推理将棋コミュ 作品一覧 No.201〜No.300
No. 通し番号 作者名 発表日時 手数 題名 完全性 備考
201 291 まさ 平成20年1月19日 23 3×3  [1]  
202 292 けいたん 平成20年1月21日 11 とどめは不成 2  [2]  
203-A 293 ミニベロ 平成20年1月21日 11 小駒三態  [3]  
203-B 294 ミニベロ 平成20年1月21日 12 小駒三態  [4]  
204 295 Norman 平成20年1月21日 12 駒の損得なしU  PG12手 (条件なし)
205 296 橘圭伍 平成20年1月22日 9 対向射線!?  おもちゃ箱 8−3
206 297 Norman 平成20年1月23日 16 駒の損得なしV × PG16手 (条件なし)
207 298 タラパパ 平成20年1月24日 13 飛車はいつでも取れる?  ×  
208 299 Norman 平成20年1月25日 10 初心 PG10手 (条件なし)
209 300 Norman 平成20年1月26日 8 3手続けて指せたら  [5]  
210 301 まさ 平成20年1月26日 23 王様と家来(その1)  詰将棋パラダイス 第18問
211 302 まさ 平成20年1月26日 70 王様と家来(その2)  [6]  
212 303 橘圭伍 平成20年1月28日 10 被害はどの筋?   
213 304 けいたん 平成20年1月27日 11 とどめは不成 3  [7]  
214 305 タラパパ 平成20年1月28日 13 接戦  [8]  
215 306 駒谷秀彦 平成20年1月30日 13 駒谷作  ×  
216 307 ミニベロ 平成20年1月30日 14 斜行  14手  [9]  
217 308 橘圭伍 平成20年1月31日 11 捨て銭!?  第2回WFP作品展 【PG ・推理将棋】 第4番
218 309 まさ 平成20年2月2日 12 大駒乱舞  [10]  
219 310 かずひで 平成20年2月4日 手数は忘れた  [11]  
220−1 311 まさ 平成20年2月5日 95 金追い (問題提起)  詰将棋パラダイス 第66問
220−2 312 まさ 平成20年2月5日 255 金追い (問題提起)   
221 313 橘圭伍 平成20年2月6日 9 油断大敵!?  おもちゃ箱 11−2
222 314 けいたん 平成20年2月6日 13 同じ歩生  [12]  
223 315 タラパパ 平成20年2月6日 11 銀を取るぞ!  [13]  
224−1 316 まさ 平成20年2月7日 9 どっちが勝ったの?(Part.2)  [14]  
224−2 317 まさ 平成20年2月7日 9 どっちが勝ったの?(Part.2)    
225 318 タラパパ 平成20年2月8日 29 飛車を取るぞ!  ×  
226 319 橘圭伍 平成20年2月9日 15 貪欲デイズ   
227 320 タラパパ 平成20年2月11日 21 角を取るぞ!  [15]  
228 321 橘圭伍 平成20年2月11日 ? 最大値は?     
229 322 橘圭伍 平成20年2月11日   易問題探索トピック     
  322-1 ミニベロ 平成20年2月11日 8 斜めに行ける駒はない おもちゃ箱 11−1
  322-50 タラパパ 平成20年6月1日 8 束縛の飛車 おもちゃ箱 33−1
230-1 323 Norman 平成20年2月12日 27 角の戯れ  [16]  
230-2 324 Norman 平成20年2月12日 27 角の戯れ  [17]  
231 325 館長 平成20年2月13日 41 飛車鋸連続12回   ×  
232 326 Norman 平成20年2月14日 ? 誰が何処で殺した?     
233 327 橘圭伍 平成20年2月14日 13 王手の行方   
234 328 ミニベロ 平成20年2月15日 11 伊藤三兄弟 11手  [18]  
235 329 まさ 平成20年2月16日 7 7手詰1条件 タイムトライアル     
235-1 329-1   平成20年2月16日 7 とどめは歩成  
235-2 329-2 Norman 平成20年2月16日 7 とどめは角成 おもちゃ箱 1−1
236 330 けいたん 平成20年2月18日 9 ナインボール  おもちゃ箱 9−1
237 331 まさ 平成20年2月20日 20 銀の上げ下げだけ   詰将棋パラダイス 第86問
238 332 まじー 平成20年2月21日 13 4つ隣  ×  
239 333 Norman 平成20年2月21日 28 わらしべ長者?  [19]  
240 334 はてるま 平成20年2月22日 21 とどめは桂 21手   詰将棋パラダイス 第42問
241 335 まさ 平成20年2月22日 18 玉移動だけの勝利  [20]  
242 336 魚熊 平成20年2月23日 ? 駒柱     
243 337 けいたん 平成20年2月24日 8 エイトボール  [21]  
244 338 橘圭伍 平成20年2月26日 31 Stand Alone Complex   
245 339 魚熊 平成20年2月26日 9 新駒柱2  [22]  
246 340 タラパパ 平成20年2月27日 32 香の使い手(Part2)  詰将棋パラダイス 第15問
247 341 ミニベロ 平成20年2月27日 12 駒取りに歩を突くな 12手 ×  
248 342 タラパパ 平成20年2月28日 35 角の使い手  ×  
249 343 ミニベロ 平成20年2月29日 13 大駒はどこへ行った?  13手 ×  
250 344 橘圭伍 平成20年2月29日 9 死線!?   
251 345 橘圭伍 平成20年3月1日 11 始まりの風景??   
252-1 346 まさ 平成20年3月1日 10 角頭歩戦法  [23]  
252-2 347 まさ 平成20年3月1日 10 角頭歩戦法   
253 348 ミニベロ 平成20年3月2日 10 銀ブラ  10手  [24]  
254 349 まさ 平成20年3月2日 10 打歩詰  [25]  
255 350 橘圭伍 平成20年3月3日 12 序列37番の大いなる侯爵   
256 351 魚熊 平成20年3月5日 11 駒の活用  おもちゃ箱 17−3
257-1 352 まさ 平成20年3月5日 ? 一歩前へ!  [26]  
257-2 353 まさ 平成20年3月5日 ? 一歩前へ!   
257-3 354 まさ 平成20年3月5日 ? 一歩前へ!   
258 355 魚熊 平成20年3月5日 8 駒の活用2  ×  
259-1 356 橘圭伍 平成20年3月5日 11 前進!?  [27]  
259-2 357 橘圭伍 平成20年3月5日 11 前進!?   
260 358 タラパパ 平成20年3月7日 33 量より質が大事  [28]  
261 359 ミニベロ 平成20年3月10日 12 連続使用禁止 12手  [29]  
262 360 魚熊 平成20年3月11日 11 同じ筋*  [30]  
263 361 まさ 平成20年3月11日 15 やり直し  [31]  
264 362 橘圭伍&タラパパ 平成20年3月12日 11 紙一重!! ×  
265 363 タラパパ 平成20年3月13日 12 両王手が決め手  [32]  
266 364 ミニベロ 平成20年3月13日 11 駒取りに歩を突くな2 11手 ×  
267 365 橘圭伍 平成20年3月13日 13 ゲイ・ボルク  第4回WFP作品展 【PG ・推理将棋】 第2番
268-1 366 魚熊 平成20年3月15日 8 基礎と応用   ×  
268-2 367 魚熊 平成20年3月15日 10 基礎と応用  [33]  
269 368 魚熊 平成20年3月15日 16 端へのこだわり  [34]  
270 369 まさ 平成20年3月16日 11 「町内迷人戦5 (両王手)」  [35]  
271 370 けいたん 平成20年3月16日 10 横田くん  おもちゃ箱 15−1
272 371 ミニベロ 平成20年3月16日 14 鳳雛  [36]  
273 372 まさ 平成20年3月19日 13 3連打  [37]  
274 373 たくぼん 平成20年3月20日 12 詰四会にて  
275 374 タラパパ 平成20年3月21日 11 縦横に大駒3枚  [38]  
276 375 橘圭伍 平成20年3月21日 13 猪突猛進  ×  
277−1 376 けいたん 平成20年3月21日 11 K四段  [39]  
277−2 377 けいたん 平成20年3月21日 11 K四段  [40]  
278 378 魚熊 平成20年3月21日 14 2手指し将棋  [41]  
279 379 まさ 平成20年3月21日 18 王様と家来(その3)  [42]  
280 380 タラパパ 平成20年3月23日 14 おとなしい将棋  [43]  
281 381 たくぼん 平成20年3月23日 10 Norman推王 vs 卓凡2級  [44]  
282 382 タラパパ 平成20年3月23日 17 ナポレオンの棋譜  [45]  
283 383 まさ 平成20年3月23日 15 投了図を見ながら(その2)  [46]  
284 384 橘圭伍 平成20年3月24日 15 反転衝動   
285 385 橘圭伍 平成20年3月24日 14 小縛鎖  ×  
286-1 386 魚熊 平成20年3月25日 14 2手指し将棋2(推王戦予選)  [47]  
286-2 387 魚熊 平成20年3月25日 12 2手指し将棋2(推王戦予選)  [48]  
287 388 けいたん 平成20年3月26日 10 ビュンビュン   [49]  
288 389 橘圭伍 平成20年3月26日 24 戦ったふりで勝つ   
289 390 橘圭伍 平成20年3月26日 14 無駄な時間   
290 391 まさ 平成20年3月26日 15 失われた15手  [50]  
291 392 橘圭伍 平成20年3月27日 10 無題  ×  
292 393 けーご@6400 平成20年3月28日 10 10手+不成4回  ×  
293 394 まさ 平成20年3月28日 11 頭香まで(その2)  [51]  
294 395 栗橋武 平成20年3月29日 123 Lの挑戦     
295 396 魚熊 平成20年3月29日 70 周辺巡り  [52]  
296 397 魚熊 平成20年3月29日 10 弱い先輩  [53]  
297 398 魚熊 平成20年3月29日 10 跡形もなく  [54]  
298 399 まさ 平成20年3月29日 11 町内迷人戦6(成りも打ちもなし)  [55]  
299 400 はてるま 平成20年3月30日 10 大駒合戦  [56]  
300 401 橘圭伍 平成20年3月30日 16 ループ ×  
               
