推理将棋コミュ 作品一覧 No.501〜No.600
No. 通し番号 作者名 発表日時 手数 題名 完全性 備考
501 630 ろっしー 平成20年10月25日 15 「2手で龍馬」の成りそこない  ×  
502 631 魚熊 平成20年10月26日 9 お城での将棋  [1]  
503 632 魚熊 平成20年10月27日 10 桂単騎詰 10手  [2]  
504 633 けいたん 平成20年10月28日 12 成田くん  おもちゃ箱 新春−5
505 634 魚熊 平成20年10月28日 16 4連続の手が3回  [3]  
506-1 635 dsk 平成20年10月29日 10 伊藤家分家 2題  [4]  
506-2 636 dsk 平成20年10月29日 11 伊藤家分家 2題   
507-1 637 dsk 平成20年10月30日 16 指導局3面指し  [5]  
507-2 638 dsk 平成20年10月30日 16 指導局3面指し   
507-3 639 dsk 平成20年10月30日 16 指導局3面指し   
508 640 橘圭伍 平成20年10月31日 49 回転金馬  ×  
509 641 魚熊 平成20年10月31日 15 4連続の手が3回Part2  [6]  
510-1 642 まさ 平成20年11月1日 9 練習問題4 (9手詰3題)  [7]  
510-2 643 まさ 平成20年11月1日 9 練習問題4 (9手詰3題)  [8]  
510-3 644 まさ 平成20年11月1日 9 練習問題4 (9手詰3題)  [9]  
511 645 dsk 平成20年11月2日 13 最初は普通の展開  [10]  
512 646 ミニベロ 平成20年11月3日 9 9手詰研究    
513 647 ミニベロ 平成20年11月4日 11 とどめは同歩 11手  [11]  
514 648 けいたん 平成20年11月4日 13 フミオくん  [12]  
515-1 649 まさ 平成20年11月6日 18 読み上げ間違い  [13]  
515-2 650 まさ 平成20年11月6日 28 読み上げ間違い  [14]  
516-1 651 ミニベロ 平成20年11月8日 11 端に7枚の駒 11手  [15]  
516-2 652 ミニベロ 平成20年11月8日 11 端に7枚の駒 11手  [16]  
517 653 ミニベロ 平成20年11月8日 12 御堂筋の将棋 12手  [17]  
518 654 まさ 平成20年11月10日 15 埠頭巡り  [18]  
519 655 dsk 平成20年11月10日 24 慌てんぼう   
520 656 dsk 平成20年11月11日 11 頭飛車パートIII  [19]  
521-1 657 タラパパ 平成20年11月11日 11 がめつい奴シリーズ 2作  [20]  
521-2 658 ミニベロ 平成20年11月11日 13 がめつい奴シリーズ 2作  [21]  
522 659 ミニベロ 平成20年11月11日 12 埠頭の待ち合わせ ×  
523-1 660 ミニベロ 平成20年11月12日 10 角の取り方 10手詰 4題+1  [22]  
523-2 661 ミニベロ 平成20年11月12日 10 角の取り方 10手詰 4題+1  [23]  
523-3 662 ミニベロ 平成20年11月12日 10 角の取り方 10手詰 4題+1  [24]  
523-4 663 ミニベロ 平成20年11月12日 10 角の取り方 10手詰 4題+1  [25]  
523-5 664 ミニベロ 平成20年11月12日 10 角の取り方 10手詰 4題+1  [26]  
524 665 まさ 平成20年11月12日 10 強欲同士  ×  
525-1 666 魚熊 平成20年11月12日 11 2つの角で交互に王手  [27]  
525-2 667 魚熊 平成20年11月12日 15 2つの角で交互に王手  [28]  
526 668 ミニベロ 平成20年11月13日 10 強欲仲間  [29]  
527 669 けいたん 平成20年11月13日 12 新フミオくん  [30]  
528 670 dsk 平成20年11月13日 12 新フミオくんパートII   
529 671 まさ 平成20年11月13日 19 不成の好きな人  [31]  
        8手詰め分類結果    
530 672 けいたん 平成20年11月16日 11 八兵衛  [32]  
531-1 673 まさ 平成20年11月16日 10 練習問題5  (10手詰3題)  [33]  
531-2 674 まさ 平成20年11月16日 10 練習問題5  (10手詰3題)  [34]  
531-3 675 まさ 平成20年11月16日 10 練習問題5  (10手詰3題)  [35]  
532 676 ミニベロ 平成20年11月16日 10 順子の将棋 10手  [36]  
533-1 677 ミニベロ 平成20年11月16日 10 平和な将棋 10手  ×  
533-2 678 ミニベロ 平成20年11月16日 10 平和な将棋 10手  ×  
534 679 橘圭伍 平成20年11月17日 15 外伝  [37]  
535-1 680 dsk 平成20年11月17日 9 43に駒を打たれて 9手  [38]  
535-2 681 dsk 平成20年11月17日 9 43に駒を打たれて 9手  [39]  
536 682 dsk 平成20年11月18日 27 (再)入れ替えゲーム 27手  [40]  
537 683 dsk 平成20年11月19日 12 不当な角の将棋 12手  
538-1 684 まさ 平成20年11月19日 10 頭飛車まで 習作  [41]  
538-2 685 まさ 平成20年11月19日 10 頭飛車まで 習作  [42]  
539 686 けいたん 平成20年11月23日 11 舟利くん  [43]  
540 687 まさ 平成20年11月23日 14 反復攻撃  [44]  
541-1 689 魚熊 平成20年11月23日 12 新不当な手の将棋  [45]  
541-2 690 魚熊 平成20年11月23日 12 新不当な手の将棋    
541-3 691 魚熊 平成20年11月23日 12 新不当な手の将棋    
541-4 692 魚熊 平成20年11月23日 12 新不当な手の将棋   ×  
542-1 693 dsk 平成20年11月24日 10 ある偶然とは? 3題  [46]  
542-2 694 dsk 平成20年11月24日 10 ある偶然とは? 3題  [47]  
542-3 695 dsk 平成20年11月24日 17 ある偶然とは? 3題  [48]  
543-1 696 まさ 平成20年11月24日 75 銀追い  [49]  
543-2 697 まさ 平成20年11月24日 2975 銀追い  ×  
543-2 698 まさ 平成20年11月24日 9065 銀追い  [50]  
544 699 けいたん 平成20年11月24日 12 三平  [51]  
545-1 700 dsk 平成20年11月27日 14 侵入せずに詰み 第1問  
545-2 701 dsk 平成20年11月27日 14 侵入せずに詰み 第2問  
546-1 702 まさ 平成20年11月30日 10 隅への角成  [52]  
546-2 703 まさ 平成20年11月30日 12 隅への角成  [53]  
547-1 704 魚熊 平成20年12月1日 12 敗着は初手58王?  [54]  
547-2 705 魚熊 平成20年12月1日 12 敗着は初手58王?  [55]  
548 706 タラパパ 平成20年12月1日 12 さらば友よ(1) おもちゃ箱 29−4
549 707 タラパパ 平成20年12月1日 11 さらば友よ(2)  [56]  
550-1 708 まさ 平成20年12月3日 9 練習問題6 (9手詰3題)  [57]  
550-2 709 まさ 平成20年12月3日 9 練習問題6 (9手詰3題)  [58]  
550-3 710 まさ 平成20年12月3日 9 練習問題6 (9手詰3題)  [59]  
551-1 711 dsk 平成20年12月4日 11 最初は普通の展開パートII  
551-2 712 dsk 平成20年12月4日 11 最初は普通の展開パートII  
552-1 713 魚熊 平成20年12月4日 11 奇遇  [60]  
552-2 714 魚熊 平成20年12月4日 11 奇遇  [61]  
553-1 715 まさ 平成20年12月5日 9 左3回&右3回  [62]  
553-2 716 まさ 平成20年12月5日 10 左3回&右3回    
554 717 けいたん 平成20年12月10日 13 ゴルゴ ×  
555 718 タラパパ 平成20年12月12日 13 小駒の手は一度だけ  [63]  
556-1 719 魚熊 平成20年12月12日 12 12手で詰まされたら 第1局 雪隠詰  [64]  
556-2 720 魚熊 平成20年12月12日 12 12手で詰まされたら 第2局 駒柱詰  [65]  
557 721 Norman 平成20年12月12日 8 蜃気楼  [66]  
558 722 タラパパ 平成20年12月12日 12 ゴールドラッシュ  ×  
559-1 723 ミニベロ 平成20年12月16日 15 連続王手2題  [67]  
559-2 724 ミニベロ 平成20年12月16日 17 連続王手2題  [68]  
560-1 725 ミニベロ 平成20年12月16日 23 連続王手駒取り2題  [69]  
560-2 726 ミニベロ 平成20年12月16日 31 連続王手駒取り2題  [70]  
561-1 727 タラパパ 平成20年12月16日 11 止めは角不成 2題  [71]  
561-2 728 タラパパ 平成20年12月16日 11 止めは角不成 2題    
562 729 タラパパ 平成20年12月25日 13 回転ドア  [72]  
563−1 730 ミニベロ 平成21年1月1日 17 2009年 新春推理将棋 伊藤3兄弟  [73]  
563−2 731 ミニベロ 平成21年1月1日 17 2009年 新春推理将棋 伊藤3兄弟  [74]  
563−3 732 ミニベロ 平成21年1月1日 17 2009年 新春推理将棋 伊藤3兄弟  [75]  
564 733 タラパパ 平成21年1月1日 26 空所が急所 ×  
565 734 けいたん 平成21年1月1日 12 角栄先生   
566-1 735 dsk 平成21年1月6日 9 年賀詰9手  [76]  
566-2 736 dsk 平成21年1月6日 9 年賀詰9手  [77]  
566-3 737 dsk 平成21年1月6日 9 年賀詰9手  [78]  
567 738 ミニベロ 平成21年1月7日 11 三捨利警部の初推理 主犯は誰だ  [79]  
568 739 dsk 平成21年1月9日 9 とどめは6段目の手(9手)   
569 740 dsk 平成21年1月11日 10 証言  
570-1 741-1 けいたん 平成21年1月13日 9 大内くん  [80]  
570-2 741-2 けいたん 平成21年1月13日 9 大内くん  [81]  
571 742 dsk 平成21年1月18日 12 証言2  [82]  
572−1 743 タラパパ 平成21年1月18日 11 止めは不成で角取り(3題) [83]  
572−2 744 タラパパ 平成21年1月18日 11 止めは不成で角取り(3題) [84]  
572−3 745 タラパパ 平成21年1月18日 11 止めは不成で角取り(3題) [85]  
573−1 746 dsk 平成21年1月19日 9 本格ミステリー W警部事件簿 事件1  [86]  
573-2 747 dsk 平成21年1月19日 9 本格ミステリー W警部事件簿 事件2  [87]  
573-3 748 dsk 平成21年1月19日 9 本格ミステリー W警部事件簿 事件3  [88]  
574 749 dsk 平成21年1月21日 9 どっちの成りでショー パートII  [89]  
575 750 魚熊 平成21年1月22日 11 未完成プログラム2  [90]  
576-1 751 dsk 平成21年1月25日 9 敵陣にある駒を自陣に成り帰る手があった  [91]  
576-2 752 dsk 平成21年1月25日 9 敵陣にある駒を自陣に成り帰る手があった [92]  
577 753 タラパパ 平成21年1月27日 11 お金を抱えてトン死 ×  
578 754 魚熊 平成21年1月28日 13 孤軍奮闘  [93]  
579 755 dsk 平成21年1月28日 ? 真・2手指し将棋    
580-1 756 dsk 平成21年1月31日 9 2解  [94]  
580-2 757 dsk 平成21年1月31日 9 2解  [95]  
581 758 dsk 平成21年2月3日 9 にこにこ  [96]  
582 759 タラパパ 平成21年2月10日 11 悪魔の推理将棋  [97]  
583 760 タラパパ 平成21年2月22日 13 釘付けの大駒はどれ?   [98]  
584-1 761 dsk 平成21年2月16日 9 本格ミステリーW警部事件簿 パートII  [99]  
584-2 762 dsk 平成21年2月16日 9 本格ミステリーW警部事件簿 パートII  [100]  
584-3 763 dsk 平成21年2月16日 9 本格ミステリーW警部事件簿 パートII  [101]  
585 764 タラパパ 平成21年2月23日 10 小悪魔の推理将棋 ×  
586 765 まさ 平成21年2月24日 16 王様と家来(5)   詰将棋パラダイス 第41問
587 766 dsk 平成21年2月25日 11 侵入は1回だけ  [102]  
588 767 dsk 平成21年2月26日 10 龍馬が2人?  [103]  
589 768 タラパパ 平成21年2月28日 11 銀と桂の景色  [104]  
590 769 ミニベロ 平成21年2月28日 11 謎の11手  [105]  
591 770 まさ 平成21年2月28日 14 王様と家来(6)   [106]  
592 771 dsk 平成21年3月3日 9 短手数ツイン(9手)   [107]  
593 772 ミニベロ 平成21年3月3日 21 鳴かず飛ばず 21手  [108]  
594 773 dsk 平成21年3月4日 9 短手数ツインその2(9手)   [109]  
595-1 774 dsk 平成21年3月5日 9 三つ子(9手2題)   [110]  
595-2 775 dsk 平成21年3月5日 9 三つ子(9手2題)   [111]  
596 776 ミニベロ 平成21年3月5日 16 張子房 16手  [112]  
597 777 まさ 平成21年3月6日   入試問題     
598 778 dsk 平成21年3月6日 10 9段目には駒が9枚?   [113]  
599 779 ミニベロ 平成21年3月6日 18 墨守 18手  [114]  
600 780 まさ 平成21年3月6日 21 王様と家来(7)   詰将棋パラダイス 第90問
               
