推理将棋コミュ 作品一覧 No.901〜No.1000
No. 通し番号 作者名 発表日時 手数 題名 完全性 備考
901 1123 タラパパ 平成22年12月3日 17 夜の帝王[1]  
902 1124 dsk 平成22年12月4日   3人の観戦記者II (スイリストたちの会話11) [2]  
903 1125 sirius 平成22年12月4日   安南の風[3]  
904 1126 まさ 平成22年12月5日   最強の初手[4]  
905 1127 dsk 平成22年12月5日   5人の記者 (スイリストたちの会話12) [5]  
906 1128 dsk 平成22年12月5日   ジグゾーパズルII (スイリストたちの会話13) [6]  
907 1129 ろっしー 平成22年12月7日   君も絶対(スイリストたちの会話14) [7]  
908 1130 へっぽこ 平成22年12月8日 37 順番に打つべしフル  [8]  
909   まさ 平成22年12月9日   撤去 (帽子の問題(スイリストたちの会話14:実験出題)) ×  
910 1131 はなさかしろう 平成22年12月10日   ジグソーパズルV (スイリストたちの会話16) [9]  
911 1132 ろっしー 平成22年12月11日   出番のない人間将棋(スイリスト条件満載) [10]  
912 1133 なお 平成22年12月12日 37 右から左まで順番に打つべし[11]  
913 1134 まさ 平成22年12月13日   5手目指了図ならわかる(スイリストたちの会話17:実験出題)[12]  
914 1135 タラパパ 平成22年12月13日 11 オーメン5[13]  
915 1136 チャンプ 平成22年12月13日 21 大技の応酬  
916 1137 dsk 平成22年12月13日   帽子の問題2 (スイリストたちの会話18) [14]  
917 1138 まさ 平成22年12月14日   安南試作品[15]  
918 1139 まさ 平成22年12月14日   王様とスイリスト(スイリストたちの会話19) [16]  
919 1140 なお 平成22年12月15日 21 大技の応酬2[17]  
920 1141 たまご915 平成22年12月16日 10 コビンに飛成[18]  
921 1142 Norman 平成22年12月16日 17 4連続同一着手[19]  
922 1143 チャンプ 平成22年12月16日 31 同じ王手が7回  
923 1144 まさ 平成22年12月16日   急所の3手目 (スイリストたちの会話20)[20]  
924 1145 はなさかしろう 平成22年12月17日 29 大技の応酬3  [21]  
925 1146 まさ 平成22年12月17日   不思議な3手目 (スイリストたちの会話21:実験出題)[22]  
926   Norman 平成22年12月20日 14 補助記号詰  × 撤去テッキョ
927 1147 なお 平成22年12月20日 52 8連続同と[23] 短手数探索型
928-1 1148 なお 平成22年12月22日 59 8連続同と(詰) [24] 短手数探索型
928-2 1149 なお 平成22年12月22日 62 8連続同と(詰)   [25] 短手数探索型
929 1150 チャンプ 平成22年12月23日 17 少年の将棋は?[26]  
930 1151 dsk 平成22年12月23日 13 静かな将棋  ×  
931 1152 dsk 平成22年12月24日 14 隅の単騎詰め最短(?) [27]  
932 1153 Norman 平成22年12月25日 59 8連続同と詰[28]  
933 1154 はなさかしろう 平成22年12月26日 29 新人の観戦記者[29]  
934 1155 橘圭伍 平成22年12月27日 12 狙撃[30]  
935 1156 DD++ 平成23年1月1日 23 2011年年賀推理将棋「後手玉棒立ち」[31]  
936 1157 チャンプ 平成23年1月3日 11 伊藤家末裔 頭飛車[32]  
937 1158 なお 平成23年1月4日 11 2011年年賀推理将棋「23兎まで11手詰」[33]  
938 1159 チャンプ 平成23年1月4日 24 謹賀新年 卯年記念作「4匹の兎」[34]  
939 1160 はらたっと 平成23年1月6日 25 後手玉さらに棒立ち[35]  
940 1161 DD++ 平成23年1月6日   後手玉三度棒立ち[36]  
941 1162 なお 平成23年1月10日 12 うさぎ詰[37]  
942 1163 チャンプ 平成23年1月12日 13 駒柱詰 おもちゃ箱 45−3
943 1164 チャンプ 平成23年1月13日 12 少年の将棋は?(その2)[38]  
944 1165 チャンプ 平成23年1月16日 44 知らぬが仏  [39]  
945 1166 チャンプ 平成23年1月17日 16 少年の将棋は?(その3)[40]  
946 1167 チャンプ 平成23年1月18日 14 歩の行進  [41]  
947 1168 チャンプ 平成23年1月18日 19 勉強にならない将棋[42]  
948 1169 チャンプ 平成23年1月19日 14 双子作  [43]  
949 1170 チャンプ 平成23年1月20日 15 直進流   おもちゃバコ 50−2 (修正後)
950 1171 DD++ 平成23年1月21日 11 角は縦横にも強し[44]  
951 1172 チャンプ 平成23年1月22日 23 「鶯は四度鳴く」[45]  
952 1173 チャンプ 平成23年1月22日 23 「真の鶯は五度鳴く」[46]  
953 1174 チャンプ 平成23年1月23日 12 飛と角[47]  
954 1175 DD++ 平成23年1月25日   後手玉棒立ち耐久戦(手数探索問題)[48]  
955 1176 DD++ 平成23年1月26日 15 鶯の2度鳴く間に[49]  
956 1177 なお 平成23年1月27日 23 うさぎ詰(フル)[50]  
957 1178 チャンプ 平成23年1月28日 11 少年の将棋は?(その4) おもちゃバコ 69−2
958 1179 チャンプ 平成23年1月30日 10 オウム返し おもちゃバコ 52−1
959 1180 チャンプ 平成23年1月31日 10 オウム返し(その2)[51]  
960 1181 チャンプ 平成23年1月31日 10 オウム返し(その3) おもちゃバコ 52−2
961 1182 チャンプ 平成23年2月1日 10 オウム返し(その4)[52]  
962 1183 チャンプ 平成23年2月3日 10 オウム返し(その5)[53]  
963 館長 平成23年2月5日 47 先手は歩が成らない着手のみ  × 撤去テッキョ
964-1 1184 タラパパ 平成23年2月13日 10 57角不成[54]  
964-2 1185 タラパパ 平成23年2月13日 11 57角不成  
965-1 1186 タラパパ 平成23年2月15日 10 55金と指した[55]  
965-2 1187 タラパパ 平成23年2月15日 11 55金と指した    
966-1 1188 タラパパ 平成23年2月16日 10 自陣からの脱出[56]  
966-2 1189 タラパパ 平成23年2月16日 11 自陣からの脱出   
967-1 1190 タラパパ 平成23年2月19日 10 大駒は取った場所に打て[57]  
967-2 1191 タラパパ 平成23年2月19日 11 大駒は取った場所に打て   
968 1192 館長 平成23年2月21日 48 連続24回歩の着手 おもちゃバコ 51−3 (修正シュウセイ
969 1193 チャンプ 平成23年2月25日 13 少年の将棋は?(その5) おもちゃバコ 58−3
970 1194 チャンプ 平成23年3月6日 12 オウム返し(その6)[58]  
971 1195 チャンプ 平成23年3月7日 12 オウム返し(その7)[59]  
972 1196 チャンプ 平成23年3月8日 12 オウム返し(その8)[60]  
973 1197 チャンプ 平成23年3月10日 12 オウム返し(その9)[61]  
974 1198 チャンプ 平成23年3月10日 12 オウム返し(その10) おもちゃバコ 52−3
975 1199 チャンプ 平成23年3月12日 14 オウム返し(その11)[62]  
976 1200 チャンプ 平成23年3月14日 14 オウム返し(その12)[63]  
977 1201 チャンプ 平成23年3月16日 14 オウム返し(その13)[64]  
978 1202 DD++ 平成23年3月16日 10 オウム返し(番外)[65]  
979 1203 チャンプ 平成23年3月16日 14 オウム返し(その14)[66]  
980 1204 チャンプ 平成23年3月19日 14 オウム返し(その15)[67]  
981 1205 タラパパ 平成23年3月20日 17 注水成功![68]  
982 1206 チャンプ 平成23年3月21日 10 オウム返し(Ex-No,1)[69]  
983 1207 チャンプ 平成23年3月21日 10 オウム返し(Ex-No,2)[70]  
984 1208 チャンプ 平成23年3月21日 16 オウム返し(Ex-No,3)[71]  
985 1209 チャンプ 平成23年3月21日 16 オウム返し(Ex-No,4)[72]  
986 1210 チャンプ 平成23年3月24日 22 オウム返し(Ex-No,5)[73]  
987 1211 チャンプ 平成23年3月24日 14 オウム返し(Ex-No,6)[74]  
988 1212 チャンプ 平成23年3月25日 18 オウム返し(Ex-No,7)[75]  
989 1213 タラパパ 平成23年3月25日 11 敗因はそこじゃない[76]  
990 1214 タラパパ 平成23年3月25日 11 敗因はそこだ[77]  
991 1215 チャンプ 平成23年3月26日 12 オウム返し(Ex-No,8)[78]  
992 1216 チャンプ 平成23年3月27日 16 オウム返し(Ex-No,9)[79]  
993 1217 チャンプ 平成23年3月27日 16 オウム返し(Ex-No,10)[80]  
994 1218 チャンプ 平成23年3月28日 ? オウム返し(Ex-No,11)[81]  
995 1219 チャンプ 平成23年3月28日 ? オウム返し(Ex-No,12)[82]  
996 1220 チャンプ 平成23年3月28日 ? オウム返し(Ex-No,13)[83]  
997 1221 チャンプ 平成23年3月28日 ? オウム返し(Ex-No,14)[84]  
998 1222 チャンプ 平成23年3月28日 ? オウム返しFinal(Ex-No,15)[85]  
999 1223 なお 平成23年3月29日 9 オウム返し(Ex-番外)[86]  
1000 1224 チャンプ 平成23年3月31日 20 オウム返し(祝1000番記念編)[87]  
             
               
               

