 242 けいたん 平成19年12月7日 11 1回だけ  [26]  
160 243 Norman 平成19年12月8日 10 どっちの飛車が先?  [27]  
161 244 まさ 平成19年12月8日 36 駒得の裏切り  [28]  
162 245 ミニベロ 平成19年12月10日 12 初心者同士  12手  [29]  
- 246 館長 平成19年12月10日 10 敗因は大駒不使用  [30] 新人コンクール 第3問
163 247 けいたん 平成19年12月12日 11 please please me  [31]  
164 248 橘圭伍 平成19年12月13日 33 スイッチバックモドキ(改   
165 249 まさ 平成19年12月13日 11 町内迷人戦3 (最初の手が命取り)  [32]  
- 250 館長 平成19年12月16日 9 不成の直後の初王手  [33] 新人コンクール 第4問
166 251 Norman 平成19年12月16日 10 頭金まで  [34]  
167 252 橘圭伍 平成19年12月16日 44 超マニアックな将棋  ×  
168 253 まさ 平成19年12月19日 37 3枚の自陣成駒  ×  
169 254 ミニベロ 平成19年12月19日 9 RPG風 死中に活  9手  [35]  
170 255 まさ 平成19年12月22日 9 町内迷人戦4 (成駒の活躍)  [36]  
171 256 橘圭伍 平成19年12月23日 11 居玉でも何でも・・・   
172 257 まさ 平成19年12月25日 19 戦わずして勝つ   詰将棋パラダイス 第45問
173 258 ミニベロ 平成19年12月28日 9 RPG風 ぱろでぃうす  9手  [37]  
174 259 まさ 平成19年12月29日 15 13手目の罠(王手は1手詰を招く Part.2 )   [38]  
175 260 タラパパ 平成19年12月29日 10 どこの歩なのさ?  [39]  
176-1 261 ミニベロ 平成20年1月1日 11 元旦詰2題  [40]  
176-2 262 ミニベロ 平成20年1月1日 13 元旦詰2題[41]  
177 263 まさ 平成20年1月4日 10 頭香まで  [42]  
178 264 けいたん 平成20年1月4日 11 ジュノム  [43]  
179 265 タラパパ 平成20年1月5日 12 最初と最後は同じ駒  [44]  
180 266 ミニベロ 平成20年1月6日 12 自供  12手  [45]  
181 267 橘圭伍 平成20年1月7日 16 過去への執着 JEWEL BOX #05 第6番
182 268 まさ 平成20年1月7日 13 両端への駒打ち  [46]  
183-1 269 まさ 平成20年1月11日 8 4回  3筋の手が4回
183-2 270 まさ 平成20年1月11日 9 4回  不成と駒取りが4回
183-3 271 まさ 平成20年1月11日 14 4回  取った金をすぐ打つ手が4回
183-4 272 まさ 平成20年1月11日 14 4回  角打ちが4回
184 273 橘圭伍 平成20年1月12日 14 4に拘った !?    
185-1 274-1 Norman 平成20年1月12日 9 時代   PG
185-2 274-2 Norman 平成20年1月12日 10 時代   PG
185-3 274-3 Norman 平成20年1月12日 15 時代   PG
186 275 まさ 平成20年1月12日 23 打歩詰回避の不成  [47]  
187 276 けんちゃん 平成20年1月12日 28 逆王手の応酬   ×  
188 278 Norman 平成20年1月13日 12 角桂落ち?  PG12手 条件:(1)後手桂跳ねあり (2)不成あり
189 279 タラパパ 平成20年1月14日 13 怒れる解説者  [48]  
190 280 Norman 平成20年1月14日 13 シルバートリック  PG13手 条件:銀着手4回以上
191 281 かずひで 平成20年1月15日 15 角得    PG15
192 282 橘圭伍 平成20年1月16日 35 形状記憶合金!?  ×  
193 283 Norman 平成20年1月14日 10 3段跳ね  PG10手 (条件なし)
194 284 まさ 平成20年1月15日 14 どっちが勝ったの?  [49]  
195 285 Norman 平成20年1月16日 12 駒の損得なし  PG12手 (条件なし)
196 286 まさ 平成20年1月17日 13 桂馬の活躍  [50]  
197 287 Norman 平成20年1月17日 12 ゴールドトリック  PG12手 (条件なし)
198 288 橘圭伍 平成20年1月18日 28 飛翔!?  [51]  
199 289 けいたん&まじー 平成20年1月17日 10 無論  [52]  
200 290 館長 平成20年1月18日 8 初王手目の薬   
               
               

[1]
「この前面白い将棋を指したよ。」
「どんな将棋だったの?」
「相手の駒を7種類順番に安い方から取っていったんだ。」
「つまり、歩香桂銀金角飛の順って事かい?」
「そう。しかも取る間、こちらは1回も駒を成らなかった。」
「それは面白いね。で、どっちが勝ったの?」
「もちろん僕さ。最後に取った飛を打って、18手で詰ませて勝った。」
[2]
「この前、またまた面白い将棋を指したよ。」
「どんな将棋だったの?」
「途中1枚の大駒の7手連続不成の手を指して、その7手で相手の駒を飛角金銀桂香歩の順番で取ったんだ。ちなみにもう1枚の僕の大駒は終局まで動かず残っていたよ」
「取り方がこの前と逆順だね。」
「そう。しかも僕の指した不成はそれだけだった。あと、その将棋では「同×」と相手の手をすぐ取り返す手が、お互い1度だけずつ出てきたな。」
「で、もちろん君が勝ったんだろ?」
「それが恥ずかしながら、相手の最後の2手で駒を連打されて、23手で負けちゃった。」
「あまり気持ち良く駒を取りすぎて油断したな?」
「確かに。何しろ僕の玉とその両脇の金2枚は、詰まされるまで初形位置のままだったからね。全く危ないという危機感が無かったよ。」