               

[1]
「昨日たった23手で詰まして勝ったんだけど、相手が玉しか動かさないんだよ。」
 しかも玉の動いた範囲が3×3の合計9マスの中だけだった。」
 おまけに、相手は最初の9手は全部違う場所に動かしてた。」
「3×3のプチ全格巡りだね。他には何か憶えてないかい?」
「最終手以外に1回だけ王手を掛けたな。
 あと、その3×3のエリアに、僕も3ヶ所に駒を打ったよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

===============================

条件は整理すると以下の通りです。

(1)23手で詰み
(2)後手は玉しか動かさず、その動いた範囲は3×3の範囲内だった。
   3×3とは、例えば以下のイメージです。
   (例)41、51、61、42、52、62、43、53、63の9ヶ所
   別に1段目を含まず、2、3、4段目でも構いません。
(3)後手の最初の9手は全て異なる地点に玉を動かした。
   (3×3の9ヶ所を全て巡った事になります)
(4)王手は最終手の他に1回だけあった。
(5)先手は後手玉が動いた3×3のエリア内に3回駒を打った。

23手の中篇ですが内容は初級向けです。ぜひ多くの解答をよろしくお願いします。
[2]
「隣の将棋は不思議だったな」
「たった11手で後手が詰まされたね」
「とどめは不成だったな」
「成ると詰まないからね」
「というか、駒を成る手はなかったな」
「出だし4手はマネ将棋だった。これがまずかったね」
「詰んだとき、1段目に駒が8枚あった。こうもうまくいくものなのかな」

さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。

※マネ将棋とは、例えば「16歩、94歩、17香、93香」のような手順です。
[3]
(A)  隠し味 (食べたら分かる) 11手

・11手で詰み
・小駒の不成り・成り・成り駒の手があった
・後手に、玉が動いた直後に大駒が動くことが2回あった
[4]
(B)  大名行列 (まささんが命名してくれました) 12手

・12手で詰み
・小駒の不成り・成り・成り駒の手があり、他に成る手はなかった
・歩も金銀も取られることはなかった
・2筋の手があった
[5]
推理将棋センターで推将君と理子さんが対局中……。

推将「おっし、リベンジだ。俺が先手ね」
理子「私は後手ね。負けないわよ」
……理子さんが8手目を指すところ……
理子「これで8手ね。えーと、今のところ駒を成る手はないわ、それと、私は駒を打ったよ」
推将「ねえ、理子さん。3回続けて指してもいい?」
理子「いいわけないでしょう。反則です。2回続けるだけでも必勝らしいわよ」
推将「3手続けて指せたら、3段跳の桂不成までで詰ませることが出来るのになあ」