               

[1]
家臣「殿。先ほどの将棋はいかがでございましたか?」
殿 「うむ。9手で向こうの大将をしとめた」
家臣「流石でございます。どの様に指されたのですか?」
殿 「裏返すのも面倒なので、成る手はなかったぞ」
家臣「いつもの殿の将棋と同じでございますな」
殿 「うむ。そういえば2手目と3手目に同じ筋に大駒が移動したぞ」
家臣「珍しい将棋でございますな」
殿 「うむ。それから後手に『左』の付く手があったぞ」
家臣「なるほどー。快勝譜でございましたね」

[条件]
(1)9手詰め。
(2)成る手なし。
(3)後手に「左」のつく手があった。
(4)2手目と3手目は、「6筋より右の」同じ筋に大駒の手(6筋不可)。

[2]
[条件]
(1)10手詰
(2)初王手で桂の単騎詰め
(3)最初の3手は歩の手だが、初手は76歩ではない。

※おもちゃ箱での解答発表の中でタラパパさんが駒種別単騎詰最短手数を
 書かれていましたが、その中で11手とされていた桂単騎詰に10手順を
 見つけましたので出題します。

[3]
[条件]
(1)16手詰
(2)後手は4連続で1つの駒を動かした後、もう1つの駒を自陣内で4連続で動かした。
(3)先手もある駒を4連続で動かしたが、その駒はその4回しか動かなかった。
(4)成る手なし

※手数は長いのですが後手の出来ることは限られています。詰み形が見えれば
 秒殺されるのではないかと思っているのですが。
[4]
こちらも全員「頭飛車」で負けております。

◎看病の場合 10手
・10手詰
・とどめは頭飛車
・王手3回
・角の手が4回

◎看過の場合 11手
・11手詰
・とどめは頭飛車
・後手は2手目42玉を含め2つの駒しか指さない
・先手は同じ駒を連続で指さない

頭飛車は、玉の頭に飛車が接した手です。 打っても移動してもかまいませんが、
「飛車成り」で終了図に竜が乗っかっていてはいけないのは本家と同様です。
[5]
「3面指し指導局の記録があるよ」
「ん、どれどれ、 『指導者は、いずれの局も6手目角の手意外は歩の手を指し、
最後は5連続で王手をして16手で詰ませた。』 か、なるほど」
「さて、1面目の棋譜は...
『■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、85玉、■』
消した後だらけじゃないか。あ、分かったぞ。」
「2面目の棋譜は...
『5■、5■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■』
か...これだけでは決まらないなぁ。」
「どれどれ、 『後手は同じ駒を連続して動かすことはなかった。』
か、なるほど、分かったぞ。」
「3面目の棋譜は...
『5■、3■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、■、86玉、■』
か...なるほど、分かった。」

16手ですが、後手が殆ど歩ばかりしか指していないし、5連続王手なので結構狭いと思います。
[6]
[条件]
(1)15手詰み
(2)先手は4連続で1つの駒を1マス*ずつ動かし続けた後、4連続でもう一つの駒を
  自陣内で1マス*ずつ動かし続けた。
 *1マス:上下左右いずれかに隣接する地点
(3)後手は2手目に2手目に飛車を振った*後、4連続で1つの駒を動かした。
  *飛車を振った:2手目はX2飛で、Xは3か4か5
(4)最後4手(12-15手目)は同じ筋の手で、そのうち14手目は駒打ち。
[7]
<第1問>
「9手で詰まして勝ったって?どんな将棋だったの?」
「角打ち、角不成、角成と3種類の王手を掛けたんだけど、
 この3手は全て同じ角での王手だったよ。」

[8]
<第2問>
「隣の将棋は、たった9手で詰んじゃったね。」
「1段目に成る最終手を見落としたのかな。」
「それにしても2段目の大駒の手が沢山あったね。
 22、32、42、52、62、72 の合計6箇所か。」

(注:2段目の大駒着手順は22→72の順である必要はありません)

[9]
<第3問>
「負けました。たった9手で詰まされるとは悔しいなぁ。
 途中、僕だけ持駒を持っている局面では優勢だと
 思ったけど、その局面で僕が指した42飛が悪手
 だったのかなぁ?」
[10]
「最初お互いに、普通に角道飛車道の順に空けていた隣の将棋どうなった?」
「それが13手目の飛車の手で詰んじゃったんだ。しかもそれから先手陣の先手の駒は角と桂の位置が変わっただけで駒の増減はなかったんだ。」
「へぇ、それは変った将棋だね。他には?」
「後手は8手目52玉以降ずっと玉ばかり動かしていたよ。桂の手より前に飛車の手は見なかったなぁ。そう言えば不成の手もあったよ。」

<条件>
・76歩、34歩、26歩、84歩で始まり、13手目の飛車の手で詰み。
・4手目と最終図との先手陣(7、8、9段目)の先手の駒を比較すると、角と桂の位置が変化したのみで、駒の増減はない。
・後手は8手目52玉以降、玉移動の手しか指さない。
・飛車の手は、もし最後以外にあればすべて桂の手より後(最後以外なくても良い)。
・不成の手があった

実質9手でしかも後手の手が限られるため、これもかなり狭いと思います。
最後2つは限定目的の条件です。

[11]
・11手詰
・とどめは同歩
・成る手なし
・王手3回

[12]
「彼とフミオくんの将棋は変わってるなあ。
13手で先手が詰ましたのもすごいけど、
4筋と6筋に歩生あり歩生が3度も現れるとはね。
初手は6筋か。
斜めに動いた駒はないな」