注)
・7連続不成で後手が取った飛角銀桂香歩は全て生駒です。
 成駒(と金や馬など)の形では取っていません。
・7連続不成以外の部分で、後手が他に先手の駒を取っていたか、
 その駒が成っていたかなどは不問です。
・先手と後手が「同×」と指した「×」はどちらも同じである必要はありません。
 (先手が同歩、後手が同玉といった形でも、両方同金といった形でもOK)
[3]
「隣の将棋は面白かったな」
「18連続歩の王手でぴったり詰みだったね。手数は…43手だね。」
「王手はその18手だけだ。歩が大活躍だね。」
「先手は歩以外の駒は連続して動かす事がなかったな。」
「それだけ歩の手ばかりを指したのに、同じ段に歩を続けて
 突いたのは1回しかなかったぜ。」
「歩の手は多かったけど、先手が歩を打ったのは1回だけだったな。」

<条件>
(1)43手で詰み
(2)最後は18連続歩の王手
(3)先手は歩以外の駒を連続して動かす事はなかった
(4)先手が歩を同じ段に続けて突いたのは1回だけ。
(5)先手が歩を打ったのは1回だけ
[4]
「さっきの将棋はどうなった?途中、何か55に駒がいる局面は見たんだけど。」
「おかげさまで11手で詰まして勝ったよ。でもこちらもあと一手で詰みの形だった。」
「一手勝ちのスリリングな超急戦だったわけだ。」
「うん。あんまり早すぎて、こちらの金銀は動きも取られもしなかったよ。」
[5]
「隣の奴らがおかしな将棋指しててさ」
「へえ、どんな将棋?」
「たった11手で後手が詰まされたんだ」
「初手は歩を突いた」
「ふむふむ」
「7手目は76歩だった」
「後は?」
「玉の利きに接する王手はなかった」
さてどんな将棋でしょうか?推理してくださいね。
[6]
「負けました。12手で詰みか。さすがは3秒将棋、決着が早いな。」
「なにしろ一手3秒で指さないといけないからね。」
「二人合わせて3種類の駒しか動かしてないぜ※。おまけに不成が2回もあった。」
「考える暇がなかったし、駒を裏返す時間も、打つ時間も惜しかったからね。」
「それで、君は取った駒5枚を1枚も使わなかったわけだ。」

※成生は不問。つまり、歩と「と金」、飛と龍などはいずれも1種類と数えます。

114番「手数+2条件(中・上級編)」第6問として挑戦し潰された作品を、条件を増やして再出題します。
増やした条件は「先手後手合わせて3種類の駒しか動かさなかった」。かなり易しくなったかと思います。
学生時代将棋部でよく3秒将棋を指しました。感想戦はしませんでしたが(笑)。
[7]
「さっきの隣の将棋は、動いた駒が先手後手あわせて3種類しかなかったね。」
「駒を取る手も無かったし、何か大味な将棋だったね。」
「後手玉は自陣から出なかったのに、13手で詰まされちゃったね。」
「後手が3手連続で同じ駒を動かしたのが敗因じゃないかな。」

(注)
●「自陣」とは3段目までを示します。
 つまり、後手玉は4段目以上に上がらなかった、という事です。
●成駒も同種とみなします(例えば角と馬は1種類と数える)。

なおこれは、「玉が3段目に上がった」「駒が成った」ことを意味しているとは限りません(そうかもしれないし、そうでないかもしれない)。念のため。

条件数を減らす事を優先したので選択肢が少なく、手数の割に易しい問題です。解答をお待ちしています。
[8]
☆PART1

9筋3回
・12手で詰んだ
・初手は銀、最後は桂成
・終局時後手に持ち駒は無かった
・9筋の手が「3回」あった
・成駒の手があった
・王手が3回あった

[9]
☆PART2

9筋4回
・12手で詰んだ
・初手は銀、最後は桂成
・終局時後手に持ち駒は無かった
・9筋の手が「4回」あった
[10]
看寿に捧ぐ  33手

◎33手で詰み
◎収束11手連続王手、後ろ7手は両王手
◎全ての王手に角の王手があった
◎45玉と指した
◎飛車が同じ地点に2度行くことはなかった
[11]
楽しみにしていた推理将棋トーナメントの放送がある日に寝坊してしまったN君。
慌ててテレビをつけたら・・・

「では先生、この将棋の総評をお願いします。」
「そうですね。最後は1段目に駒成りまでで、たった11手で詰んでしまいましたね。
 駒を成る手はこの最終手だけでしたが、まさにとどめの一撃となりました。
 一局を通して、後手が先手の駒を取ることが出来る局面は1回しかありませんでしたが、
 後手はその時駒を取りませんでした。このチャンスを逃したのが響きましたね。
 あと、後手は4手目に銀を動かした以外は一度も金銀を動かしませんでしたが、
 もっと金銀を使ってしっかり守るべきでした。」
「ありがとうございました。では来週の対局者をご紹介します。・・・」

既に対局は終了していて、局面は画面に出てきませんでした。
さてN君はこの総評から、見逃した将棋の手順がわかるでしょうか?