[1]
「夜の帝王と異名をとったお前が、たった17手で詰められたってどんな将棋?」
「それじゃ並べてみるよ。成る手もなくてね・・・こうして」
「持駒2枚余されて負けたの?」
「おや、先手は同じ筋の手を続けて指してないんだね」
「ボクもそうさ」
「そりゃそうだろう。お前は直前に先手の指した筋に、駒を寄る手を指し続けてるんだから」

条件
・17手で詰んだ
・後手は直前の先手着手と同じ筋に駒を寄る手を指し続けた(※)
・成る手なし
・先手は同じ筋に続けて着手しなかった
・終局時、先手の持駒は2枚

※ 条件に沿った着手の例を示します。
  96歩、92飛、38銀、32飛、97角、92飛、53角不成、52飛、31角不成、同金、41銀、42飛・・・。
  3手目に97角は続けて同じ筋に指す手で条件違反。

19手で詰む順が数多くあって、余詰リスクも高いのですが。
[2]
いよいよR王戦が開幕。
5手目の盤面だけを見た記者Aと、
6手目の盤面だけを見た記者Bと、
棋譜の5手目だけを見た記者Cが会話しています。

記者A「僕は5手目の盤面だけを見たけど、どちらが先手か分からなかったよ」
記者B「僕は6手目の盤面だけを見たけど、どちらが先手か分かったし、
    6手目までの手順も完全に分かったよ」
記者C「僕は棋譜の5手目だけを見たけど、君達の話を聞いて6手目までの手順が
    完全に分かったよ」

以上の会話から、6手目までの手順を推理してください。

※ 盤面 = 局面から手番を引いたもの、すなわち記者ABは振り駒の
  結果を知りませんでした。
※ その他の「お約束」はスイリストたちの会話シリーズに準じます
[3]
(初形配置は普通将棋の配置だった)


@
「また安南をやったんだってね」
「ああ、6手で詰まされたよ」
「どんな内容だったんだい」
「先手の初手は歩の手だったね。後手の最終手も歩の手だったけど、そのとき別の手でも詰みがあったんだ」
「他には?」
「先手に成りはなかったよ」

 <条件>
 (1)6手で詰み
 (2)先手初手は歩の手
 (3)後手最終手は歩の手だが、別の手でも詰みがあった
 (4)先手に成りはなし

A
「今度の安南も8手で詰まされたね」
「4手目は85歩だったよ」
「他には?」
「先手に六段目の駒打ちがあったよ。それと後手に成りはなかったね」

<条件>
 (1)8手で詰み
 (2)4手目は85歩
 (3)先手に六段目の駒打ちあり
 (4)後手に成りはなし
[4]
抽選にあたりH名人の平手の指導対局を受けられることになったN君。
先輩にどうしたものか相談しています。

「緊張して大悪手ばかり指しそうです。一桁手数で詰まされたら大恥ですよ。」
「君が当然先手番だろう?それなら初手1手だけ覚えていくといい。
 君が初手にこう指せば、君が反則を指さない限り、いかに相手がH名人でも
 君を10手未満で詰ますことは不可能だ。」

さて、先輩が伝授した最強の初手とは?

<条件(設問)>
その初手から始まった将棋は先手が一桁手数(先手詰みなので8手以内)で詰まされることはない、という初手を答えよ。

例によっての一発芸。当コミュニティ内では作品化されていないと思うので、一応アップしておきます。
難問が続いているので、気分転換にどうぞ。
解くのは簡単。初手を指してから残り7手(合計8手)で詰む初手を消していけば、最後に残るのが作意です。もし全部消えたら作者の勘違い(不詰)ですので教えてください。
[5]
R王戦第2局にあなたは5人の記者を派遣しました。下記は記者たちからの報告です。

記者A「僕は4手目の盤面しか見ませんでしたが、
    それだけでそれまでの全手順が分かりました」
記者B「僕は6手目の盤面しか見ませんでしたが、
    それだけでそれまでの全手順が分かりました」
記者C「僕は8手目の盤面しか見ませんでしたが、
    それだけでそれまでの全手順が分かりました。
    そう言えば6筋に先手の成駒がありました」
記者D「僕は10手目の盤面しか見ませんでしたが、
    それだけでそれまでの全手順が分かりました」
記者E「僕は11手目の盤面しか見ませんでしたが、
    それだけで止めが歩成で詰んだのが分かりました」

この局の全手順を推理してください。

※ 盤面 = 局面から手番を引いたもの
※ その他の「お約束」はスイリストたちの会話シリーズに準じます

「盤面」なかなか面白いので、調子に乗ってもう一作作ってみました。
記者の人数は増えていますが、「その話を聞いて云々」が一つもないので
論理的にややこしくはないと思います。
[6]
推理将棋部室に居た6人の部員に顧問の先生が声をかけ、一人1枚ずつ紙を渡しました。

「今から諸君の推理能力をテストしてみよう。
 諸君に渡した紙には、ある将棋の初手から6手目までが1手ずつ書いてある。
 誰に何手目を渡したかはわからない。手を覚えたら目をつぶること。」

そして、6人とも目をつぶったところで、顧問が尋ねました。

「自分の見た手だけで6手目までが全て推理できた者は手を挙げなさい。
 私が「目を開けて」と言ったら、手を動かさずに目を開けること。
 他の人の様子を見て、手を上げ直してはいけない。」

第1回目の挙手が終わったが、手を挙げたのは一人だけだった。

「では2回目を行う。要領はさっきと同じだが、諸君は1回目の結果はわかっている。
 それを参考に、先ほど手を上げられなかったが今はわかった、というものも
 手を上げること。この調子で、全員がわかるまで何度も繰り返すぞ。」

第2回目の挙手が終わったが、手を挙げたのは第一回目で挙手をした者を含めて三人だった。すなわち第2回目で初めて分かったの二人ということである。

同様に第3回目の挙手を行うと、全員の手が挙がった。

さて、顧問の先生が渡した6手を答えて下さい。
[7]
以下、「局面を見たけど」は、手数、持駒を含む盤面、先手後手の別、手数がすべてわかった状態とします。

問題1: 下記、3手目までの手順をお答えください。
A「僕は3手目終了の局面を見たけど、そこまでの手順が推理できたよ」
B「僕は4手目終了の局面を見に行くんだけど・・・」
A「B君も絶対4手目までの手順が推理できるよ」
[8]
何度目かの便乗です。

推理将棋部のA君とB君が部室で話をしています。
A「昨日一年生が指してた将棋は奇妙な将棋だったな。」
B「どんな将棋だい?」
A「まず5手目に1筋から駒を打って王手をかけたんだ。」
B「まさか、これはいつもの・・・・・」
A「次に9手目に2筋から駒を打って王手をかけたんだ」
B「あれ?いつもと少し違うね。もしかして13手目は3筋から、17手目は4筋からと4手毎に一筋左にに駒を打って王手をかけたとか?」
A「よくわかったね。37手目で9筋に駒を打って詰みだったよ。ちなみに金銀歩を取る手は無かったし、成る手も無かった。でも飛車を縦に動かしての王手が有ったんだ」


条件
・37手で詰み
・5手目は1筋、9手目は2筋、4n+1手目はn筋から駒を打って王手
・金銀歩を取る手は無し
・成る手は無し
・飛車を縦に動かしての王手が有った

それでは解答をお待ちします。
[9]
部長、副部長を含む8人の推理将棋部員に顧問の先生が声をかけ、一人1枚ずつ紙を渡しました。

「今から諸君の推理能力をテストしてみよう。
 諸君に渡した紙には、ある将棋の初手から8手目までが1手ずつ書いてある。
 誰に何手目を渡したかはわからない。手を覚えたら目をつぶること。」

そして、8人とも目をつぶったところで、顧問が尋ねました。

「自分の見た手だけで8手目までが全て推理できた者は手を挙げなさい。
 私が「目を開けて」と言ったら、手を動かさずに目を開けること。
 他の人の様子を見て、手を上げ直してはいけない。」

第1回目の挙手が終わったが、誰も手を上げませんでした。
そこで顧問が言いました。

「副部長は部長にだけ自分の紙を見せなさい。」

部長は副部長の紙を見ると手を上げました。

「では2回目を行う。要領はさっきと同じだが、諸君は1回目の結果はわかっている。
 それを参考に、先ほど手を上げられなかったが今はわかった、というものも
 手を上げること。この調子で、全員がわかるまで何度も繰り返すぞ。」

第2回目の挙手が終わったが、手を上げたのは部長と副部長だけであった。
残りの6人は手を上げなかった。

同様に第3回目の挙手を行うと、部長、副部長を含む6人の手が上った。
すなわち新たに手を上げたのは4人、まだ上げていないのは2人である。

同様に第4回目の挙手を行うと、8人全員の手が上った。


顧問の先生が渡した8手はどのような手順でしょうか?