・13手で詰み
・初手は6筋
・4筋と6筋に歩生があり歩生が3回あった
・斜めに動く駒なし

さてどんな将棋でしょう?推理してくださいね。

[13]
●第1局
推理将棋大学の部室で部員が2名、『H名人勝局集』を並べています。
途中一人が中座し、戻ってきました。
「どこまで並べたっけ。」
「先手のW竜王が17手目を指したところまでだよ。」
「では次の手は・・・55歩だね、それを同角不成と取って終局だ。」
「・・・変だな?これだと後手のH名人玉が詰んでいるぞ?」
「あれっ?・・・ごめんごめん、18手目を読み忘れた。
 19手目55歩、20手目同角不成までで詰みだ。
 読み忘れた18手目は・・・」
「言わなくてもわかるよ(笑)。」

さて、この18手目はいったい何でしょう?推理して下さい。

第1局、第2局とも、指定された手数の手を推理する問題です。
(第1問は18手目、第2問は28手目を推理する)

解答は、その手を指すまでの手順例を合わせて示してください。
(手順限定のための条件はないので、作意は手順前後や非限定が
 ありますが、所定の手は作意では限定です。)
[14]
●第2局
推理将棋大学の部室で部員が2名、『H名人勝局集』を並べています。
途中一人が中座し、戻ってきました。
「どこまで並べたっけ。」
「先手のS棋王が27手目を指したところまでだよ。」
「では次の手は・・・45歩だね、それを同金と取って終局だ。」
「・・・変だな?これだと後手のH名人玉が詰んでいるぞ?」
「あれっ?・・・ごめんごめん、28手目を読み忘れた。
 29手目45歩、30手目同金までで詰みだ。
 読み忘れた28手目は、・・・」
「言わなくてもわかるよ(笑)。それにしても、
 玉と金と歩の手しかなかったとは珍しいな。」
「終局時の持駒は、どちらも歩しかないのか。そういえば
 取られた駒が歩だけというのも相当珍しいけどね。」

さて、この28手目はいったい何でしょう?推理して下さい。

第1局、第2局とも、指定された手数の手を推理する問題です。
(第1問は18手目、第2問は28手目を推理する)

解答は、その手を指すまでの手順例を合わせて示してください。
(手順限定のための条件はないので、作意は手順前後や非限定が
 ありますが、所定の手は作意では限定です。)
[15]
・11手詰
・終局時、どちらかの端には成り駒2枚を含む7枚の駒がいた
・駒を取る手は1回だけ
・1段目の手があった
[16]
・11手詰
・終局時、どちらかの端には生駒が7枚がいた
・駒を取る手は1回だけだが、金銀ではない
・後手は、若い筋から順に指した ※
・初手と後手の最終手(10手目)は同種駒


※同じ筋の手があれば連続して構いません
 例 1・3・3・4・7筋の順等。
[17]
・12手詰
・使った筋は3、4、5筋だけ
●成る手は王手で成った1回だけで最終手ではない
●終局時、先手の持ち駒は2枚、後手は1枚
[18]
「隣の将棋は、実に変わった将棋だったね。」
「2手目と同じ筋に指したあの3手目を見た途端、
 これは何が始まるのか?と思ったよ。」
「そしたら案の定、先手はその3手目からずっと
 歩頭への手しか指さなかったもんね。」
「しかも先手の指した手は、同じ歩頭への手は
 ひとつもない。全部違う歩頭への手だった。」
「で結局、最後は先手が4連続王手ラッシュで
 15手で詰ましちゃった。」
「考えてみれば、この将棋は玉と角と歩以外の
 種類の駒は動きも取られもしなかったな。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

15手と長めですが、
1)詰み形を推測する
2)その形を作る必要手数を計算し、可能性を絞り込む
3)その形を作る手順を条件から限定する
といった、推理将棋の基本手順でアプローチすれば
比較的容易に解けると思います。
ぜひ挑戦してみてください。
また、余詰指摘も歓迎します。

<条件>
(1)15手で詰み
(2)2手目と3手目は同じ筋に着手した。
(3)先手は3手目以降、全て異なる歩の頭に着手し続けた。
(4)先手は最後4連続(9・11・13・15手目)王手を掛けた。
(5)玉・角・歩以外の種類の駒は動きも取られもしなかった。
[19]
看板がなかなか解けないのでネタに走ります。

・11手
・とどめは頭飛車
・8手目までに7連続で同じ筋の手があった
・2手目は玉の手
・成る手があった

※ 頭飛車は玉の頭に飛車が接っした手で、打っても移動しても構いませんが、
飛車が成って、終了図に龍が乗っかっていてはいけないのは伊藤家の掟通りです。
[20]
本店 タラパパ作

・11手で詰み
・先手は歩4枚を含む5枚の駒を取った
・駒を成る手は一度だけ
[21]
会津支店 ミニベロ作

・13手詰
●先手は6枚目の駒を、全局を通じて6回目の不成りで取った
・先手は大駒を連続で取った
[22]
(A)
・10手詰
・最終手は、角で角を取った
・3手目は銀、7、9手目は玉

※角で角を取れば、終了図は角でも馬でも構いません。
[23]
(B)
・10手詰
・最終手は、角で角を取った
・先手の歩の手は初手だけ
・飛車の手があった

※角で角を取れば、終了図は角でも馬でも構いません。
[24]
(C)
・10手詰
・最終手は、角で角を取った
・9手目は59金左

※角で角を取れば、終了図は角でも馬でも構いません。
[25]
(D)
・10手詰
・最終手は、角で角を取った
・初手は銀、3手目は玉

※角で角を取れば、終了図は角でも馬でも構いません。
[26]
(おまけの馬編)

・10手詰
・最終手は、馬で角を取った
・1、2手目は違う筋の歩の手
・7、8手目は同じ筋の手
・歩を取って成る手があった

※こちらは逆で、馬を使って角を取ってください。
[27]
<第1局>
(1)11手詰め
(2)5手目から終局まで2つの角*で交互に王手した
(3)成る手は1回だけ
*角の王手:**角、**角不成はもちろん、角打、角成は可。馬の手は不可。

[28]
<第2局>
(1)15手詰め
(2)最終手は角成りだが、それ以外は5手目から終局まで2つの生角で交互に王手した。
(3)駒取り3回

*角の王手:**角、**角不成はもちろん、角打、角成は可。馬の手は不可。
[29]
・10手詰
・先手も後手も、駒を取れるときは必ず取り、「成り生」を選択できるときは必ず成った
・5手目は金、7手目は玉
・4筋の手があった
・飛車の手は無い

本来の「強欲ルール」はよく知らないので、
本作限定のルールで行きます。

・駒を取る手はすべて同ランク(解答者の自由選択)
・成る手は「成り生」の選択時のみ「成り」を強制するもので、
 成らない別の手を選択してもよい
[30]
「彼とフミオくんの将棋は変わってるね。たった12手で先手が詰まされた。
出だしは先後とも隣り合った筋の歩を突いたけど、
まさか歩不成が3度も現れるとはね」

・12手で詰み
・出だしは隣り合った筋の歩突き
・歩生が3回

さてどんな将棋でしょう?推理してくださいね。

[31]
「さっきの将棋はどうなった?2手目に金が動いたのは見たけど。」
「僕は不成を6回も指したよ。19手目も不成と指したかったけど
 反則なので仕方なく成ったら、それで相手玉が詰んじゃった。
 駒を成る手はその1回だけだったね。
 あと、駒を取る手も、僕が5手目に銀を取った1回だけだったよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょう?推理してみて下さい。

<条件>
(1)19手で詰み
(2)2手目は金
(3)先手の不成が6回
(4)駒を成ったのは、不成が選択できなかった最終手だけ。
(5)駒を取る手は、5手目に銀を取った1回だけ。
[32]
「八兵衛、11手で詰まされてしまったじゃないか」
「2手目の52玉が趣向だったんだけど」
「うーん」
「先手の不成は趣向だよね」
「うーん」
「とどめは金じゃなかったぞ
玉は8筋で詰んだ。うっかりしたなあ」
「終局時、先手の持駒は歩2枚か」

・11手で詰み
・2手目は52玉
・先手は不成を指す
・とどめは金ではない
・玉は8筋で詰む
・終局時、先手の持駒は歩2枚

さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[33]
<第1問>
「今日、たった10手で詰まして勝ったよ。僕は桂を打ったけど、その桂が
 打った筋と同じ筋に同桂成と成ったのが会心の一手さ。」
[34]
<第2問>
珍しく満員電車に乗り合わせたN君。
目の前の人が読んでいた新聞の、
「前代未聞!10手で名人が詰まされる!」
という見出しに思わず覗き込んで終局図を見ようとしましたが、
丁度駅に着いて、その人は降りてしまいました。
僅かに覚えているのは終局図で55に歩が、22と78に角が居たことだけ。
さて、どんな棋譜だったのでしょうか?
[35]
<第3問>
「たった10手で詰ましたって?どんな将棋だったの?」
「5段目に成る手が1回あった以外は、成る手も不成の
 手もなかったよ。それと、王手が2回あったな。」
[36]
・10手詰
・後手の収束3手は、1、2、3筋の順だった
・成る手なし
・後手の駒は先手陣には入らない
[37]
折角なんで図化して見ました。もう一つの方は一応出来てますがツマラナイので
完全かどうかは知らないです
1)26角成62金同角成迄15手で詰んだ
2)先手は同じ駒を異なる地点へ丁度4連続で動かした
3)後手は同じ駒を異なる地点へ丁度4連続で動かした
4)歩の着手と王手は1回ずつ
5)先手は丁度5つの筋に着手した
6)玉の手なし
[38]
第一問
「43に駒を打たれて9手で詰まされたよ」
「それは災難だね」
「金銀大駒5枚で固めていたから王手すらかからないと思ったのに、
 王手をかけられたら詰まされていたよ」

<条件>
・9手詰め
・先手が43に駒を打った
・後手の玉の周囲にある後手の金銀と大駒は合計5枚(※)
・最終手は先手の初王手

(※) 終局までにそういう状態になれば良いです。また、
  後手の金銀と大駒以外の駒についてはあってもなくても構いません。
[39]
第二問
「43に駒を打たれて9手で詰まされたよ」
「それは災難だね」
「左右挟撃にされてしまって、そのまま詰められたんだ
 4手目の金が駄目だったかなぁ」