「推理将棋講座のテキストに掲載されているので、それを買えばよい」というのは無しです(笑)。

なお、書くまでもありませんが、「駒を取ることが出来た」については、
●ルール違反(王手無視や自殺手など)は認められません。
●相手が取り返す事ができるかどうか(つまり、タダで取れたかどうか)は不問です。
[12]
『ある将棋道場に2人で遊びに来ていた友人のA君とB君の会話です。

(1)第1局目
A: 「あれっ?さっき指し始めた将棋はもう終わったの?君の相手が指した初手は見てたけど。」
B: 「うん。たった7手で詰まされちゃった。2手目に僕が指した手は・・・」
A: 「聞く必要ないよ。あの初手で7手で詰んだのなら、何手目に何を指したか全てわかるから。」

どうやらA君は、1局目は手数と初手、2局目は手数と投了図を見ただけで、どちらの将棋も手順を特定できたようです。

皆さんは初手や投了図は見ていませんが、二人の会話だけでB君の指した将棋を推理できるか挑戦してみて下さい。』
[13]
『ある将棋道場に2人で遊びに来ていた友人のA君とB君の会話です。

(2)第2局目
A: 「あれっ?さっき指し始めた将棋はもう終わったの?」
B: 「ひどかった。たった7手で詰まされた。これが投了図さ。」
A: 「なるほど。どうやら君が31の銀を動かしたのが悪手だったみたいだね。」
B: 「そうなんだ。何でこうなったかというと、まず初手は・・・」
A: 「聞く必要ないよ。この投了図を見れば何手目に何を指したか全てわかるから。」

どうやらA君は、1局目は手数と初手、2局目は手数と投了図を見ただけで、どちらの将棋も手順を特定できたようです。

皆さんは初手や投了図は見ていませんが、二人の会話だけでB君の指した将棋を推理できるか挑戦してみて下さい。』
[14]
「さっきの将棋はもう終ったの?。 君が初手に玉を動かしたのは見たけど。」
「乱戦でね。たった16手で詰まされちゃったよ。これが投了図さ。」
「なるほど…。16手の間に君は後手の歩を2枚取ったが、使う暇なく詰まされたわけだな。 」
「僕の歩は取られなかったからね。使いようがなかったよ。」
「乱戦と言う割に、動いてない駒も多いね。飛角は全て動くか取られるかしたようだけど。」
「16手のうち7手はある筋、6手は別の筋の着手で、16手中13手が
 たった2つの筋に集中していたからね。」
「察するに、それまで動いてなかった後手の角が最終手で88角成と
 角を取って先手が頓死したわけだな。」
「ご名答。まあ最後は頓死だけど、王手は最終手の他に、もう1回だけ掛けられたけどね。」

タラパパ氏の131番「見たのは最終手」の条件設定(最後22角が88角成と取って詰み)を借用して作った作品です。余詰連発の最中に16手の出題は無謀のそしりを免れませんが、作意でも余詰でも、多くの解答をお待ちしています。
[15]
推理将棋センターに遊びに行ったA君とB君の会話です。

A: 「さっきの将棋はもう終わったの?どうだった?」
B: 「・・・完敗だった。たった10手で詰まされた。
   しかも、自分の手番で相手の駒を取る事ができる局面すら一度もなかった。」
A: 「それはお弱い。全く抵抗しなかったのかい?」
B: 「いや、僕も相手の駒を次に取るぞ、という手を3手連続で指したけど、結局何も
   取れなかった。飛を動かした途端、次の手でトン死したし…。もう思い出したくない。」

それ以上B君は教えてくれません。A君はこれだけでB君の指し手がわかるでしょうか?

<条件>
(1)10手で詰み
(2)先手は相手の駒に取りを掛けた手を3手連続で指したが、
  後手の駒を取れる局面はなかった。
(3)9手目は飛を動かした。
[16]
楽しみにしていた推理将棋トーナメントの放送がある日にまた寝坊してしまったN君。
慌ててテレビをつけたら・・・

「では先生、14手で後手の勝ちとなりましたが、総評をお願いします。」
「先手は初手歩を突かずに挑発しましたが、後手は2手目冷静に歩を突きましたね。
 途中、相手の角を取りながら角を成る手が双方に出るなど見応えがありましたが、
 先手は最後に相手の銀が動く手を見落として1手トン死のあっけない幕切れでした。
 後手は7段目に打った駒がよく働いたのが勝因でしょう。」

既に対局は終了していて、局面は画面に出てきませんでした。
さてN君はこの総評から、見逃した将棋の手順がわかるでしょうか?