8手目の局面に至る手順を推理してみて下さい。
※2解(解が2つありますの両方答えて下さい)
[6]
「退屈だな。また将棋でも指すか。」
「お相手いたします。」
「この前のように、きちんとお前が詰まされるように指すのだぞ。」
「かしこまりました。」
「この前は飛の往復だったな。今度は角の往復で行こう。」
「畏れながら、最初に角は動かせませんが。」
「うむ。ではこうしよう。この前わしが勝ったから、今度はわしが後手だ。
 わしは最初に34歩を突いて、その後は角を22とどこか1箇所を往復
 させるだけにする。どこと往復させるかはお前が決めて良い。」
「ありがたき幸せにござりまする。」
「ただし、それでは簡単すぎるからな。条件をつけるぞ。
 まず、お前の駒はどれも活躍のチャンスは一度きりとしよう。
 つまり、ある駒を動かしたら、活躍している間、つまり動かし続けている
 間は良いが、一度動かすのを止めたら2度とその駒を動かしてはならん。
 次に、一つの駒を動かし続ける間は、その駒が一度行った場所には
 2度と行ってはならん。
 最後に、序列正しく駒を動かすこと。ひとたび価値が高い駒を動かしたら、
 それ以降それより価値の低い駒を動かしてはならん。」
「畏れながら、最後の条件は厳しすぎます。」
「価値の低い駒を動かしてはならん、と言ったが、打ってはならん、とは
 言っていないぞ。そこで工夫せい。」
「かしこまりました。」
「ただし、取ってもいい駒は歩だけとする。それと、終局図には成駒を
 残してはならんぞ。すっきりした投了図が好みだからな。」
「…かしこまりました。では始めましょう。」
   ・・・・・
「確かに詰んだな。70手まででわしの勝ちだ。こんどはかなり粘ったな。」
「恐れ入りました。」

さて、この家来、どうやって王様に勝ちを譲ったのでしょうか?

[7]
「隣の将棋は不思議だったな」
「たった11手で後手が詰まされたね」
「とどめは不成だったな」
「成る手じゃ詰まないからね」
「結局、不成は4回あったな」
「王手を2回かけたのがよかったね」
「それより、8手目の5筋の手が悪手だよ」
「確かに。詰んだとき、先手の持駒は歩1枚か」

さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[8]
「今の13手で詰んだ将棋は接戦だったね」
「先手も後手も2回ずつ王手をかけ合ったものね」
「駒を成る手はなかったけどね」
「とどめは6段目に駒を打つ手か」
「詰んだとき、後手の持駒は歩が一枚だったね」
[9]
14手で詰み

・初手以外すべて斜めに動いた
・不成り2回・王手全部で2回

※桂馬跳びは斜めに含みません

これをクリアすると自動的にレベルがアップして次のステージに進みます。
パルプンテ!
[10]
「隣の将棋はたった12手で詰んじゃったね。」
「大駒の指し手が8手もあったよ。しかも4手は不成だった。」
「飛不成を同玉と取り返した時は、先手もまだやれると思ったけどなぁ」
[11]
「昨日、先手があっという間に詰まされた将棋を見たよ」
「あっという間って何手?」
「手数は忘れた」
「忘れちゃ困るよ!」
「ごめんね。でも、後手は1つの駒をまっすぐ前に進める手しか指さなかったよ」
「他に覚えていることは?」
「先手は金を3回動かしたんだけど、続けてではなく1手おきだったよ」
さて、どんな手順だったのか、推理してください。

[12]
「歩不成の実戦って見たことある?」
「昨日、同じ場所に2度歩不成を指して、
13手で詰ました将棋を見たよ」
「へえ、後手がポカしたとか?」
「2手目に銀の着手をしたのはいいとして、
後手が同じ駒を4回動かしたのは疑問だったな」

さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[13]
「3手目から終局まで銀取りを続けたんだけど、とうとう取る機会がなかったんだ」
「11手目にふいに相手が投了してね、目をこすって眺めたら王様が詰んでた」
「駒を成る手はなかった」
「一度しか着手されない筋もなかったね」

※一度しか着手されない筋がないとは、例えばどこかで26歩と指したとしたら、少なくともその後もう一度2筋の着手(例えば24歩とか)があったという意味です。

●11手で詰み
●先手は3手目から最終手まで「次に銀を取るぞ」という手を指し続けたが、
 銀を取れる機会はなかった
●駒を成る手はなかった
●一度しか着手されない筋はなかった
[14]
またしてもM名人対W竜王の対決となった推理将棋トーナメント決勝戦。
例によって寝坊して見逃したN君は、友人2人に結果を聞いてみました。

N 「決勝戦はどんな将棋だったの?」
A 「たった9手で詰んじゃったよ。」
B 「取られた駒は飛銀歩の3種類だったな。」
A 「W竜王の連続不成は見せる手だったね。」
B 「僕はそれよりM名人の、まず42、続く54への渋い手、それに
   その後の駒成りという3手連続の指し回しが印象的だな。」
N 「…。で、どっちが勝ったの?」

では、
(問題1) M名人が勝った
(問題2) W竜王が勝った
それぞれのケースで、どんな手順だったか推理して下さい。
[15]
「3手目から終局まで角取りを続けたんだけど、とうとう取る機会がなかったんだ」
「6段目に駒を打ったり、必死に追いかけたんだけどね」
「21手目に角を取りにいったら、ふいに相手が投了してね、目をこすって眺めたら王様が詰んでた」
「駒を成る手はなかったね」
[16]
・27手詰
・角で角を7回取った

最終2手(26、27手目)を推理して下さい。
[17]
★其の2

・27手詰
・角交換6回
・最終手不成
・詰み局面で持駒なし

最終3手(25,26,27手目)を推理して下さい。
注:角交換=角で角を取り、直後にその角を取り返すこと
[18]
伊藤家の三兄弟が推理将棋の研究をしているようです。

