推理将棋コミュ 作品一覧 No.1001〜No.1100
No. 通し番号 作者名 発表日時 手数 題名 完全性 備考
1001 1225 DD++ 平成23年4月2日 3 1000の可能性[1]  
1002 1226 チャンプ 平成23年4月2日 35 足跡を追え ×  
1003 1227 DD++ 平成23年4月10日 10 飛角の比較  [2]  
1004 1228 タラパパ 平成23年4月25日 10 八段目の飛車打ち[3]  
1005 1229 タラパパ 平成23年4月25日 10 九段目の銀打ち[4]  
1006 1230 なお 平成23年4月25日 3 1166の可能性[5]  
1007 1231 なお 平成23年4月25日 3 1070の可能性[6]  
1008 1232 タラパパ 平成23年5月1日 11 奇数段に不成4回[7]  
1009 1233 ノーマン 平成23年5月1日 20 飛車、角、入れ替え[8]  
1010-1 1234 タラパパ 平成23年5月3日 11 成も不成もなし(3題)[9]  
1010-2 1235 タラパパ 平成23年5月3日 13 成も不成もなし(3題)  [10]  
1010-3 1236 タラパパ 平成23年5月3日 14 成も不成もなし(3題)  [11]  
1011 1237 DD++ 平成23年6月7日 13 成桂の底力[12]  
1012 1238 橘圭伍 平成23年6月7日 37 ドウギョクマツ ×  
1013 1239 なお 平成23年6月10日 22 まっすぐ引く5[13]  
1014 1240 なお 平成23年6月21日 22 まっすぐ引く6[14]  
1015 1241 けいたん 平成23年7月3日 10 飛成でも詰み[15]  
1016 1242 チャンプ 平成23年7月6日 25 1筋から9筋への順列王手  ×  
1017 1243 チャンプ 平成23年7月22日 13 少年の将棋は?(その6)[16]  
1018-1 1244 はなさかしろう 平成23年8月11日 18 共通点のある18手(改題)[17]  
1018-2 1245 はなさかしろう 平成23年8月11日 18 共通点のある18手(改題)   [18]  
1019 1246 DD++ 平成23年8月17日 33 スターマイン[19]  
1020 1247 なお 平成23年9月11日   究極のステイルメイト[20] ツメ工房コウボウオールカマー2011 スイ−4
1021 1248 はなさかしろう 平成23年9月15日   若干ゆるめのステイルメイト[21]  
1022 1249 DD++ 平成23年9月15日   ゆるすぎのステイルメイト[22]  
1023 1250 なお 平成23年9月24日 29 指す手がないから仕方ない 第37回WFP作品展 37−7
1024 1251 なお 平成23年9月24日 29 至高のステイルメイト 第38回WFP作品展 38−11
1025 1252 はなさかしろう 平成23年10月1日 10 着陸復行(go-around)![23]  
1026 1253 橘圭伍 平成23年10月13日 15 長距離砲撃!?[24]  
1027 1254 ろっしー 平成23年10月15日 12 龍馬伝(副題:みな龍馬)[25]  
1028 1255 DD++ 平成23年10月16日 11 戦場は32地点[26]  
1029   ガイ 平成23年10月21日 7 論理型問題 (実験出題)  × 撤去テッキョ
1030 1256 ガイ 平成23年10月22日 10 角の猛追 (修正案)[27]  
1031 1257 ガイ 平成23年10月26日 13 トドメは7六歩[28]  
1032 1258 DD++ 平成23年10月26日 19 虹色の王手[29]  
1033 1259 dsk 平成23年10月28日 12 龍馬伝 II  [30]  
1034 1260 まさ 平成23年10月29日 12 4人のならず者 (ならず者の飛角 改題)[31]  
1035 1261 なお 平成23年11月3日 29 虹色に打つべし[32]  
1036 1262 へっぽこ 平成23年11月9日 29 虹色に打つべし裏[33]  
1037 1263 なお 平成23年11月11日 11 11×11×11[34]  
1038 1264 DD++ 平成23年11月16日 36 先後同一着手局[35]  
1039 1265 なお 平成23年11月23日 34 先後同一着手局2[36]  
1040 1266 なお 平成23年11月25日 30 先後同一着手局3 第39回WFP作品展 39−12
1041 1267 なお 平成23年11月29日 11 大駒以外の手は一度だけ[37]  
1042 1268 なお 平成23年12月2日 11 大駒以外の手は一度だけ2[38]  
1043 1269 タラパパ 平成23年12月4日 11 大駒以外の手は一度だけ3[39]  
1044 1270 なお 平成23年12月14日 29 王手4回のステイルメイト 第38回WFP作品展 38−11 カイ
1045 1271 へっぽこ 平成24年1月3日 11 短い強欲な龍馬  [40]  
1046 1272 へっぽこ 平成24年1月3日 12 ならず者の強欲な龍馬[41]  
1047 1273 なお 平成24年1月4日 14 年賀推理将棋 「12手目同龍以下24龍迄」[42] おもちゃバコ 年賀ネンガ
1048 1274 DD++ 平成24年2月3日 猫の額   ×  
1049 1275 なお 平成24年2月10日 21 四カ所だけ 第41回WFP作品展 41−9
1050 1276 はなさかしろう 平成24年2月12日 11 とりあえず数を数えてみる[43]  
1051-1 1277 へっぽこ 平成24年2月12日 72 怒涛の歩[44]  
1051-2 1278 へっぽこ 平成24年2月12日 60 怒涛の歩  [45]  
1052 1279 なお 平成24年3月19日 71 狭い所で長期戦 第42回WFP作品展 42B−4
1053 1280 なお 平成24年3月19日 11 奇数筋4回不成6回[46]  
1054 1281 DD++ 平成24年3月21日 11 同種駒着手が8回[47]  
1055 1282 DD++ 平成24年4月16日 12 右へ右へ  [48]  
1056 1283 DD++ 平成24年4月25日 12 隣同士のおつきあい[49]  
1057 1284 DD++ 平成24年5月4日 38 せわしない千日手[50]  
1058 1285 DD++ 平成24年5月4日 10 試練の桂馬[51]  
1059 1286 なお 平成24年5月11日 16 個人メドレー[52]  
1060 1287 なお 平成24年5月19日 29 生駒王手4回のステイルメイト 第40回WFP作品展 40−11
1061 1288 へっぽこ 平成24年5月20日 26 内田昭さんの推理将棋   ×  
1062 1289 なお 平成24年5月22日 26 先手連続着手のステイルメイト2[53]  
1063 1290 DD++ 平成24年5月22日 25 先手連続着手のステイルメイト3(25手解)[54]  
1064 1291 なお 平成24年5月26日 26 先手連続着手のステイルメイト4 [55]  
1065 1292 橘圭伍 平成24年6月12日 16 先手8種駒着手[56]  
1066 1293 なお 平成24年6月12日 16 先手8種駒着手2[57]  
1067 1294 DD++ 平成24年6月13日 16 先手8種駒着手3[58]  
1068 1295 橘圭伍 平成24年6月13日 16 先手8種駒着手4[59]  
1069 1296 なお 平成24年6月15日 16 先手8種駒着手5[60]  
1070 1297 橘圭伍 平成24年6月16日 16 先手8種類着手6  ×  
1071 1298 DD++ 平成24年6月17日 16 先手8種駒着手7[61]  
1072 1299 DD++ 平成24年6月24日   総力戦の終局図[62]  
1073 1300 橘圭伍 平成24年6月27日 12 最終3手を晒す作品[63]  
1074 1301 なお 平成24年6月28日 16 先手8種駒着手8  [64]  
1075 1302 DD++ 平成24年7月1日 26 摩訶不思議なまね将棋[65]  
1076 1303 ウオクマ 平成24年7月3日 15 最終3手ともう1手をさらす[66]  
1077 1304 橘圭伍 平成24年7月6日 13 最終3手を晒す問題2[67]  
1078 1305 橘圭伍 平成24年7月26日 27 逃避行!? おもちゃ箱 66−3
1079 1306 橘圭伍 平成24年7月26日 23 右往左往!? 第51回WFP作品展 51-4
1080 1307 ウオクマ 平成24年7月21日 10 最終2手をさらす問題 ×  
1081 1308 DD++ 平成24年7月21日 10 最終2手をさらす問題2[68]  
1082 1309 DD++ 平成24年7月22日 15 最終2手をさらす問題3[69]  
1083 1310 ウオクマ 平成24年7月23日 15 最終手だけ[70]  
1084 1311 けいたん 平成24年7月25日 11 両王手 後手飛動く[71]  
1085 1312 DD++ 平成24年7月25日 9 トドメは9筋[72]  
1086 1313 なお 平成24年7月31日   王手種類109通りの1手詰   【盤面作成問題】
1087 1314 けいたん 平成24年8月2日 11 とどめは44角成[73]  
1088 1315 なお 平成24年8月8日   王手種類200越え(駒数無制限)   【盤面作成問題】
1089 1316 チャンプ 平成24年8月13日 10 大駒を越えて   おもちゃ箱 66−2
1090 1317 なお 平成24年8月16日   王手種類110通りの1手詰   【盤面作成問題】
1091 1318 なお 平成24年8月25日   王手種類112通りの1手詰   【盤面作成問題】
1092 1319 チャンプ 平成24年8月30日 11 少年の将棋は?(その7)[74]  
1093 1320 チャンプ 平成24年9月2日 13 最終手の真意 おもちゃ箱 78−3
1094 1321 DD++ 平成24年9月3日 9 孤独な玉[75]  
1095 1322 チャンプ 平成24年9月6日 11 少年の将棋は?(その8)[76]  
1096 1323 チャンプ 平成24年9月17日 12 少年の将棋は?(その9)[77]  
1097 1324 チャンプ 平成24年9月19日 17 ならず者の放浪記[78]  
1098 1325 タラパパ 平成24年9月20日 15 ならず者は大物?[79]  
1099 1326 チャンプ 平成24年9月24日 25 角への執着[80]  
1100 1327 なお 平成24年9月25日 13 ならず者派手に撃つ[81]  
               