================================

作ろうとすればかなり難しく条件設定できそうな手順ですが、あえて推理が
容易な条件としました。
理詰めに考えれば作意は浮かび上がるよう作ったつもりですので、
多数の解答をお待ちしています。
[17]
くやしい限りです。
12手で詰まされました。
しかも相手の駒を一枚も取れずに。
3手目からずっと次に相手の駒を取るぞ、という局面が続いたのにうまくかわされました。
11手目が深追いの大悪手でした。何しろ取りに行ったはずの駒に止めをさされてしまったのですから。

まさ さんに懇切丁寧なアドバイスいただきました。ありがとうございます。
[18]
推理町内会の将棋大会に残念ながら欠席したN君。
参加したご近所の人に、決勝戦の様子を聞いたところ・・・

「10手で詰んだって言ってたよ。」
「後手が桂の横に角を成ったとか聞いたな。」
「終局時、どっちかの持ち駒は歩2枚、相手は持駒無しだったな。」
「途中で王手が掛かった局面があったそうだよ。」

何とも頼りない情報ですが、これで手順を推理して下さい。
[19]
いつもの推将センターでこんな会話が聞こえてきました。

「さっきの15手で負けた将棋だけど、絶妙手だと思った14手目が大悪手で、
 次の手で詰まされちゃったんだ」
「それは残念。もっといい手はなかったの」
「あるどころか、その手以外なら、たとえパスでも15手目で詰むことはなかったよ」
「まあ推理将棋ではよくあることだけどね」
「でもその14手目、王手だったんだよ」

他に、
・3手目は歩、5手目と12手目は大駒
・7筋の手が2回あった
・成る手はなかった
等の話をしていました。

この将棋、どんな手順だったのか、これだけで分かるでしょうか。
推理してくださいね。
[20]
推理将棋学校の授業中のひとこまです。

「では次の問題。
 成り不成りが選択できるときは、必ず不成りを選択するように。
 歩の手と大駒の手以外は指してはいかんぞ」
「はーい。10手で詰みました」
「正解!」

さて、どんな手順だったのでしょうか。


先ほど151番としてツインを出題したのですが、
片方に不備がありましたので、光速で撤去しました。
そのツインは修正して出直します。

本作も危険ですが、先例も心配です。
とにかく解けてない作品が多数あるので、
確認できません。

ご指摘ください。
[21]
「駒得は裏切らない、これは名言だね」
「森下九段だね。知ってるけど、どうしたの」
「一枚の駒で4種7枚の駒を取って、15手で圧勝したからさ」
「駒取り坊主だね」
「最後の15手目は、直前に動いた駒を取って詰ましたんだ」

さてどんな手順だったのでしょうか。推理してくださいね。



手数+2条件コーナーで自主撤去した作品の再出題です。
タラパパさんの了解を得て、連名での出題となりました。

まささんからは、前段階で既に解をいただいております。

易しいシリーズです。
どしどし解答お願いします。
[22]
「昨日将棋センターに行ったら、左隣の人たちが面白い将棋を指してたよ。」
「どんな将棋だったんだい?」
「あまりよく覚えてないんだが、はっきりしてるのは11手で後手玉が詰まされた
 ことだよ。」
「それだけじゃどんな将棋か分からないな。ほかに何か覚えてないのかい?」
「そうだな、後手が指した後は常に互いの角が対峙してたよ。」
「そんな将棋ならいくらでもあるぞ。」
「いや、その将棋は角が全手順で合計7回動いてたんだ。」
「11手中7回ねえ。それで?」
「思い出した!その将棋はなんと不成が4回出てきて、王手がかかったのは
 最後の1手だけだったみたいだよ。」
さて、どんな将棋だったのだろうか?

*尚、「互いの角が対峙している」というのは、「お互いの角が互いに相手を
 取れる状態にある」という意味です。

[23]
「昨日将棋センター行ったら、隣の奴らがおかしな将棋指しててさ」
「へえ、どんな将棋だったの?」
「いや、自分の対局に集中していたもんであんまり覚えていないんだけどね。はっきりしているのは、初手歩を突き、駒の交換が行われ、たった10手で詰まされたってことさ」
「それだけじゃ、どんな将棋だったのか分からないな。他に覚えていることはないのかい?」
「そうだな。終局時まで、成り駒はなかったよ」
「後は?」
「思い出した!後で対局者から聞いたんだけど、その将棋はお互いに2種類の駒しか使わなかったんだって」
さて、どんな対局だったのだろうか?
[24]
町内の将棋大会に又も欠席したN君。
決勝戦の様子を皆に聞いてみました。

「9手で詰んじゃったよ。」
「22角成とした局面は見たな。」
「そのあと最終手にもう1回角が成ったよ。」
「後手が最初に動かした駒は結局先手に取られちゃったな。」
「後手は何も取らなかったけどね」

さて、どんな将棋だったのでしょう?
[25]
名人戦大盤解説を見に行ったN君。名人に最強の挑戦者が挑む人気カードのため会場は黒山の人だかりで盤面が見えず、解説の声だけがとぎれとぎれに聞こえます。

「名人は4手連続で玉を動かして、香頭に玉を据えました。名人の得意形です。」
「えっ!12手目飛をそこに動かしましたか!これは大悪手ですよ!」
「歴史に残る1手トン死ですね!。たった13手で詰んでしまいました。」
「駒を取る手は僅か3回だけで、しかも歩は1枚も取られませんでしたし、
 駒を成る手もありませんでしたね。とにかく珍局でした。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