<条件>
・9手詰め
・先手が43に駒を打った
・途中で左右挟撃にされ、左右挟撃を保ったまま詰められた(※)。
・4手目は金

※ 玉の左右両側に詰みに必要な詰方の駒が存在する。また、
その駒が玉の左右に存在する状態が詰みの1手以上前から保たれていた。
[40]
・27手詰め
◎先手はある小駒を6連続で動かした後、別の小駒を8連続で動かした。
◎後手は同じ駒を5連続で動かした後、「上」「引」「寄」「右」「左」「直」
 のどれかが付く手を7手と、何も付かない一手を指した。
・上記後手の着手(後半の7手)の中に「左」が連続せずに2回あった。
・成駒の移動は各駒高々1度である。
・どの駒も同じ地点には1度しか着手しなかった。
・2手目の着手は42ではなかった。
◎終局時先手の持駒は3枚
◎後手4、5、6筋の歩は動きも取られもしなかった。

※1 「上」「引」「右」「左」「寄」が付く手であれば「右寄」や「同〜右成」などでも構いません。
※2 表記は日本将棋連盟などで用いられる正式表記で御願いします。以下の規則のはずです。
 1. 着手地点に移動可能な同じ種類の他の駒がないときは何もつけない。
 2. 1.以外の場合で「上」「引」「寄」だけで区別が付く場合は「上」「引」「寄」を用いる。
 3. 1.2.以外の場合で「右」「左」「直」だけで区別が付く場合は「右」「左」「直」を用いる。
  ただし着手地点に移動可能な同じ種類の駒が龍や馬の場合は「直」は使わない。
 4. 1.2.3. 以外の場合は「右」「左」「直」と「上」「引」「寄」を組み合わせて用いる。
※3 複数の成駒が一回ずつ移動するのは構いません。
※4 後手の後半、何も付かない一手と他の7手との順序関係は問いません。

随分条件が複雑で多くなりました。作意解が分かった人はコンパクトな条件の案も頂けると幸いです。
[41]
<第1問>
「さっきの将棋はどうなった?君が同馬と飛を取ったのは見たけど。」
「その取った飛を次の手で玉頭に打って詰みさ。たった10手で勝ったよ。」

[42]
<第2問>
(推理将棋史研究会報 2008年11月号より抜粋)
伊藤××名人の棋譜が記された古文書がまたもや発見された。
古文書は腐食が著しく、判別できたのは以下の通りである。

『・・・歩、・・・、・・・歩、・・・角、・・・、・・・、・・・、・・・、
 ・・・、・・・歩、・・・歩、44玉、45飛 迄拾参手詰』

「、」は1手毎の区切り、「…」は判読不能部分である。
伊藤家頭飛の系譜を探る貴重な資料として、判読不能部分の
手順を解明すべく、会員諸氏の推理に期待する。

[43]
「むむ、11手で詰みか。
ところでこの技は成といったかのう、舟利くん」
「ええ、歩成です。駒を成ったのは歩だけですね。
王手は最終手以外にもありましたが。
先手は玉の尻に駒を打ちました。
この手に対する応手がまずかったと思われます」

・11手で詰み
・駒を成ったのは歩だけ
・終局時以外にも王手がある
・先手は玉の尻に駒を打ったが、これはとどめの着手ではなかった

※玉の尻とは玉頭と逆に、玉のすぐ真下のマスを表現したものです。

さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[44]
ある将棋に関する情報です。
「14手で詰んじゃったよ。」
「先手は、ある種類の駒と、その種類以外の駒を交互に動かし続けたよ。」
「後手は4手目から、同じ駒を2地点で反復移動させ続けたよ。」
さて、どんな将棋だったのでしょうか?


<条件>
(1)14手で詰み
(2)先手はある種類の駒を一手おきに動かし続けたが、
   その種類の駒はそれ以外では動かさなかった。

     a) 1・5・9・13手目は同じ種類の駒
     b) 3・7・11手目は同じ種類の駒
     a)、b)のどちらか(両方ではない)が成立する、という意味です。
     例えばa)が成立すればb)は成立不要です。
     同じ種類なら別の駒でもかまいませんが、成駒は別種とみなします。

    ※例えばb)で3・7・11手目に玉を動かしたら、1・5・9・13手目は
     玉は動かしません


(3)後手は4手目以降、同じ駒を同じ駒を2地点で反復移動させ続けた。
     反復移動する地点をA、Bとすると、後手はある駒を
     4手目A、6手目B、8手目A、10手目B、12手目A、14手目B
     と動かし続けたという事です。
     こちらは駒を成って成駒を動かしてもかまいません。

●条件(2)(3)を満たす手順例(条件1は無視)
例1)76歩、34歩、48玉、88角成、56歩、22馬、38銀、88馬、16歩、22馬・・・
   先手は1手目、5手目、9手目と一手おきに歩を動かし続けた。
   後手は4手目から22に居た角を88、22、88、22…と往復させ続けた。
例2)56歩、52飛、58玉、42飛、55歩、32飛、57玉、42飛、68銀、32飛、46玉…
   先手は3手目、7手目、11手目…と一手おきに玉を動かし続けた。
   後手は4手目から飛を42、32、42、32…と往復させ続けた。

多数の解答をお待ちしています。

[45]
「この将棋はいやに早く終ったね。しかもフトウノテが多かったね。」
「変った手には違いないけどルール違反じゃないんだし、不当ではないでしょ。」
「いや、不当じゃなくて歩頭。だって12手で詰んだと言うのに先手歩の頭の手がN回、
後手歩の頭の手が(7-N)回もあったよ。」
「最初はお互いに角道を普通に空けていたのにね。」
「歩の頭に移動した駒も2種類有ったのにねぇ」
「成る手も終局時の後手の持駒もなかったね」

<条件>
・12手詰め
・初手は76歩、2手目は34歩。
・終局時後手持駒なし
・成る手も、飛金銀の手もなし
・歩頭に着手した駒は2種類
・歩頭への指し手が、
 (a)先手歩に対して2回、後手歩に対して5回
 (b)先手歩に対して3回、後手歩に対して4回
 (c)先手歩に対して4回、後手歩に対して3回

※ 先手/後手は「歩」の所有者のことであり、指し手自身は
  先手の指し手でも後手の指し手でも構いません。
[46]
答の手順には、手順の中に「ある偶然」が隠れています。
このある偶然は問題ごとに異なります。それを当てて下さい(その前にもちろん手順も)。
できればこういう問題の作り方に関する感想も御願いします。

第一問
・10手詰め
・収束は3連続王手でそのうち最初の2つは角。
◎3手目は銀、5手目は歩。
・玉が詰んだのは8段目ではない。
※ 駒が成りながら王手した場合は元の駒ではなく成駒による王手とみなします
[47]
答の手順には、手順の中に「ある偶然」が隠れています。
このある偶然は問題ごとに異なります。それを当てて下さい(その前にもちろん手順も)。
できればこういう問題の作り方に関する感想も御願いします。

第二問
・10手詰め
・馬が真横に寄りながらの王手が最終手より前に2回あった。
・玉が詰んだのは36の地点ではない。
[48]
答の手順には、手順の中に「ある偶然」が隠れています。
このある偶然は問題ごとに異なります。それを当てて下さい(その前にもちろん手順も)。
できればこういう問題の作り方に関する感想も御願いします。

第三問
・17手詰め
・先手は、3手目から5連続で1つの駒の不成を連続した
・後手は、2手目から5連続で1つの駒を動かした。
・先手は合計丁度3種類、後手は合計丁度2種類の駒を使った。
・終局時、先手持駒角、後手持駒銀歩。
・成る手なし。
・王手は2回あったがいずれも53への駒打ちではない。
※ 技量不足で短かく作れませんでした。しかも最後の条件は余詰が防げずに無理無理つけたもの。
[49]
●第1問(短手数解なしバージョン)
(1)75手で詰み
(2)後手は、57経由で51に戻る12手一組(先手の手を入れれば24手一組)の
  連続玉移動を、詰まされるまで繰り返した。
    75手なので、後手玉は同じ軌跡を3周(72手)して、
    74手目に4週目の最初の玉位置で詰みとなります。
(3)24手目までに、以下の手があった。
   ・同玉が6回
   ・角成が1回、歩成が2回
   ・2筋と8筋の手がそれぞれ1回
   ・銀をまっすぐ動かす手が1回
(4)25手目以降、先手は玉頭の銀の王手しか指さなかった。
[50]
●第3問(短手数解ありバージョン)
(1)9,065手で、先手が「連続王手の千日手」違反で反則負け
(2)後手は、57経由で51に戻る12手一組(先手の手を入れれば24手一組)の
  連続玉移動を、反則が犯されるまで繰り返した。
    9,065手なので、後手玉は同じ軌跡を377周(9,048手)して、
    378周目の途中で先手が反則を指した事になります。
(3)24手目までに、以下の手があった。
   ・同玉が6回
   ・角成が1回
   ・同じ筋での歩成が2回(歩成が2回あったが両方同じ筋、という意味です)
   ・2筋と8筋の手がそれぞれ1回
(4)25手目以降、先手は「玉頭の銀の王手」か「9筋の歩の手」しか指さなかった。

注)・玉頭の銀の王手は銀成も可だが、成銀移動は不可。
  ・9筋の歩の手は歩成・歩生や歩を打つ手はOKだが、と金移動は不可。


超長編素材として寝かしていましたが、781万手(第418番)を作ってしまったので(笑)、手数伸ばしは止めて作品化しました。
[51]
「三平に12手で詰まされたって!」
「ああ、初手は68玉だったんだけど。
三平のやつ4連続で3筋の手を指したんだぜ。
駒を成る手はなかったな。
そもそも後手は敵陣に入らなかったね」
「駒を取る手が3回あったと聞いたけど全部使ったようだね」