               
               

[1]
「将棋の2手目局面って900通りあるらしいね。」
「初手が30通り、2手目が30通りだからね。」
「他の局面だとどうなんだろう。
 例えば端の着手から始まった、
 今3手目まで着手された将棋の2手後とか。」
「……なんと、ぴったり1000の可能性があるぞ!」

条件
・3手目まで指した
・初手は端筋
・5手目局面の可能性がちょうど1000通り

1000番取りそこね作品ですが、1000番達成したお祝いということで結局出題。
[2]
「将棋の飛と角ってどっちがよく着手されるんだろうな」
「さっき見た将棋ではどちらも3回ずつあったね」
「ああ、あの成る手も駒打ちもないまま10手で詰んだやつね」
「そうそう、あの7手目の玉の手はないよなー」

条件
・10手で詰んだ
・飛の手も角の手もそれぞれ3回あった
・7手目は玉の着手
・駒打ちなし
・成る手なし

○○があったを主条件においた作品を唐突に作りたくなりました。
唐突に作ったので仮に潰れてなくても粗検ですごめんなさい(笑)
解答、余詰め指摘等おまちしています

[3]
「隣の将棋さ、10手目に飛を打って簡単に詰んじゃったね」
「うん、八段目に打ってたね」
「王手が2度に、不成まであって面白かったな」

・10手で詰んだ
・止めは八段目に飛車を打つ手
・王手が2回
・不成があった

[4]
「隣の将棋さ、10手目に銀を打って簡単に詰んじゃったね」
「うん、王手が2度あったけど、駒打ちは九段目に打ったその手だけだったね」
「不成なんて手があったけど、先手の敗因はなんだろう?」
「初手に動かした飛車じゃないかな」

(条件)
・10手で詰んだ
・初手は飛車
・駒打ちは9段目に銀を打った止めだけ
・王手2回
・不成があった
[5]
「将棋の2手目局面って900通りあるらしいね。」
「初手が30通り、2手目が30通りだからね。」
「他の局面だとどうなんだろう。
 例えば端の着手から始まった、
 今3手目まで着手された将棋の2手後とか。」
「……なんと、1166の可能性があるぞ!」