[10]
【問1】 「隣で指してた人間将棋を見てたらさ」
「おいおい、いったいどういう隣だよ!」
「8手で詰むまで、駒役40人のうち、出番があったのがたったの4人だけ」
「つまり、動きも取られもしない駒役が36人もいたってことだよな。
 それは人間将棋の趣向を判ってない指し手だね。」
「ヘタクソすぎてイライラしましたよ。
 私なんか、5手目の盤面を見ただけで、どっちが先手かってことと、
 初手からこの手順、と、全部判るほどの才能ですから。」
「へぇ、お前がそんなに推理将棋に造詣が深いとは初耳だな」
「これでもネットでは<ミニベロ>として名の知られた身ですんで」
「ミニベロさんは、先月の日経新聞に写真が出てたぞ!全然顔が違うって!」
「スイリスト界では<まさ><DD+>などと名乗って活躍してます」
「絶対嘘だろ!もういいよ!」

条件1: 8手で詰んだ。
条件2: 動いたか、取られたかの駒が、計4枚(取られた駒の再利用可能)
     =動きも取られもしない駒が36枚。
条件3: 5手目の盤面(先後不明)を知れば、
     初手から5手目までの手順が推理できる。
ヒント: 7手なら条件3は要らないのに・・・肩慣らし問題です。
     ※8手にする際、条件3にかなり苦労しました。
 
【問2】

Q君「17手で詰んだか。動きも取られもしない駒が37枚もあったね」
   それと、51の手はなかったよ。」 
D君「僕は4手目の盤面を先後不明で見ただけなのに、
   Q君の話を聞いて、終局までの手順がわかったよ。」

条件1: 17手で詰んだ。
条件2: 動いたか、取られたかの駒が、計3枚(取られた駒の再利用可能)
     =動きも取られもしない駒が37枚。
条件3: 51の手はなかった。
条件4: 4手目の盤面(先後不明)と条件1〜3を知れば、
     初手から終局までの手順が推理できる。

ヒント: 条件2までで、大筋は確定してます。あとの条件は微調整。
 

【問3】
条件1: 13手で詰んだ。
条件2: 動いたか、取られたかの駒が、計4枚(取られた駒の再利用可能)
     =動きも取られもしない駒が36枚。
条件3: 9手目の盤面を見れば、初手から9手目までの手順が推理できる。
条件4: 不成の手なし
ヒント: これは条件3が重要。この一連の作品の作意はこの問題ですので、
     ぜひぜひチャレンジ願います。

全問とも、初手から終局までの全手順をお答えください。 
一問だけでも、御解答いただければ嬉しいです。

注)以上全問題にわたって、
「*手目の盤面を見た(知った)」
 =その手終了段階の<盤面・手駒・手数>を認識、先手後手情報は含まない
と解釈願います。できるだけ各問題の条件に
「先手後手情報は含まない/含む」ことを記したつもりですが。

[11]
推理将棋部のA君とB君が部室で話をしています。
A「昨日一年生が指してた将棋は奇妙な将棋だったな」
B「どんな将棋だい?」
A「まず5手目に1筋から駒を打って王手をかけたんだ」
B「まさか、これはいつもの・・・・・」
A「次に9手目に2筋から駒を打って王手をかけたんだ」
B「あらら、またかい。もしかして13手目は3筋から、17手目は4筋から駒を打って王手をかけたとか?」
A「よくわかったね。まだ続きがあるんだ。21手目は5筋から駒を打って王手、25手目は6筋から・・・」
B「ひょっとして9筋まで行ったりして」
A「そのとおり。37手目に9筋から駒を打って詰みだったよ。ちなみに金銀歩を取る手は無かったし、成る手も無かったけど、角の手が9回の華々しい将棋だったね。玉頭の飛車が好手だったよ」

条件
1) 37手で詰み
2) 5手目は1筋に駒を打って王手、以下4手ごとに一路ずつ左の筋に駒を打って王手(9手目は2筋、13手目は3筋、17手目は4筋・・・37手目は9筋)
3) 金銀歩を取る手はなし
4) 成る手はなし
5) 角の着手は9回
6) 玉頭に飛の着手があった

※本家「908番順番に打つべしフル」の二番煎じで、本家より手順も見劣りしますが、出題させていただきます。へっぽこさんには計算機検討いただき感謝いたします。
※当初計算機検討していただいた順から、修正1で条件6と作意を変更しました。ひょっとすると余詰めが出る可能性はあります。

解答よろしくお願いします。
[12]
5枚のカードが置かれている机の前にA君とB君の二人を呼び、
カードの裏側には、ある将棋の1手目から5手目までが1手ずつ
書いてあることを説明した上で1枚ずつカードを選んでもらいました。

相手に見えないように自分の引いたカードを確認してもらってから
自分のカードの手が何手目か推理で特定できるか尋ねたところ、
異口同音に「特定できません」という答えが同時に返ってきました。

そこで二人に、お互いのカードを交換して相手の手を見てもらった
上で、自分のカードの手が何手目か特定できるか再度尋ねたところ、
「それは特定できませんが、5手目を指し終えた時点の局面は
わかります」と、やはり異口同音に同時に答が返ってきました。

さて、彼らが選んだ2枚のカードと、机に残った3枚のカードに
書かれていた手をそれぞれ答えてください。

<条件>
5手目までの手が1手ずつ書かれた紙5枚のうち、1枚ずつを見たAとBは二人とも、
(1)自分の手だけでは、それが何手目か特定できなかった
(2)(1)の後に相手の手を見ても、自分の手が何手目か特定できなかったが
  5手目終了時点の局面は特定できた。

<付記>
●A、Bは十分な推理能力を持っているものとします。
●手順は一般的な表記に基き書かれており、先後を示す記号は書いていません。
  例1:初手58金右を「58金」などと略記しませんし「▲58金右」と▲は付けません。
  例2:76歩、34歩、77桂、同角不成と進んだ4手目を「77同角不成」や「同角」
    「△同角不成」などとは書きません。この場合「同角不成」と書かれます。
●渡された紙には手以外の情報、例えば「62玉(4手目)」などは書かれていません。
●「何手目か特定できた」とはある1手(例:2手目)に決定できる事を意味し、
 「2手目か4手目かのどちらかであることは特定できた」などでは不十分です。
[13]
「昨日、不吉な将棋を見たんだって? どんな将棋だったの?」
「2手目の玉が悪かったか11手で詰んだんだ。駒を成る手がなくて、先手が駒を打ったのは大駒で取った駒を打つ一度だけだったよ」
「おとなしそうな将棋じゃないか。何が不吉だったの?」
「しぃーっ!666……6段目の着手が合計3回あって、全部先手の違う種類の駒だったんだ」
「オーメンか……古いな」

(条件)
・11手で詰んだ
・3度だけあった6段目の着手は、先手による3種の駒の手だった
・先手の駒打ちは、大駒で取った駒を打った一度だけ
・成る手なし
・2手目は玉
[14]
帽子の問題を少し簡単なものにしました。

推理将棋部室に居た4人の部員に目を閉じて座ってもらい、
4人の頭に帽子を被せました。 帽子には他の人には見えるように、
大きな字で指し手が1手書いてあります。4人の部員は他の3人の帽子
に書かれた手は見えますが、自分の手は見えません。

4人には、ある将棋の4手目までの手順が各人の帽子に1手ずつ書いてある旨を伝え、
他の人の手を見て十分推理する時間を与えてから、4人には目を閉じてもらい、
自分の帽子に書かれた手が分かった人には目をつぶったまま手を上げてもらいました。

手の状態を動かさないまま目を開けてもらうと、3人が手を挙げていました。
次に、3人が手を挙げたことが分かった上でもう一度自分で推理し直して、
同じように目をつぶって手を上げ、そのまま目を開けてもらいましたが、
やはり手を挙げているのは3人でした。

さて、推理出来た3人の帽子に書いてあった手は何だったでしょうか?

<注> (帽子の問題と同じです)
(A)推理将棋部員たちは十分な推理能力を持っているものとします。
  なお、帽子を見て挙手するだけで、会話などによる情報交換は行われません。
(B)手順は一般的な表記に基き書かれており、先後を示す記号は書いていません。
  例1:初手58金右を「58金」などと略記しませんし「▲58金右」と▲は付けません。
  例2:76歩、34歩、77桂、同角不成と進んだ4手目を「77同角不成」や「同角」
    「△同角不成」などとは書きません。この場合「同角不成」と書かれます。
(C)渡された紙には手以外の情報、例えば「62玉(4手目)」などは書かれていません。
(D)自分の帽子に書かれた手が特定できれば、4手目までの手順の限定ができなくても
  手を上げます。
[15]
●第1問
(1)安南ルールで8手で詰み
(2)3回の王手のうち、2回は大駒頭への着手、1回は小駒頭への着手
(3)取られた駒は2種類

●第2問
(1)安南ルールで8手で詰み
(2)歩を取る手はなかった
(3)最終手は金頭に小駒を打つ手

<共通ルール>
・安南ルールについては下記サイトを参照ください。
http://doki02.dokidoki.ne.jp/home2/takuji/annan1.html
・開始局面は通常将棋と同じ(飛頭や角頭の歩は突いていない形)とします。

siriusさんの作品群(863番、903番)を参考に、安南推理将棋創作に初挑戦してみます。
如何せん不慣れなルールなので余詰リスク大。余詰・先行作などあれば指摘歓迎します。
[16]
高名なスイリストのD氏が宮殿に招かれ、王様の下に進み出ました。

「本日はお召しにより参上いたしました。」
「うむ。今日は名高いおまえの推理能力をじかに見せてもらおうと思ってな。
 この封筒の中には、ある将棋の4手目までが書かれた紙が入っている。
 お前にその手順を推理してもらいたい。」
「御意。」
「お前は今から、好きな手を1手ずつ考え、その手がわしの用意した手順に
 含まれるかどうか尋ねるが良い。わしが入っているかどうか答えよう。
 それを繰り返して、この4手が推理できたところでわしに手順を申し出よ。
 感が鋭ければ4回で全手順が的中し推理が完了するかもしれんが、
 まず難しかろう。何回で推理できるか見ものじゃな。名人というからには
 せめて10回以内では推理して欲しいのう。」
「かしこまりました。まず…は入っておりますでしょうか?」

王様は封筒の中の紙を取り出し、D氏が見えないように確認しました。

「うむ。入っておる。いい勘じゃな。この調子なら10回以内でいけるかな?」
「恐れながら、もう指了図はわかりました。あと1手質問させて頂ければ
 お答えの如何によらず手順を推理してご覧にいれます。」
「何と!僅か1手で指了図が、2手で4手が推理できると申すか!」

その後、もう1手質問したD氏は答を聞いて、見事王様の用意した
手順を推理し、褒美を持ち帰ったそうです。

さて、D氏が最初に王様に尋ねた手は何だったのでしょうか?