・12手で詰み
・初手は68玉
・後手は4連続で3筋の手を指す
・駒を成る手はない
・後手は敵陣に入らない
・駒を取る手は3回あったが、取った駒は全部使った 


さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。

[52]
<第1問>
ある将棋に関する情報です。
「10手で詰んじゃったよ。」
「後手は隅に角を成ったよ。」
「後手は周囲8マスに何も駒がいない地点に駒を打ったよ。」
「後手が馬を動かした直後に先手も大駒を動かしていたよ。」
さて、どんな将棋だったのでしょうか?
[53]
<第2問>
ある将棋に関する情報です。
「12手で詰んじゃったよ。」
「先手も後手も、隅に角を成ったよ。」
「2段目・3段目・6段目の着手はなかったけど、
 それ以外の段は全て着手があったね。」
「先手は3回も同じ駒を動かしていたな。」
さて、どんな将棋だったのでしょうか?
[54]
今しがた対局を終えたA君とB君が話をしています。
A「12手で詰まされちゃったよ」
B「俺もだよ」
A「初手58王が悪かったのかなぁ」
B「俺もそう指したんだ。やっぱり悪手みたいだね」
A「3手目には反省して角道を開けたんだけどなぁ」
B「うん。俺もそうした」
A「成る手もないのに、最後は歩の手でとどめを刺されちまった」
B「それも同じだねぇ」
A「後手は一度動かすのをやめた駒を2度と動かさなかった」
B「うん。その通り」
A「10手目の角の手が厳しかった」
B「俺もなんだよ」
A「その3種類(王角歩)以外の駒の手はなかったし、成る手もなかった」
B「俺のもだよ。同じ将棋だったのかなぁ。角を打たれたのは何段目だった?」
A「2段目だよ」
B「えっ、2段目? 7段目じゃないの? 俺の将棋は7段目で後手の別の角が利いている
  所に重ね打ちした手が強烈だったんだ。後手の角は同じ段には1回だけだったんだけど」
A「俺の相手が角を打ったのは、隣には駒のない2段目だった。王手でもない所に
 打つなんて、変な手だとは思ったんだけど」

 さてこの二人、どんな将棋を指したのでしょう?

第1局 A君の将棋
(1)12手詰
(2)初手58王、3手目76歩、12手目は歩の手
(3)後手は一度動かすのをやめた駒を2度と動かさなかった
(4)着手は王角歩の3種類だけで、成る手なし。
(5)10手目は2段目に角打ちだが、王手ではなく、打った場所の隣*には駒はなかった。
 隣:右横と左横。例えば55の隣は45と65です。端の手の場合は隣は1カ所だけになります。
[55]
今しがた対局を終えたA君とB君が話をしています。
A「12手で詰まされちゃったよ」
B「俺もだよ」
A「初手58王が悪かったのかなぁ」
B「俺もそう指したんだ。やっぱり悪手みたいだね」
A「3手目には反省して角道を開けたんだけどなぁ」
B「うん。俺もそうした」
A「成る手もないのに、最後は歩の手でとどめを刺されちまった」
B「それも同じだねぇ」
A「後手は一度動かすのをやめた駒を2度と動かさなかった」
B「うん。その通り」
A「10手目の角の手が厳しかった」
B「俺もなんだよ」
A「その3種類(王角歩)以外の駒の手はなかったし、成る手もなかった」
B「俺のもだよ。同じ将棋だったのかなぁ。角を打たれたのは何段目だった?」
A「2段目だよ」
B「えっ、2段目? 7段目じゃないの? 俺の将棋は7段目で後手の別の角が利いている
  所に重ね打ちした手が強烈だったんだ。後手の角は同じ段には1回だけだったんだけど」
A「俺の相手が角を打ったのは、隣には駒のない2段目だった。王手でもない所に
 打つなんて、変な手だとは思ったんだけど」

 さてこの二人、どんな将棋を指したのでしょう?

第2局 B君の将棋
(1)12手詰
(2)初手58王、3手目76歩、12手目は歩の手
(3)後手は一度動かすのをやめた駒を2度と動かさなかった
(4)着手は王角歩の3種類だけで、成る手なし。
(5)10手目は7段目で別の後手角が利いている所に角打ち
(6)後手の角の着手は打つ手も含めて全て異なる段

[56]
「歩突きまで11手で詰まして、会心の勝利だったね」
「2手目に玉を動かすのを見て、楽な相手だと思ったよ」
「勝ちを確信したのはいつ?」
「飛車の腹に、飛車取りって、金が動いた時だね」

(条件)
・11手で詰み
・止めは歩突き
・2手目は玉
・飛車の腹に”飛車取り”と、金が動いた
[57]
<第1問>
「さっきの将棋はどうなったの?君が飛を動かしたのは見たけど。」
「2筋に小駒を打つ最終手を見落として、9手で詰まされちゃったよ。」
[58]
<第2問>
ある将棋に関する情報です。
「たった9手で詰んだのに、不成の手があったよ。」
「21角の効きに、別の駒を動かす手があったね。」
[59]
<第3問>
「負けました。たった9手で詰まされるとは情けない。
 最終手にまさか端の手とは・・・完全に見落としました。」
「いやーどうも。久々の快勝でした。私が角を成った次の手、
 あなたは玉頭の歩を突いたけど、あれは悪手でしょう。」

 ※玉頭の歩を突くとは、例えば52玉・53歩型で54歩と突く手を意味します。
  51玉・53歩型での54歩突きは該当しません。
[60]
A子「見て見て、こんな終局図で勝ったの」
B子「あら、奇遇だわぁ。私の終局図と同じよ」
A子「じゃあ最終手は23金?」
B子「当たり前でしょ。それで詰みなんだから」
A子「手数は何手?」
B子「11手よ」
A子「同じだぁ。じゃあ5手目が角の手だったのね」
B子「違うわよ。5手目は角の手じゃなくて、角の手は6手目よ。そっちはどうだったの?」
A子「5手目は角の手だったけど、6手目は角の手じゃなかったわよ」
B子「端に指したこの手が、私の自慢の一手よ」

第1局 A子の将棋
(1)11手詰
(2)5手目角の手だが、6手目は角の手ではない
(3)最終手23金
(4)終局図は第2局と同一

※注:角と馬は別種の駒とします。
[61]
A子「見て見て、こんな終局図で勝ったの」
B子「あら、奇遇だわぁ。私の終局図と同じよ」
A子「じゃあ最終手は23金?」
B子「当たり前でしょ。それで詰みなんだから」
A子「手数は何手?」
B子「11手よ」
A子「同じだぁ。じゃあ5手目が角の手だったのね」
B子「違うわよ。5手目は角の手じゃなくて、角の手は6手目よ。そっちはどうだったの?」
A子「5手目は角の手だったけど、6手目は角の手じゃなかったわよ」
B子「端に指したこの手が、私の自慢の一手よ」

第2局 B子の将棋
(1)11手詰
(2)5手目角の手ではないが、6手目は角の手
(3)最終手23金
(4)終局図は第1局と同一
(5)先手に端の手があった

※注:角と馬は別種の駒とします。
[62]
「昨日、2局将棋を指しんだ。
 1局目は9手で詰まして勝ったけど、『左』の付く手が3回も出てきた。
 それと、不成で王手を掛けたよ。

 2局目は10手で詰まして勝ったけど、『右』の付く手が3回も出てきた。
 それと、僕は角を1手おきに動かし続けたけど、成りはしなかったよ。」

さて、この2局はそれぞれどんな将棋だったのでしょうか?

536番「入れ換えゲーム」で沢山「右」「左」を読まされた時に思いついた、「短手数で右(左)を3回」という条件で手順を探したものです。
難解作の息抜きや余詰探しの楽しみに供します(殆ど余詰検討していません)。多数の解答・余詰指摘をお待ちしています。

また、「右の手3回の9手詰」「右3回(左3回)の8手詰」などあればぜひご指摘ください
[63]
「横で指していた将棋はずいぶん大味だったよね」
「そうだね、小駒の手は一度きりだもの」
「成る手もないし、同じ駒の手が続いたのも一度だけだったね」
「それでいて、13手で詰んじゃったよ」
「両端の手が印象的だったね、各一度ずつどちらも王手だったから」

(条件)
(1)13手で詰み
(2)小駒(金銀桂香歩)の手は一度だけ
(3)成る手なし
(4)同じ駒の手が続いたのは一度だけ
(5)各一度の両端の手は、いずれも王手

※手数が長い分、解き易い手順と条件にしてみました

自分で非限定に気づき、修正しました。
「同○なし」→「同じ駒の手が続いたのは一度だけ」
[64]
第1局 雪隠詰
(1)12手詰
(2)直前の手の隣※へ駒を打つ初王手で雪隠詰
(3)成る手なし
※隣:すぐ右か、すぐ左の意味です。たとえば58の隣は48と68だけです。
[65]
第2局 駒柱詰
(1)12手詰
(2)詰むと同時に駒柱が出来た
(3)初手は歩。
(4)最後の2手は同種の駒の手
(5)成駒の手なし
[66]
「さっきと同一局面だね。まだ一手も進んでいないのかい」
「進んだよ。ちょうど8手目を指したところ。で、今は先手の手番」
「あれえ、さっきは全く同じ局面で後手の手番だったよね」
「うん、初手76歩から始まったさっきの将棋の続きだよ。王手が2回あったな」
[67]
7連続王手 15手

・15手詰
・先手は成る手なしで7連続王手をかけた(3手目から最後まで)
・終局時の持ち駒は、先手なし後手1枚
・とどめは大駒で、5段目の玉を詰ませた
[68]
8連続王手 17手