やや長めの手数ですが、「玉が4連続移動で香頭に行った」という制約があるので考えやすいと思います。
是非多くの解答をお寄せください。
[26]
「隣の将棋には驚いたな」
「たった11手で後手が詰まされたね」
「4手目に動いた駒を5手目に取ったな」
「駒取りはこの1回だけだね」
「6筋に駒を成る手があったな」
「王手は最後の1回だけだね」
「歩を取る手はなかったね」

さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[27]
先程の理子さんと推将君との初対局の時、隣で指していた将棋について話していますが…。

理子「さっき私達が指していた時、隣の将棋も面白そうだったよ」
推将「理子さん余裕あるなぁ。俺は自分の対局で精一杯だったぜ。それで、どんな将棋だった?」
理子「私も自分の対局に夢中で全部見ていたわけではないのだけれど。38飛と指したのを見たわ」
推将「袖飛車ってやつかな、本に書いてあったぜ。他には?」
理子「68飛と指したのも見たわ」
推将「四間飛車ってやつだな。あれ、どっちの飛車が先だった?」
理子「えーと、忘れちゃったわ、ごめんなさい。でも、投了した時の持駒を見たら、先手はあったけれど後手はなかったよ。そういえば、何手で投了したのかしら?」
席主「10手で先手が詰まされたわい。それと、不成の手はなかったのぉ」

席主「どんな将棋だったか推理できるかのぉ。ふぉふぉふぉ」
[28]
「『駒得は裏切らない』っていう格言は嘘っぱちだな。」
「なにかあったのかい?」
「この前、相手の駒を17枚も取って、こっちは1枚も取られなかったのに
 たった36手で詰まされて負けたんだ。」
「それはひどいな。どんな手順だったんだい?」
「相手が動かした駒をすぐ次の手で取る手が7回あったな。
 あと、12手連続で1つの駒で相手の駒を取ったのを憶えているよ。」
「それだけ駒を取れば相手が詰んでもおかしくないのに。」
「詰みどころか、相手玉には1回も王手を掛けてないな。」
「相手の指し手は何か覚えてないのかい?」
「小駒だけの指し手を6回続けたり、4手連続して大駒だけを
 動かしたり、幻惑する指し方だったな。あれに騙された・・・。」

いったいどんな将棋だったのでしょう?

=========================

整理すると、基本条件は以下の通りです。

@36手で詰み。
A終局時点で、先手の取った駒は17枚、後手の取った駒は0枚。
 →お分かりの通り、先手は3手目からずっと駒を取り続けた事になります。

これに、手順限定のため、以下の条件をつけました。

B「同◆」と取り返す手が7回あった。
C後手玉には王手が掛からなかった
D先手は12手連続して1つの駒で相手の駒を取った。
E後手は6手連続して小駒だけを動かした。
F後手は4手連続して大駒だけを動かした。

先手の駒は1枚も取られず、後手の駒は1枚ずつ煙のように消えていったのに
最後に詰んだのは先手だった、というミステリー。

おそらく、作意以外にもいろいろな手順があるかと思います。
条件@Aに合うものは、残る条件への合致せずとも手順をご連絡ください。
解答発表時にまとめて公開したいと思います。
もちろん全て一致した作意・余詰解もお待ちしています。
[29]
A「今の12手で詰んだ将棋、お互い最初に飛車を動かしてたね」
B「初心者同士だとよくあることだね。手に含みがない」
A「でも先手は玉を2手続けて移動させてたよ。
  自陣から出る事はなかったけど」
B「ほう、玉を囲うことは知っているようだね」
A「後手は、歩以外は自陣から出なかったみたい」
B「前進できる駒は歩だけかよ」
A「成る手はなかったね」
B「成り方を知らないんじゃないの」
A「最後に今まで動かさなかった駒を初めて動かしたら1手で詰んじゃった」
B「・・・・・」

B君を絶句させたこの将棋、どんな手順だったのでしょう。

ほとんど問題文に解答が書いてあるようなものですが、
少し遊んでやってください。


※自陣・・・お互いの3段目までの事です。
[30]
「昨日将棋センター行ったら、隣の奴らがおかしな将棋指しててさ」
「へえ、どんな将棋だったの?」
「いや、自分の対局に集中していたもんであんまり覚えていないんだけどね。はっきりしているのは、大駒を使わなかったため、たった10手で詰まされたってことさ」
「それだけじゃ、どんな将棋だったのか分からないな。他に覚えていることはないのかい?」
「そうだな。初手右側の駒が動いたんだ」
「後は?」
「思い出した!後で対局者から聞いたんだけど、その将棋には不成が4回も出てきたんだって」
さて、どんな対局だったのだろうか?
[31]
「隣の将棋は不思議だったな」
「たった11手で後手が詰まされたね」
「4手目は桂跳ねだったな」
「7手目は6筋に駒を打ったね」
「先手が3連続王手をかけたな」
「駒を成る手はなかったね」

