推理将棋コミュ 作品一覧 No.301〜No.400
No. 通し番号 作者名 発表日時 手数 題名 完全性 備考
301 402 けいたん 平成20年4月1日 13 裏プロ  [1]  
302-1 403 まさ 平成20年4月2日 15 失われた手順(Part.2)  [2]  
302-2 404 まさ 平成20年4月2日 11 失われた手順(Part.2)  [3]  
303 405 タラパパ 平成20年4月3日 10 裏切り  [4]  
304 406 けーご@6400 平成20年4月5日 11 妙手▲51角成  詰将棋パラダイス 第24問
305 407 けいたん 平成20年4月5日 9 詰二会  [5]  
306 408 橘圭伍 平成20年4月5日 11 一乃舞  ×  
307 409 まさ 平成20年4月6日 11 町内迷人戦7(歩打ちの王手)  [6]  
308 410 タラパパ 平成20年4月7日 10 将棋は歩から?  [7]  
309 411 ミニベロ 平成20年4月9日 14 long distance 14手  [8]  
310 412 けいたん 平成20年4月9日 11 新定跡  おもちゃ箱 11−3
311 413 橘圭伍 平成20年4月9日 22 銀の弾丸  ×  
312 414 橘圭伍 平成20年4月9日 18 金の弾丸  ×  
313 415 まさ 平成20年4月9日 19 王様と家来(その4)  [9]  
314 416 タラパパ 平成20年4月11日 13 詰四かい  [10]  
315 417 まさ 平成20年4月12日 12 飛王手3回  [11]  
316 418 橘圭伍 平成20年4月19日 19 輪舞  PG19手 (王手はなかった)
317 419 志賀友哉さん  平成20年4月16日 49 志賀友哉さんの作品  [12]  
318 420 まさ 平成20年4月18日 12 流行の32飛戦法  [13]  
319 421 たくぼん 平成20年4月18日 25 激易問題 ワルツの女王  [14]  
320 422 けいたん 平成20年4月22日 13 新定跡その2  [15]  
321 423 Norman 平成20年4月22日 11 香子11才・反抗期  PG11手 (条件なし)
322 424 Norman 平成20年4月22日 11 桂子21才・裏切り  PG11手 (条件なし)
323 425 橘圭伍 平成20年4月22日 16 無題  JEWEL BOX #05 第5番
324-1 426 ミニベロ 平成20年4月27日 11 計画的犯行  [16]  
324-2 427 ミニベロ 平成20年4月27日 13 計画的犯行  [17]  
325 428 Norman 平成20年4月23日 21 四隅杏子・趣味乗馬    PG21手 (条件なし)
326 429 Norman 平成20年4月23日 16 元市圭四郎・お笑い芸人    PG16手 (条件なし)
327 430 Norman 平成20年4月24日 15 銀子31才・不倫    PG15手 (条件なし)
328 431 ミニベロ 平成20年4月27日 前進あるのみ  X手  [18]  
329a 432 Norman 平成20年4月27日 14 まなかな    PG14手 (条件なし)
329b 433 Norman 平成20年4月27日 14 まなかな    PG14手 (条件なし)
330 434 けいたん 平成20年5月3日 9 昼休みの将棋  [19]  
331 435 タラパパ 平成20年5月6日 11 リメイク  ×  
332 436 橘圭伍 平成20年5月4日 11 スーパービンゴV   
333 437 魚熊 平成20年5月6日 11 宵越しの駒は持たねぇ  [20]  
334 438 まさ 平成20年5月6日 11 町内迷人戦8(不成で取った歩)  [21]  
335 439 けいたん 平成20年5月8日 6 幻の王手飛車 [22]  
336 440 けーご@6400 平成20年5月6日 10 5歩/10手  ×  
337 441 ミニベロ 平成20年5月12日 14 端攻め  14手  [23]  
338 442 魚熊 平成20年5月12日 11 パクパク  [24]  
339 443 まさ 平成20年5月13日 16 消えた1枚  [25]  
340 444 けいたん 平成20年5月13日 11 だんご4兄弟  [26]  
341 445 ぷら 平成20年5月14日 12 歩ばかりながら・・・  ×  
342 446 まさ 平成20年5月16日 17 初形配置詰??  [27]  
343-1 447 ミニベロ 平成20年5月17日 9 隣の将棋とこっちの将棋 9手  [28] 隣の将棋
343-2 448 ミニベロ 平成20年5月17日 9 隣の将棋とこっちの将棋 9手  [29] こっちの将棋
344 449 まさ 平成20年5月18日 15 初形配置詰??(PART.2)   [30]  
345 450 まさ 平成20年5月20日 27 王様と家来(その1 Part. 2)  [31]  
346 451 タラパパ 平成20年5月22日 11 富豪と令嬢  [32]  
347 452 ミニベロ 平成20年5月24日 11 非連続殺人事件  11手詰  ×  
348 453 ミニベロ 平成20年5月24日 11 侵入せず 11手  [33]  
349-1 454 まさ 平成20年5月24日 17 4回 (Part .2)  [34] (第1問)同じ駒での角取り4回
349-2 455 まさ 平成20年5月24日 11 4回 (Part .2)  [35] (第2問)歩突きを4回連続
350 456 魚熊 平成20年5月24日 11 宵越しの駒はもたねぇ2  [36]  
351 457 ミニベロ 平成20年5月25日 12 籠の鳥  12手  [37]  
352 458 けいたん 平成20年5月27日 11 2発でKO  [38]  
353 459 まさ 平成20年5月26日 11 目撃情報  [39]  
354 460 魚熊 平成20年5月26日 18 未完成プログラム1  [40]  
355 461 まさ 平成20年5月29日 12 唯一指せる駒打ち  [41]  
356 462 タラパパ 平成20年5月28日 11 禁断のアレンジ(2)  [42]  
357 463 タラパパ 平成20年5月28日 11 新・対向射線!?  ×  
358 464 タラパパ 平成20年5月28日 19 浮気の代償  [43]  
359 465 けいたん 平成20年5月30日 10 戸成野将棋カップ  [44]  
360-1 467 ミニベロ 平成20年5月31日 11 開かずの扉  11手  [45]  
360-2 468 ミニベロ 平成20年5月31日 11 開かずの扉  11手  [46]  
361 469 ミニベロ 平成20年5月31日 11 駒は取っても使わない  11手  [47]  
362 470 ミニベロ 平成20年5月31日 11 後手の2枚角 11手  [48]  
363 471 ミニベロ 平成20年5月31日 13 並べ間違い?  13手  [49]  
364 472 まさ 平成20年5月31日 10 町内迷人戦9 (縦に並んだ角)  [50]  
365 473 ミニベロ 平成20年6月1日 15 小駒一式連取り 15手  [51]  
366 474 橘圭伍 平成20年6月1日 9 9手  [52]  
367 475 けいたん 平成20年6月2日 9 立ち話  [53]  
368 476 魚熊 平成20年6月5日 14 大駒成禁  [54]  
369 477 けいたん 平成20年6月7日 10 二階堂くん  [55]  
370 478 Norman 平成20年6月5日 15 15手目の不成  [56]  
371 479 橘圭伍 平成20年6月6日 12 始まりの風景  ×  
372 480 まさ 平成20年6月6日 19 ミッション19  [57]  
373-1 481-1 ミニベロ 平成20年6月7日 11 金と銀では大違い 11手  [58]  
373-2 481-2 ミニベロ 平成20年6月7日 11 金と銀では大違い 11手    
374 482 ミニベロ 平成20年6月7日 12 現金に手を出すな  12手詰  [59]  
375 483 ミニベロ 平成20年6月7日 12 午後の二つの影 12手  [60]  
376 484 ミニベロ 平成20年6月7日 12 敗着の歩 12手  [61]  
377 485 魚熊 平成20年6月11日 14 出来そうで出来ない移動合  [62]  
378-1 486-1 ミニベロ 平成20年6月10日 10 ルール違反回避 10手  [63]  
378-2 486-2 ミニベロ 平成20年6月10日 10 ルール違反回避 10手  [64]  
379-1 487-1 ミニベロ 平成20年6月10日 13 伊藤三兄弟 (敗北の遺伝子)13手  [65]  
379-2 487-2 ミニベロ 平成20年6月10日 13 伊藤三兄弟 (敗北の遺伝子)13手  [66]  
379-3 487-3 ミニベロ 平成20年6月10日 13 伊藤三兄弟 (敗北の遺伝子)13手  [67]  
380 488 けいたん 平成20年6月12日 11 4分の3  [68]  
381 489 魚熊 平成20年6月13日 13 ピンポイント攻撃  [69]  
382 490 魚熊 平成20年6月16日 11 2にこだわらないと・・・  [70]  
383 491 ミニベロ 平成20年6月17日   OUTLET SHOP      
383-6 491-6 ミニベロ 平成20年6月14日 10 3条件作 詰将棋パラダイス 第47問
383-7 491-7 けいたん 平成20年6月18日 9 駒場くん おもちゃ箱 15−2
383-28 491-28 ミニベロ 平成20年8月24日 9 将棋は打つもの? おもちゃ箱 新春−2
384 492 ミニベロ 平成20年6月17日 14 三捨利警部シリーズ 自陣の敵駒 ×  
385 493 ミニベロ 平成20年6月13日 15 スクランブル 15手  [71]  
386 494 ミニベロ 平成20年6月17日 11 天国と地獄1  11手  ×  
387 495 ミニベロ 平成20年6月17日 11 天国と地獄2  11手 [72]  
388 496 ミニベロ 平成20年6月17日 13 ECO DRIVE 13手  [73]  
389 497 ミニベロ 平成20年6月18日 15 天国と地獄3  15手  ×  
390 498 ミニベロ 平成20年6月18日 13 達人の詰ませ方  13手  [74]  
391 499 タラパパ 平成20年6月21日 11 富豪と令嬢(Part2)  [75]  
392 500 魚熊 平成20年6月22日 10 仮説棄却1   おもちゃ箱 17−2
393 501 タラパパ 平成20年6月23日 11 大駒は曠野を目指す  [76]  
394 502 けいたん 平成20年6月24日 11 ワンウェイ・ジェネレーション  [77]  
395 503 魚熊 平成20年6月25日 13 仮説棄却2  [78]  
396 504 ミニベロ 平成20年6月25日 22 金子清志の推理  22手  [79]  
397 505 魚熊 平成20年6月25日 13 仮説棄却3  [80]  
398 506 魚熊 平成20年6月27日 17 仮説棄却4  [81]  
399-1 507 ミニベロ 平成20年7月1日 13 追憶 13手  [82]  
399-2 508 ミニベロ 平成20年7月1日 13 追憶 13手  [83]  
400 509 まさ 平成20年7月3日 13 順番に指した桂   詰将棋パラダイス 第44問
             