・17手詰
・先手は成る手なしで8連続王手をかけた(3手目から最後まで)
・終局時の持ち駒は、先手なし後手2枚
・とどめは大駒で、5段目の玉を詰ませた
・同玉と取る手があった
[69]
(A)
・23手詰
・先手は11連続で王手をかけた(3手目から最後まで)
・先手の取った駒は10枚で、一度も使わない(終局時持ち駒10枚)
・不成3回
・後手の3段目への着手は一度だけ
[70]
(B)
・31手詰
・先手は15連続で王手をかけた(3手目から最後まで)
・先手の取った駒は14枚
・最終手に銀を打って、持ち駒から銀がなくなった
・後手の1段目と3段目への着手はそれぞれ1度ずつ
[71]
「隣の将棋、歩頭への角不成まで11手で詰んじゃったよ」
「駒を成る手もなしにね」
「一度だけ端の手があったよね」
「最後はどちらの持駒も、歩が一枚だけか」

「あれ?また始めたぜ」
「おやおや、また角不成まで11手で詰んじゃったよ」
「6筋への角不成までだね」
「やっぱり駒を成る手もなしにね」
「端の手もあったよね」
「うん、4手目からの8手は全部違う筋だったもの」
「先手も後手も一度だけ、同じ駒の手を続けて指していたなぁ」

(1局目)
○11手で詰み
○止めは歩頭の角不成
○成る手なし
○端の手が一度だけあった
○終局時の持駒は、双方とも歩が一枚だけ

(2局目)
○11手で詰み
○止めは6筋の角不成
○成る手なし
○4手目以降の8手は全て別の筋の着手
○先手も後手も一度だけ、同じ駒の手を続けて指した
[72]
「不成まで13手で雪隠詰にしたよ」
「8手目の飛車がひどすぎたからね」

(条件)
・13手で詰み
・最終手不成で雪隠詰(11,91,19,99での詰み)
・8手目は飛車の手
[73]
2009 年賀詰(看守) 17手

・17手詰
・先手は、端から端へ向かって順に隣の筋の手を指し続けた ※
・先手の使った駒は1種類だけ
・4手目まではマネ将棋
・後手に6連続で動いた駒があった

※1〜9もしくは9〜1筋です。
[74]
2009 年賀詰(看護) 17手

・17手詰
・先手は、端から端へ向かって常に隣の筋の手を指し続けた ※
・先手の使った駒は2種3枚
・6手目は3筋の手、16手目は4筋の手
・王手は2回、成る手は1回

※1〜9もしくは9〜1筋です。
[75]
2009 年賀詰(看板) 17手 

・17手詰
・先手は、端から端へ向かって順に隣の筋の手を指し続けた ※
・先手の着手の直後に後手の同種駒の着手が4回あるが、ずべて異なる駒種
・12手目は4筋に駒が移動する手
・成る手なし

※1〜9もしくは9〜1筋です。
[76]
(その1)
・9手詰め
・後手は最終手(8手目)に20通りの着手が可能であったが、
唯一、次に詰められる手を指した。
・23への着手は不成ではなかった。

2009→20(20通り) + 09(9手詰め)で分りやすいですが、
面倒な条件ですね。でも余詰はないはずです。
[77]
(その2)
・9手詰め
・後手は最終手(8手目)に20通りの着手が可能であったが、
 唯一、次に詰められる手を指した。
・王手3回
・不成2回

2009→20(20通り) + 09(9手詰め)で分りやすいですが、
面倒な条件ですね。でも余詰はないはずです。
[78]
(その3)
・9手詰め
・後手は最終手(8手目)に20通りの着手が可能であったが、
 唯一、次に詰められる手を指した。
・王手3回
・不成なし

2009→20(20通り) + 09(9手詰め)で分りやすいですが、
面倒な条件ですね。でも余詰はないはずです。

[79]
「警部、今度の11手詰事件は小駒の成駒による連続王手です」
「2手目は分かるかね」
「はい、4筋の手であることは判明しています」
「なるほど、主犯は分かった。もしかしたら新しい手口かもしれないよ」

おなじみ、三捨利警部の推理です。
今年も御一緒に推理してみませんか。

・11手詰
・小駒の成り駒による連続王手があった
・2手目は4筋の手

※すでに成っている小駒による連続王手です。
[80]
「すごいじゃん。9手で詰ましたね」
「4手目の銀があまかったから、
5手目に王手をかけて
不成を2度指したよ」
「とどめの大駒打ちが大内くんらしいなあ」

・9手で詰み
・4手目は銀の着手
・5手目は王手
・先手が不成を2度指す
・とどめは大駒打ち

さて、どんな将棋でしょう?
2解あります
両方とも推理してくださいね。
[81]
「すごいじゃん。9手で詰ましたね」
「4手目の銀があまかったから、
5手目に王手をかけて
不成を2度指したよ」
「とどめの大駒打ちが大内くんらしいなあ」

・9手で詰み
・4手目は銀の着手
・5手目は王手
・先手が不成を2度指す
・とどめは大駒打ち

さて、どんな将棋でしょう?
2解あります
両方とも推理してくださいね。
[82]
ある将棋に関する5人の証言を得ました。

A氏「先手64玉と歩を取ったのがマズかったね。
   12手で詰められたよ」
B氏「大駒の王手の回数?それは4回だね」
C氏「初手と2手目は玉を真似して動かしていたのが変だったね」
D氏「歩の王手?もちろんあったよ」
E氏「成る手はなかったなぁ」

さて、どんな将棋だったのでしょうか。推理してみて下さい。
条件を多めにして簡単にしましたので、
多くのご解答およびご感想をお待ちしております。

<条件>
・12手で詰み
・先手は64玉の着手で歩を取った
・大駒の王手は4回
・初手と2手目は玉を移動の真似将棋(55を中心として点対称)
・歩の王手があった
・成る手なし
[83]
(その1)
○11手で詰み
○55の手あり
○後手は一手おきに同じ駒を3回動かした(2,6,10手目が同じ駒)
○止めは不成で角を取る手
[84]
(その2)
○11手で詰み
○55の手あり
○駒取りが全部で5回
○止めは不成で角を取る手
[85]
(その3)
○11手で詰み
○55の手あり
○駒取りが全部で3回
○王手が全部で3回
○止めは不成で角を取る手
[86]
推理警察のW警部は名推理で犯人を見抜くことで署内では有名であった。
そんな警部のところにまた、部下からの相談がやって来た。

事件1:
部下「警部、例の9手詰事件、4人の目撃者全員があやしいのですが、
   4人の証言から推測されるところには何も出てこないのです」
警部「4人の証言を聞いてみようか」
容疑者A「王手が4回あったよ」
容疑者B「最初の2手はお互いに歩をついたよ」
容疑者C「1筋の手があったね」
容疑者D「91の着手があったな」
警部「なるほど。ちょっと一服してくる」
部下「何処へ行くんですか警部!」
  * * * 
しばらくして、
警部「よし、分ったぞ。この中に明らかな嘘をついているのが1人いる。
   そいつが犯人だ。そして手口は...」
部下「なるほど、さすが警部」
  * * * 

皆さんご存知の通り、実は、W警部は席を外している間に、
名探偵であるあなたに助けを求めていたのです。
名探偵としてW警部のかわりに犯人を推理してあげて下さい。

一応箇条書表現で整理すると、どの事件も下記の形式となります。
・9手で詰み
・A、B、C、Dのうち3つは正しく、1つは誤りである。
(A、B、C、Dの内容は事件ごとに異なります)
手順自体は既存/凡手順で新味はありません。
純粋に推理の過程を楽しんで頂ければ幸いです。
[87]
推理警察のW警部は名推理で犯人を見抜くことで署内では有名であった。
そんな警部のところにまた、部下からの相談がやって来た。

事件2:
部下「警部、また9手詰事件です。今度も容疑者は4人で証言から推測
   しても何も分かりません。4人の証言をまとめて来ました。」
 容疑者A「成る手は2回あった」
 容疑者B「王手の着手は3手あった」
 容疑者C「終局時の持駒は先後合せて4枚だった」
 容疑者D「4手目は歩の着手だった」
警部「なるほど。ちょっと一服してくる」
部下「何処へ行くんですか警部!」
  * * *

しばらくして、
警部「よし、分ったぞ。この中に捜査を攪乱するために他の容疑者
   の発言と互いに矛盾する発言をしたのがいる。そいつが犯人だ。
   他の発言は矛盾がないはずだ。手口は...」
部下「なるほど、さすが警部」
  * * * 

皆さんご存知の通り、実は、W警部は席を外している間に、
名探偵であるあなたに助けを求めていたのです。
名探偵としてW警部のかわりに犯人を推理してあげて下さい。

一応箇条書表現で整理すると、どの事件も下記の形式となります。
・9手で詰み
・A、B、C、Dのうち3つは正しく、1つは誤りである。
(A、B、C、Dの内容は事件ごとに異なります)
手順自体は既存/凡手順で新味はありません。
純粋に推理の過程を楽しんで頂ければ幸いです。
[88]
推理警察のW警部は名推理で犯人を見抜くことで署内では有名であった。
そんな警部のところにまた、部下からの相談がやって来た。

事件3:
部下「警部、またまた9手詰事件です。今度も容疑者は4人で迷宮入りしそうです。
   4人の証言をまとめて来ました。」
 容疑者A「王手の着手は3手あった」
 容疑者B「終局時の持駒は後手の方が1枚多かった」
 容疑者C「5手目左半分(6〜9筋)の手に対して6手目は桂だった(※)」
 容疑者D「成る手はなかった」
警部「なるほど。ちょっと用を足してくる」
部下「警部、なかなか戻って来ないなぁ...」
  * * * 
しばらくして、
警部「今回は手強いぞ。明かな嘘や互いに矛盾する発言はなかった。
   ただ、こういうときでも犯人は嘘をつく。一人だけ嘘をついたとすると、
   犯人は1人しかあり得ない。そいつが犯人だ。手口は...」
部下「なるほど、さすが警部」