条件
・3手目まで指した
・初手は端筋
・5手目局面の可能性が1166通り

☆DD++さん作1001番の二番煎じですが、1と6に引っかけてみました。
[6]
「将棋の2手目局面って900通りあるらしいね。」
「初手が30通り、2手目が30通りだからね。」
「他の局面だとどうなんだろう。
 例えば端の着手から始まった、
 今3手目まで着手された将棋の2手後とか。」
「……なんと、1070の可能性があるぞ!」

条件
・3手目まで指した
・初手は端筋
・5手目局面の可能性が1070通り

☆続けて、1と7に引っかけてみました。
解答よろしくおねがいします。
[7]
「さっき見た将棋、11手で詰んでたよ」
「ほぉ〜、どんな将棋なの?」
「成る手はなかったけど、不成が全部で4回あって、4回とも異なる奇数段だったよ。2種類の駒を動かす手しか指さない後手が負けるのも当然だけどね」

・11手で詰んだ
・計4回の不成は、異なる奇数段に一度ずつ(※)
・成る手なし
・後手の着手は2種類の駒を動かす手だけ

※ 4回の不成が4つの異なる奇数段、たとえば1,3,5,7段とか3,5,7,9段などにありました。
  奇数段に不成4回であっても、1,3,3,9段など同じ段だったり、5回あれば条件外になります。
[8]
・20手で先後とも飛車、角の位置を入れ替える。
・7手目と13手目、同じ筋に駒打ち。
・12手目は端の手。
・17、18手目は大駒。
[9]
【1局目】
「隣の将棋さ、成も不成もないおとなしい将棋だったね」
「うん、その割には11手で簡単に詰んじゃったけど」
「先手が続けて同じ筋の手を指さなかったんで、後手が面食らったのかな?」
「それもあるけど、後手が高い駒から順に指したのが拙かったんだたと思うな」

(条件)
・11手で詰んだ
・成も不成もなかった
・先手は自分の着手の中で、続けて同じ筋の手を指さなかった
・後手は高い駒から順に着手(角の手の次に角や金、歩などの着手はOKですが、玉や飛はNGです)

※ 高い駒←玉飛角金銀桂香歩→安い駒 とします。以下2局すべて同じ。
[10]
【2局目】 
「おっ、また始めたぞ。あちゃ、もう終わっちまった」
「2局目もやっぱり、成も不成もなかったね」
「うん、また後手が負けたけど、今回は詰むまで13手かかったよ」
「きちんと安い駒から順に指してたからね。先手もそうだったけど」
「でもやっぱり後手の完敗に違いないよ。歩は取ったけど他の駒種は取る機会さえなかったもの」
「先手は2種類の駒を取ったけどね」

(条件)
・13手で詰んだ
・成も不成もなかった
・先手も後手も、安い駒から順に着手
・後手は歩を取ったが、他の駒種は取る機会さえなかった
・先手は2種類の駒を取った
[11]
【3局目】
「懲りないねえ、また始めたぞ。あらら、もう終わっちまった」
「またまた、成も不成もないんだ」
「でも今度は後手がリベンジしたじゃないか。14手で詰ませたよ」
「好勝負になってきたね。今度もきちんと先手も後手も安い駒から順に指してたし」
「先手も後手も、最初に指した3手は同じ筋だったね」
「駒取りは桂一枚だけかぁ。やっぱりおとなしい将棋だ」

(条件)
・14手で詰んだ
・成も不成もなかった
・先手も後手も、安い駒から順に着手
・先手も後手も、最初に指した3手は同じ筋(1・3・5手目が同じ筋、2・4・6手目が同じ筋)
・桂を一枚取る手以外に駒取りなし
[12]
「隣の将棋は13手で詰みか」
「先手は3手続けて同じ桂を跳ねてたね」
「後手も3手続けて玉を上がってたね」
「5手目に不成で不動の銀をとったのを見たときはどうなるかと思ったよ」
「敗着はやっぱり12手目の6筋の着手ということになるのかな」

条件
・13手で詰み
・先手は3手続けて同じ桂を跳ねた
・後手は3手続けて玉をあがった(もちろん斜め可)
・5手目は不成で不動の銀を取った
・12手目は6筋
[13]
「さっきの2手目に玉が動いた将棋、どうなったの。」
「22手で詰んじゃった。不思議な将棋で、成った駒を8回連続まっすぐ引く手があった。成る手は一段目と九段目の2回だけだったし、持駒を打つ手は1回だけだったよ」

条件
1) 22手詰
2) 2手目は玉の着手
3) 駒を成る手は一段目と九段目に各1回づつの2回のみ。
4) 成った駒を(成った筋に)8回連続まっすぐ引く手があった。
5) 駒を打つ手は1回のみ
[14]
「さっきの4手目に52玉と指した将棋、どうなったの。」
「22手で詰んじゃった。不思議な将棋で、成駒の一枚は成った筋に8回連続まっすぐ引いていた」
「また、まっすぐ引く将棋かい。じゃあ、これは『まっすぐ引く6』だね。」
「そうなんだ。『6』にちなんで、6筋の駒打ちが2回あったし、終局時の持駒は先手と後手合わせて6枚だったよ。あ、そうそう九段目に成る手があったね」

条件
1) 22手詰
2) 4手目は52玉
3) 九段目の駒成りあり
4) 6筋に駒を打つ手が2回あった
5) 終局時の持駒は先後合わせて6枚
6) 成駒の一枚は成った(同じ)筋に8回連続まっすぐ引いた
[15]
「さっきの将棋どうなったの?
後手が玉を動かしたところまで見ていたけど」
「10手で先手が詰まされてたよ。
とどめは歩成だったね。
とどめで飛成でも詰んでたけど」