               

[1]
「これが裏プロの棋譜さ」
「先手が13手で詰ましたって!後手の最後の着手は端歩突きか」
「ああ、後手は4連続で玉を動かしたけど狙い撃ちされたな」
「先手は2度駒を打ったんだね」
「そう。いつものとおり先手は同じ筋にしか着手しなかったよ」

・13手で詰み
・後手の最後の着手は端歩突き
・後手は4連続で玉を動かす
・先手は2度駒を打つ
・先手は同じ筋にしか着手しない

さてどんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[2]
<第1問>以下の条件で15手目までの手順を示せ。
(1)15手目を指し終えた局面は、対局開始前の状態(実戦初形)に戻った。
(2)出だしの2手は26歩、34歩。
(3)後手は4手続けて大駒を動かした。
[3]
<第2問>以下の条件で11手目までの手順を示せ。
(1)11手目を指し終えた局面は、対局開始前の状態(実戦初形)に戻った。
(2)一方は歩の手しか指さなかった
(3)駒を成る手はなかった
[4]
「隣の将棋は10手で詰んだね」
「後手は結局、2枚の駒の手しか指さなかったな」
「でもそのうちの一枚は、先手に2度王手をかけたよ」
「先手は飛車を動かしてたなぁ」
「4回動いた駒はなかったよね」

危険な香りもしますが...まずはこれで挑戦します。
実は類似作も怖い

(条件)
●10手で詰み
●後手は2枚の駒の手しか指さなかった
●後手の駒一枚が、先手玉に2度王手をかけた
●先手は飛車を動かした
●4回動いた駒はなかった
[5]
「T2級が9手で詰ましたって!」
「ああ、先手は連続して王手で駒を打ったな。
それから終局時には52に玉以外の後手の駒がいたよ。
駒を成る手はなかったね」
[6]
町内の将棋大会に又も欠席したN君。
決勝戦の様子を皆に聞いてみました。

「11手で詰んじゃったよ。」
「初手76歩に対して、2手目いきなり玉を動かしたな。」
「歩を打って王手を掛けたのを見たよ。」
「最終手は駒を取る手だったね。」
「終局時、先手の持駒は2枚だったよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

<条件>
(1)11手で詰み
(2)初手76歩、2手目玉移動、最終手は駒取り
(3)歩打ちの王手があった
(4)終局時先手持駒は2枚

基本手筋のおさらい風の軽作です。多くの解答をお待ちしています。
[7]
「将棋は歩からって、あれは嘘なんだね」
「どういうこと?」
「隣の将棋を5手目まで見ていたんだ。4手目まで後手は直前の先手と同じ種類の駒を動かしてた。うち一種類は大駒だったよ。でも、5手指してどちらも歩を突かなかったもの」
「ああ、あの将棋ね、その先はバタバタ進んでね。10手で先手が詰まされたよ」

(条件)
●10手で詰み
●5手目までに歩を突く手はなかった。
●4手目まで後手は、直前の先手と同じ種類の駒を動かし、そのうち一種類は大駒だった。
[8]
・14手詰
・12手目と14手目は8コマ移動
・金銀釘付け
・成る手と王手は最終手だけ
・先手は玉の手2回のあと歩の手2回
・後手は2手目に歩を突いた
[9]
「退屈だな。また将棋でも指すか。」
「お相手いたします。」
「今日はわしが先手だ。わしはこの歩しか動かさないからな。
 お前も玉と歩1枚しか動かしてはならぬ。」
「かしこまりました。」
「あと、お前は歩を成ってはいかんぞ。
 その代わり、わしは同じ場所には2度と動かさないことに
 する。これでお前もわしの手が読みやすくなるだろう。」
「ありがたき幸せにござりまする。」
・・・・
「初王手だ!どうだ、19手で詰ましたぞ。相変わらず弱いのう。」
「恐れ入りました。」

例によって家来がうまく勝ちを譲ったようです。
さて、どんな将棋だったのでしょうか。

============================

条件を念のために整理しておきます。
(1)19手目の初王手で詰み
(2)先手は1つの歩を異なる場所に動かし続けた
   (成って「と金」の形で動かすのも含めます)
(3)後手は玉と歩1枚を動かす手しか指さなかった
(4)後手は歩を成らなかった
[10]
詰四会の会合にて。
T代表が後手番で、初級者Tパパ相手に指導対局。
その様子をギャラリーに聞いてみました。

A君「7手目だけ見たよ。一手詰を逸して、詰めろでもない手を指してたよ」
B君「9手目だけ見たよ。一手詰を逸して、詰めろでもない手を指してたよ」
C君「11手目だけ見たよ。一手詰を逸して、詰めろでもない手を指してたよ」
D君「全部見てたよ。13手目に初王手がかかって、T代表の玉頭に金の手でようやく詰んだよ」
D君「先手に同じ地点への着手はなかったね」
D君「それから先手は5手目に金を取ってたね」
A君「あっ、T代表!お疲れ様」
T代表「いや〜ぁ、勝ちを譲るのも疲れるよ。詰四回だもの!」