<条件>
(1)ある将棋の4手目までの手順に、ある手(A)が含まれているか
  質問したら、答えはyes(含まれる)だった。
(2) (1)を聞いただけで指了図(4手目を指し終えた図)がわかり、
  別のある手(B)が含まれているか尋ねることで、その答が
  「含まれる」でも「含まれない」でも全4手が推理できた。

<設問>
上記(1)で尋ねた手(A)は何か?
[17]
チャンプさんの915番にエールを送ります。実は二番煎じです。

大技応酬戦の第二局、K七段解説をお願いします。

「21手目66玉まで詰みで先手勝ちです。18手目の初王手から終局図までは全て王手の応酬で見応え十分でした。駒を成る手は無く、5手目に5筋の手を指した後、7手目から14手目の間は先手が動かした駒と同じ種類の駒を後手も動かしました。この間、先手も後手も二種類の駒を交互に着手しました。16手目の9筋の手が敗着です。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

<条件>
1) 66玉(66同玉でない)までの21手で詰み
2) 成る手なし
3) 7,8,11,12手目は同種の駒を動かし、それとは別に9,10,13,14手目は同種の駒を動かした。
4) 5手目は5筋, 16手目は9筋の手
5) 18手目が初王手、以降21手目まで全て王手(逆王手)

※条件は915番と対比するように付けておりますが、条件が増えました。本家915番の方がスマートでしょう。解答お待ちしております。
[18]
「さっきの将棋、10手で詰んだって!
初手と2手目の飛車は見てたけど」
「ああ、3手目は7筋で、《駒を打つ手も》不成《も》なかったよ。
とどめは玉のコビンに飛成さ」

・10手で詰み
・初手は飛の着手
・2手目も飛の着手
・3手目は7筋への着手
・駒打ちなし
・不成なし
・とどめは玉のコビンに飛成

※コビンとは斜め前のマス、頭の隣です。


さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[19]
・17手
・棋譜に(先後合わせて)4連続同一表記の着手あり
・成る手なし
・初手、2手目、10〜13手目、は歩の手。他に歩の手なし
[20]
ある将棋の2手目を指し終えた局面を見たA君と、
その将棋の3手目を指し終えた局面を見たB君と、
その将棋の4手目を指し終えた局面を見たC君が話し始めました。

C 「僕には初手から4手目までの手順が推理できたよ。」
A 「僕にはそれを聞いても、3手目や4手目はどちらも推理できないな。」
B 「僕はCの話を聞いて、4手目までの手順が推理できるけどね。」
A 「そうか!Bの話を聞いて僕にも3手目と4手目がわかったよ。」

さて、この将棋の4手目までの手順を答えてください。

<注記>
・「局面を見た」とは、その時点での盤面・持駒・先後・手番を全て把握したことを意味します。
 例えばA君は26歩、34歩と進んだ局面を見て、それを「76歩、84歩の局面かもしれない」
 と迷う事はない(このケースでも判別できる)ものとします。
・A、B、C君は十分な推理能力を持っていることとします。

不完全(余詰・不詰)指摘も歓迎します。
[21]
大技応酬戦の第三局、K七段解説をお願いします。

「29手まで詰みで先手勝ちです。
互いに駄々をこね合うような王手の多い将棋で、特に19手目から終局図までは全て王手の応酬でした。
7筋に3回成る手があったのと8手目に金で合駒をしたのが記憶に残っています。
15手目の82角への応手からの数手がやや疑問でしたでしょうか。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

<条件>
1) 29手で詰み
2) 7筋で成3回
3) 8手目は金合
4) 15手目は82角
5) 19〜29手目は全て王手(逆王手)

[22]
推理将棋部顧問の先生が、部員の推理能力テストのため、ある将棋の
3手目を指し終えた局面(盤面・持駒・先後)を書いた指了図と、
3手の着手を1手ずつ書いた3枚のカードを用意しました。

その上で部員A、B、C君を呼び、A君には指了図を、B・C両君には
3枚のうち1枚ずつカードを渡しました。
3人は他の二人に見えないように書かれた内容を確認しました。
以下はその後の3人の会話です。

A 「指了図を見ただけじゃあ、3手の手順が特定できないよ。」
B 「そうかい?僕は自分のカードの手が3手目だとわかるけどね。」
C 「そうなの?君たちがそう言うなら僕はB君のカードに書かれた手が
   推理できるし、B君には僕の手が推理できていないこともわかるよ。」
A 「なるほど、君たちの会話を聞いたお陰で、僕にもB君のカードに
   書かれた手が推理できたよ。」

さて、推理の鍵となったB君のカードに書かれていた手は何でしょう?

<条件>
(1)ある将棋の3手目を指し終えた局面をA君に見てもらったが、
  3手目までの手順を特定できなかった。
(2)同じ将棋の3手目までの手順を1手ずつ書いた3枚のカードのうち
  1枚をB君が引いた。B君は自分の手が3手目だと推理できた。
(3)残る2枚のカードのうち1枚をC君が引いた。彼は(1)(2)の情報と
  自分のカードから、B君のカードに書かれている手、及び
  B君がC君の手を推理できないことを推理した。
(4) (2)(3)を聞いたA君は、B君の推理した手を聞かなくても
  3手目までが特定できた。

<設問>
B君のカードに書かれていた手は何か?
(A君、B君の手を解答いただく必要はありません)

<付記>
●A、B、C君は十分な推理能力を持っているものとします。
●手順は一般的な表記に基き書かれており、先後を示す記号は書いていません。
  例1:初手58金右を「58金」などと略記しませんし「▲58金右」と▲は付けません。
  例2:76歩、34歩、77桂、同角不成と進んだ4手目を「77同角不成」や「同角」
    「△同角不成」などとは書きません。この場合「同角不成」と書かれます。
●渡された紙には手以外の情報、例えば「62玉(4手目)」などは書かれていません。

[23]
1) 52手
2) (先後含めて)8連続「同と」の着手。
3)同一マスでの(「同と」は全部で9回あり)最初の「同と」は26手目。

Normanさん出題の921番4連続同一着手のコメントで話題になった同一マス同駒種8連続着手を条件づけしてみました。解答よろしくお願いします。

※非限定はあります(補助記号の違いも許容します)
※あまり条件に縛られず、短手数探索型の出題としたいと思います。不完全のご指摘、短手数化の超正解、旨い条件付け、ご意見歓迎します。
[24]
【問題1 同とで詰み】
1) 62手詰(トドメは8回目の同と。初王手)
2) (先後含めて)8回連続同との着手あり。
3) 連続「同と」と同じマスで、歩(と)とは別種の駒(X)で駒取りの着手「同X」あり。
4) 45手目から52手目の間は、歩(と)の着手なし
5) 後手は、歩(と)以外の駒で5筋、4筋、3筋の連続着手あり

解答よろしくお願いします。

※非限定(補助記号の違い、歩とと金の手順前後も許容)あります。
※あまり条件に縛られず、短手数探索型の出題としたいと思います。不完全のご指摘、巧い条件付けのアイデアの提案、ご意見歓迎します。条件2)を満たす短手数化は超正解です。
[25]
【問題2 と金を取られて詰み】
1) 62手詰(トドメは8回目の同とをとる手。初王手)
2) (先後含めて)8回連続同との着手あり。
3) 初手から42手目の間は歩(と)の着手のみ。
4) 51手目78飛、52手目歩突き

解答よろしくお願いします。

※非限定(補助記号の違い、歩とと金の手順前後も許容)あります。
※あまり条件に縛られず、短手数探索型の出題としたいと思います。不完全のご指摘、巧い条件付けのアイデアの提案、ご意見歓迎します。条件2)を満たす短手数化は超正解です。
[26]
少年A
「開始早々3手目に歩がぶつかった君の将棋、その後どうなったか教えてよ。」
少年B
「どうなったと言われても、僕(先手)は2枚の小駒しか動かさなかったし、
小駒しか取らなかったよ。
相手(後手)は同じ駒を連続で動かすことは無かった。それと17手目の
▲同歩不成で詰みだった。それぐらいしか言えるところがないかなー。」
少年A
「なるほど、それは快勝だったね。」
さて、一体どんな将棋だったのだろうか?

<条件>
@17手目の▲同歩不成で詰み
A3手目に歩がぶつかった
B先手は小駒2枚のみ動かし、小駒しか取らなかった
C後手は同じ駒を連続で動かすことはしなかった
[27]
「14手目の隅の着手で単騎詰めになったそうだよ」
「4、6、8手目は駒取だったけど、そのうち王手は6手目だけだったらしい」
「他にも角で角を取る手があったそうだよ」
「11、12手目は駒打ちで他に駒打はなかったそうだよ」

<条件>
・14手目の隅の着手で単騎詰めになった
・4、6、8手目の駒取の手のうち王手は6手目だけ
・上記駒取とは別に角を角で取る手があった
・駒打は11、12手目のみ


夏ごろの詰工房でミニベロ氏が「(ある制約条件※のもと)隅の着手で単騎詰は
14手が最短」という話をしていた記憶があるのですが、調べてみたところ
発表/出題されていないようですのでここで出題しておきます。
きっと秘蔵の問題の中にこの手順があるのだとは思いますが。

※ その制約条件が何であるかは解いてのお楽しみ

制約条件(およびそれがあること)を失念してしまったために、
ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありません。
[28]
・8連続同と(52〜59手目)により59手で詰み
・13,20,25,31,32,38,39,50,51手目は歩を打つ手
・49手目は飛の手

●51手目までを答えてください。

注:「8連続同と」は「8手続けて同じくと金」とした意味で、棋譜上では補助記号(右・左・寄・引・上・直のいずれか)が付いているものを含みます。
[29]
新人の観戦記者が昨日自分で書いたメモを見て首をひねっています。
29手目までの棋譜を再現してあげて下さい。

・4手目 成
・8手目 金合
・11手目 71
・15手目 82角※    
・16手目 74玉  
・20手目 65玉(結果的にこの手が最後の玉移動) 
・21手目 銀を斜めに動かして王手
・23手目 成
・24手目 同飛※で王手
・25手目 金
・27手目 桂
・28手目 同飛成
・29手目 王手

※ メモは棋譜表記の一部(プラス 通常棋譜表記されない付加情報)で
 構成されていますが、この2手の棋譜表記はこれで完全です。
[30]
1)12手で詰んだ
2)後手は自分の角頭に角を打った
3)先手玉は7手目に動いた地点から終局まで動かなかった
4)5段目9段目の駒打ちはなかった
5)終局時に双方持駒を持ってなかった
6)終局時に先手の飛が77に居た
[31]
「さっき指し初めしてたね。どうだった?」
「縁起がいいことに、23手で詰ませて勝ったよ」
「平成23年だけに、か。」
「うん、相手の居玉に11回王手をかけて快勝」
「2011年だけに、か。そりゃ確かに縁起がいいね」
「景気良く成りまくったから不成の手はなかったよ」