※ 5手目か6手目か一方が違っていれば(もちろん両方違っていても)
  嘘をついたことになります。

皆さんご存知の通り、実は、W警部は席を外している間に、
名探偵であるあなたに助けを求めていたのです。
名探偵としてW警部のかわりに犯人を推理してあげて下さい。

一応箇条書表現で整理すると、どの事件も下記の形式となります。
・9手で詰み
・A、B、C、Dのうち3つは正しく、1つは誤りである。
(A、B、C、Dの内容は事件ごとに異なります)
手順自体は既存/凡手順で新味はありません。
純粋に推理の過程を楽しんで頂ければ幸いです。
[89]
おもちゃ箱の推理将棋18回のはらったとさん作品は非常に難解で、
散々紛れ筋を読まされました。
解答期限が過ぎましたので、その紛れ筋の中から出題します。
私と同じ紛れを読んだ方なら即答できると思います。

「たった9手で詰みましたね」

「最後は同地点にどっちの大駒でも成り込めたんだけど、
 詰むのは片方だけだった。9筋の手があったよ」

「歩頭の大駒の方は詰まないんですね。
 後手は同○と駒を取りましたね」

さて、どんな将棋だったのでしょうか。推理して下さい。

<条件>
・9手詰め
・とどめは2つの大駒が同地点に成れたが、詰むのは片方だけだった。
・詰まない方の大駒は歩頭にあった。
・後手は「同○」と駒を取った
・9筋の手があった。
[90]
A「あの将棋のプログラムどうなった?」
B「いや、あんまり進んでなくて、歩を突くことと駒を打つことしか教え
  られてないんだ。相変わらず即詰みは逃さないけどね」
A「この前対戦した留学生のC君も多少勉強したみたいだから、もう一回
  やらせてみるか。今度はコンちゃんの先手でね」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
B「おやおや、コンちゃんが11手で勝っちゃったよ。詰みが見える前は7手目
  に駒打ちした以外、別々の歩を右から順に突いていただけだったけど」
A「トドメも歩の手だったね」
C「完敗デシタ」
(条件)
(1)11手詰
(2)先手は7手目に駒打ちした以外は全て歩の手。
(3)先手の歩の手は最終手を除いてすべて別の筋で、右から順番に指した
 (1筋→9筋方向)。
※最終の歩の手は右側に戻るかもしれません

 354番未完成プログラム1に続編が出来ましたので投稿します。
出し惜しみをしていたのではなくて、前回の「1」が見切り発車
だっただけです。問題自身も何の関連もありません。
[91]
第1問
・9手詰め
・敵陣にある駒を自陣に成り帰る手があった
・5筋の着手より先に飛の着手があった
・31の着手があった
[92]
第2問
・9手詰め
・敵陣にある駒を自陣に成り帰る手があったが、  それ以外で成る手はなかった
・8手目を指し終った時点で2段目には駒が5枚あった
・同○という手はなかった
・終局時持駒は合計2枚
[93]
(1)13手詰め
(2)1つの駒が別々の所に不成りで移動し、
  その駒の5回目の不成が初王手で単騎詰めにした。
(3)6手目銀。
(4)終局時先手の持ち駒は歩だけ。
[94]
推理将棋の2解と言うのはどのぐらいだと認められるのでしょうか?
(単に限定できなかっただけ、ではないんだと...)

という訳で2解の問題を2つ、現代式越後屋風で。

第1問
「9月の金融ショックに対する連銀の対策は後手に回り過ぎたんだってな」
「いや、9手で詰んだ将棋は、後手は連続で銀の手を指したんだよ」
「その後、ならず者が現われたのが誤算で総裁がご機嫌ななめだってな」
「全然違うよ。その後不成の手があったけど、その手は53の手でもなく、
 ななめに移動する手でもなかったんだ」

<条件>
・9手で詰み
・後手が銀の着手を連続で指した後、不成の着手があった
・その不成の着手は斜めに移動する手でもなく、53への着手でもなかった


[95]
推理将棋の2解と言うのはどのぐらいだと認められるのでしょうか?
(単に限定できなかっただけ、ではないんだと...)

という訳で2解の問題を2つ、現代式越後屋風で。

第2問
「09年度の駒大出身者に、銀行は不人気でなり手はなかったのかい?」
「いや、9手で詰んだとき駒台には、合計で銀と歩が2枚だったんだよ。
 それから、成る手はなかった、ということ。」
「姿勢が堂々としているのがそば打ち2段合格の基準だって」
「何の話だか。2段目に打つ手と、「同」の着く手があったんだよ。」

※ 駒沢大学ならびに銀行に対する悪意は御座いませんので、
  関係者の方々いらっしゃったらお見逃し下さるよう、お願いします。

<条件>
・9手で詰み
・終局時持駒合計、銀歩2
・成る手なし
・2段目の駒打ちあり
・同○の着手あり

[96]
私は友人の将棋を観戦することにした。振り駒の結果、
友人の後手番となり、相手は初手に歩を突いた。
私は当然の手だと思いつつ、用事を思い出して席を立った。

しばらくして、戻って来ると手が進んでいた。経過を聞くと、
友人はにこにこしながら答えた。

「今指した8手目が、僕の2度目の25への着手なんだ。
 相手はまだ飛を動かしていないよ。」

すると、先手が銀を動かして駒を取った。

初手から9手目までの手順を推理して下さい。
詰んでいるとは限りません。


<条件>
・初手は歩を着く手
・8手目を含み、後手は2度25への着手を指す
・先手は飛を動かさない
・9手目は銀の着手で駒を取った
[97]
「青い顔して、エクソシスト推理教会に何用ですかな?」
「神父様、夢に悪魔が現れてこう言うのです」
  《この推理将棋を解いてみよ。ただし知ったからには、
   一週間以内に解けねば、お前に災いが降りかかろう》
「ご心配はいりません。こう見えても棋力4級の達人ですから、悪魔祓いはお任せなさい」

…そして一週間

「神父様ぁ、解けましたよ〜(^^)…………ん?し、死んでる」
「ぐふふ、わぁ〜っはっは。未熟なるエクソシストよ、わしこそが悪魔だったのだよ」

こと切れた神父の手にはこんなメモが。

〜悪魔の推理将棋〜
(1) 11手で詰み
(2) 76歩に対して52の手を指した
(3) 金を寄る手は「金左」と寄る一度だけ
(4) 金を打つ手は「取ってすぐ金頭に打つ」一度だけ
(5) 三段目の成なし

[98]
「先手は歩の駒の4連続着手を含んで、2つの筋の手を指しただけなのに、13手で詰ませちゃったね」
「成る手もないのにね」
「後手は価値の高い駒から順に、全部で5種類の駒の手を指してたけど、もっと注意を払うべきだったよ」
「そういえば、一枚だけ釘付けの大駒があったなぁ」

(条件)
・13手で詰み
・先手は歩の駒の4連続着手を含み、2つの筋の手だけを指した
・後手は価値の高い順に全部で5種類の駒の手を指した(※)
・大駒4枚のうち一枚だけ、動きも取られもしなかった
・成る手なし

※価値の高い順:玉飛角金銀桂香歩
[99]
推理警察のW警部は名推理で犯人を見抜くことで署内では有名であった。
そんな警部のところにまた、部下からの相談がやって来た。

・9手で詰み
・A、B、C、Dのうち3つは正しく、1つは誤りである。
誤り(犯人)と、手口(手順)を推理して下さい。

尚、生駒の着手と成駒の着手は区別しますが、
駒を成る着手は生駒の着手として扱います。
例:11龍→龍の着手、13歩成→歩の着手

第1問
 容疑者A「7手目は桂の着手だったね」
 容疑者B「とどめは馬の着手だったよ」
 容疑者C「後手は駒を1回取ったよ」
 容疑者D「終局時、双方持駒はなかったね」


[100]
推理警察のW警部は名推理で犯人を見抜くことで署内では有名であった。
そんな警部のところにまた、部下からの相談がやって来た。

今回も9手詰め事件3件で犯人だけが嘘を吐きます。
すべて下記の形式です。

・9手で詰み
・A、B、C、Dのうち3つは正しく、1つは誤りである。
誤り(犯人)と、手口(手順)を推理して下さい。

尚、生駒の着手と成駒の着手は区別しますが、
駒を成る着手は生駒の着手として扱います。
例:11龍→龍の着手、13歩成→歩の着手

第2問
 容疑者A「5手目は玉の着手だったね」
 容疑者B「8手目は角の着手だったよ」
 容疑者C「全部で3つ以下の筋にしか着手しなかったよ」
 容疑者D「先手は2回成ったね」
[101]
推理警察のW警部は名推理で犯人を見抜くことで署内では有名であった。
そんな警部のところにまた、部下からの相談がやって来た。

今回も9手詰め事件3件で犯人だけが嘘を吐きます。
すべて下記の形式です。
・9手で詰み
・A、B、C、Dのうち3つは正しく、1つは誤りである。
誤り(犯人)と、手口(手順)を推理して下さい。

尚、生駒の着手と成駒の着手は区別しますが、
駒を成る着手は生駒の着手として扱います。
例:11龍→龍の着手、13歩成→歩の着手

第3問
 容疑者A「2手目は金の着手だったね」
 容疑者B「とどめは桂の着手だったよ」
 容疑者C「先手は2つ以下の段にしか着手しなかったよ」
 容疑者D「先手に成る手はなかったね」
[102]
「さっきの将棋は最初から空中戦で11手であっけなく終ったね」
「そうだね。敵陣に侵入したのは不成1回だけだからね」
「しかも初手で動かした駒を最後にも動かしていたね」
「打つ手は玉頭に打った1回だけだったね」
「うん、その打った駒は後で動いたね」

・11手で詰み
・敵陣に侵入する手は不成1回だけ。
・駒打ちは玉頭へ打った一回だけで、打った駒はその後移動した。
・最終手は初手で移動した駒を動かした。
[103]
僕と友人は、共通の棋友の家に遊びに行くことになっていた。
僕が遅れて到着すると、友人達はすでに将棋を指していた。
駒台に合計で2つの駒しかないのを不思議に思いながら、
友人に話しかけた。

「もう終盤だね。龍も馬も2つづつあるよ。龍馬が2人♪なんてね」
「実は、この局面まだ10手しか進んでいないんだよ」
「ええ!?本当に?」
「いいこと教えてあげようか」
「え!?まだ何かあるの?」
「実はここまでに不成の手があったんだ」
「ええ!?何だって?」
「だけどその手は王手じゃなかったんだ。
 ところでさ。次に『同馬』と指す手についてどう思う?」

僕は混乱して何が何だか分からなかった。
皆様にお願いがあります。
僕に何が起っているのか教えてもらえませんでしょうか?