(条件)
●13手で詰み
●7、9、11手目に一手詰があるのに指さず、詰めろでもない手を指した
●13手目に初王手がかかり、玉頭への金で詰んだ
●先手に同一地点への着手はなかった
●先手は5手目に金を取った

※ ちなみに最後の条件「5手目に金を取った」は不要条件(の筈)です。
  7手基本手筋を熟知されない方には難問になってしまうので入れました。
  この条件を外した時の余詰指摘も歓迎します。
[11]
「負けました。たった12手で詰みか。悔しいなぁ。」
「いやーお弱い。駒を成らずに勝ったのは久しぶりだ。」
「飛で3回も王手されたし、良いところが無かったなぁ。」
「初手がおかしいよ。普通は歩を突くでしょ。」

この局後の会話からどんな将棋か推理して下さい。

=========================
<条件>
(1)12手で詰み
(2)後手は駒を成らなかった
(3)先手玉に飛で3回王手が掛かった
(4)初手は歩を突かなかった

[12]
「49手で後手玉を詰ませたときに先手の形が完全に初形配置だったんだ」
「完全ってことは余計な持駒とか置駒なし?」
「うん。それで先手は初手と41手目以外ずっと王手をかけ続けてた。それと、成と不成が2回ずつあったな。飛車の手はなかったよ」
「ほかには?」
「最初に打った小駒は歩だったね」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件>
(1)49手で詰み
(2)終局時、先手の形は完全に初形配置のまま。
  (自陣に初形のまま20枚配置。先手はそれ以外盤上の駒も持駒もない)
(3)初手と41手目以外、先手の着手は全て王手。
(4)成りと不成が2回ずつあった。
(5)飛の手はなかった。
(6)最初に打った小駒は歩。

[13]
「隣の将棋はたった12手で詰んじゃったね。」
「初手76歩に対して32飛とする流行の先方だったな」
「駒を成ったり打ったりする手はなかったね。」
「先手玉に王手が4回も掛かる一方的展開だったな。」
「先手も駒を取って抵抗したけどね。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件を以下に整理しておきます。
(1)12手で詰み。
(2)初手76歩、2手目32飛。
(3)駒を成る手も、駒を打つ手もなかった。
(4)先手玉に4回王手が掛かった。
(5)先手は駒を取った。
[14]
ホ〜ッホッホッ〜私は人生3拍子(?)のワルツの女王。
何と言ってもテンポはアンドゥトゥラ〜じゃないとイヤ!
将棋も勿論アンドゥトゥラ〜。

女王「今日の対戦相手は誰??」
執事「卓凡3級でございます。」
女王「弱そうな名前ね。勿論、どうするかは分かっているわね?」
執事「はい、たくぼん3級は25手で負ける事になっております。」
女王「私は面倒くさいから右の金しか動かさないわよ。」
執事「え〜っそんな。」
女王「私はワルツの女王だから”58金右〜48金〜49金”これの繰り返しよ。」
執事「(本当にわがままだなあ)はい、では卓凡3級に言っておきましょう。」

…執事と卓凡3級の打合せ中…その後再び女王の下へ

執事「卓凡3級が余りにもバ○すぎてどうやっていいか分からないって泣いてます。」
女王「何なの(怒)分かったわ。じゃあ、卓凡3級の玉の指し手は1つの筋だけよ!」
執事「あの〜まだ駒を動かす順番がよく分からないと泣いてます。」
女王「ホントにバ○ねえ!じゃあ王様以外の駒で一度動かした駒は、その動かし続けるのを止めた後は2度と動いちゃだめよ。これでいいでしょ!」
執事「(取って付けた様な条件だな←お約束)」
女王「それでは卓凡3級をお呼び〜ボンボンボン」
執事「あの〜まさ氏より”王様と家来シリーズのパクリではないかと電話が入ってますが・・・」
女王「執事〜!その件は任せたわ〜〜」
羊「メェ〜」
===================================
(1)25手詰
(2)先手は右の金を58金右〜48金〜49金と繰り返し動かす手しか指さなかった。
(3)後手玉は1つの筋の着手のみ
(4)後手の王様以外の駒で一度動かした駒は、その動かし続けるのを止めた後は2度と動かなかった。
[15]
「これが僕の発見した新定跡さ。13手で詰むところまで研究したよ」
「どれどれ、金の着手は1度だけか。
2手目は端の着手で...おや、2手目と反対側の端にも着手しているぞ。端の着手はこの2回だけだね」
「そうさ。駒の成れる場所すなわち敵陣に入る手はないけど、これで詰みさ。
この棋譜には同じ手がある。誤記じゃないよ」

・13手で詰み
・金の着手は1度だけ
・2手目は端の着手
・2手目と反対側の端にも着手している
・端の着手はこの2回だけ
・敵陣(駒の成れる場所)に入る手はない
・同じ手(表記が同じ手)がある

同じ手 とは ▲77銀などの手がもう1度▲77銀などと現れることです。
この場合先手の手(▲77銀)と後手の手(△77銀)は区別しますのでご注意下さい。

さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね
[16]
・11手詰
・2手目は金、4手目は銀の手
・先手に8筋の手があった
・とどめは1段目への角打ち
・成る手はなかった
[17]
・13手詰
・最初の4手は同じ筋
・先手は3手連続で一つの駒を動かした
・成る手はなかった
・王手は全部で3回
・とどめは1段目へ最後の持ち駒の角を打った
[18]
・後手は一枚の歩をただひたすら成ることもなく前進させた
・先手は同じ駒を続けて使うことはなかった
・端の手があった
・終局時先手の持ち駒は、歩を2枚含む3枚だった
[19]
「課長と先輩の将棋早かったね。あまり早く投了するのは失礼じゃないのかな。
2手目に金を動かしたところまで見てたけど」
「僕が見たときには終わってた。詰みまで指してたね。
手数は9手と聞いたな。
終局時、歩頭に味方の馬があったよ
それから、双方とも持駒がなかったよ」

・9手で詰み
・2手目は金の着手
・終局時、歩頭に味方の馬があった
・終局時、双方とも持駒がなかった

さてどんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[20]
隣の対局者(以下”対”)「隣の将棋はすぐに終わっちゃったね」
隣の観戦者(以下”観”)「11手だったよ」
”対”「なんだか駒打ちが多かったみたいだけど」
”観”「両対局者共に江戸っ子らしく,手持ちの駒はすぐに使いたがる
    んだ。取った駒を2手後に打ったことが3回もあったよ」
”対”「他に何かわかったことは?」
”観”「不成はなかったな。大駒は取られなかったよ。それから王手が
    4回も掛かってたなぁ。2手目は普通に歩を突いていたんだけど」
[条件]
(1)11手で詰んだ
(2)取った駒をその直後(2手後)に打った事が3回ある。
(3)王手4回
(4)成らずと大駒を取る手はなかった
(5)2手目は歩
[21]
町内の将棋大会に又も欠席したN君。
決勝戦の様子を皆に聞いてみました。

「11手で詰んじゃったよ。」
「金は2枚動いたけど、どちらの金も取られなかったね。」
「34の歩は不成で取っていたな。」
「終局時どちらも持駒が残っていたね。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?
[22]
「あっ、そこに打っちゃダメだ。6手で勝ちか。今までで最短だな」
「えっ、反則?しまった敵陣に入ったら成という技を使えるんだった」
「別に不成がすべて反則という訳じゃないよ。俺は反則を見逃さない」
「じゃあ最終手か。将棋って持駒を空いている場所に打てるんだよね」
「ああ、でもそこはダメだ」
「じゃあ、こっちは?」
「同じ筋への着手だがここはOK。王手飛車取りでもある」

・6手目に後手が反則の着手を打つ
・駒を成る手はない
・6手目と同じ筋で王手飛車取りに打つことが可能だった

さてどんな将棋でしょう?推理してくださいね
[23]
・14手詰
・先手は初手からある駒を2手連続で使い、次に別の駒を2手連続で使った
・後手は4手目から三つの異なる駒をそれぞれ2手ずつ連続で使った
・ルール違反以外はすべて不成り
・「最終手を含む」端の手が7手あった