さあ、どういう将棋だったのでしょう。推理してくださいね。

条件
・23手で詰んだ
・後手居玉への王手が11回
・不成なし
[32]
【問】
少年A
「元日に指した将棋は、たった11手で詰まして勝ったよ。
トドメは玉頭に飛車を打った手で、それが唯一の駒打ち&初王手だった。
駒を取った手は2回で駒を成る手は無かったね。
そういえば負けた看破くんは仏壇に向かって何か文句を言ってたな。」

さぁ、どんな将棋だったのか推理して欲しい。

<条件整理>

@11手で詰み
A11手目は玉の頭に飛車を打った(唯一の駒打ち+初王手)
B駒を取る手は2回
C駒を成る手は無し
[33]
「さっきの将棋、11手で勝ったよ」
「それは新年からめでたいね。どんな手があったの?」
「2手目はO(オウ=王)、11手目の初王手で詰みだった。
トドメの一手は自慢の23兎(=2三と)だよ。
そうそう、5筋の手があったよ」

さて、指し初めのめでたい一局とはどんな将棋だったでしょうか?手順を推理してみましょう。

条件
 1)23と迄11手詰
 2)2手目は玉の手
 3)5筋の手あり

[34]
少年A「指し初め式で行われた将棋は凄かったよ!」
少年B「どんな将棋だったの?」
少年A「最初の出だしは▲76歩△34歩だったんだ!」
少年B「・・・いたって普通だね。」
少年A「その後、6手目を終えても先後同型だったんだよ!」
少年B「・・・いや、それってよくある将棋じゃないの?」
少年A「その直後、先手は7手目に25の地点に着手したんだ!」
少年B「ん?てことは先にこう指したのか、少し変わってるけど特別驚かないな。」
少年A「ところが12手目から7連続王手が掛かって24手で詰んじゃったんだ!」
少年B「えっ???一体何が起きたんだい?」
少年A「18、20、22、24手目の4手は4枚の桂の着手だったね。」
    「それと、双方に不成の手はあったけど、成る手は無かったよ。」
少年B「最後は4枚の桂で詰まされたってことか・・・それは確かに凄いな。」
さて、一体どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>
@24手で詰み
A初手から▲76歩△34歩で始まり、6手目を指し終えた局面は先後同型だった
B7手目は25の地点に着手した
C後手の指し手は12手目〜24手目まで全て王手&18手目〜は全て違う桂での王手
D双方に不成の手はあったが成る手は無かった

[35]
「指し初めが23手で終わったと思ったら、また次の勝負を始めてたね。どうなった?」
「今度は手を変えたんだけど、結局相手の居玉戦法は変わらなくて12回王手をかけて25手で快勝!またまた景気よく成りまくったから不成の手はないよ」
さて、今度はどういう将棋だったのか?推理してね。

条件
・25手で詰んだ
・後手居玉への王手が12回
・不成なし
[36]
「23手(935番)と25手(939番)に続けて3局目も似たような将棋指してたね」
「今度は見てたのか。また相手は居玉戦法だったんだけど、
 手を抜いて連続王手は3手目じゃなくて5手目からにしちゃった」
「しかし、駒を成らないというのは手を抜きすぎじゃないか?」
「まあ、相手も居玉に加えて角の手を指さないという手抜きしてたからね」
「あ、本当だ。で、今回は何手で詰んだんだ?」
「えーと、何手だっけ?」

さて、どのようにして何手で詰んだのでしょう?
推理してくださいね。

条件
・詰んで終局した
・先手は5手目から(終局まで)連続で居玉への王手
・成る手なし
・後手に角の手なし

--

年賀詰に関連して実はこんなのもありました。
「786番 打ち上げ花火」以来の本格手数伏せ問題です。
[37]
「12手で詰ませて勝ったよ。こっちは4手目から桂の手だけしか指さなかったのにね」
「それはめでたいね。どんな将棋だったかもう少し詳しく教えて」
「2筋の桂の着手は1回だった。成る手はなかったよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件
1) 12手詰
2) 後手の着手は4手目以降桂のみ
3) 2筋の桂の着手は1回
4) 成る手なし

※おおきな森のどうぶつしょうぎ(=将棋)のうさぎ(=桂)の問題。
チャンプさんの938番「4匹の兎」に解答が少ないので、本出題にてエールを送らせていただきます。

※桂の連続着手に関連する過去問題の例の番号を挙げておきます。
85番、93番、400番、401番、855番、856番等

多数の解答お待ちしております。
[38]
以前から作ってみたかった構想を形にしてみました。
それでは少年たちの会話からどうぞ。

【問】
少年A「4手目に君が△同歩とした将棋、その後どうなったか教えてよ。」
少年B「どうなったと言われても、12手で詰ませて勝っただけだよ。」
少年A「それだけでは何も分からないよ。」
少年B「お互いに持ち駒を使う手があったかな。」
少年A「それだけ?せめて何を使ったかぐらいは教えてよ。」
少年B「仕方がないなー、玉頭に飛車を打つ手があったよ。」
少年A「ひょっとしてこの順かい?」
少年B「そうだよ、よく分かったね。」
少年A「君も人が悪いね。」
少年B「それほどでもないよ。」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>

@12手で詰み
A4手目は△同歩
Bお互いに持ち駒を使う手があった
C玉頭(玉の1マス上)に飛車を打つ手があった

★短手数の作ですが意外にも作意順は難解だと思います。
また、余詰・類似作(同一作)ともに危険が伴いますので解答と併せて
ご指摘もお願いいたします。
[39]
@44手で詰み
A後手の指し手は最初から最後まで41の金を42-41と往復する手
B先手は8手連続&10手連続で動いた駒が1枚ずつあった
C11手目に駒が成った
D王手は1回だけ
E駒を斜めに動かした手は1回だけ
[40]
少年A「初めて将棋を指す子との将棋は面白かったなー。」
少年B「どんな内容だったの?」
少年A「相手(後手)は角を斜めに1マスずつ動かして77の地点まできたんだ。」
少年B「その子はきっと角の動かし方を間違えて覚えてるね。」
少年A「結局この将棋には駒を成る手も駒を取る手も無かったね。」
少年B「ということは成れることも知らなかったのかー。」
    「もう一度ルールを覚え直した方がいいね。ところで君は何をしてたの?」
少年A「3手目に金を、9手目に歩を動かしたよ。」
少年B「わりと無難な対応をしたんだね。それはそうと何手で詰ませたの?」
少年A「最終手が初王手で16手で詰みさ。」
少年B「は?君が負けたの?」
少年A「うん(涙)」
少年B「・・・。」
さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>
@16手で詰み
A3手目に金、9手目に歩を動かした
B後手は角を斜めに1マスずつ動かして77の地点まできた
C駒を成る手&取る手は無かった
D16手目が初王手
[41]
@14手で詰み
A初手は68の地点への着手(▲68_)
B後手は1つの筋による歩の着手のみ
(例:2手目に△34歩と指せば、最後まで3筋の歩の着手)
C駒を成る手は無かった
D最終手が唯一の王手

[42]
記録係「今日の将棋は全く勉強にならなかったよー。」
友人A「早く終わったみたいだね。棋譜並べようか。」
友人A「たった19手で詰みかー。」
    「後手の先生、最初から最後まで1つの金を往復する手しか指してないね。」
記録係「感想戦では最初から千日手狙いだったと言ってたよ。」
友人A「さすがにそれは虫が良すぎるだろー(笑)」 
記録係「先手は13手目に駒を取ったのがいい構想だったみたいだよ。」
友人A「なるほどね。結果、先手は駒を5枚取っての完勝か。」
    「いま気付いたけど後手は駒を取るチャンスも無かったんだね。」
さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>
@19手で詰み
A後手は1つの金を往復する着手のみ
B先手は13手目に駒を取った手を含め、計5枚の駒を取った
C後手の手番で駒を取ることのできる局面が一度も無かった
[43]
父「二人とも喧嘩ばかりしてないで推理将棋でも作ってみたらどうだ?」
  「お題はそうだなー・・・14手で作ってごらん。」

兄「お父さん出来たよ。」
父「どれどれ、見せてごらん。なるほど、これはなかなかいい問題だな。」
弟「僕も出来たよ。」
父「お前たち・・・喧嘩しててもやっぱり双子だな(笑)」

<兄作・条件>
@14手で詰み
A後手は4筋の着手のみ、先手は3筋への着手があった
B大駒での王手が3回あった
C不成りの手は無かった
D終局時、後手の持ち駒は無かった
----------------------------------------------------------
<弟作・条件>
@14手で詰み
A後手は4筋の着手のみ、先手は5筋への着手があった
B大駒での王手が3回あった
C不成りの手は無かった
D終局時、後手の持ち駒は無かった
[44]
「角って縦や横に利かないから、同筋や同段の駒と連携が取りにくいよな」
「そうでもないよ。例えばこの11手で詰んだ棋譜を見てよ。
 最後は同筋にも同段にも先手角がある場所に歩を突いて詰んでる」
「本当だ。うまい使い方があったもんだ。」