看守「11手の内、不成り4回か」
看護「先手は収束2手を、連続不成り、連続王手で詰ましたね」
看板「後手は金の横に玉が行って、直後に玉頭の歩を突いたね」

この将棋の手順を推理してくださいね。

看板「この名前、親を恨むよ」
作者「いいの!」

・11手で詰み
・不成り4回
・先手の収束2手は、連続不成りの連続王手
・後手は、金の横に玉が行って直後に玉頭の歩を突いた
[19]
・28手で終局
・先手は、「歩歩香香桂桂銀銀金金角角飛飛」と順番に指した。また、先手が指した駒は全て取られた
・後手は、「歩x香、香x桂、桂x銀、銀x金、金x角、角x飛」と順番に駒を取った
・成1回
・終局図は、後手陣(一,二,三段目)は初形と同一、九段目に駒が9枚、そして、詰めろは掛かっていなかった

注:「○x●」は、○で●を取ること
[20]
「あ痛っ!トン死か!たった18手で詰まされた!」
「本局の初王手で詰んだね。お互い駒を成らないうちに終わっちゃったね。」
「成るも何も、君は玉を動かす手しか指さなかったじゃないか。」
「君も初手は玉を動かしたのに。他の駒に浮気するからだよ。」
「うーん、少なくとも僕の最後の手は玉を動かすべきだった。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件は以下の通りです。余詰ボロボロの気もしますが、よろしくお願いします。

(1)18手目の初王手で詰み
(2)後手は玉しか動かさなかった
(3)初手は玉だったが、17手目は玉ではなかった
(4)駒を成る手はなかった
[21]
「初手に銀ね」
「まあちょっと変ってるかな。
ほう、普通不成は指さないよね」
「どうだ」
「えっ、詰み!」
「ははは、8手で詰んじゃったね」
「詰んだとき8段目に大駒が3枚か」
「おまえ、ハスラーだな」

・8手で詰み
・初手は銀の着手
・不成の手はない
・詰んだとき8段目に大駒が3枚あった 

さて、どんな将棋でしょう。推理してくださいね。
[22]
「またあっと言う間に9手で駒柱が出来ちゃったよ」
「今度はどんな手順なんだい?」
「最後の2手は盤上の同種の駒が動いたよ。
 同じ小駒を2回続けて動かす手があって、
 それから1段目の駒は1枚しか動かなかったな。
 あ、そうそう、成らずが2回あった」

さて、どこに駒柱ができたのでしょう?

(条件)
(1)9手で駒柱ができた。
(2)最後の2手は盤上の同種の駒が動いた。
(3)1段目の駒は1枚しか動かなかった。
(4)成らずが2回あった。
(5)同じ小駒を2回続けて動かす手があった。

[23]
N名人にY九段が挑戦している推理将棋名人戦が話題になっています。

「Y九段が、先手番の1局目と後手番の2局目どっちも最初に自角頭の歩を突いたね。」
「しかもどっちも10手で、先手が1枚も駒を取らない内に詰まされちゃった。」
「共通点はそれだけじゃない。2局とも先手が58金の隣に別の金を動かしたよ。」
「まだあるぜ。2局とも後手が取った駒は3枚だけで、取った種類も同じ3種類だった。」

さて、この2局はそれぞれどんな将棋だったのでしょうか?セットで答えて下さい。


条件を念のため以下に整理します。

(1)10手で詰み。
(2)先手は58金の隣(右横又は左横)に別の金を動かした。
(3)取った駒は、先手は無し、後手は3種3枚(2局とも同じ種類)。
   なお、3種3枚は種類さえ一致すれば、同じ場所の駒である必要はありません。
(4)Y九段は、最初に自分の角頭の歩を突いた。
  (先手なら初手86歩と、後手なら2手目24歩と指したという事です)

<問題1>Y九段が先手だった。
<問題2>Y九段が後手だった。

[24]
・10手で詰んだ

・成る手と王手は最終手だけ
・終了時後手の持ち駒は銀1枚だけ
・初手は飛車
・大駒は取られなかった
[25]
「昨日、後手番でたった10手で反則負けしちゃってさ。」
「さては二歩を打ったな。」
「いや、二歩ではなかったけど、歩を打って詰ましちゃったのさ。」
「打歩詰で反則負けとは珍しい。どうしてそうなったの?」
「3手目に玉を銀の横に動かしてたな。あと、駒を成る手はなかった。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件は整理すると以下の通りです。
(1)10手目に打った歩は二歩ではなかったが、打歩詰の反則だった。
(2)3手目は銀の横に玉を動かす手。
(3)駒を成る手はなかった。
[26]
3人1組の団体戦で争われる推理将棋支部対抗戦決勝戦。
今年はAチームとBチームの争いとなりました。
例によって見物に遅刻してきたN君。既に3局とも終了しており、
ギャラリーの人達にどんな将棋だったか尋ねて回りました。

(第1問: 大将戦)
「詰みまで指したのは見たけど、勝ったのはどっちか忘れちゃったなぁ。」
「Aチーム大将は、ある一つの駒をまっすぐ前に進める手しか指さなかったよ。」
「Bチーム大将は、玉を動かす手と、玉以外の駒を3筋へ動かす手を交互に指し続けていたよ。」

(第2問: 副将戦)
「詰みまで指したのは見たけど、勝ったのはどっちか忘れちゃったなぁ。」
「Aチーム副将は、ある一つの駒をまっすぐ前に進める手しか指さなかったよ。」
「Bチーム副将は、玉を動かす手と、玉以外の駒を6筋へ動かす手を交互に指し続けていたよ。」
「不成が出てきたな。」

(第3問: 三将戦)
「詰みまで指したのは見たけど、勝ったのはどっちか忘れちゃったなぁ。」
「Aチーム三将は、ある一つの駒をまっすぐ前に進める手しか指さなかったよ。」
「Bチーム三将は、1つの小駒で3連続駒を取ってたな。
 取った場所は3箇所別々の筋だったよ。」
「不成は出てこなかったよ。」

さて、この3局はどんな将棋だったのでしょうか。
[27]
2解物です。意識的にそうしてみました。最終3手を完全に明かしていますので手数的には9手以下です
余詰解答大歓迎っす!!
1)11手で詰み@2解
2)後手は56歩と指した
3)終局時、先手の持駒は歩1枚だけだった
4)最終3手は62角打52玉53角行成で、最終手が唯一の駒成だった
5)(4)以外の8手で互いが動かしたのは双方合わせて2種類だった