先手・A A B B 何か3手
後手・何か1手 C C D D E E
[24]
A子「あら、詰まされちゃった」
B子「最後に私が自分の駒の上に打った手は、いい駒音だったでしょ!」
A子「それより、いっぱい駒を取ってくれたわね」
B子「4回不成で取ったけど、いつでも取り返せたじゃない!」
A子「11手なのに、3回も続けて王手を掛けられちゃったし」
(条件)
(1)11手で詰み
(2)最終手は自分の駒の上に駒打ち。
(3)先手は4連続でひもつきの駒を不成で取った。
  (後手は駒を取られた4回とも、次の手で駒取り駒を取り返すことができた)
(4)3連続王手があった。
[25]
「さっきの将棋はどうなったの?」
「16手で詰まして勝ったよ。これが投了図さ。」
「何これ?君の持駒1枚以外は、全部初形と同じ位置にあるじゃないか!」
「よく見てくれよ。確かに39枚とも初形で駒があった場所にいるけど、
 微妙に別の駒と入れ替わっている場所もあるだろう?」
「本当だ。確かにそうでなきゃ詰んでいるはずがないな。
 それにしても何でこうなったんだ?」
「初手に動かした筋には、二度と着手しなかったな。あと、同じ駒で4回王手を掛けたよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件を以下に整理しておきます。

(1)16手で詰み
(2)終局時、後手は持駒を1枚持っており、残る39枚は初形で駒のあった場所にいた※。
  ※「初形で駒のあった場所」とは、1・3・7・9段目の全箇所(9×4=36箇所)
   及び22・82・28・88の4箇所、合計40箇所です。
   このうち1ヶ所は駒がなくなっています。
   また、各箇所にいる駒がそこに元居た駒とは限りません。
   例えば23に先手の龍が居たり、79に先手の金が居たりしても構いません。
(3)先手が初手に着手した筋には、それ以降先手・後手とも着手しなかった。
(4)同じ駒で4回王手を掛けた。
[26]
「昨日の将棋は楽しかったな。大駒のだんご4兄弟ができて、愉快だということで対局をそこで終了したんだ」
「えっ、どういうこと?」
「同じ筋にマス目をあけずに大駒が4枚縦に並んだのさ」
「例えば5筋の4,5,6,7段目に大駒があったということ?」
「そういうこと、手数は11手だったな。双方とも同種の駒を味方の駒頭に打ってたね。それから双方不成があったよ」

・11手で大駒のだんご4兄弟ができる
・双方とも同種の駒を味方の駒頭に打つ
・双方不成があった

さてどんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[27]
「さっきの将棋はもう終わったのかい?」
「うん。これが投了図さ。」
「何これ?1手も指さずに投了したのかい?」
「良く見てくれよ。確かに対局開始時に駒があった40ヶ所全てに駒があるけど
 微妙に配置が変わっているだろう?僕が17手で詰まして勝ったんだ。」
「本当だ!良く見ると確かに詰んでいる!それにしても、何でこうなったんだ?」
「この将棋では不成が一度だけあったけど、それは8段目の駒を動かす手だったね。
 あと、僕が駒を成った直後に相手が角を動かしたことがあったな。
 それと、王手は最終手に駒を成った1回だけだったよ。」

遠目には初形と同じように見える終局図となったこの将棋、
いったいどんな手順だったのでしょうか?


第339番「消えた1枚」から派生したお笑い詰め上がり作品です。
条件を以下に整理します。

(1)17手で詰み
(2)終局時、初形で駒があった40ヶ所全てに駒が居た
  「初形で駒のあった40ヶ所」とは、1段目・3段目・7段目・9段目の全マス
  (9×4=36箇所)及び22・82・28・88の4箇所、合計40ヶ所です。
   この全てに駒がある形で詰みです。
   ただし、各箇所にいる駒がそこに元居た駒とは限りません。
   例えば23に先手の龍が居たり、79に先手の金が居たりしても構いません。
(3)不成は、8段目の駒が動いた1回だけだった。
(4)先手が駒を成った直後に後手が角を動かしたことがあった。
(5)王手は駒を成った最終手1回だけ。
[28]
「隣の将棋を参考にして勝っちゃった」
「同じ手順だったの?」
「9手で詰ましたのと、9手中7手が2段目の手、
 5手目は駒を取らない、これが同じだよ」
「終了時の先手の持ち駒が違うね」
「うん、隣は持ち駒なし、こっちは持ち駒ありだよ。
 それと隣は4手目が金、6手目は飛車だったのに、
 こっちは4手目が飛車、6手目は玉だったよ」


隣の将棋

・9手詰
・9手中2段目への着手が7手
・5手目は駒を取らない
・4手目は金、6手目は飛車
・終了時先手に持ち駒なし


[29]
「隣の将棋を参考にして勝っちゃった」
「同じ手順だったの?」
「9手で詰ましたのと、9手中7手が2段目の手、
 5手目は駒を取らない、これが同じだよ」
「終了時の先手の持ち駒が違うね」
「うん、隣は持ち駒なし、こっちは持ち駒ありだよ。
 それと隣は4手目が金、6手目は飛車だったのに、
 こっちは4手目が飛車、6手目は玉だったよ」


こっちの将棋

・9手詰
・9手中2段目への着手が7手
・5手目は駒を取らない
・4手目は飛車、6手目は玉
・終了時先手に持ち駒あり
[30]
「さっきの将棋はもう終わったのかい?」
「うん。これが投了図さ。」
「何これ?1手も指さずに投了したのかい?」
「良く見てくれよ。確かに対局開始時に駒があった40ヶ所全てに駒があるけど
 微妙に配置がかわっているだろう?僕が15手で詰まして勝ったんだ。」
「本当だ!良く見ると確かに詰んでいる!それにしても、何でこうなったんだ?」
「実を言うと、この局面になる少し前にも、配置は違うけどやっぱり40枚が
 全て初形で駒のいた場所にいた局面があったんだ。
 あと、3種類の駒が成ったのと、お互い取った小駒は全てすぐに打っていたよ。」

途中図・終局図とも、遠めには初形と同じ形に見える変わった将棋ですが
いったいどんな手順だったのでしょうか?

条件は以下の通りです。
(1)15手で詰み
(2)終局時、40枚全てが初形で駒のあった場所に居た。
(3)初形と終局時以外にも、40枚全てが初形で駒のあった場所に
  居た局面があった。
(4)3種類の駒が成った。
(5)取った小駒は全て直後に打った。(例:7手目に取った小駒は9手目に打った)
[31]
「退屈だな。将棋でも指すか。」
「お相手いたします。」
「わしは負けるのは大嫌いだからな。」
「心得ております。」
「わしが先手だ。わしは38飛、28飛と交互に動かす手しか指さんからな。」
「またそれですか・・・」
「この前と同じ条件ではつまらんな。お前には次の3つを守ってもらおう。
 玉を続けて動かしてはならん。
 駒を成ってもいかん。
 一度でも歩を動かしたら、その後大駒を動かしてはならん。」
「…かしこまりました。」
・・・
「どうだ!たった27手で詰ましたぞ!」
「恐れ入りました。」
さてこの家来はどうやって王様に勝ちを譲ったのでしょうか?
[32]
令嬢「お父様、わたくし記録係を頼まれましたの」
富豪「明日の推理将棋大会のか?それでは少し勉強せんとな。昨日ワシが11手で詰ませた棋譜があるから見てごらん」
令嬢「4手目の”直”って、何かしら?」
富豪「”直”ってのは、これこれこういう意味さ」
令嬢「あら、駒を成る手がないわ」
令嬢「打った駒はどれも動いてないのね。玉の周囲に一度だけ駒を打った手が最終手でないって、なんだか可愛いですわね」
富豪「それだけ棋譜が読めればいけそうかな。まぁ、明日は頑張れ」