さあ、彼が見せた棋譜とはどんな棋譜でしょう?
推理してくださいね。

条件
・11手で詰み
・最終手は同筋にも同段にも先手角がある場所へ歩を突いた
[45]
少年A「23手で詰んだこの棋譜見てごらんよ。」
少年B「どれどれ?」
少年A「先手は最初から最後まで歩・桂・香(ホケキョ)の順で着手してるんだ。」
少年B「ホントだ!これはウグイス将棋だね。しかも生声(成る手無し)で鳴き続けてる。」
    「後手の最初の3手は歩・桂・歩か・・・こっちは上手く鳴けてないね(笑)」
    「同一筋の着手だった香も元気に(最大限)動いてるね。」
少年A「それと15手目の初王手以降、先手の指し手が全て王手なのも見逃せないよね。」
少年B「いいものを見せてもらった。まだまだ寒いけど春が待ち遠しいね。」
さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>
@23手で詰み
A先手は歩・桂・香の順で成る手なく着手し続けた
B後手の最初の3手は歩・桂・歩の順で着手した
C香の手は同一筋のもので、動く際は可能な限り遠くまで動いた
D15手目が初王手で以降先手の着手は全て王手
[46]
少年A「23手で詰んだこの棋譜見てごらんよ。」
少年B「どれどれ?」
少年A「先手は最初から最後まで歩・歩・桂・香(ホーホケキョ)の順で着手してるんだ。」
少年B「おぉ!これもまたウグイス将棋だね。ちゃんと生声(成る手無し)で鳴き続けてる。」
    「後手の最初の3手は・・・歩・桂・香(ホケキョ)だ!今度は上手く鳴けてるね。」
少年A「最後まで歩と香の着手が同一筋なのは特徴的だよね。」
少年B「歩の着手は自身の香より上段へ行なうものだったね。」
    「後手は香を14手目から3手連続で動かして最後に2マス進んだのも面白いね。」
少年A「最終手が初王手なのも見逃せないよ。」
少年B「最後も綺麗に決まったね。ところで四度しか鳴いてないんじゃない?」
少年A「終局図をもう一度よく見てごらんよ。」
少年B「なるほど、これが五度目か。(笑)」
さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>
@23手で詰み
A先手は歩・歩・桂・香(ホーホケキョ)の順で成る手なく着手し続けた
B後手の最初の3手は歩・桂・香(ホケキョ)の順で着手した
C歩と香の着手は全て同一筋のもので、歩は自分の香より上段に着手した
D後手は14手目から香を3手連続で動かし最後に2マス動いた
E最終手が初王手
[47]
少年A「将棋の駒の中でも飛と角って強いよねー。」
少年B「そりゃまぁ大駒と呼ばれるぐらいだからね・・・って今更何を言い出すんだい?」
少年A「昨日、飛と角が大好きっていう子を見たんだ。」
少年B「そんな子は沢山いるよー。それがどうかしたの?」
少年A「実はその子が後手の将棋だったんだけど、見てたら飛と角の手しか指さないんだ。」
    「どうやら飛の方が好きみたいで角より飛の着手の方が多かったけどね。」 
少年B「そんな大駒ばかり動かしてて勝負になるの?」
少年A「お互い駒を成る手が無かったのもあるけど、後手は小駒を取ることすらしなかったよ。」
少年B「えー?最後まで小駒に触れることもしなかったの?」
少年A「それでも6手目から王手をかけ続けて12手で詰まして得意気に笑ってたよ。」
少年B「・・・それはただ単に相手が弱すぎただけじゃないの?」
少年A「悪かったね(泣)」
少年B「・・・えっ?」
さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>
@12手で詰み
A後手の着手は大駒のみ(角よりも飛の着手が多く小駒を取る手も無し)
Bお互い成る手は無かった
C後手は6手目から王手をかけ続けた
[48]
935番からの派生トピックです。

・先手は3手目から居玉への連続王手
・不成なし
・同一局面なし

でどこまで長い手数をかけて詰ませられるでしょうか?


なお、935番や939番のネタばれを意図せず含む可能性がありますので、
両題のネタばれをされたくない方は、これらを解いてからの閲覧をお勧めします。
[49]
少年A「今日は15手で詰んだ棋譜を持ってきたよ」
少年B「どれどれ?」

少年A「この局も先手の着手がホーホケキョホーホケキョなんだ」
少年B「たしかに歩歩桂香歩歩桂香、香はどちらも9筋の着手だね」

少年A「不成の手があるのは生ウグイスにしようとがんばったのかな?」
少年B「よく見ると2手目は普通に歩の手なんだね」

条件
・15手で詰み
・先手の着手は「歩歩桂香歩歩桂香」で、香はどちらも9筋の着手
・2手目は歩
・不成の手があった
[50]
おおきな森のどうぶつしょうぎ(=将棋)のうさぎ(=桂)の問題。
941番の続編ですが、1月が終わらないうちに出しておきます。

「22手で詰まされちゃったよ。相手は6手目から1筋から9筋まで順番に桂の手だけしか指さなかったのにね」
「へえー、ぴょんぴょん兎の相手にやられたのかい。どんな将棋だったかもう少し詳しく教えて」
「初手と2手目は同じ筋の手だった。こっちの敗着はわかんないけど、王手をかけたのがいけなかったかな。それとも7手目の歩の手か19手目の8筋の手かもしれないな。成る手はなかったよ。」

さて、どんな将棋だったのでしょうか?

条件
1) 22手詰
2) 後手の着手は6手目以降1筋から9筋まで順番に桂の着手9回
(6手目1筋に桂, 8手目2筋に桂,・・・22手目9筋に桂)
3) 初手と2手目は同じ筋
4) 7手目は歩、19手目は8筋
5) 先手からの王手あり
6) 成る手なし
[51]
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また10手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「駒を取ったのが1回で、最終手も含めて不成りが3回もあったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@10手で詰み
A1回だけ駒を取る手があった
B最終手を含め不成りの手が3回あった
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた
[52]
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また10手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「駒を取ったのは1回、不成りの手があって最終手は大駒の着手だったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@10手で詰み
A1回だけ駒を取る手があった
B不成りの手があった
C最終手は大駒の着手
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた
[53]
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また10手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「最終手で初めて駒を取られて負けちゃったや。」
     「銀なんて動かしてないで一回でも歩を動かせばよかったかな?」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@10手で詰み
A先手に銀の着手はあったが歩の着手は無かった
B最終手で駒を取ったのが唯一の駒取り
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた
[54]
「今日の名人戦2局目、どっちが勝ったの?1局目は名人が10手で詰ませて圧勝したけど」
「名人が勝って2連勝さ、さすがだね」
「で、どんな将棋だったの?」
「僕も道場で将棋を指しながら、会話をちょっと耳にしただけなんだけど、止めの角不成が初王手だって」
「それに、何手目かは分からないけど、57角不成があったらしい。あと、先手は5手目に動かした駒を最後にもう一度動かしたって。その程度かなあ」
「もう少し情報が欲しいなぁ」
「そうだ!飛車がどこだとか、どうしたとか・・・・・・思い出したよ、最終局面で飛車は2枚とも桂頭に居たってさ」
「さっきからどうも変だと思ってたら、それって1局目の将棋だろうがよ」
「そういえば確かに・・・・・・でも実況中継を見てた人達の会話だよ。先手番の名人が11手で詰ませたって」

さて、1局目の将棋と2局目の将棋、どんな内容だったのでしょう?

DD++さん作「743番 両隣の将棋」に倣って、勝者が分かれる手数以外同一条件(ネタをばらして、すいません)を考えてみました。
なお、手順自体は新しいものではありません。1局解答も歓迎します。


(共通条件)
・止めは角不成の初王手
・57角不成(棋譜表記上)の手があった
・5手目と先手の最後の手は、同じ駒を動かす手
・最終局面で、飛車は2枚とも桂頭にいた

(1局目の条件)
・10手で詰んだ

(2局目の条件)
・11手で詰んだ
[55]
「隣の将棋、あっという間に詰んだね」
「32に動かす手は予想してたけど、55金には気づかなかったね」
「うん。最初の2手は同じ筋の着手だったけど、違う種類の小駒って意外だよな」
「同じ筋といえば、最後の2手も同じ筋だったじゃない」
「そうだったね。ところで、どこ見て話してるのさ」
「10手で詰んだ隣の将棋だよ」
「俺はこっち側の11手で詰んだ隣の将棋の話してたんだけど」

どうやら、全く別手順の将棋を見ながらも会話が成立していたようです。
両隣の将棋はどういう将棋とどういう将棋だったのでしょうか。

(共通条件)
・32に動かす手があった
・55金と指した
・始めの2手は先後同筋で、別種小駒の着手
・最後の2手は先後同筋の着手

(短い将棋)
・10手で詰んだ

(長い将棋)
・11手で詰んだ
[56]
「隣の将棋、あっという間に詰んだね」
「後手が6手目から5・4・3筋の順に指したのは僕の読み通りだったよ」
「それじゃこの将棋で、自分の手番の2手目に玉が初形位置から動いて、ノンストップで自陣を出たのも?」
「さすがにそれは予想外だったけど、成駒の手が一度だけだったのも直感の通りだ」
「ああ、王手で横に寄った手のことだね。ところで君、どこ見て話してるのさ」
「10手で詰んだ隣の将棋だよ」
「俺はこっち側の11手で詰んだ隣の将棋の話してたんだけど」

どうやら、全く別手順の将棋を見ながらも会話が成立していたようです。
両隣の将棋を推理してください。この趣向の第三弾、長い方の手順には気付きが必要かも。

(共通条件)
・自分の手番の2手目に玉が初形位置から動いて、ノンストップで自陣を出た(※)
・後手は6手目から5・4・3筋の順に指した
・成駒の手は王手で横に寄る一度だけ

(短い将棋)
・10手で詰んだ

(長い将棋)
・11手で詰んだ

※ 先手玉の自陣は7〜9段目、後手玉の自陣は1〜3段目のこと。
  自分の手番で2手目とは、先手なら3手目、後手なら4手目のことです。
[57]
「隣の将棋、あっという間に詰んだね」
「でも、6筋で取った大駒を取った場所に打ったのは印象的だったよ」
「小駒を取ったのは、角成で歩を取った手だけなんだね」
「王手が2回、まあ普通かな」
「うん。ところで君、どこ見て話してるのさ」
「10手で詰んだ隣の将棋だよ」
「俺はこっち側の11手で詰んだ隣の将棋の話してたんだけど」

どうやら、全く別手順の将棋を見ながらも会話が成立していたようです。
両隣の将棋はどういう将棋とどういう将棋だったのでしょうか。

(共通条件)
・6筋で取った大駒を取った場所に打った
・小駒を取ったのは、角成で歩を取った手だけ(可能なら何度でもOK)
・王手2回

(短い将棋)
・10手で詰んだ

(長い将棋)
・11手で詰んだ

※ 今回の作品も(今までの作品も)、直球と変化球の組み合わせのつもりです。
  条件1がきつく、連作の中で一番紛れる余地なしと思っているのですが果たして?
[58]
おやおや、将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、久しぶりに将棋やってみようよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「へへへ、今日は秘策があるんだ。」
ピーちゃん「タノシミ、タノシミ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜12手で詰まされちゃったかー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「初手に歩を動かすのが用意した一手なんだけどなー。」
     「ピーちゃんは角が1マス斜めに4回連続で動いたね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@12手で詰み
A先手は初手に歩を動かした
B後手は角を1マス斜めへ4回連続で動かした
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた


[59]
再び将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やってみようよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また12手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「六段目にピーちゃんの駒が動いて、唯一取った駒の桂は3筋に使ったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@12手で詰み
A六段目に後手の駒が動いた
B唯一取った駒は桂で、その桂を3筋に使った
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★12手の二問目となります。危ないような大丈夫のような・・・。
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。

[60]
今日も明るく将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また12手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「初手に動かした5筋の歩をピーちゃんの歩にぶつけた手が敗因かなー?」
     「端で駒を取った手が唯一の駒取りで、成る手は無かったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>

@12手で詰み
A初手に動かした5筋の歩を後手の歩にぶつける手があった
B端(1or9筋)で駒を取った手が唯一の駒取り
C駒を成る手は無かった
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★どうも良い条件設定が思い浮かばず、このような形にしてみました。
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。
[61]
夜遅くに将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また12手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「5手目と9手目に2筋の手を指したのが疑問だったかなー?」
     「駒を取ったのは1回で、2回あった王手は同じ駒によるものだったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@12手で詰み
A5手目と9手目は2筋の着手
B駒を取ったのは1度だけ
C王手は2度あり、どちらも同一の駒による王手だった
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★これで出来ていればいいのですが・・・もう一つぐらい条件が必要かも?
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。
[62]
朝早くから将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やってみようよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜少し粘ったけど14手で詰まされちゃったかー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「ピーちゃんは1枚の駒しか動かしてないのになー。」
     「僕が角を動かさずに飛車を動かした手が敗因かなー?不成りの手は無かったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@14手で詰み
A後手は1枚の駒しか動かさなかった
B先手に飛車の手はあったが角の手は無かった
C不成りの手は無かった
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★これより14手ゾーンに突入します。縛りをきつくしないと直ぐに余詰みそうです
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します

[63]
日曜日の朝に将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また14手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「この将棋5、6、7の筋の手だけで飛・金・銀の手は無かったね。」
     「あと不成りの手はあったけど成る手は無くて、トドメは5筋への角の着手だったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@14手で詰み
A5、6、7筋の着手のみ
B飛・金・銀の手は無く、最終手は5筋の角の手
C不成りの手はあったが、駒を成る手は無かった
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★これだけ縛ってもまだ危ない!?(笑)
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。
[64]
おやつの前に将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また14手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「金と銀を自陣の中でしか動かさなかったのに駄目だったかー。」
     「この将棋に同金や同銀という手と、駒を成る手は無かったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@14手で詰み
A先手は金・銀を自陣(七、八、九段目)に動かす着手のみ
B同金or同銀という手&駒を成る手は無かった
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた
[65]
DD++君がオウムのピーちゃんのところに遊びに来たようです。

DD++「ねぇピーちゃん、将棋しよう。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
DD++「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
DD++「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
DD++「参りました。たった10手で詰まされちゃった。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
DD++「2度の角の手にどちらも金駒を直進して応じたのが勝敗を分けたのかな。成る手はなかったよね」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

条件
・10手で詰み
・後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた
・2度の角の手にどちらも金駒(金か銀)を直進して応じた
・成る手なし

手順自体は既成手順ですが、チャンプさんに挑戦状です(笑)
[66]
おやつを食べ終わった将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また14手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「1手目と3手目に同種の駒を動かす工夫をしたけど駄目だったかー。」
     「11手目に角を動かしたのが敗因かなー?」
     「ピーちゃんは4手目から1枚の駒だけ動かしてたね。」
     「でもその割に着手した地点は5箇所だけだったけどね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@14手で詰み
A1手目と3手目に同種の駒を動かし、11手目に角を動かした
B後手は4手目から最後まで1枚の駒を動かし続けた
C後手の着手した地点(マス目)は全部で5箇所
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた
[67]
お風呂から上がった将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」

将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また14手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「これって確か都詰めって言うんだよね?」
     「終局時に持ち駒は無かったね。」
     「2手目は歩の手で、4手目が唯一の駒取りだったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@14手で詰み
A2手目は歩の着手、4手目に駒を取ったのが唯一の駒取り
B最後は持ち駒のない都詰め(先手玉が5五の地点で詰み)
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた
[68]
「17手で詰ませたって聞いたけど」
「ただ3手目から1枚の駒を、その駒が動いたことのない隣筋に、斜めに1コマ動かし続けてただけなんだけど、気付いたら初王手で詰んでたんだ」
「不成なんてあった?」
「そんなのないさ。勇気を持って戦えばいつも必ず成るんだよ」
「で、後手はその間なにしてたのさ?」
「自分が前に動かした駒より安い駒は動かさなかったよ。でもなぜ勝てたんだろ、今でも不思議だよ」
「神様には、君が原発に注水しているように見えたのかもしれないね」

・17手
・初王手で詰んだ
・先手は3手目から1枚の駒を、その駒が動いたことのない隣筋に斜めに1コマ動かし続けた(※)
・後手は自分が前に動かした駒より安い駒は動かさなかった
・不成なし

※ 角を9筋→8筋→7筋→6筋→7筋 は、途中までOKですが、6筋→7筋が動いたことのある筋への手でNG。
※ 高い駒←玉飛角金銀桂香歩→安い駒 とします。

タイトルはかなりこじつけですが、原発事故に命がけで戦っている方々に感謝をこめて。
内容は、どなたかが作っていておかしくない”お笑い系作品”ですが、類似作チェックはしていません。
[69]
笑顔で将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜10手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「ピーちゃんは大駒の着手しかしなかったね。」
     「僕もそれをマネて飛と角を動かしたけど上手くいかなかったなー。」
     「この将棋に桂の手と不成りの手は無かったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@10手で詰み
A後手の着手は大駒(飛・角)のみで、先手にも飛・角を動かす手があった
B桂の手&不成りの手は無かった
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★エクストラ問題といっても飛躍的に難易度が上がる訳ではありません(笑)
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。
[70]
朝ごはんを食べ終わった将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また10手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「初手と2手目は4筋に同じ種類の駒を動かしたね。」
     「終局時に七段目に歩が9枚並んでいるのは珍しいねー。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@10手で詰み
A初手と2手目は4筋に同種の駒を動かした
B終局時、七段目に歩が9枚並んでいた
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★第一感、貴方なら条件Bをどう解釈しますか?なるほど、なるほど(笑)
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。

[71]
寝起きの将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜今回は16手で詰まされちゃったかー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「簡単に負けないように端の手を6回も指したんだけどなー。」
     「僕が1枚の駒を5手連続で動かしたのが敗因かなー?」
     「駒を取ったのは1回だけで、2手目と4手目は歩を動かしてたね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@16手で詰み
A先手は端(1or9筋)の着手を6回行なった
B2手目と4手目は歩の着手
C先手に5手連続で動かした駒があった
D駒を取った手は1回
E後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた
[72]
歯みがきを終えた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」

将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」

将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」

将ちゃん「ありゃ〜また16手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」

将ちゃん「初手に端の駒を動かしたのはイマイチだったかなー?」
     「5手目からの4連続玉の手に対して、ピーちゃんは全て銀の手で返してきたね。」
     「いま気付いたけど着手した地点は全部違ったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」

さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@16手で詰み
A先手の初手は端(1or9筋)の着手
B先手は5手目から玉を、後手は6手目から銀をそれぞれ4手連続で動かした
C同じ地点(マス目)への着手は無かった(※着手地点は全部で16箇所)
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた
★条件から読み取れば自ずと答えが見えてくるかも!?
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。


[73]
公園から帰ってきた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜かなり頑張ったけど22手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「同じ駒を八段目に5手連続で着手したのが敗因かなー?」
     「僕が3枚の駒の手しか指さなかったのは作戦通りなんだけどね。」
     「それにしてもピーちゃんは角・金・銀を斜めに動かす手しか指さなかったね。」
     「駒を取ったのは4回で、不成りの手があったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
将ちゃん「あーあ、これで20連敗かー。ピーちゃん強いなー。」
ピーちゃん「ドンマイ、ドンマイ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@22手で詰み
A先手の着手した駒は3枚で、内1枚を八段目に5手連続で着手した
B後手は角・金・銀を斜めに動かす着手のみ
C駒を取った手は4回で、不成りの手があった
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★意欲作のつもりですが、どうなりますでしょうか?条件Aが解くカギです。
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。

[74]
お絵描きを終えた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜14手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「桂を取ったのが唯一の駒取りで、その桂を4筋に打ってたね。」  
     「初王手は九段目に駒を成った手だったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@14手で詰み
A桂を取ったのが唯一の駒取りで、その桂を4筋に打った
B初王手は九段目への駒成り
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★さて、ここからの5問はエースの登場です。条件Bをどう考えるかで難易度が変わります。
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。
[75]
おつかいから帰ってきた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜それなりに頑張ったけど18手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「3手目からずっと1枚の駒を動かしてたのが敗因かなー?」
     「でもピーちゃんも2枚の駒しか動かしてないんだから、そうとも言えないよね。」
     「王手は2回だったけど、僕が駒を横へ動かしていれば展開は違ってたかなー?」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@18手で詰み
A先手、後手ともに動かした駒は2枚ずつ(計4枚)
B先手は駒を横に動かす手が無く、3手目から1枚の駒を動かし続けた
C王手は2回
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★これはまだ難易度が低い方です。詰上がり図が見えるかどうかが勝負です。
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。
[76]
「駒打ちは32角だけなのに、隣の将棋は11手で詰んじゃたね」
「成る手もないまま、最後は3段目の王手2連発で終わっちゃったよ」
「たった一度の歩の手を後手が悔やんでたけど、敗因はそこじゃないと思うな」

・11手
・32角が唯一の駒打ち
・成る手なし
・止めは3段目の連続王手(9、11手目とも3段目の王手)
・後手の歩の着手は一度だけ
[77]
「同飛まで、11手で詰んじゃたね」
「8手目62銀とした手が敗因なんじゃないかな」