[28]
「すごい将棋を指したんだって?」
「いきなり4手目から怒涛の王手攻撃が始まってさ、面喰ったのなんのって」
「とうとう終局まで、王手をかけられ続けたよ」
「それってどんな将棋なのさ?」
「うん、駒を成る手がなかったなぁ」
「ボクは一度も駒を打たず、盤上の駒を動かしていただけだった」
「お互いに取られた歩は一枚だけだったね。他に取り合った駒は忘れちゃった」
「後手の飛車は、最後まで動かなかった」
「あとね、ボクの玉は55に二度動いたけど、あとは全部、初めての場所に動いたよ」
「ところで君は一度も王手をかけることができなかったの?」
「一度だけ王手をかけたよ」
「気の毒に、さぞかし惨敗だったんだろうね?」
「いやぁ、量よりも質さ。33手目に初王手で詰めてボクが勝ったのさ」

●33手で詰み
●4手目から後手は王手の連続
●成る手はなかった
●先手が駒を打つことはなかった
●取られた歩は先手も後手も一枚だけ
●後手の82飛は動かなかった
●先手は初王手で詰ませた
●先手玉は55に二度動いたが、他に玉が動いたのはすべて初めての場所だった

※ 「初めて動く場所」の補足。
  59玉→68玉→59玉→68玉と指したら、2番目(68玉)、3番目(59玉)は初めて動く場所。
  このケースでは、4番目の68玉が条件違反です。

やや難問かもしれません。怪しい独善では、ほぼ論理的に解けるつもり?
[29]
・12手で詰んだ
・初手は歩、とどめは桂馬
・後手は同じ駒を連続で使わなかった
・王手は全部で2回あったが、どちらも開き王手だった
・先手は、初手以外は同じ駒を使った
[30]
「11手で負けちゃった」
「どんな将棋だったんだい」
「悪い癖で、相手の駒音がすると、すぐ同じ筋に手を出しちゃうんだ」
「ほかには?」
「相手は飛車を振ったな。それから先後共に同じ3種類の駒を動かしたよ」

(条件)
(1)11手で詰んだ。
(2)後手は先手の直前の手と同じ筋の手を指した。
(3)先手は飛車を振った(3筋以上左に動いた)。
(4)先後共に同じ3種類の駒を動かした。
[31]
「この棋譜を見ろよ。えらい変わった将棋だぜ。」
「どれどれ・・・駒を成る手がないうちにたった15手で詰みか。確かに珍しいな。」
「そうじゃなくて、先手の指し手をよく見てくれよ。」
「おや?先手が指した8手の内、前半の4手と後半の4手は棋譜上は全く同じだな!」
「やっと気付いたか。それにしても何でこうなったんだろう?」
「後手が最初に玉を動かしたのが引き金になったのかもね。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件を以下に整理しておきます。

(1)15手で詰み。
(2)先手の指した8手は、前半の4手と後半の4手は棋譜表記上全く同じだった。
  (例) 36歩、34歩、35歩、同歩、38飛、32飛、35飛、同飛、
      36歩、44角、35歩、同角、38飛、24角、35飛まで
     前半・後半とも先手の手は「36歩・35歩・38飛・35飛」で同じです。
     もちろんこの手順では後手玉は詰んでいないので不正解ですが。
  棋譜表記上同じであれば、駒を取ったかどうか、その手を打ったのか動かしたのか
  などは一致する必要はありません。
(3)後手は最初に玉を動かした。
(4)駒を成る手はなかった。
[32]
「10手目の両王手が厳しくて、最後は連続不成で12手で詰められちゃった」
「ボクが真っ直ぐ前に駒を進める手しか指さなかったのが敗因かなぁ?」

条件整理

●12手で詰み
●10手目が両王手
●先手は駒を真っ直ぐ前に進める手しか指さなかった
●最後は連続不成
[33]
[応用]
「10手で負かされちゃった」
「どんな将棋だったんだい」
「最初はお互いに歩を突いた。それからお互いに同じ駒を2回続けて動かした。
それに、お互い同じ場所に2つの駒を動かしたな。あ、不成が2回だけあったよ。それと、先手玉は2回動いたけど連続ではなかったよ。」
#「動かした」には「打った」を含みます

(条件)
(1)10手で詰んだ。
(2)1,2手目は歩。
(3)先後共に、2回続けて動いた駒があった。
(4)先手、後手共に2つの駒が存在したことのある場所がある。
(5)成らずが2回だけあった。
(6)先手玉は2回動いたが、連続ではなかった。
[34]
「あの、最初3手続けて端にある駒が動いた将棋はどうなった?」
「16手で勝ったよ」
「その後どうなったんだい?」
「4手目も端に駒を動かした」
「うん」
「その後相手が同じ駒を2連続で動かすものだから、こっちも3連続で動かした」
「それで?」
「そうしたら相手はその後4連続で同じ駒を動かすんだ」
「他にはなにか覚えてない?」
「空き王手を2回したよ」

(条件)
(1)16手で詰んだ。
(2)最初3手は端(1筋または9筋)にある駒を動かした。
(3)4手目も端の手(1XXまたは9XX)。
(4)5手目以降に先手は2連続と4連続、後手は3連続で同じ駒を動かした。
(5)空き王手が2回あった。(空き王手には両王手を含みません。)
[35]
町内の将棋大会に又も欠席したN君。
決勝戦の様子を皆に聞いてみました。

「初手76歩と突いたのは見たよ。」
「2手目は歩を突いたけど、34歩じゃなかったよ。」
「11手で両王手で詰んじゃったよ。」
「88の角は一度も動かなかったよ。」

いったいどんな将棋だったのでしょうか?
[36]
・14手詰
・1、2手目は歩の手でも玉の手でもなかった
・成る手はなく不成りが2回だけあった
・5筋の手はなかった
・終了時駒の損得はなく、互いに歩を1枚持っていた
・後手の飛車が動いたのは最終手だけで、何も取らなかった
[37]
「隣の将棋はたった13手で詰んじゃったね。」
「歩以外の小駒は釘付けのままだったね。」
「最後の3手は大駒を打つ手だったね。」
「5筋への着手はなかったね。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件は以下の通りです。
(1)13手で詰み
(2)歩以外の小駒は動きも取られもしなかった
(3)11・12・13手目は大駒を打つ手だった
(4)5筋への着手はなかった
[38]
おかしな将棋の観戦者から聞いた話