さてどんな将棋でしょう?推理してくださいね。

命名には、たくさんの解答を、との願いがこめられています。
[32]
町内の将棋大会に又も欠席したN君。
決勝戦の様子を皆に聞いてみました。

「たった11手で詰んだのに、王手が最終手を含めて3回もあったよ。」
「後手の玉は51で詰まされていたな。」
「駒を成る手はなかったね。」
「後手は最初に指した手が悪い手だったよ。
 なにしろ最終手はその駒を取る手だったからね」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

「王手3回」「玉は51で詰み」などかなり厳しい制約を付けたので、割と解き易いと思います。ふるってご解答ください。
[33]
「昨日将棋センター行ったら、隣の奴らがおかしな将棋指しててさ」
「へえ、どんな将棋だったの?」
「いや、自分の対局に集中していたもんであんまり覚えていないんだけどね。はっきりしているのは、2手目小駒が動き、本局唯一の不成の直後、9手目初王手で詰まされたってことさ」
「それだけじゃ、どんな将棋だったのか分からないな。他に覚えていることはないのかい?」
「そうだな。後手は右側(6〜9筋)にあった駒は動かず、取られもしなかったよ」
「後は?」
「思い出した!後で対局者から聞いたんだけど、後手は駒を取らなかったよ」

さて、どんな対局だったのだろうか?
[34]
「隣の将棋がおかしくてさ」
「どんな将棋だったの?」
「頭金までの10手で先手が詰まされてた」
「へえ、他に覚えていることは?」
「76歩と指してたよ」
「それで?」
「詰んだ時、後手の持駒は歩2枚だったね」
「後は?」
「対局後に席主から聞いたんだけど、1度だけ不成があったそうだよ。それと、最終手を除いて王手は掛からなかったって」

どんな将棋だったのか推理してみて下さいね。
[35]
「勇者よ、9手で詰ませるのじゃ」
「お師匠様、どうやっても9手では敵(後手)を退治できません」
「死中に活じゃ。9手目のとどめは、相手の利き場所への着手じゃ」
「それでは取られてしまいませんか?」
「大丈夫じゃ。しかし、成る手と途中の王手はやってはいかんぞ」
「そんなことで勝てるんですか?」
「敵の最初と最後の手は銀じゃ。そこに弱点があるぞ」

さて、勇者(先手)は、敵(後手)を9手で退治できるでしょうか。


・9手で詰
・とどめは相手の駒の利き場所への着手
・成る手も、途中の王手もなかった
・後手は銀に始まり銀に終わった
[36]
町内の将棋大会に又も欠席したN君。
決勝戦の様子を皆に聞いてみました。

「9手で詰んじゃったよ。」
「初手は端歩を突いたよ。」
「2手目は歩を突かなかったよ。」
「成駒が2回動いたよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょう?

初級向けです。すいすい解いてたくさん解答をお寄せ下さい。
[37]
「勇者よ、幸運な奴じゃ。今度の敵も9手で詰ますのじゃ」
「タイトルはほとんどシューティングですが」
「かまわん。ただしお前(先手)は、同じ駒を続けて動かしてはいかんぞ」
「それは厳しいですよ」
「その代わり成る手と途中の王手はないぞ」
「ますます厳しいじゃないですか」
「心配いらん。敵(後手)は5筋以外の同じ筋の手を3回連続で指してくるぞ」
「それはチャンスですね」
「そうそう、金銀は釘付けじゃが、桂馬が跳ねておったのう」

さて、勇者の運命やいかに。

簡単9手ですが、これをクリアするとレベルアップします。
パルプンテ!

・9手で詰み
・先手は同じ駒を続けて動かさなかった
・成る手と途中の王手はなかった
・後手は5筋以外の同じ筋の手を3回連続で指した
・金銀は釘付けだが、桂馬が跳ねた
[38]
「どうだった?君が初王手を掛けられた所まで見てたけど。」
「15手で詰まされて負けたよ。これが投了図さ。」
「成り駒はないね。おや、よく見ると両王手じゃないか?」
「そうなんだ。まんまと敵のワナに嵌められたよ。」
「どんなワナだい?」
「あの初王手の後、連続してではないけどもう1回王手を
 掛けられてね。何とか凌いだけど防戦一方だったんだ。」
「ふむふむ、それで?」
「ところが13手目に、相手が見るからに甘い手を指したんだ。
 なにしろ他の何を指されても先手玉に王手が掛けられなかった
 のに、唯一次に王手が掛かる手を指してきたんだから。」
「反撃のチャンスじゃないか。もちろん王手を掛けたんだろう?」
「その通り。ところがそれが敵のワナで、その王手以外他の何を
 指しても次の一手では詰まなかったのに、その王手を掛けた
 せいで逆王手で一手トン死さ。ひどい嵌め手に引っかかったよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

===============================

ミニベロさん作「王手は一手詰を招く」と同一の構想です。
構想にオリジナリティはありませんが、条件設定が少し面白いかと考え、
ミニベロさんからも勧められましたので別問題としてアップさせて頂きます。

<条件>
(1)15手で両王手の詰み。
(2)13手目より前に後手玉への王手が2回あったが、連続王手ではなかった。
(3)13手目は他の何を指しても14手目に先手玉に王手は掛からなかった。
(4)14手目は王手だが、他の何を指しても15手では詰まなかった。
(5)終局時、成り駒はなかった。