・10手で詰み
・後手が玉を動かす
・とどめは歩成
・とどめで飛成でも詰んでいた

さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[16]
【問】
少年A「君の将棋早く終わったみたいだけど、どんな将棋だったのか教えてよ。」
少年B「どんなと言われても、13手で詰ませて勝っただけだよ。」
少年A「それだけでは何も分からないよ。」
少年B「仕方がないなー、僕(先手)は88の地点から22の地点へ角を不成りで動かす手が3回あったよ。」
    「そういえば持ち駒を使った手も3回あったね。」
少年A「後手の敗因は?」
少年B「6手目に歩の着手をしたのが良くなかったみたいだよ。」
さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>
@13手で詰み
A先手は88の地点から22の地点へ角を不成りで3回動かした
B駒打ち(持ち駒使用)が3回あった
C6手目は歩の着手

★余詰・類似作(同一作)のご指摘も解答と併せてお願いいたします。


[17]
先生「将棋フェステバル、大盛況だったみたいだね。面白い将棋やってたかい?」
A君「18手で詰んだ将棋がありました」
B君「そう、それで、そのうち9手は角不成で駒を取っていました」
A君「でも、直前に指された駒を取ることはありませんでした」
先生「なるほど。棋譜表記で”同”のつく手はなかったんだね。他に覚えてる手はある?」
A君「香を打つ手も多くて。3回目は57に打っていました。」
B君「え? 3回目の香打ちは58香じゃなかったっけ?」
先生「おや・・・うーん、ちょっとわからないな。金気の駒で、あ、つまり金と銀のことだけど、なにか覚えていない?」
A君「金と銀の手ですか? それぞれ1手ずつありました」
B君「金か銀の手ですか? 両方あわせても1手だけでした」
先生「なるほど・・・どうやら別々の将棋を見てきたみたいだけど、共通点はあるんだね。
   不成で駒を取る手以外には角の手はなかったし、
   先手は後手の角の利きに飛車を動かしているし・・・・・・」

< 共通条件 >
1) 18手で詰み
2) 角不成で駒を取る手が9回
3) 同の手なし

< A君の追加条件 >
4) 3回目の香打ちは57香
5) 金銀の手はそれぞれ1回ずつ
 
さて、二人が見てきた将棋はそれぞれどんな手順だったでしょうか?
共通のヒントはこちらです。

*) 不成の駒取り以外の角の手なし
*) 先手は後手の角の利きに飛車を動かした
[18]
先生「将棋フェステバル、大盛況だったみたいだね。面白い将棋やってたかい?」
A君「18手で詰んだ将棋がありました」
B君「そう、それで、そのうち9手は角不成で駒を取っていました」
A君「でも、直前に指された駒を取ることはありませんでした」
先生「なるほど。棋譜表記で”同”のつく手はなかったんだね。他に覚えてる手はある?」
A君「香を打つ手も多くて。3回目は57に打っていました。」
B君「え? 3回目の香打ちは58香じゃなかったっけ?」
先生「おや・・・うーん、ちょっとわからないな。金気の駒で、あ、つまり金と銀のことだけど、なにか覚えていない?」
A君「金と銀の手ですか? それぞれ1手ずつありました」
B君「金か銀の手ですか? 両方あわせても1手だけでした」
先生「なるほど・・・どうやら別々の将棋を見てきたみたいだけど、共通点はあるんだね。
   不成で駒を取る手以外には角の手はなかったし、
   先手は後手の角の利きに飛車を動かしているし・・・・・・」

< 共通条件 >
1) 18手で詰み
2) 角不成で駒を取る手が9回
3) 同の手なし

< B君の追加条件 >
4) 3回目の香打ちは58香
5) 金銀の手はあわせて1回だけ
 
さて、二人が見てきた将棋はそれぞれどんな手順だったでしょうか?
共通のヒントはこちらです。

*) 不成の駒取り以外の角の手なし
*) 先手は後手の角の利きに飛車を動かした
[19]
「この前花火大会みたいな面白い将棋を見たよ」
「へえ、どんな将棋だい」
「3手目、6手目、9手目、とずっと3手ごとに自陣から飛び出す駒成の手があってね。
 でもそのうち最終手の『92飛上成』以外は『同』ととられて消えていったんだ」
「たしかに打ち上げ花火みたいだな。棋譜を教えてくれないか」
「33手で詰んでたけど棋譜は忘れたなぁ。駒打ちが1段目と8段目の交互だったことと、
 終局時持ち駒が2人あわせて14枚だったことは覚えてるんだけど・・・」

さあ、どんな棋譜だったのか考えてあげてくださいね。

条件
・33手で詰み
・3手目から3手ごとに自陣から駒を成ったが、最終手の「92飛上成」以外は全て「同」ととられた
・駒打ちは1段目と8段目に交互に行われた
・終局時持ち駒は2人あわせて14枚
---------------------------------------------------------------------
ドンと鳴って(成って)はすぐ消える、「786番 打ち上げ花火」の豪華版。
今回は手数指定ありですが元祖よりはるかに難しいです。
元祖でもかなり難しいという声もありましたが。

解答、余詰指摘、お待ちしています。
[20]
博士「将棋のステイルメイトを知ってるか?」
助手「指す手がない局面でしょ。知ってますよ」

博士「持駒が残るステイルメイトはどうだ?」
助手「えー。そんなのできますか?あっそうか、持駒9枚までならできますね」

博士「残す持駒はもっと増やせないか?ちょっと考えてみなさい」
助手「はい。がんばります。博士」

後日・・・
助手「博士。できました」
博士「そうか、持駒10枚ができたか」
助手「いいえ。残す持駒は11枚です」

博士「ほんとか。それはすごい。成駒は何枚使ったの」
助手「成駒は1枚だけです」

博士「ちょっとその局面を将棋盤に並べてくれないか」
助手「それでは。・・・っと」

助手が並べはじめ、盤面に銀を4枚おいたところ【先手41,71, 後手16,29】で・・・

博士「なるほど、わかったよ。よくやったな。究極のステイルメイトの完成だ。
おめでとう」
助手「ありがとうございます」

さて、究極のステイルメイトとはどのような局面でしょうか?
二人の会話を元に推理してください。

出題条件の整理
1) ステイルメイト局面を作成する(先手側に指す手がないこと)
2) 先手の持駒は11枚
3) 成駒は1枚のみ
4) 図の銀4枚の位置のみ指定(先手41,71, 後手16,29)
図に残り駒を加えて局面を作成してください。
[21]
博士「実は持駒11枚で成駒を使わないステイルメイトもあるんだよ」
助手「そうなんですか。それじゃまたちょっと考えてみます」