A君「11手で詰んじゃた」
B君「大駒が3枚、隣り合って横に並んでるのを見たぜ」
C君「あれ?ボクが見た時は、大駒が3枚、隣り合って縦に並んでたよ」
D君「思えば2手目が不用意だった。あの駒の動いた空き地に駒を打つ手が止めになったからね」
E君「そういえば、盤上を動いた駒は3種類だけだったね」

●11手で詰み
●大駒が3枚横に隣り合って並ぶ局面があった
●大駒が3枚縦に隣り合って並ぶ局面があった
●最終手は、2手目に動いた駒の空き地に駒を打つ手
●盤上を動いた駒は3種類だけ

大駒:飛と角(龍と馬)
動いた駒は3種:別の種類の駒を打つのは自由。
[39]
その1
「K四段の将棋どうだった?
初手に76歩、2手目に玉を動かしたところまで見てたけど」
「K四段が必殺桂の4段跳ねを指して、11手で詰ましたよ」
「他に覚えていることはないかい?」
「終局時後手の玉頭にスペースがあったけど、ぬかりなく詰んでたよ」
・11手で詰み
・初手に76歩
・2手目は玉の着手
・先手が桂の4段跳ねを指す
・終局時後手の玉頭にスペースがあった

米スペースがあるとは駒がいないこと
例えば初形で玉頭にスペースがありますが、角頭には歩があるのでスペースがあるとはいえません。
[40]
その2
「K四段の将棋どうだった?
先手が最初同じ駒を2手続けて動かしたところまで見てたけど」
「K四段が必殺桂の4段跳ねを指して、12手で詰ましたよ
先手はしきりに金を動かすべきだったとボヤいてた。
それから88銀の着手も良くないといってたな」
「他に覚えていることはないかい?」
「終局時先手の玉頭にスペースがあったけど、ぬかりなく詰んでたよ」
・12手で詰み
・先手が最初同じ駒を2手続けて動かした
・後手が桂の4段跳ねを指す
・先手は金を動かさなかった(金を取られるのは動いたとみなしません)
・先手は88銀の着手をした
・終局時先手の玉頭にスペースがあった

米スペースがあるとは駒がいないこと
例えば初形で玉頭にスペースがありますが、角頭には歩があるのでスペースがあるとはいえません。
[41]
「隣の二人が変な将棋指してたよ」
「どんな将棋だったんだい?」
「なんでも、前の手と別の駒を動かしたらその駒を次ぎに
もう1回動かさないといけないと言うルールだったらしい」
「それでどうなったの?」
「13手目に先手が3連続の手を指したのが大悪手で、
14手で後手が勝ったよ。それから駒を打つ手も駒を成る手もなかったけど、成らずの手が1度だけあったな」

(条件)
(1)14手で詰み
(2)1手目と3手目、2手目と4手目、5手目と7手目、6手目と8手目、
   10手目と12手目、9,11,13手目、はそれぞれ同じ駒が動いた。
(3)成る手はなく、成らずの手が1回だけあった。
(4)駒を打つ手はなかった

#なおこのルール(2手差し限定)をそのまま適用すると最終形は詰んでいないこと
 になりますが、14手目で通常の将棋での詰み形になっていれば良いものとします。
[42]
「退屈だな。また将棋でも指すか。」
「お相手いたします。」
「わしはこの駒しか動かさないからな。」
「かしこまりました。」
「お前は先手で良いが、玉を斜めに動かす手しか指してはならぬ。
 あと、それまで玉が居たことがある場所に動かすのも禁じる。」
「恐れながら、それでは1手指したところで手詰まりです。」
「ふむ、そうだな。では初手76歩と突くのだけ認めてやろう。
 それ以降は今言った条件で指すのだぞ。」
「かしこまりました。」
・・・・
「どうだ!たった18手で詰ましたぞ。またわしの勝ちだな。」
「恐れ入りました。」

例によって家来がうまく勝ちを譲ったようです。
さて、どんな将棋だったのでしょうか。

条件を念のために整理しておきます。
(1)18手で詰み。
(2)初手は76歩と突いた。
(3)先手は3手目以降、玉を斜めに、それまで居たことのない場所に
  動かす手しか指さなかった。
(4)後手は1つの駒を動かし続けた。

初級向けお笑い系作品です。多くの解答をお待ちしています。
[43]
「14手で詰んでしまった隣の将棋、おとなしい将棋だったね」
「そういえば初手の76歩も、そぉっと指してたよ」
「そういう意味じゃなくてさ...」
「ふふふ、判ってるさ、盤上の駒4枚が動く手だけってことだろ?」
「そればかりか、駒を成る手すらなかったよ」
「王手も最終手だけだったしね」
「詰みの局面で大駒が一枚、最初とは違う場所にいたね」

おまじない出題(^^)
易問題としてもよいくらい?

(条件)
●14手で詰み
●初手76歩と指した
●盤上の駒が4枚動く手だけ
●駒を成る手なし
●王手は最終手だけ
●詰みの局面で大駒が一枚、最初と違う場所にいた
[44]
第○期推王位タイトル3番勝負は、何と奇跡的に挑戦者になった卓凡2級が
Norman推王に挑戦することになりました。
それでは現場から中継です。

おっとここでNorman推王が何か言っているようです。

Norman推王「こんなショボイ相手に普通に指しても面白くないわ」
卓凡2級「じゃあ駒落ちでいきましょうか」
主催者「いや駒落ちは困ります。新聞にも載りますし・・・。」
Norman推王「よし!では10手で勝ってみせる。それに私は2種類の駒しか使わないし、それも交互に使おうではないか。」
卓凡2級「そこまでハンデつけられるとむかつくな。それじゃあ私も初手は玉の手を指す!(←意外とセコイぞ!)」
Norman推王「じゃあもう一つ付け足そう。君の玉が居る筋の歩は突かないよ。」
卓凡2級「無理やりこじつけたような台詞だな(笑)」
主催者「すいません。駒の裏側の文字を彫り忘れたので、成りはなしでお願いします。」
対局者2名「どてっ!設定が不自然すぎるぞ!」

では、先手は、卓凡2級でお願いします。
読上げ「先手 卓凡2級・・・○○玉」
・・・以下10手まで
卓凡2級「負けました。・・・まさか本当に10手で負けるとは・・・きっと夢に違いない。」
Norman推王「弱すぎる。100年早いわ!」
卓凡2級「さっきの対局は初手が大悪手だったので、今度は違う手でいく!今度は大丈夫だ!」
Norman推王「何べんやっても同じだぞ!」

では再び、先手は、卓凡2級でお願いします。
読上げ「先手 卓凡2級・・・○○玉」
・・・以下10手まで
卓凡2級「負けました。家帰って寝ます。」

Norman推王防衛の2局の対局はどんな将棋だったのでしょうか?