やや難しいかもしれませんが、是非チャレンジしてみて下さい。
[39]
「たった10手で君が詰ませた将棋って、どんな内容なの?」
「先手が初めて歩を突いたのは5手目だったね」
「ほかには?」
「妙な将棋でね、途中では王手はもちろんのこと駒を取る機会さえなく、機会は全局を通じて最終手にただ一度一駒だけだったんだ」

(条件)
●10手
●王手も駒を取る機会も、全局を通じて最終手ただ一度一駒だけ
●先手は5手目に初めて歩を突いた

(※)「王手や駒を取る機会もなかった」について。
手番を握った時に王手や駒を取ることが不可能だったことを意味します。
例えば56歩、54歩、78銀、72銀、79角とすると、(後手が放置すれば)次に13角成と駒を取る機会が生じますが、79角の次に14歩と突くと、先手は手番を握りますが駒を取る機会が消滅し「駒を取る機会はない」条件を満たします。
[40]
あけましておめでとうございます。

1月1日限定の元旦詰が2題です。

◎飛車の並び詰  11手

・11手で詰み
・最終手で飛車を縦に並べても横に並べても詰んだ
・途中の王手は1回
・成る手はなかった


新型の8手がなかったので、こちらにしました。
簡単ですので、秒殺でおねがいします。

新年早々潰れたら、今年一年ひどいことになりそうです。
[41]
あけましておめでとうございます。

1月1日限定の元旦詰が2題です。

◎11角まで   13手

・13手で詰み
・とどめは11角
・角・角不成・角成・馬の手があり、角・角不成は各2回あった (角の手は計6回です)
・金銀は釘付け
・途中の王手が2回あった


新型の8手がなかったので、こちらにしました。
簡単ですので、秒殺でおねがいします。

新年早々潰れたら、今年一年ひどいことになりそうです。
[42]
「あれっ?さっきの将棋はもう終わったの?」
「たった10手で詰ませちゃったよ。これが投了図さ。」
「成駒なしで頭香までとは珍しい。しかも持駒を残して余裕の勝利だね。どうしてこうなったの?」
「初手は5筋の手だったよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

========================

念のためですが、「頭香」とは玉頭に接して香を打つ手です。
例えば59玉に対しては58香の事で、57香以遠に離して打つ手は該当しません。

頭香の詰上がりはかなり考えやすいと思います。多くの解答をお待ちしています。
[43]
「ここが推理将棋センターか。洒落てるねBGMが流れているよ」
「モーツァルトのピアノ協奏曲だね。まあ一局指そう」
   ー数分後ー
「うーん、負けか。11手で詰まされてしまった」
「出だしは先後とも同じ筋の歩を突いた。まあいいんじゃない」
「玉は2度動かした。連続で動かさなかったのが、まずかったかな」
「結局、先手は初手と同じ筋以外に駒を動かさなかったね」
「初手と違う筋に駒を打つ手はあったけどね」
「王手は2回あったな」
「詰んだとき、先手の持駒は銀歩か」

さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[44]
「隣の将棋、12手で詰んでしまったようだけど」
「うん、早かったね」
「取った駒を直後にどこかに打ったのは見たけど、どんな将棋だったの?」
「駒を取る手は、その手だけだったよ」
「どちらも最初に動かした駒を最後も動かしたんだ」
「端歩を突く手と、5筋の手は一度もなかったね」
「だんだん判ってきたぞ。勝った後手の手だけ、もう少し教えてくれる?」
「それから同じ種類の駒の手(*)を3度続けて指してたよ」

(*)龍と飛車などは同じ種類とみなします。同じ駒でも別の駒でも構いません。


手数も長くかなり危険?
新年にちなんでプチ新手筋のつもり。新年から潰れるなよ〜ぉ
[45]
推理署の刑事が容疑者を取り調べているようです。

「今の12手で詰んだ将棋、お前の仕業だな」
「すみません。成る手は無かったんですけど」
「それで、最終手で直前に動いた駒を不成で取ったんだな」
「ほんの出来心だったんです」
「大駒の手は5手目まで、というのは本当だな」
「本当です。途中の王手もありませんでした」

この自供で事件(手順)の全貌が分かるでしょうか。
刑事と一緒に推理してくださいね。


例によって「バレたらそれまで」のおバカな手順です。
簡単ですので、遊んでいってください。
[46]
「たった13手で詰まして勝ったって?どんな将棋だったの?」
「僕は両端に駒を打ったけど、その駒はどちらも終局時には盤上の別の
 位置に動いていたよ。あと、僕の指し手に不成が4回あったよ。
 相手は玉を3手連続で動かしたり大駒を打ったりしていたな。」


さて、どんな将棋だったのでしょうか?