<箇条書条件>
・10手で盤上には、龍馬2枚づつを含む38枚の駒があった
・不成の手があったが、その手は王手ではなかった
・次に「同馬」と指すことが出来た

[104]
「もう終わったの?」
「うん、相手が一枚の銀を、自分の居たことのない場所に3連続で動かしている間に、着々と攻撃態勢を整えて、桂成まで11手で詰ませたんだ。勝った時ボクに持駒は残っていなかったよ」

(条件)
・11手で詰み
・後手は一枚の銀を、その銀が居たことのない場所に3連続で動かした
・止めは桂成
・終局時、先手に持駒なし

さて、どんな将棋だったのでしょう?
[105]
・11手詰
・後手は8手目の金を含めて二つの筋の手を交互に指した
・成る手はなく、不成りが1回だけ
・駒取りは一度だけあったが打つ手は無い

タラパパさんに先行作がありますが、
了解を得て出題しています。

見えないと難問の可能性があります。
[106]
「退屈だな。また将棋でも指すか。」
「お相手いたします。」
「今日はどうするかな。・・・そうだ。一緒にカードも持て。」

家来が将棋盤とトランプを一緒に持ってきました。

「お前に1枚カードを引いてもらう。
 わしは後手で、出た数字の筋の歩を最初に突く。
 あとは面倒なので、その右隣の場所へ次々と指していくこと
 にするからな。例えば4を引いたら、2手目44歩として」
 以下54、64、74・・・の順に指してやろう。」
「もし10以上の数字がでましたら?」
「もう一度引き直しだ。」
「・・・恐れながら、9を引いたら、最初に94歩と突かれた後、次に陛下のお指しになる手がございませんが。」
「その時は、次は反対側の14に指して、以下24、34・・・と指す事にしよう。」
「・・・一巡しますと、前の駒が邪魔で指す手がなくなるのでは
 ないでしょうか?」
「馬鹿者!わしがお前ごときを相手に10回以上駒を動かす
 ことがあると思っておるのか!」
「ははっ。申し訳もござりませぬ。」
「不遜な発言の罰として、お前は必ず一手おきに玉を動かすもの
 とする。ただし、初手に玉を動かすかどうかは好きにして良い。
 では、カードを引いてみよ。」
「ははっ。」

家来がカードを引き、対局が開始されました。・・・暫くして、

「これで詰みだ。たった14手しかかかっていないぞ。」
「恐れ入りました。」

どうやら家来は無事王様に勝ちを譲ったようです。
さて、いったいどんな将棋だったのでしょうか?





[107]
A君とB君の会話です。

A「51飛まで9手で詰めたよ。これが終了図さ」
B「奇遇だね。僕も51飛まで9手で同じ終了図だよ」
A「僕は3手目に成ったんだけど君は?」
B「僕は2手目は飛ではないよ」

さて、A君とB君の手順を推理して下さい。

<条件>
(A君の将棋)
・51飛まで9手で詰み
・3手目は成る手
・終局図はB君と同じ局面

(B君の将棋)
・51飛まで9手で詰み
・2手目は飛の着手ではなかった
・終局図はA君と同じ局面
[108]
・21手詰
・先手が自陣より外へ着手したのは最終手だけ
・歩の手は10手目と20手目だけ
・初手から8手目までは、若い筋から順に着手(同じ筋は如意に)
・終局時、双方の持ち駒に大駒があった
・成る手なし

実験中の試作です。
21手、5条件と面倒そうですが、
実は相当簡単なおバカ順です。


タイトル「鳴かず飛ばず」は史記からの引用です。

楚の荘王は、
「諌める者は死罪」と宣言して3年の間酒色にふけった。
見かねた一人の臣が死を覚悟でこう忠言した。
「ここに1羽の鳥がいます。しかし3年の間鳴きも飛びもしません。
 どうしたらいいでしょうか」
荘王は答えた。
「その鳥は一たび鳴けば天を揺るがし、一たび飛べば千里を飛ぶであろう」
そして荘王は諌めてくれた良臣を用い、おもねった奸臣を排除し、
春秋五覇の一人となった。
[109]
「快勝だ!9手で詰めたよ。これが終了図さ。
 2手目の52玉を咎めて飛車を取ったんだ」
「それなら同じ終了図を見たことあるよ(※1)。
 そちらは2手目から飛を振って9手で詰んだよ。
 最終手で82に駒を打つことも出来たよ」

<条件>
○僕の将棋
・9手で詰み
・2手目は52玉
・飛を取った
・終局図は友人の見た将棋と同じ

○友人の見た将棋
・9手で詰み
・2手目は飛を振った
・最終手(9手目)で82に駒を打つことが出来た
・終局図は僕の将棋と同じ

※1 実は、同一手順先行作です。条件が異なりますし、手順自体が凡手順ですし、
   この形式の可能な9手詰は限られていると思いますのでご容赦のほどを。
※2 こういうのをツインと呼ぶべきかどうかは議論の余地がありますが、
   結論が出ない間、暫定的にツインと呼ばせて頂きます。
[110]
第1問

ある将棋大会での出来事です。

なんと、1回戦に勝ったA氏、B氏、C氏は全員9手で相手を詰め、
しかも同一の局面となったのです。
では早速3氏の話を聞いてみましょう。

質問「駒は打ちましたか?」
A氏「僕が駒を打ったのは5手目だけです」
B氏「私が打ったのは、直前に移動した敵駒の頭に
   打った7手目だけですね」
C氏「ん?わしが打ったのは、最終手だけだよ」

質問「その他印象深い事は何ですか?」
A氏「初手以外は、僕も相手も若い筋から順に指したことです」
B氏「敵陣の空所に着手した不成の手ですね」
C氏「そうだな。2目の42飛だよ」

<A氏の将棋>
・9手で詰み
・先手が駒を打ったのは5手目だけ
・初手を除き、先手も後手も若い筋から順に指した(同じ筋の連続はOK)
・終局図はB氏、C氏と同じ

<B氏の将棋>
・9手で詰み
・先手が駒を打ったのは、6手目に移動した駒の頭に打った7手目だけ
○空所の敵陣への不成の着手があった
・終局図はA氏、C氏と同じ

<C氏の将棋>
・9手で詰み
・先手が駒を打ったのは最終手だけ
・2手目42飛
・終局図はA氏、B氏と同じ
[111]
第2問

先程の続きの出来事です。

なんと、2回戦に勝ったA氏、B氏、C氏は全員9手で相手を詰め、
しかもまたもや同一の局面となったのです。しかも、不思議なことに、
3人とも成るのも打つもの1回だけだったのですが、
全員成った場所も異なるし、何手目に打ったかも異なるのです。

3氏にインタビューしてみました。
A氏「飛車と同じ筋に駒を打ったよ。でもB君とは違う場所だったな」
B氏「3手目ではなかったんだけど、何手目だったかな?唯一取れる
   駒を取ったよ。僕はすぐには取られないところに駒を打ったよ」
C氏「『同○』と歩を取ったよ。途中で王手もしたよ」

<共通条件>
・9手で詰み
・先手は駒を1度だけ成ったが他の2人とは異なる場所だった
・先手は駒を1度だけ打ったが他の2人とは異なる手目だった
・終了図は他の2人と同じ局面だった

<A氏の将棋のみの条件>
・先手は飛車と同じ筋だが、B氏とは異なる位置に駒を打った

<B氏の将棋のみの条件>
・3手目以外の先手のある手で、そのとき唯一取れる駒を取った
・先手は後手がすぐには取れないところに駒を打った

<C氏の将棋のみの条件>
・「同○」と歩を取った
・途中で王手をした
[112]
・16手詰
・後手の着手はすべて自陣内で、5,4,3筋と連続で指されたことがある
・玉頭の歩を突く手があった
・とどめは端の手


漢の劉邦の軍師である張子房こと張良は、その智謀を称え、
「帳の内にいて、勝ちを千里の外に決す」
と言われました。
軍議の席にいながらにして、遠く戦場を完全に掌握し、
自軍に勝利をもたらした、ということから命名しました。
[113]
「隣の将棋がおかしくてさ」
「どうして?」
「初手に歩を突かないのに10手で詰んでいたよ。
 しかも、先手は不成の手も成駒を動かす手も指していたよ。」
「それ聞いたことがあるよ。6手目は大駒の手だったでしょ?」
「うん。角の手だったよ。後手には成駒の手はなかったな」
「ええ?それじゃ、ひょっとして終了図で9段目には駒が9枚なかったの?」
「さぁてね」

さて、どんな将棋だったのでしょう?推理してみて下さい。

<条件>
・10手で詰み
・初手は歩でない
・6手目は角
・先手に不成の手あり
・先手にのみ成駒を動かす手あり
[114]
・18手詰
・後手は自陣内で一つの駒だけを動かし「引」の手を2回指した ※
・歩の手は初手だけ
・成る手なし

※棋譜に「引」の付く指し手です。


墨子は、城を守り抜く専守防衛の平和主義者でした。