(条件)

たくぼん・Norman合作

(1)10手で詰み
(2)初手は玉
(3)後手は2種類の駒を交互に使った
(4)後手は先手玉が居る筋の歩を突くことは無かった
(5)成る手はなかった
※2解

(注)本文中のキャラクターはフィクションです。
[45]
20XX年4月1日、ナポレオンが指したという棋譜が発見されました。
この大ニュースは世界中を駆け巡りましたので、ご存知の方も多いことでしょうが。対局者の会話を記録したメモも見つかっていますので再掲します。

ナポちゃん「余は将棋が強いのだ」
弱〜い部下「わたくしは弱いです」
ナポちゃん「退屈だから将棋でも指すか」
ナポちゃん「お前では相手にならんのでハンデをやろう。余はこの駒を動かす手しか指さん」
弱〜い部下「いくら何でもそれでは私が負ける訳がありません」
ナポちゃん「お前が相手なら充分じゃ。余の辞書に不可能という文字はないのだ」
ナポちゃん「そればかりではないぞ。余は駒を後退せん。余の辞書に後退という言葉もないのだ」
弱〜い部下「わたくしもナポレオン軍の一員、駒を後退する手は指しませぬ」
ナポちゃん「弱いくせによい心がけじゃ。許す、勝手にせい」
ナポちゃん「ではもっとハンデつけちゃうぞ。余は一度しか駒を取らん」
弱〜い部下「侮辱ではございますが、それでは始めましょう」
ナポちゃん「どうだ、宣言通り17手で詰み。余の勝ちだ。相変わらず弱いのう」
ナポちゃん「お前の敗因は4手連続で一つの駒を動かしたことと、一度に一マスずつしか駒を動かさなかったことだ」
ナポちゃん「しかも、一度も駒を取らずに勝てる訳がなかろう」
弱〜い部下「閣下は9手連続で動かしておりますし、同じく一マスずつしか...」
ナポちゃん「お前と一緒にするでない。余の辞書に不可能という言葉はないのだ!」
弱〜い部下「ぶつぶつ。それを言うなら”名人に定跡なし”だろうに」
ナポちゃん「あ〜ん、なんか言ったか?」

まささん「王様と家来」のパクリです。
強いナポレオンがなぜ先手なのか、いまだに謎とされています。

(条件)
●17手で詰み
●先手は一つの駒を動かしていただけ
●どちらも後退することなく、一マスずつ駒を動かした(直進、斜め前、横はOK)
●一局を通じて、駒を取る手は先手に一度だけ
●後手は4手連続で、一つの駒を動かした

[46]
「これまた変わった投了図だね。」
「15手で後手が詰まされた局面らしいよ。」
「先手は盤上21枚か。うち20枚は初形配置と同じ状態になっているね。」
「後手は盤上19枚だね。歩は9枚3段目に並んでいるし、
 残りの10枚は全て自陣内にある。」
「何でこんな形になったんだ?」
「出だしの2手は76歩、62銀だったらしいよ。
 あと、お互い最後の手は駒を打ったと言っていたな。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件を以下に整理します。

(1)15手で詰み
(2)76歩、62銀の出だし。
(3)14手目と15手目は駒を打つ手。
(4)終局時、先手は盤上に21枚。うち20枚は初形配置と同じ状態になっていた。
  7段目の歩・8段目の飛角・9段目の玉金銀桂香が初形と同じ形で残っていたということです。
(5)終局時、後手は盤上19枚。3段目に歩が9枚で、残り10枚は全て1段目か2段目。

先手陣は20枚が元の位置。残る1枚で詰めていますので、その形を想定して逆算すれば簡単です。多くの解答をお待ちしています。
[47]
 第△期推王戦予選から卓凡初段(挑戦権獲得により初段昇)対魚熊8級
の対戦をお届けします。
 格上挑戦の魚熊8級ですが、今回は得意の2手指し将棋がルールとの
ことで張り切っているようです。
 まずはルールの確認です
立会人「今回は2手指し将棋で対戦していただきます。1つの駒を動かしたら
    その駒をもう1回動かさないと他の駒を動かしてはいけません」
卓凡「えー、慣れてないから困るなぁ」
魚熊「よし、得意ルールだ」
立会人「では魚熊8級の先手でお願いします」
・・・
魚熊「負けました。14手ですか。大駒は両方取られるし、いい所なしだなぁ。
   最初に角道を開けなかったのが悪かったのか、それとも最後に同じ駒を
   3連続で動かしたのが悪かったか・・・。
   この重ね打ちがいい手でしたね。5筋の手は指さなかったんだけどなぁ」

(第1局条件)
(1)14手で詰み
(2)1つの駒を動かしたら、もう1回はその駒を動かさないといけない。
(3)成る手も成らずもあった。
(4)自分の駒の利きに同種の駒を打つ手があった。
   (成駒と生駒は区別します)
(5)先手の大駒は両方取られた。
(6)先手の5筋の手はなかった。
(7)先手は最後に3連続で同じ駒を動かした。
(8)初手は76歩ではない 

両題共通(2)の条件詳細解説
 1手目と3手目は同じ駒でなければならず、5手目は同じ駒でも違う駒でも良い。
 7手目は5手目が新しい駒ならそれを動かさないといけませんが、
 5手目が3手目までと同じ駒なら別の駒を動かしてもかまいません。
 10手目と12手目が同じ駒であれば、14手目は12手目と違う駒でもかまいません。(第1問)

 なお本作は拙作 278番2手指し将棋 に対するたくぼんさんの余詰め解答を
元に魚熊が条件付けしたものです。余詰め等の責任は全て魚熊にあり、たくぼん
さんには一切関係ありません。また本文中のキャラクター付けも魚熊の独断
によるものです。