条件
○11手で詰んだ
○4手目は”直”と指す手だった
○打った駒はどれも動かなかった
○玉の周囲に一度だけ駒を打った手は最終手ではなかった
○成る手はなかった

※玉の周囲:例えば51玉に対しては5箇所、52玉に対しては8箇所の隣接地。
[33]
三捨利警部が事件の捜査をしています。

「犯人(先手)は、3連続の直後に2連続で別の駒を動かしたんだね」
「はい。害者(後手)は、2手目に金、4手目に飛車の抵抗をしたようですが」
「害者が倒れていたのは自分の部屋(自陣)なんだね」
「ですが、犯人が侵入した形跡がないんです」

どうやら密室事件のようですが、三捨利警部と一緒に推理してみてくださいね。

・11手詰
・先手は、3手連続である駒を動かし、直後に2連続で別の駒を動かした
・後手は2手目に金、4手目に飛車を動かした
・敵陣(成れる場所)に入った駒はない
[34]
「たった17手で詰ましたって?どんな将棋だったの?」
「途中から1手おきに、同じ駒で相手の角を4回取ったよ。
 後手は62同飛が悪手だったと思うよ。」
[35]
「たった11手で詰ましたって?どんな将棋だったの。」
「動いた歩は4枚だけだったね。
 あと、僕は歩を突く手を4連続で指したし、
 相手は玉を動かす手を4連続で指したよ。」
「さては玉を端に追い詰めて詰ましたな?」
「いや、詰んだのは端ではなかったよ。」
[36]
隣の対局者(以下”対”)「隣の将棋はすぐに終わっちゃったね」
隣の観戦者(以下”観”)「11手だったよ」
”対”「なんだか駒打ちが多かったみたいだけど」
”観”「両対局者共に江戸っ子らしく,手持ちの駒はすぐに使いたがるんだ。
    取った駒を2手後に打ったことが3回もあったよ。おまけにそのうち
    2回はその前の手で相手の駒が動いた跡に打っていたよ」
”対”「他に何かわかったことは?」
”観”「成る手はなかったけど、王手は4回もあったなぁ
    それから、打たれた3つの駒種はバラバラだったよ」

[条件]
(1)11手で詰んだ
(2)取った駒をその直後(2手後)に打った事が3回あるが、
  打たれた3つの駒種はバラバラだった。
(3)王手4回
(4)成る手なし
(5)駒打ちのうち2回は直前に相手の駒がいた場所。
[37]
・12手詰
・初手は歩
・途中、成駒が動いて1回王手した
・12手目に桂を取って6段目の玉を詰ました
[38]
「さっきの将棋どうだった?」
「11手で詰ましたよ。
後手は3回だけ3連続で玉を動かしてたね。
先手の僕は2回だけ王手をかけた、どちらも後手玉の真上さ。
終局時後手玉は4段目にあった。それから先手の持駒は2枚あったよ。
それでKO」

・11手で詰み
・後手は3回だけ3連続で玉を動かす
・先手は2回だけ王手をかける、どちらも後手玉の真上。
・終局時後手玉は4段目にあった
・終局時先手の持駒は2枚あった
[39]
「では、捜査会議を始める。A巡査部長、報告を。」
「はい。詰まされたのはまさ3級の玉。僅か11手の短い生涯でした。
 まさ陣は荒らされ、駒が3枚取られていますので、物取り・怨恨の両面
 から捜査を進めています。ただし、まさ陣の金銀は取られた形跡がなく、
 物取りにしては不自然です。」
「ホシ(犯人)の手掛かりは?」
「犯行現場周辺で先手の角を目撃した、という情報があり、この角の
 足取りを追っています。既に多くの目撃情報が寄せられています。
 一方、被害者の詰まされるまでの足取りはつかめていません。」
「その先手の角の目撃情報だが、いったいどこで目撃されているんだ?」
「全部で6件ありますが、1段目・2段目・3段目・6段目・7段目・8段目と
 全部ばらばらでして、お互いの時間関係もわかっていません。
 それに、各地点で目撃された先手の角が、同じ角なのか別の角なのか
 といった点も裏付けが取れていません。」
「それだけわかれば十分だ。もう被害者の足取りも含めて、
 この1局の手順は全てわかった。あとは動機だな・・・。」

どうやら切れ者のM警視正には手順がわかったようです。
いったいどんな将棋だったのでしょうか?

ミニベロ氏の「三捨利警部」シリーズのパクリです。題名を先に決めて問題を後から考えました(笑)。既成手順そのものですが、ご容赦ください。作意解答・余詰指摘ともにお待ちしています。

条件は以下の通りです。

(1)11手で詰み
(2)後手の駒は3枚取られたが、金銀はその中に含まれていない。
(3)先手の角が、1段目・2段目・3段目・6段目・7段目・8段目にいる局面があった。
   いうまでもありませんが初手を指した時点で角が必ず88にいるので
   「8段目」はクリア。残り5段です。
   また、「先手の角」が全て同じとは限りません。
   例えば76歩、34歩、22角生、14歩、14角とすれば、
   「2・4・8段目に先手の角がいた」となります。
   なお、角と馬は区別しますので、この手順中もし22角生を22角成とすると、
   2段目に先手の角がいたことにはなりませんので注意して下さい。
[40]
A「将棋のプログラム作り出したんだって?」
B「うん。でもまだ、即詰みのルーチンしかできてないんだ」
A「ちょうどいいや。ここにさっきルールを教えたばっかりの
  留学生のC君が居るから、対戦させてみよう」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
B「おやおや、うちのコンちゃんがわずか18手で勝っちゃった。まあ、
  1手詰はのがさないか。詰みが見えない間は52王と51王を繰り返し
  ていたけど・・・」
A「ボクの教え方が悪かったかなぁ。角道を開けることと、王を囲うこと
  と、同じ駒を続けて使わないように、とは言っていたんだけど」
C「オシエテ モラッタ コト ハ、チャント マモリ マシタヨォ」
(条件)
(1)18手で詰んだ。
(2)初手は76歩。
(3)後手は2手目から16手目まで52王と51王を繰り返した。
(4)先手は3手目以降、王と王以外の駒を交互に動かした。

※チェスプロブレム的表現なら「連続詰 9手+1手」になります。
 詰め上がりに見覚えがありますので、余詰めのみならず先行作の
御指摘もお待ちしております。
[41]
「負けました。たった12手で詰まされた。悔しいなぁ。」
「君が11手目に駒台に手を伸ばしたので勝ったと思ったよ。
 駒を打つ手は1つしかあり得ないし、そう指せば1手詰だからね。」
「それにしても、駒を成る手もなく負かされるとは…」
「君は2回飛を動かしたのはあまり良くなかったと思うよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件は以下の通りです。

(1)12手で詰み。
(2)11手目、その局面で「駒打ち」として唯一可能な手を指した。
    打つ駒の種類・打ち場所ともにその局面で1つしかありえないという事です。
    もちろん、「ルールに従って」という前提付きです。
(3)駒を成る手はなかった。
(4)先手の飛は2回動いた。
[42]
「あの将棋の後手は、きっと初心者なんだね」
「どうして判るの?」
「2手目にいきなり玉を動かす定跡なんてないもの」
「それに、しばらくしてまた覗いたら、たった11手で詰んだとこだった」
「投了局面がまたひどい。飛角金銀桂香10枚(※)が全部、初形位置のままなんだ。有効な手を指してない証拠さ」
「聞いてみると後手はその後玉を動かさず、6筋の指し手がない将棋で、先手が歩を突いたのは一度きりだって言ってたね。」

※終局時に11香、21桂、31銀、41金、61金、71銀、81桂、91香、82飛、22角が初形位置にそのままの形でいた。

(条件)
○11手で詰み
○終局時、後手の飛角金銀桂香計10枚はすべて初形位置にいた
○6筋の手はなかった
○玉は2手目に動いたきりだった
○先手は一度だけ歩を突いた