また後日・・・
助手「博士。できましたけど、先日のほど究極ではない感じです」
博士「その通り。若干ゆるめのステイルメイトと名づけよう」
助手「ゆるいところをどうするか、センスが問われますね」

博士「うむ。では形を決めてみようか。まず香だが、先手と後手と2枚ずつでどうかな」
助手「なるほど。次に恒例の銀ですけど、歩のいる段には置かないことにしましょう」
博士「よろしい。それでは最後に後手玉の位置だが、6筋でどうかな」
助手「そうきましたか・・・これで大丈夫かな?」

さて、若干ゆるめのステイルメイトとはどのような局面でしょうか?
二人の会話を元に推理してください。

出題条件の整理
1) ステイルメイト局面を作成する(先手側に指す手がないこと)
2) 先手の持駒は11枚
3) 成駒はなし
4)香は先手と後手とで2枚ずつ
5) 銀のいる段には歩はいなかった
6) 後手玉は6筋
[22]
助手「博士、持駒11枚で成駒を使わないステイルメイトを他にも見つけました」
博士「しかしこれは不定部分があまりに多すぎるな」
助手「生駒のみでも駒配置の入れ替え方が10億通り以上ありますね」

博士「ではこれをゆるすぎのステイルメイトと名づけよう」
助手「ゆるいところをどうするか、センスが問われますね」

博士「例えばこのような配置ならどの段を見ても9筋側ほど安い駒があることになるな」
助手「この盤面から後手が動かせる駒は銀と唯一の後手大駒だけなんですね」
博士「今の2条件を満たす配置は……おや、この配置しかないぞ」

さて、ゆるすぎのステイルメイトとはどのような局面でしょうか?
二人の会話を元に推理してください。

出題条件の整理
1) ステイルメイト局面を作成する(先手側に指す手がないこと)
2) 先手の持駒は11枚
3) 成駒はなし
4) どの段を見ても9筋側ほど安い駒がある
5) この盤面から後手が動かせる駒は銀と唯一の後手大駒だけ

※4)について、安い順に歩香桂銀金角飛玉で、同種駒の重複可、空所は無視です。
  各段内比較なので別の段の9筋側に高い駒があるのはかまいません。
  (例:▲91銀、92空所とある場合に△81歩はアウトだが▲82歩は段が違うのでセーフ)

※5)について、動かせる銀の枚数は何枚でもかまいません。
[23]
「君ももうすぐ昇進だから、今日は秘訣を教えてあげよう」
「とかなんとか言って、10手で詰まされてしまいましたが」
「まず最初の心得は、クルーを大事にして声をかけること」
「なるほど。動いた直後の玉に2回王手していますね・・・先輩の奥さんは2度とも新人のキャビンアテンダントでしたっけ」
「うむ、まぁそれはそうなんだが、着陸がいちばん大事なところだ」
「取ってつけたようですが、自分の歩の上への角の手が3回ありますね・・・でも何か無駄というか、ピタッと決まっていないような」
「なに大丈夫さ。アプローチに失敗したらやり直せばいいんだから」

・10手で詰み
・動いた直後の玉への王手が2回
・自分の歩の上への角の手が3回

ただの賑やかしでコメントしずらい問題ですがいかがでしょうか。
ご指摘ご教示よろしくお願いいたします。

[24]
1)15手で詰んだ
2)先手は自身の飛車の頭に飛車を打った
3)2回起こった32での駒取りはいずれも大駒で大駒を取る手だった
4)終局時、先手の持駒は銀歩歩だった
5)最終手は銀を取る手だった

[25]
「勝、ちました、12手で。44の手が勝負を分けました」
「さいごぅ、まで、おはんは駒を打たんでごわしたな」
「勝さん、西郷さん、初形の大ゴマ4枚がみな龍馬に成った、と言わんことには日本の夜明けが来ないぜよ」
「助言禁止!」

(条件)
•12手で詰んだ
•初形の大ゴマ4枚が全部成った
•後手の駒打ちなし
•<4の倍数>手目に44の手があった

龍馬で、44の手があった・・・で笑っていただきたいというセルフパロディも良いところです。(438番龍馬がゆく、をご参照ください)。詰め筋は前例がありすぎる筋ですので、余詰発見も含め、幅広くご解答のほど、よろしくお願い致します。
[26]
「さて11手目、小駒の手でこれで詰みだな」
「勝負の分かれ目は32で大駒を取った手ですかね。それとも32に大駒を打った手でしょうか」
「それ、どちらも2人とも指しているのですが、私の手のことですか、貴方の手のことですか?」

条件
・11手で詰んだ
・先後とも32で大駒を取った
・先後とも32に大駒を打った
・トドメは小駒
[27]
A 「先手は初手に玉を動かしたけど、たった10手で詰められちゃったね」
B 「後手は4手目から一つの角で王手を掛け続けて、とどめにその角を成って詰ましていたね」

条件
・10手で詰み
・後手は4手目から一つの角で王手をかけ続け、とどめにその角を成った
・初手は玉の手
[28]
「初手に歩を突いた隣の将棋、あの後どうなったの?」
「13手目の76歩で後手玉が詰んだよ。後手は先手玉に桂馬で王手をかけたけど焼け石に水だったね」

条件
・13手で詰み
・最終手は76歩
・初手は歩
・後手は桂の利きで先手玉に王手をかけた
[29]
条件
・歩が後手玉に王手をかけている局面があった
・香が後手玉に王手をかけている局面があった
・桂が後手玉に王手をかけている局面があった
・銀が後手玉に王手をかけている局面があった
・金が後手玉に王手をかけている局面があった
・角が後手玉に王手をかけている局面があった
・飛が後手玉に王手をかけている局面があった
・19手目に玉を動かして1手詰の局面になったところで封じ手になった