[48]
魚熊「もう1局!」
主催者「えー、予選は1番勝負です」
魚熊「うるさい、2手指し将棋は私の将棋だ。1回は勝たないと面子がタタン」
主催者「では、楽番ということでお願いします」
魚熊「致し方ない」
卓凡「1局目が早く終わったから、もう1局くらいはいいですよ」
魚熊「まずは角道を開けてっと」
・・・
魚熊「う、初王手で・・・。負けました。今度は12手か。この自分の駒に
   接して同じ種類の駒を打つ手が見えなかった。やっぱり有段者は強いヤ。
   出直してきます」

(第2局条件)
(1)12手目の初王手で詰んだ。
(2)1つの駒を動かしたら、もう1回はその駒を動かさないといけない。
(3)成る手はなかった。
(4)自分の駒に接して同種の駒を打つ手があった。
(5)初手は76歩。

両題共通(2)の条件詳細解説
 1手目と3手目は同じ駒でなければならず、5手目は同じ駒でも違う駒でも良い。
 7手目は5手目が新しい駒ならそれを動かさないといけませんが、
 5手目が3手目までと同じ駒なら別の駒を動かしてもかまいません。 
 8手目と10手目が同じ駒であれば、12手目は10手目と違う駒でもかまいません。(第2問)

 なお本作は拙作 278番2手指し将棋 に対するたくぼんさんの余詰め解答を
元に魚熊が条件付けしたものです。余詰め等の責任は全て魚熊にあり、たくぼん
さんには一切関係ありません。また本文中のキャラクター付けも魚熊の独断
によるものです。
[49]
「隣の将棋、大駒がビュンビュン舞ってたけど10手で詰んだって?」
「飛車の着手3回、角の着手3回で、大駒を成る手はなかったよ。
それからとどめは地味に歩成だったな」

・10手で詰み
・飛車の着手が3回
・角の着手が3回
・大駒を成る手はない
・とどめは歩成
[50]
推理将棋名人戦第1局の大盤解説に遅れてやってきたN君。
待ち合わせしていた友人を会場で見つけて声を掛けました。

「遅れてゴメン。でもまだ1手も指してないし、慌てる事もなかったな。」
「今は後手の手番で、16手目を考えているところだよ。」
「は??まだ何も動いてないじゃん。」
「そう見えるだけさ。76歩、34歩という普通の出だしの将棋だったよ。
 ちなみに、まだ駒を成る手はないね。」

遅れてきたN君は、15手目までの手順を見事推理できるでしょうか?
==============================
<問題>以下の条件で15手目までの手順を推理する。

(1)15手目を指し終えた局面は、対局開始前の状態(実戦初形)に戻った。
(2)出だしの2手は76歩、34歩。
(3)駒を成る手はなかった。

橘さんの289番「無駄な時間」と殆ど同じ構想(アイデア)を私も考えていました。同作とセットで考えていただければ幸いです。ただし、橘作ほど華麗な手順ではなく、こちらは初級向けです。
[51]
「隣の将棋は11手目の初王手でトン死だったね」
「成駒なしの頭香までとは珍しいね。」
「香以外には歩2枚しか取られなかったね。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

======================

条件を以下に整理しておきます。

(1)11手で詰み。
(2)王手は後手玉頭に玉に接して香を打った1回だけ。
(3)終局時、盤面に成駒なし
(4)香以外に取られた駒は歩2枚だけ

頭香までの詰みはかなり考えやすいと思います。
拙作177番「頭香まで」も合わせて、多くの解答をお待ちしています。
[52]
(1)70手で玉が完全周辺めぐりした。
(2)王手は全部で12回。
(3)先手は6連続で小駒の持駒を小さい方から連打した。
 (小さい方:歩<香<桂<銀<金<角<飛)
(4)後手は11連続で駒を取った。
(5)成らずは1回だけ。
(6)終局時、後手の持駒は21枚。
(7)終局時、駒が3枚ある筋が5つあった。
(8)41手目は4段目に駒打ち。
(9)17手目36歩、33手目48金、69手目66王。

なお、69手以下の解があれば超正解です。
[53]
先輩「ありゃ、成る手もないのに詰まされちゃった。まだ10手目じゃ
   ないか・・・。大駒を取られたわけでもないのになぁ。
   初手に玉を動かしたのが悪かったかな」
後輩「3手目も歩を突かないようじゃ、勝ち目ないでしょう。それより
   9手目に他の手を指しておけば詰まないじゃないですか」
先輩「歩以外の駒を持っていれば詰んでないのになぁ・・・」

(条件)
(1)10手で詰み
(2)初手は王
(3)3手目は歩以外の手
(4)成る手なし
(5)終局時先手に歩以外の持ち駒があったら不詰め
(6)9手目が他のいかなる手でも詰まなかった。
(7)先手の大駒は取られなかった。

(5)は終局時に先手の持ち駒に「歩」があることを保証するものではありません。

既成手順かも知れませんが、皆様の解答をお待ちしています。
[54]
「あれ、詰んじゃった。それにしてもいろんな駒があっちこっちに
移動してるねぇ。初期配置の跡形が随分なくなってるなぁ」
「たった10手で詰まされて、そんなのんきなこと言ってる場合じゃ
ないんじゃないの?」
「王様が動いたら、その直後から大駒が乱舞してたね」
「5手連続だったね」
「えーっと今の盤面はっと。王、飛、角・・・・歩。全部最初のまま
残ってるのは 1種類もないねぇ」

(1)10手で詰み
(2)8種類の駒全てが動くか取られるかした。
(3)成る手なし。
(4)王移動の直後から5手連続で大駒が動いた。
[55]
町内の将棋大会に又も欠席したN君。
決勝戦の様子を皆に聞いてみました。

「11手で詰んじゃったよ。」
「76歩に対して、金を動かしたな。」
「駒を成る手も打つ手もなかったよ。」
「王手は先手が不成で掛けた2回だけだったね。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか。

条件は以下の通りです。念のため。
(1)11手で詰み。
(2)76歩の直後に、相手は金を動かした。
(3)駒を成る手も、駒を打つ手もなし。
(4)王手は先手が不成で掛けた2回だけ。

[56]
「隣の将棋、大駒がよく動いたね」
「うん、10手のうち7手大駒の手だったね」
「とどめも大駒を打つ手だったし」
「そういえば不成も3回あったね」
「うん、その中には先手の不成もあったし」
「9手目の金の手がまずかったようだね」
さてどんな将棋だったのでしょうか?

・10手で後手の勝ち
・7手は大駒の手
・最後は大駒を打つ手
・不成3回
・先手にも不成があった
・9手目は金の手