古典の再アレンジ
[43]
「あなた浮気したでしょ!お互い2筋ひと筋って言ったのに」
「ほんの出来心で18手目の一度きりだったんだ。直後に詰まされて罰を受けたし、許してくれよ」
「悔しい!仲良く同じとこに銀の手を指すなんて」
「成る手はなかったんだ」

(条件)
○19手で詰み
○一度だけ18手目に他の筋の手を指したが、他はぜんぶ2筋の手
○先手と後手は、同じ地点に銀の着手をした
○成る手はなかった
[44]
「戸成野将棋カップはすごかったんだって」
「ああ、たった10手で先手が詰まされた。
初手は歩突きで、とどめは駒を成る手だったよ。
それから1筋の手が4回あったね」
「まあちょっと手数が短いけど、戸成野では珍しくないな」
「なんと、駒取りがなかったんだよ!」

・10手で詰み
・初手は歩突き
・とどめは駒を成る手
・1筋の手が4回あった
・駒を取る手はない
[45]
先日、所要で京都に行ったときに、
ある古刹で住職からこんな話を聞きました。

開かずの扉 (最初の扉)11手 

「これは『開かずの扉』と言ってな、77と33は釘付けにされておるんじゃ。
 後手は4手目にたった一度だけ歩を動かしたことがありましたが、
 角の怨霊が成仏できないまま(不成りで)最後に襲ってきましたな」
「それから言い忘れましたが、王手は全部で3回ありましたぞ」

・11手詰
・77の歩と33の歩は釘付け
・王手は最終手の角不成を含めて3回
・後手の歩の手は4手目だけ
[46]
開かずの扉 (第二の扉)11手

「これは『開かずの扉』の第二の扉じゃ。やはり77と33は釘付けにされておる。
 いたずらで後手は10手目に初めて歩を突いて、
 成仏できない(不成りの)角の怨霊に襲われた奴もおりますぞ」

・11手詰
・77の歩と33の歩は釘付け
・最終手は角不成   
・後手は10手目に初めて歩を突いた

今どき怨霊なんて、と思いますが、これは本当の話なんです。
除霊するには、手順を解明するしかないそうです。怖いですね。

※余詰を見つけると、ご利益があるそうです。ほんまかいな。
[47]
・11手詰
・取った駒は使わなかった
・後手玉は3段目で詰まされた
・2手目は34歩、4手目も歩
・最終手は10手目と同じ種類の駒の不成り
[48]
・11手詰
・後手は、歩の手が6手目だけで2手目は金の手
・終局時後手の生角が53を含めて盤上に2枚あった
・先手に4筋の手はなかった

※先手に歩の手の制約はありません。

[49]
「最初から飛車と角を逆に配置しておくと、先手有利みたいだね」
「さあどうかな。でもどうしてそんなこと聞くの」
「さっきの隣の将棋、飛車角逆の先手が13手で詰ましたからさ」
「ああ、あれは違うよ。手順にそうなったんだ」
「1、2手目と11、12手目に歩を突いていたね」
「後手は歩で駒が取れたのに、取らずに別の駒を不成りと指してたね」
「それが敗因か」

・13手詰
・終局時、先手の飛車角の位置が逆になっていた(28に角・88に飛車)
・1、2手目と11、12手目は歩
・歩で駒を取る手を指さずに、別の駒の不成りの手を指した
[50]
町内の将棋大会に又も欠席したN君。
決勝戦の様子を友人2名に聞いてみました。

「僕は6手目を指した直後の局面しか見なかったけど、角2枚が縦に並んでいて、
 飛が6筋にいたことだけ憶えているよ。」
「僕は10手で先手玉が詰んだ最後の局面だけしか見なかったけど、
 角2枚が縦に並んでいて、飛が6筋にいたことだけ憶えているよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

<条件>
(1)10手で詰み
(2)6手目着手後の局面では、飛が6筋に居て角2枚が縦に並んでいた。
(3)終局時の局面では、飛が6筋に居て角2枚が縦に並んでいた。

※「角2枚が縦に並ぶ」とは、例えば22角・23角といった形です。
  馬は角とは区別しますので、例えば99馬・98角型は不可です。
[51]
「うわー、小駒一式(5枚)が連取りで取られちゃったよ!」
「ボロボロにされたね。それに引き換え君が取ったのは「9手目以降に」歩だけか」
「悔しいから、77の手を2回指したんだけどね」
「不成りはお互い1回だけだね。またこの次勝てばいいよ」
「いや、この将棋僕が勝ったんだけど・・・」
「???」

・15手詰
・先手の小駒一式(5枚)が連取りで取られたが、
 先手は「9手目以降に」歩を取っただけ
・不成りは先手後手共に一度だけ
・先手は77の手を2回指した
[52]
1)9手で詰んだ
2)7手目は3筋への駒打ちだった
3)8手目が唯一の玉の着手だった
4)終局時、先手の持駒は1枚だったが歩ではなかった
5)桂馬の着手があった
[53]
「立ち話でなんだけど、さっきの将棋どうだった?」
「9手で詰ましたよ。
先手が後手の駒頭に同種の駒を打った。
それから終局時の先手の持駒は歩1枚だったね」

・9手で詰み
・先手が後手の駒頭に同種の駒を打った
・終局時の先手の持駒は歩1枚
[54]
後手「王手! 詰んだっと」
先手「自駒頭に同種の駒を打つ手があったか。また14手で負かされちゃったよ」
後手「成った駒は、その駒で王手したすぐ後に王手でない場所に成ったこの小駒
   だけだったね」
先手「そんなことより、いろいろ駒を取ってくれたねぇ」
後手「3連続だったね」
先手「そのうち2回は、動かした駒をすぐに取るんだから、やる気がなくなったよ」
後手「そちらも、こちらの王手に移動合と言う芸をみせたじゃないですか」
先手「芸をみせても、負けたんじゃ話にならないよぉ」

[条件]
(1)14手で詰み
(2)王手をかけた小駒がその直後に非王手で成った以外は成る手なし。
(3)後手は3連続駒取りしたが、取った駒の内2つは直前の手で動いた駒だった。
(4)王手に対して移動合の手があった。
(5)とどめは自駒頭に同種の駒打ち
[55]
「師匠たった10手で詰まされてしまいました(泣)」
「初手に銀はぎこちないのう」
「大駒の連続王手を見逃し、玉を連続で動かしました。
終局時の後手の持駒は歩2枚だけです」
「初めは駒を成る手が王手、2回目は駒を打つ王手じゃのう。
二階堂くんは2回だけ王手をかけられKOじゃったか」

・10手で詰み
・初手は銀の着手
・先手に大駒の連続王手がかかる。王手はこの2回だけ
・先手は玉を連続で動かす
・終局時の後手の持駒は歩2枚
・先手のかけられた王手は、初めは駒を成る手、2回目は駒を打つ手

※大駒の連続王手がかかる。王手はこの2回だけ とは 小駒の王手はない という意味を含みます
[56]
「僕が先手で15手目に不成と指したら、僕の負けだって言うんだ」
「11歩不成とか12桂不成のような手を指したんじゃないの?」
「柿木将棋で棋譜を並べてみたら、15手目も指せたんだけどなあ」
「ルールチェックをする将棋ソフトで手順を入力できたってことね」
「うん。王手放置とか動けない所に駒を進めたりとか出来ないようになってるでしょ」
「もしかして、こんな手順かい?」
「あれ、何で分かったの?」
「確かに、君の負けだね」
「がーん、知らなかった」

さて、どんな対局だったのだろうか?
[57]
「おはよう、F君。
 写真の人物はまさ3級。将棋で弱い者いじめばかりしている悪人だ。
 彼の将棋だが、いつも序盤は手を抜いて適当に指している。
例えば後手番の場合、手数が20手未満の間は62飛・42飛・62飛・42飛・・・と
飛を往復させる手しか指さない。
 しかし、20手目以降は別人の強さを発揮する。そうなると負かすのは困難だ。
 しかも、次のようなケースでは20手未満の局面でも鬼強モードに入ってしまう。
 まず、相手が同じ駒を続けて動かした場合。
 次に、相手の着手した筋が3つ以上になった場合。
 更に、相手の歩が4段目まで進んだ場合。
 最後に、敵陣の2筋や8筋以外で、駒が3枚縦に並んだ場合。
 これらの条件が1つでも成立すると、次の手から鬼強モードとなり、やはり
負かすのは困難だ。逆に言えば、これらの条件が成立した瞬間にまさ3級の
玉が詰んでいるのなら問題ない。

 そこで君の使命だが、君が先手でまさ3級と対局し、今述べた制約の下で、
19手でまさ3級の玉を詰ます事にある。
 例によって君の玉もしくは君の駒が捉えられあるいは詰まされても
当局は一切関知しないからそのつもりで。
 なお、このテープは自動的に消滅する。成功を祈る。」

さて、どうすればF君はこのミッションを遂行できるでしょうか?