さて、封じ手までの手順は?
[30]
「12手で詰んだというのに4枚の大駒が全部成ったんだって」
「そうなんだよ、もちろん成るまでに取られることはなかったよ。
 しかも最後の2手は小駒の着手なんだ」
「ということは10手目までに全部の大駒が成ったのか!?」

・12手で詰み
・4枚の大駒がすべて成ったが、成るまでに取られることはなかった
・11手目、12手目は小駒の着手
[31]
「たった12手で詰んだのに不成が4回もあったって?」
「うん、4回とも違う駒の不成で、4手目・7手目・11手目・12手目だったね。
 ちなみに不成はその4回だけで、成る手はなかったよ。」

<条件>
(1)12手で詰み
(2)成りや不成は、異なる4枚の駒が4,7,11,12手目に不成で動いた4回だけ。※

※(補足)
(a)駒の種類が同じでも別の駒なら異なる駒とみなします。
 (例1)76歩、34歩、33角生、同角、96歩、88角生…の場合、33角生と88角生は別の駒)
 (例2)76歩、34歩、22角生、同銀、88角、98角、22角生…の場合、1回目と2回目の22角生は別の駒。
(b)不成で動いた駒を取って打って、それが不成で動くのは同じ駒の不成なので条件違反です。
 (例3) 例2の後、後手が89角生とするのは条件違反。
[32]
「昨日面白い将棋を見たんだ。」
「ほう、どんな将棋だい」
「まず5手目に1筋に駒を打って王手がかかったんだ」
「いきなりか、急戦だな」
「続いて9手目に2筋に駒を打って王手がかかったんだ」
「あらら、またかい。もしかして13手目は3筋から、17手目は4筋から駒を打って王手をかけたとか?」
「よくわかったね。まだ続きがあるんだ。21手目は5筋から駒を打って王手、25手目は6筋から駒を打って王手、29手目で7筋に銀を打って詰みだったよ」
「あきれた将棋だな」
「ちなみに成る手はなく、王手で打った駒は7種類。飛角香を打つ王手には合駒で対抗していたよ」

条件
1) 29手で詰み
2) 5手目は1筋に駒を打って王手、以下4手ごとに一路ずつ左の筋に駒を打って王手(9手目は2筋、13手目は3筋、17手目は4筋・・・29手目は7筋)
3) 王手に打った駒は7種類でトドメは銀打ち
4) 飛角香を打つ王手の応手は合駒(駒打ちか移動合かは不問)
5) 成る手はなし
[33]
「昨日面白い将棋を見たんだ。」
「ほう、どんな将棋だい」
「まず5手目に1筋に駒を打って王手がかかったんだ」
「いきなりか、急戦だな」
「続いて9手目に2筋に駒を打って王手がかかったんだ」
「あらら、またかい。もしかして13手目は3筋から、17手目は4筋から駒を打って王手をかけたとか?」
「よくわかったね。まだ続きがあるんだ。21手目は5筋から駒を打って王手、25手目は6筋から駒を打って王手、29手目で7筋に駒を打って詰みだったよ」
「あきれた将棋だな」
「ちなみに不成はなく、王手で打った駒は7種類。合駒は無かったな。55の着手が有ったよ」

条件
1) 29手で詰み
2) 5手目は1筋に駒を打って王手、以下4手ごとに一路ずつ左の筋に駒を打って王手(9手目は2筋、13手目は3筋、17手目は4筋・・・29手目は7筋)
3) 王手に打った駒は7種類
4) 合駒は無し
5) 不成は無し
6) 55の着手有り
[34]
「今日は不思議な将棋をみたよ。2回目の11の着手がトドメの1手で11手で詰んだんだ」
「11×11×11かい。そういえば、今日は2011年11月11日だったね」
「そうそう、6手目は玉、5段目の手があったけど、成る手はなかったよ」

条件
1) 11手詰
2) トドメは2回目の11の着手
3) 6手目は玉
4) 5段目の着手あり
5) 成る手なし
[35]
「この将棋は36手で詰みか。しかし妙な将棋だな」
「これ、先手の18手の棋譜と後手の18手の棋譜が順序の違いを除き同一なんですよ」
「おお、それは妙な将棋になるわけだ」
「ちなみに1枚の駒の連続着手は、3連続が7回、2連続が3回ですね」

条件
・36手で詰んだ
・先手の18手の棋譜と後手の18手の棋譜が順序の違いを除き同一
・1枚の駒の連続着手は、3連続が7回、2連続が3回

※ 棋譜が同一であれば着手内容は問いません。
  例えば、▲76歩△34歩▲77桂△同角成▲58玉△22馬▲同角成△77桂の場合、
  3手目と8手目、4手目と7手目はそれぞれ同一扱いです。
  逆に、▲56歩△54歩▲55歩△同歩の3手目と4手目は同一になりません。

------
前代未聞の条件をおく作風を押し出してみたり。
解答・余詰指摘・感想の他、34手以下の先後同一着手局情報もお待ちしています。
[36]
※先後同一着手局で本家より2手短い34手順を便乗出題します。

「初手端の手で始まったこの将棋は34手、2回目の王手で詰みか。しかし妙な将棋だな」
「これ、先手の17手の棋譜と後手の17手の棋譜が順序の違いを除き同一なんですよ」
「おお、それは妙な将棋になるわけだ」
「ちなみに1枚の駒の連続着手は、先手が4連続を1回だけ、後手が2連続を1回だけ。それから、後手には高い駒から順に4回連続して駒を打つ手がありましたよ」

条件
1)34手で詰んだ
2)先手の17手の棋譜と後手の17手の棋譜が順序の違いを除き同一
3)1枚の駒の連続着手は、先手が4連続を1回だけ、後手が2連続を1回だけ。
(その他は2手前と別の駒を着手)
4)後手は高い駒から順に4回連続して駒を打った。
(高い駒から順に=飛角金銀桂香歩の順に)
5)初手は端(1筋か9筋)に着手
6)王手2回