・11手
・8手目62銀
・最終手は同飛(棋譜上)
[78]
ジュースを飲みながら将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜12手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「最後は玉の頭に飛車を打たれて詰まされちゃったね。」
     「ひょっとして初手に歩を動かしたのが敗因かなー?」
     「この将棋には7筋で成った駒と不成りの駒が1枚ずつあったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@12手で詰み
A初手は歩の着手
B7筋に成った駒と不成りの駒がそれぞれ1枚ずつ(計2枚)あった
C最終手は玉の頭(1マス上)に飛車打ち
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★甘く見てると痛い目に遭うかもしれません。しかし同時に余詰の危険性も・・・(笑)
いつも通り安全策は取らず、先ずはこれで出題してみます。
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。
[79]
将棋教室から帰ってきた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜16手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「お互いに初手から【※】異なる筋の若い順に3手連続で歩を動かしたよね。」  
     「8手目は6筋への角の手、16手目は9筋への角の手だったね。」
     「あと、駒を成る手は無かったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

【※】異なる筋の若い順(1筋が一番若い)
例1:▲26歩△24歩▲76歩△74歩▲96歩△94歩 なら○
例2:▲56歩△54歩▲86歩△84歩▲16歩△14歩 なら×
例3:▲46歩△44歩▲66歩△64歩▲65歩△同歩 なら×

<条件整理>

@16手で詰み
A先手、後手ともに初手から異なる筋の若い順に3手連続で歩を動かした
B8手目は6筋への角の着手、16手目は9筋への角の着手
C駒を成る手は無かった
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★簡単ではありませんが、Bの限定を手掛かりに詰上がりを予測して下さい。
これで余詰まなければいいのですが、どうでしょうか?
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。

[80]
お菓子を買ってきた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「ありゃ〜また16手で詰まされちゃったー。」
ピーちゃん「カッタ、カッタ。ワーイ、ワーイ。」
将ちゃん「ピーちゃんは打った駒をすぐに3手連続で動かして端の駒を取ってたね。」  
     「駒を取ったのは2回で、お互い大駒の着手は無かったね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件
@16手で詰み
A後手は打った駒を直後に3手連続で動かして端(1or9筋)の駒を取った
B大駒(飛・角)の着手は無かった
C駒を取った手は2回
D後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★これが事実上最後!?の関門です。使った駒とは一体何か?
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。
[81]
定跡書を読み終えた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「でもピーちゃん今日こそは勝たせてもらうよ。」
ピーちゃん「ドウシテ、ドウシテ?」
将ちゃん「へへへ、実は必勝法を思い付いちゃったんだ。」
ピーちゃん「タノシミ、タノシミ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
-----?手目-----
将ちゃん「さぁ、これでどう?」
ピーちゃん「ウッ・・・。」
ピーちゃん「マケマシタ。」
将ちゃん「ありがとうございました。」
将ちゃん「これからもっと強くなって今度は詰ませて勝てるように頑張るからね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
どうやら26戦目にして将ちゃんの初勝利となったようですが、後手のピーちゃんは
途中で投了したようです。果たして将ちゃんの必勝法とは?
一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@?手で先手の勝ち(後手投了)
A後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★最終回に向けて様々な解答を寄せていただこうと思い、このような形にしてみました。
数ある解答の中でも最短手数かつ必勝法と呼べるものが作意となります。
たくさんの解答お待ちしております。よろしくお願い致します。
[82]
将棋講座を見終えた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「今日も勝てるといいなー。」
ピーちゃん「ガンバッテ、ガンバッテ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
-----?手目-----
将ちゃん「あれ?こうしたらどうするの?」
ピーちゃん「ウッ・・・。」
ピーちゃん「マケマシタ。」
将ちゃん「ありがとうございました。」
将ちゃん「4手目に飛を動かしたのは敗着だよね。」
ピーちゃん「シマッタ、シマッタ。」
将ちゃん「次こそは詰ませて勝てるように頑張るからね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
おや?どうやら将ちゃんの2連勝となったようですが、再び後手のピーちゃんは
途中で投了したようです。果たして何故?一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>

@?手で先手の勝ち(後手投了)
A後手は4手目に飛を動かした
B後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★たくさんある解答の中でも最短手数のものが作意となります。
たくさんの解答お待ちしております。よろしくお願い致します。

[83]
棋力急上昇中の将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「今日も勝てるといいなー。」
ピーちゃん「ガンバッテ、ガンバッテ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
-----?手目-----
将ちゃん「あれ?こうしたらどうするの?」
ピーちゃん「ウッ・・・。」
ピーちゃん「マケマシタ。」
将ちゃん「ありがとうございました。」
将ちゃん「僕の五段目の桂は読めてなかったみたいだね。」
ピーちゃん「シマッタ、シマッタ。」
将ちゃん「次こそは詰ませて勝てるように頑張るからね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
おや?どうやら将ちゃんの3連勝となったようですが、後手のピーちゃんは再び
途中で投了したようです。果たして何故?一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@?手で先手の勝ち(後手投了)
A先手に五段目の桂の着手があった
B後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★たくさんある解答の中でも最短手数のものが作意となります。
たくさんの解答お待ちしております。よろしくお願い致します。
[84]
気分良さそうに将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「今日も勝てるといいな。」
ピーちゃん「ガンバッテ、ガンバッテ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
-----?手目-----
将ちゃん「あれ?こうしたらどうするの?」
ピーちゃん「ウッ・・・。」
ピーちゃん「マケマシタ。」
将ちゃん「ありがとうございました。」
将ちゃん「初手の▲36歩を含めて僕はずっと歩の手だったのに勝っちゃったや。」
     「駒を取る手も無かったのに意外だね。」
ピーちゃん「シマッタ、シマッタ。」
将ちゃん「次こそは詰ませて勝てるように頑張るからね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
おや?どうやら将ちゃんの4連勝となったようですが、後手のピーちゃんは再び
途中で投了したようです。果たして何故?一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@?手で先手の勝ち(後手投了)
A先手は初手に▲36歩と動かし、その後も歩だけを動かし続けた
B駒を取る手は無かった
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★たくさんある解答の中でも最短手数のものが作意となります。
たくさんの解答お待ちしております。よろしくお願い致します。

[85]
宿題を全て終えた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「今日こそは詰ませて勝ちたいな。」
ピーちゃん「ガンバッテ、ガンバッテ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
-----?手目-----
将ちゃん「あっ!これで詰みじゃない?」
ピーちゃん「マケマシタ。」
将ちゃん「ありがとうございました。」
     「勝った、勝った。わーい、わーい。」
ピーちゃん「オメデトウ、オメデトウ。」
将ちゃん「3手目に大駒を動かさなかったのが勝因かなー?」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
将ちゃん「ピーちゃんまた将棋教えてね。」
ピーちゃん「コチラコソ、コチラコソ。」
30戦目にして、ついに将ちゃんも詰みで勝つことができたようです。
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>

@?手で詰み(先手の勝ち)
A3手目は大駒(飛or角)以外の着手
B後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

★いよいよ最終回を迎えました。こちらも最短手数のものが作意となります。
果たしてオウムゴッドに輝く方は何名現れますでしょうか?
たくさんの解答お待ちしております。よろしくお願い致します。
[86]
関西推理将棋会館から帰ってきた将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やろうよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「今日も勝てるといいなー。」
ピーちゃん「ガンバッテ、ガンバッテ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
-----9手目-----
将ちゃん「あれ?ここで99に指したらどうするの?」
ピーちゃん「ウッ・・・。」
ピーちゃん「マケマシタ。」
将ちゃん「ありがとうございました。」
将ちゃん「同じ駒を3回連続動かす僕の手は読めなかったみたいだね」
「ピーちゃんの8手目の大駒の手が悪い手だったかな」
ピーちゃん「シマッタ、シマッタ。」
将ちゃん「こんどはピーちゃんも勝てるように頑張ろうね。」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
将ちゃんの勝ちとなりましたですが、後手のピーちゃんは途中で投了したようです。果たして何故?一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@9手目に99に着手して先手の勝ち(後手投了)
A先手は同じ駒を3回連続動かした
B8手目は大駒の着手
C後手は直前に先手が着手した筋をマネて(同じ筋へ)着手し続けた

☆チャンプさんの出題形式をお借りします。オウム返しの条件でしか成立しない9手目99を作ってみました。多数のご解答お待ちしております。
[87]
満開の桜を見ながら将ちゃんがオウムのピーちゃんに話しかけています。
それでは会話を聞いてみましょう。

【問】
将ちゃん「ねぇピーちゃん、また将棋やってみようよ。」
ピーちゃん「シヨウ、シヨウ。」
将ちゃん「ピーちゃんは僕の指した筋の手をマネするから僕が先手でいいよね?」
ピーちゃん「イイヨ、イイヨ。」
将ちゃん「お願いします。」
ピーちゃん「オネガイシマス。」
将ちゃん「あれ?今日のピーちゃんは僕の指した駒までマネしてくるの?」
ピーちゃん「マネ、タノシイ。マネ、タノシイ。」
----20手経過------
将ちゃん「あれれ、この局面って2手目を指し終えた局面と同じじゃない?」
ピーちゃん「ホントダ、ホントダ。」
将ちゃん「1筋への着手があって、王手も2回あったのに不思議だねー。」
     「このままだと【※】56手目に千日手になっちゃうから指し直しかなー?」
ピーちゃん「ソウダネ、ソウダネ。」
将ちゃん「ところでピーちゃん先後交代する?(笑)」
ピーちゃん「・・・。」
さて、一体どんな将棋だったのでしょうか?

<条件整理>
@2手目と20手目を指し終えた局面が同じだった(初めて同一局面が現れた)
A1筋への着手があった
B王手は2回あった
C後手は直前に先手が着手した駒と筋をマネて(同じ種類の駒を同じ筋へ)着手し続けた

【※】3手目〜20手目までの手順を21手目から2周り続けると56手目を指した時点で
同一局面が4回現れ千日手となります。ただし解答は初手から20手目までで結構です。

★今回はCの条件がこれまでと少し違います。ご注意下さい
推理将棋1000番の結末が千日手というのも歯切れが悪いですが・・・
将棋において1000にかけた言葉が千日手しか思いつきませんでした(笑)
解答と併せて余詰のご指摘も歓迎いたします。どうぞよろしくお願いします。