条件は以下の通りです。

(1)19手で後手玉が詰み。
(2)後手は62飛と42飛を繰り返し続けた。
   例)76歩、62飛、26歩、42飛、16歩、62飛、48銀、42飛、・・・という順です。
(3)先手は17手目まで、同じ駒を連続して動かすことはなかった。
   例1)76歩、62飛、55角、42飛、73角成・・・同じ角が連続したので違反
   例2)76歩、62飛、26歩、・・・歩が続いたが、違う駒なのでOK。
   例3)76歩、62飛、55角、42飛、75歩・・・76歩と75歩は連続していないのでOK。
(4)先手は17手目まで、2つの筋しか着手しなかった。
   例)76歩、62飛、26歩、42飛、58飛・・・7・2・5筋と3つ使ったので、違反。
(5)先手は17手目まで、歩を4段目に進めなかった。
(6)先手は17手目まで、2筋や8筋を除き自陣内の同じ筋で駒が3枚縦に並ぶ事はなかった。
   例1)58飛、…57・58・59に3枚並んだので、違反。
   例2)76歩、62飛、66角、42飛、68金…66・67・68に3枚並んだが、自陣(7〜9筋)から
      はみ出しているのでOK。
なお、19手目が「17手目と同じ駒の移動」「3つ目の筋の着手」「歩を4段目に動かす手」
「自陣で縦に3枚並べる手」 とは限りませんので、ご注意ください。
[58]
「11手で詰まされちゃったよ」
「同じく」
「とどめは同角不成だった」
「同じく」
「終わったとき相手の持ち駒は角と歩が2枚だった」
「同じく」
「4手目の金がまずかったかな」
「あれ、僕は4手目の銀がまずかったのかと思ってた」

勿論この二人の将棋は全く別のものです。
この二つの手順を推理してくださいね。
[59]
「いやね、あっしも口をすっぱくして言ってたんですよ、現金(げんなま)には手を出すなってね。
 最初の1,2手目は飛車だったんです。で7,8手目は同じ種類の駒。
 9,10手目が同じ筋の手ときちゃもういけませんや。
 とうとう11手目に金を取っちまいやがって、それでおしまいでさァ。
 おかげで12手目で警察に捕まっちまってね。馬鹿な奴でしたよ」

・12手詰
・1,2手目は飛車
・7,8手目は同じ種類の駒
・9,10手目は同じ筋の手
・11手目の金を取る手が、自陣に詰めろをかける大悪手
[60]
・12手詰
・55に「歩ではない別の2種類の駒」がいた
・歩を取る手と成る手はなかった
・1、3手目は端の手
[61]
・12手詰
・終局時、後手の生桂が端に2枚あった
・3手目は桂
・11手目の歩が、盤上唯一の自陣に詰めろをかけた大悪手
[62]
「えっ、王手? その手には、こう移動合・・・できないのかぁ。
 じゃあ詰みジャン。お互い最後以外は駒を取ることもなかったし、
 駒を成る手もなかったのに・・・。4手目に動かしたっきりの
 駒を最後に動かすなんてズルイよ!」
「初手は普通に飛車道を突いていたのに、14手で詰んじゃったねぇ」

[条件]

(1)14手で詰んだ
(2)4手目に動かしたままだった駒を最終手で動かして王手した。
  この王手に対して移動合する手があるようにみえたが、
  移動する駒がピンされていてできなかった。
(3)成る手なし。
(4)最終手以外駒取りなし。
(5)初手は26歩。

※ピン・・・動かしたい駒を動かすと王が取られるとき、その動かし
      たい駒は「ピンされている」という。(チェス用語)
[63]
(A)
・10手詰
・成る手は「1回」、ルール違反回避のときだけ
・先手は同じ駒を連続で使った
・後手は連続で同種の駒を使ったが、同じ駒は連続で使わなかった

※ルール違反回避成り

1段目の歩・香・桂、2段目の桂の強制成りのことです。
[64]
(B)
・10手詰
・成る手は「1回」、ルール違反回避のときだけ
・先手は同じ駒を連続で使った
・先手に3筋の手があった


※ルール違反回避成り

1段目の歩・香・桂、2段目の桂の強制成りのことです。
[65]
伊藤三兄弟がそろって負けたようです。
さすがに兄弟、負け方も似ていました。
全員後手番で、2枚の駒だけを使って13手で負けたそうです。

看守の場合

・13手詰
・後手が使ったのは2枚の駒だけで、2連続のあと4連続
・敵歩頭への手が4手あった
・成る手はなかった
・6、7手目は同じ筋の手

[66]
伊藤三兄弟がそろって負けたようです。
さすがに兄弟、負け方も似ていました。
全員後手番で、2枚の駒だけを使って13手で負けたそうです。

看護の場合

・13手詰
・後手が使ったのは2枚の駒だけで、2連続のあと4連続
・5筋の手が8回あった
・33と77の歩は釘付け
・成る手と6筋の手はなかった
・金銀は釘付けだった

[67]
伊藤三兄弟がそろって負けたようです。
さすがに兄弟、負け方も似ていました。
全員後手番で、2枚の駒だけを使って13手で負けたそうです。

看板の場合

・13手詰
・後手が使ったのは2枚の駒だけで、2連続のあと4連続
・6段目の手が5回あった
・成る手は、小駒の成りが一度あっただけ
[68]
「さっきの将棋どうだった?」
「11手で詰ましたよ。
5筋の手が4回あったね。
王手も4回あった、全部大駒の着手だったな。
王手4回のうち3連続王手があったよ」
「歩をパクパク取っていたようだけど」
「先手の取った駒は大駒と歩だけ。
王手4回のうち3回は歩を取る手だったね」

・11手で詰み
・5筋の手が4回
・王手が4回、全部大駒の着手
・王手4回のうち3連続王手があった
・先手の取った駒は大駒と歩だけ
・王手4回のうち3回は歩を取る手だった
[69]
推理高校将棋部部室にて
見ていた後輩
「先輩! そ、そんな。自分の駒頭に同じ種類の駒を打つなんて。
 そんなことをするから、その頭にピンポイント攻撃で不成されて
 単騎詰めされちゃったじゃないですか」
指していた先輩
「13手で詰まされたのか。2手続けて駒を取ったものだから
 油断しちゃったよ。」
[条件](修正1)
(1)13手詰め
(2)後手は2手連続で駒取りした
(3)12手目は自駒頭に同種の駒を打った。
(4)最終手は12手目に打たれた駒頭に不成の手で単騎詰めにした。
※単騎詰め・・王手している駒に他の駒のヒモがついていない形での詰み。
      (多少違いがありますが、本問ではこの定義で問題ありません)
[70]
後手「あれ、詰まされちゃったのか。まだ11手なのに」
先手「だって、2にこだわって指そうって約束したのに・・・」
後手「だから、歩を突いてその筋に王を移動すると言うのを2回
   やったんで、次のことをやろうと思って・・・」
先手「だからといって3種類目の駒を動かしちゃだめだよ。僕は
   チャンと2連続の不成をしたら、1回休んでから次の2連続
   不成をしてるんだから」