※例えば、▲76歩△34歩▲77桂△同角成▲58玉△22馬▲同角成△77桂の場合、
【連続着手】4手目と6手目(角成〜馬)のように、直前に成った駒を動かすのは、
 1枚の駒の連続着手とみなします。
【先後同一着手】棋譜が同一であれば着手内容は問いません。
 3手目と8手目、4手目と7手目はそれぞれ同一扱いです。
 また、▲56歩△54歩▲55歩△同歩の場合、3手目と4手目は同一になりません。
[37]
「横で指していた将棋はずいぶん大味だったよね」
「そうだね、大駒以外の手は一度だけだもの」
「不成はないけど、端の手が4回もあったね」
「それでいて、たった11手で詰んじゃったよ」

(条件)
1) 11手で詰み
2) 大駒以外の手は一度だけ
3) 端の着手4回
4) 不成なし
[38]
「横で指していた将棋はずいぶん大味だったよね」
「そうだね、大駒以外の手は一度だけだもの」
「端の手と7筋の手が2回ずつ。それに3筋の手が3回と4筋の手が4回あったね」
「それでいて、たった11手で詰んじゃったよ」

条件
・11手詰
1) 大駒以外の手は1度だけ
2) 端と7筋に2回ずつ着手
3) 3筋に3回着手
4) 4筋に4回着手
[39]
「横で指していた将棋はずいぶん大味だったそうだね」
「そうだね、大駒以外の手は一度だけだもの。それでいて11手で詰んだんだ」
「もしかして、終局のとき端に大駒がいなかった?」
「よく分かるね。その通りだよ」
「その将棋知ってるかも。成る手が一度きりで・・・そして」
「待って、成る手は2度でどちらも王手だったよ。特徴的なのが1筋〜9筋まで全てに着手があったことだね」

(条件)
・11手で詰んだ
・大駒以外の手は1度だけ
・終局時、端に大駒がいた
・成る手は2度でどちらも王手
・1筋〜9筋まで全ての筋に着手があった
[40]
「この11手で詰んだ将棋なんだけれど、初期配置の4枚の大駒は全て成ったんだ」
「終局図に生の大駒が有るからそんな経緯を辿って来たとは思わなかったよ」
「しかも4枚の大駒は全て駒を取ったんだ」
「強欲だね」

・11手で詰み。
・初期配置の4枚の大駒は(遅くとも取られる前には)成った。
・終局図には生の大駒が有った。
・4枚の大駒は全て駒を取った。
[41]
この12手で詰んだ将棋だけれども、初形の4枚の大駒は全て成ったね」
「それなのに不成が3回も有ったね」
「4枚の大駒は全て駒を取ったよ」
「そういえば後手の角の移動したマスに先手の歩が利いていたことが有ったね」
「後手の角の移動したマスに先手の桂が利いていたことも有ったよ」
「後手の角の移動したマスに先手の銀が利いていたことも有ったよ」
「後手の角の移動したマスに先手の金が利いていたことも有ったよ」
「後手の角の移動したマスに先手の角が利いていたことも有ったよ」
「後手の角の移動したマスに先手の飛が利いていたことも有ったよ」
「後手の角の移動したマスに先手の玉が利いていたことも有ったよ」
「なんだ、結局香車以外の全ての種類の駒の利きに移動したことが有ったんだ」

・12手で詰み。
・初形の大駒4枚は(遅くとも取られる前には)成った。
・不成3回
・初形の大駒4枚は(遅くとも取られる前には)駒を取った。
・後手角の動いた全てのマスに利いていた先手の駒の種類を全て挙げると香車以外の7種が揃う。(1回の移動で複数の種類の先手の駒の利きに移動した事も有る。先手の駒が利いていたとしても、その駒で後手角(馬)を取れるとは限らない)
[42]
「さっきの将棋、後手番だったけどどうだった?」
「初めて駒が成る手で龍ができたよ。それから、12手目同龍と指したら、歩の手を指されたけど、次の24龍(=2四龍)迄で詰んじゃった」
「平成24年タツ年の指し初めの一局に24龍で勝つとはめでたいね」
「2手目から3回連続3筋の手を指したのが勝因さ」
さて、辰年指し初めの一局とはどんな将棋だったでしょうか?手順を推理してみましょう。

条件
1)12手目△同龍、以下▲○○歩△24龍迄14手詰
2)初めて成った駒は飛車
3)2, 4, 6手目は3筋の手
[43]
 「先日の将棋に感動して自分でもソフトを作ってみたんだって?」
「うん。とりあえず枚数で評価して、とりあえず手近な棋譜を入力してみたよ」
「評価関数に駒の枚数を使うということ? 斬新なアイデアだけど...」
「例えばこの棋譜。7手目までの局面で奇数筋にある先手の駒は12枚だ」
「うん。初形が10枚だから、2枚多いね」
「今度は10手目までの局面で、後手陣内にある後手の駒は20枚」
「初形と同じ枚数だね。立ち遅れているということは言えそうだけど」
「で、11手で詰んだんだけど、持駒は2枚ある」
「・・・・・・評価関数はともかく、入力する棋譜にも問題あるんじゃない?」

1) 11手で詰み
2) 7手目までの局面で奇数筋にある先手の駒は12枚
3)10手目までの局面で後手陣にある後手の駒は20枚
4) 詰め上がりの局面で持駒は2枚
[44]
「師匠、一局教えてください」
「うむ、よかろう。手合いはどうする?六枚落ちか?歩三兵か?」
「馬鹿にしないでください。もう師匠とも平手で渡り合えますよ」
「まだ早いと思うがのう。まあ良い、儂は歩しか着手しないことにしよう」
「負けた後でハンデを言い訳に使わないで下さいね」

「ふむ。72手で儂の勝ちか」
「そんな、6手目から王手をかけられ続けて、そのまま詰まされるなんて。
初手に玉を動かしたのが良くなかったのでしょうか?」
「それは関係ないと思うぞ」
「では中合をしたのが良くなかったのでしょうか」
「それも関係ないじゃろう。
直前に動かした歩を成る手が3回あったのが儂の勝因じゃな」