なお、言うまでもありませんが、「両端」とは1筋と9筋です。

長めの手数ですが、相当な部分まで論理的に追い込める条件設定と
したつもりです(手数が長いので、余詰なしとは断言できませんが)。
解答お待ちしています。
[47]
例によって推理将棋トーナメントのある日に寝坊してしまったN君。
慌ててテレビをつけたら・・・

「先手が考えていますが、先生、形勢はどうでしょうか」
「先手は今打ったばかりの飛車を不成で動かせば、持駒も余らない
 ぴったりの5手詰です。不成がうまい手で、成っては打歩詰で
 詰みませんし、他の手でも詰みません。後手は先ほど桂馬で
 王手を掛けられた際、逃げ方を間違えましたね。」
「そうですか。あっ、今不成と指しましたね。・・・
 解説通りに詰みまで指して、後手が投了しました。
 23手で先手の勝ちとなりました。」
「お互い一つの筋しか歩を突かない、珍しい将棋でしたね。」

珍しく、最後の場面を見ることが出来ました。
さてどんな将棋だったのでしょう。
===============================
 本問の条件は以下の通りです。

(1)19手目から23手目までは5手詰の詰将棋(ばか詰ではない)になっている。
   詰上がりに先手は持駒が残りません。
(2)19手目は、17手目に打った飛を打歩詰回避のため不成で動かす手。
(3)後手玉には、18手目までに桂で王手が掛かったことがある。
(4)お互い、一つの筋しか歩を突かなかった。
   突いた筋は先手・後手同じでも別でも不問とします。
[48]
「解説のM名人、13手で詰んでしまいましたが敗因は?」
「出だしはお互いに歩を突き合う、普通の展開でしたが」
「敗因もクソも、駒を1枚も取れなかった後手が勝てるわけなかろう!」
「何を怒ってらっしゃるんですか、不成が一度だけありましたが」
「成る手はなかったな。う、うるさい!解説はせん」
「で、敗因は?」
「見れば判るじゃろ、のこのこ玉が4筋まで出てくるから、48飛で詰まされるんじゃ」
「先手は、直前の後手の手と同じ筋の手は指さなかったな」
「と、と、これは解説じゃないぞ、ただのコメントじゃ」


※ 急所を突くヒントたっぷりです、怒らないで解いてください。
[49]
M名人対W竜王の屈指の好カードとなった推理将棋トーナメント決勝戦。
例によって寝坊して見逃したN君は、友人2人に結果を聞いてみました。

N 「決勝戦はどんな将棋だったの?」
A 「たった14手で詰んじゃったよ。」
B 「名人は、まず角道を開けていきなり次に角不成だもん、びっくりしたね。」
A 「そういえばあれが唯一の不成だったね。成る手もなかったし。」
B 「それに名人は、最後4手続けて盤上の同じ駒を動かしてたな。」
A 「それを言うなら、竜王は7手続けて同じ駒を動かしてたぜ。
   しかも7手それぞれ全部違う場所に動かしてたよ。」
B 「最後は連続王手で詰んだけど、王手はその2回だけだったな。」
A 「玉は端で詰まされた。なかなか面白い将棋だったね。」
N 「…。で、どっちが勝ったの?」

では、
(1) M名人が勝った
(2) W竜王が勝った
それぞれのケースで、どんな手順だったか推理して下さい。

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条件を以下に整理しておきます。問題1、問題2それぞれ手順を解答願います。

(1)14手で詰み
(2)M名人は最初に角道の歩を突き、続けて角不成と指した。
(3)不成はその1回だけ。成る手はなかった。
(4)M名人は最後の4手は盤上のある一つの駒を4連続動かした。
(5)W竜王は同じ駒を7連続動かしたが、同じ場所へは2度と動かさなかった
(6)王手は12・14手目だけ。
(7)玉は端で詰んだ

(問題1)M名人が勝った
(問題2)W竜王が勝った
[50]
「13手で詰ましたって?どんな将棋だったの?」
「僕の桂は相手が最初に動かした駒を取ったよ。
 その後のとどめも同じ桂跳ねだったな。
 それと、駒を打つ手や成る手はなかったけど、
 3回も不成で動いた駒があったな。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

なお、「相手が最初に動かした駒を取った」とは、「相手が最初に動かした位置で取った」とは限りません。
例えば、後手が最初に14歩と突き、その後15歩・16歩・17歩生としてそれを同桂と取っても、条件を満足します。

ぜひ多くの解答をお寄せ下さい。
[51]
1)28手詰
2)後手は14手連続で同じ駒を過去にいなかった地点へ動かした
3)駒取りが双方に1回ずつあった
4)駒打ち及び成る手はなかった
5)先手玉は8、9段目の着手のみ
6)後手の駒が34にいた局面があった
7)後手は王手を最後にちょうど3連続で掛けたが、それ以外にも全て非連続に3回掛けた
8)後手は4〜9段目へ2回ずつ着手した

日和「後手が14連続で同じ駒を過去にいなかった地点へ動かした噂のこの棋譜はどうですか?」
鏡「28手詰か…」
泉「止めはちょうど3連続王手か…他に全て非連続に3回王手してるね」
美雪「折角、双方1回ずつ駒を取ったのに使いませんでしたね」
鏡「勿体ないね。後手は4〜9段目へ2回ずつ着手したけど、1回も成らなかったし…」
日和「後手の駒が34にいた局面があったすね」
美雪「先手玉は8、9段目の着手のみだった微妙な将棋ですね…」
[52]
「隣の将棋は不思議だったね」
「10手で詰んでたね」
「不成が2回あったよ」
「先手は同じ駒を4回連続で動かしたよ」
「角が22から77に成ってたな」

さて、どんな対局だったでしょうか?