 この詰め上がりの作品がないとは思っていません。先行作があれば
即座に撤去します。

[条件]
(1)11手で詰んだ
(2)後手は2回歩を突いたが、2度ともその次の手で突いた歩の筋に王を動かした。
(3)先手は2連続の不成を2回した。
(4)後手は10手目に3種類目の駒を動かした。
[71]
・15手詰
・歩の手は、1,2手目だけ
・大駒の手は全部で3回で、先手は「最後に」1回、後手は「最後に」2連続
・成る手と途中の王手はなかった
・2筋の手は全部で5回
・駒を打つ手はなかった
[72]
・11手詰
・成る手は「最終手の」ルール強制成りの一手だけ
・10手目の飛車は、敵角のいる筋への移動
・4手目は銀
[73]
・13手詰
・後手が使ったのは2種類の駒だけで、2,4手目は同種駒
・先手は2枚の駒と二つの筋しか使っていない
・双方に4手連続で動いた駒があった
・3手目に動いた駒で、4手目に一度だけ動いた駒を最終手に不成りで取った
[74]
「13手できれいに詰まされました。最終手で隅に駒を成る手でね」
「彼は達人だから仕方ないよ。他には成る手はなかったみたいだね」
「終局時向こうは持ち駒なし、こっちは2枚駒を持っていたんだけどね」
「4手目の銀を見て負けると思ったよ」

・13手詰
・最終手に隅に駒が成る手が唯一の成る手
・終局時先手に持ち駒はなく、後手に2枚
・4手目は銀
[75]
令嬢「お父様、わたくし推理将棋大会の記録係を頼まれましたの」
富豪「こんどは妹のお前にか」
富豪「まあいい。それでは少し勉強せんとな。昨日ワシが11手で詰ませた棋譜があるから見てごらん」
令嬢「4手目に動かした駒って、大駒というのよね?」
令嬢「駒交換なさったのね」
令嬢「玉の周囲に駒を打つ手が一度だけあるわ」
令嬢「あら、止めの手が可愛いわぁ♪ご自分の歩の頭にちょんと駒を打つなんて」
富豪「速射砲だな。それだけ棋譜が読めれば、なんとかいけるだろう」
富豪「それにしても、どうして今度は妹なんだ?」

※ 駒交換:駒を取る手に、直ちに同○と応じるやり取り
※ ちなみに「玉の周囲に一度だけ...」は、「周囲に駒を打つ手は一度」の意味で、他に打つ手があっても玉の周囲ではないことを意味します。

(条件)
○11手で詰み
○後手は4手目に大駒を動かした
○駒交換があった
○玉の周囲に一度だけ駒を打つ手があった
○止めは自分の歩頭に駒を打つ手

[76]
「隣の11手で詰んだ将棋、香車を取られたのが後手の誤算だね」
「中段での大駒の活躍が目立ったね。大駒の手は2〜6段目の5段だけだもの」
「そういえば、不成のない将棋というのも最近珍しいかな?」

(条件)
・11手で詰み
・2〜6段の5段全てに大駒の手があり、他の段にはなかった
・不成なし
・先手は香を取った
[77]
「昨日、不思議な将棋を見たよ」
「へぇ、どんな将棋?」
「たった11手で後手が詰まされたんだ。
不成が全部で5回現れて、そのうち小駒の不成が2回だったね」
「ふむふむ」
「5筋の手はなかったな」
「あとは?」
「とどめも不成だったよ」

・11手で詰み
・不成が5回。そのうち小駒の不成が2回
・5筋の手はない
・とどめも不成

さてどんな将棋でしょう?推理してくださいね。

 ※タイトルは本田美奈子の曲から

[78]
対局者「また13手で詰まされちゃったよ。同じ駒は続けて使わなかったんだけどなぁ」
友人 「どうせまた、駒をいっぱい取られたんでしょ?」
対局者「いや、駒を取る手はなかったよ」
友人 「じゃあ、駒をいっぱい成られた?」
対局者「それもなかった」
友人 「じゃあ、王様が一人でふらふらと盤の真ん中の方に進んでいったんだ!」
対局者「いんや、自陣内から出なかったよ」
友人 「よくわからない対局だなぁ」
対局者「2手目に歩を突かなかったのが失敗だったかな。それから全部で3種類の
    駒しか動かなかったよ」
[条件]
(1)13手で詰んだ
(2)成る手も駒を取る手もなし
(3)後手玉は自陣内(1−3段目)で詰まされた。
(4)後手は同じ駒を続けて動かさなかった。
(5)王を含めて3種類の駒の着手しかなかった。
(6)2手目は歩以外。
[79]
詰工房での、私と金子清志氏の会話です。

「金子師匠、こんな条件で作ったんだけど、38手で詰む?」
「どれどれ、えーと、ちょっと条件違うけど22手で出来るよ」
「ビェー!」

といって見せられたのが下記の問題です。

・22手詰
・76歩、32?、33角不成、同?、の出だしから、
 後手は6手目以降、?の駒を「33」とある地点の往復だけをさせた
・先手は5手目に58玉と指した後、右側の筋から順に歩を突いた
(何枚の歩を何回突いたかは秘密です)
・成る手はなかった


補足説明

・後手の6手目以降の指し手

○○?、33?、○○?、33?、の繰り返しだけです。○○は同じ場所。

・仮に駒を取ることがあっても、「同?」の表記は無視して?駒を往復をさせてください。
・仮に成れる場所へ行ったとしても、
 「?不成り」の表記は無視して?駒を往復をさせてください。
・駒を取るか、敵陣に入るかは秘密です。

・先手は7手目から数手だけ歩を数枚、何回か突いたのですが、
 その中で、もっとも右にある歩から順に突いて、
 突き終わった歩は、もう二度と突きません。
 歩を突く手がすべて終わると、もう二度と歩を突く手はありません。
[80]
対局者「また13手で詰まされちゃったよ。今度は同じ駒を続けて使ったりもしたんだけど」
友人 「どうせまた、駒をいっぱい取られたんでしょ?」
対局者「いや、駒を取る手はなかったよ」
友人 「じゃあ、駒をいっぱい成られた?」
対局者「それもなかった」
友人 「じゃあ、王様が一人でふらふらと盤の真ん中の方に進んでいったんだ!」
対局者「いんや、自陣内から出なかったよ。この前で懲りたから3段目にも行かなかったよ」
友人 「よくわからない対局だなぁ」
対局者「7手目から9手目までは同じ筋に同じ種類の駒の手だったよ」

[条件]
(1)13手で詰んだ
(2)成る手も駒を取る手もなし
(3)後手玉は3段目には行かなかった。
[81]
対局者「今度は17手で詰まされちゃったよ」
友人 「今度こそ、駒をいっぱい取られたんでしょ?」
対局者「いや、駒を取る手はなかったよ」
友人 「じゃあ、駒をいっぱい成られた?」
対局者「それもなかった」
友人 「じゃあ、王様が一人でふらふらと盤の真ん中の方に進んでいったんだ!」
対局者「いんや。今までで懲りてるから2段目にも行かなかったよ」
友人 「よくわからない対局だなぁ」
対局者「最初は二人とも同じ駒を3回続けて動かしたんだ。
    それから、3筋の手はなかったけど、途中で王手を掛けられたよ」
[条件]
(1)17手で詰んだ
(2)成る手も駒を取る手もなし
(3)後手玉は2段目にも行かなかった。
(4)先後共に最初は3回続けて同じ駒を動かした。
(5)最終手以外にも王手がかかった。
(6)3筋の手はなかった。

シリーズ最終作です。手数長目のため、今まで以上に余詰めリスク大です。
余詰め御指摘大歓迎です。
[82]
・13手詰
・端の手が4手だけあった
・成る手はなかった
・金、銀、飛車は釘付け
・5筋の手はなかった
・歩の手は1回だけ 
[83]
・13手詰
・端の手が5手あった
・成る手はなかった
・金、銀、飛車は釘付け
・歩の上に自駒を打った
・5筋の手はなかった
・歩の手は2回だけ