共通条件
・後手は歩の着手のみで6手目から王手をかけ続けた
・初手は玉

第一局
・72手で詰み
・先手は中合をした
・後手は直前に動かした歩を成る手が3回あった
[45]
「師匠、一局教えてください」
「うむ、よかろう。手合いはどうする?六枚落ちか?歩三兵か?」
「馬鹿にしないでください。もう師匠とも平手で渡り合えますよ」
「まだ早いと思うがのう。まあ良い、儂は歩しか着手しないことにしよう」
「負けた後でハンデを言い訳に使わないで下さいね」

「ふむ。72手で儂の勝ちか」
「そんな、6手目から王手をかけられ続けて、そのまま詰まされるなんて。
初手に玉を動かしたのが良くなかったのでしょうか?」
「それは関係ないと思うぞ」
「では中合をしたのが良くなかったのでしょうか」
「それも関係ないじゃろう。
直前に動かした歩を成る手が3回あったのが儂の勝因じゃな」

共通条件
・後手は歩の着手のみで6手目から王手をかけ続けた
・初手は玉

第一局
・72手で詰み
・先手は中合をした
・後手は直前に動かした歩を成る手が3回あった
[46]
「君の隣で指していた将棋、11手で詰んだそうだね」
「うん、成る手がないのに不成が6回もある奇妙な将棋だったね」
「もしかして、奇数筋ばっかりの将棋じゃなかった?」
「いいや、奇数筋の着手は4回だけだったよ。同種駒の手は7回もあったけど。それから、終局のとき持駒は2枚だったね」

1)11手で詰んだ
2)奇数筋の着手がちょうど4回
3)不成の手がちょうど6回で成る手なし
4)同種駒の着手がちょうど7回
5)終局図で持駒は2枚
[47]
条件
・11手で詰み
・同種駒の着手が8回(生駒と成駒は別種、成る手そのものは生駒側にカウント)
・成と不成は1回ずつでどちらも駒取り
・後手は2つの筋に
  (問1)右左右左右の順に着手した
  (問2)左左右左右の順に着手した

※ここでは左右は後手から見て、つまり、左=1筋側にある筋、右=9筋側にある筋、とします
[48]
「将棋って駒を右に寄せると何かいいことでもあるのかい?」
「ないと思うけど、この将棋を見ると何かあると錯覚しそうになるな」
「ひたすら駒を指し手から見て右側に動かす手が続いたもんね」
「そうじゃなかったのは12手目に詰むまででたった1手だけだもんな」
「7手目玉の直後に8筋の着手があったあたりで明らかに奇妙な局面になってたよなあ」

条件
・12手で詰んだ
・1手を除き全て指し手から見て右側へ駒を動かす手
・7手目は玉の手、8手目は8筋

※斜めに動かす手も可です。▲55金を動かすなら44金か45金、△55金なら65金か66金。
[49]
「最初に隣筋の歩を突きあって始まったさっきの将棋どうなった?」
「最後も隣筋の歩を突きあって12手目で詰んだよ」
「歩突きで詰んだのかい」
「うん、歩を突く王手は2回目だったね」
「他にどんな手があったんだい?」
「奇数筋の角を2マス引く手があったな」
「へえ、なるほどなるほど、これは面白い将棋だな」

条件
・12手で詰んだ
・最初の2手は隣筋の歩を突きあった
・最後の2手も隣筋の歩を突きあった
・歩を突く王手が2回あった
・奇数筋の角を2マス引く手があった

※もちろん最初の2手と最後の2手が同じ筋である必要はありません。
[50]
「38手目、こうすると千日手で終局かな」
「だね、ずいぶんと忙しい将棋だったよ」
「同じ地点に駒成が12回もあったからね」
「駒打ちが9回あった地点もあったかな」
「そうだね、こことここの2ヶ所あるね」

条件
・38手で千日手成立
・12回駒成があった地点があった
・9回駒打ちがあった地点が2ヶ所あった
[51]
「さっきの玉の手で始まった将棋どうなった?」
「10手で詰んだよ。桂の手が4手続いていたよ」
「これが終局図か。後手は持ち駒を2枚残したんだな」

条件
・10手で詰み
・初手は玉の手
・桂の手が4手続いた(先後先後または後先後先)
・終局時の後手持ち駒は2枚
[52]
「2手目に初手と同じ筋に指していたさっきの将棋どうだった?同歩の手を2回見たけど」
「それが変な将棋で、先手は6筋に4回続けて着手していたんだけど、そのとき4種類の駒を1回ずつ動かしたんだ」
「へえ−。それじゃ、後手はどうしたの?」
「後手も対抗して8筋に4回続けて着手し、そのとき4種類の駒を1回ずつ動かした」
「なるほど、個人メドレー対決は6コースと8コースの一騎打ちとなったわけだ。それでどっちが勝ったの」
「8コース、いや後手が16手目に不成の手で詰ませたよ。15手目の桂が敗着だったね」

(条件)
・16手目に不成の手で詰んだ.
・先手は4回連続して6筋に着手したが、このとき4種の駒を1回ずつ動かした。
・後手は4回連続して8筋に着手したが、このとき4種の駒を1回ずつ動かした。
・2手目は初手と同じ筋。15手目は桂。
・同歩が2回。

[53]
・先手のみ26手連続で指して、後手をステイルメイトにした。
・成と王手なし
●駒打ちは16手目と22手目の2回だけで同じ所。
●端の着手が4回だけ。5筋の着手が2回だけ。
●最終手26手目はある筋への8回めの着手だった。
[54]
・先手のみ25手連続で指して、後手をステイルメイトにした
・成も王手もなし
・19手目が6回目の端の手
・全偶数筋の同じ段に順番に駒を打った
 (右から順でも左から順でも可、駒打ちの手が連続する必要はなし)

[55]
同じ筋に9回の26手解がありましたので出しておきます。

・先手のみ26手連続で指して、後手をステイルメイトにした。
・成と王手なし
・9手目は駒打ち
●21手目はある筋への8回めの着手
●25手目はある筋への3回めの着手
●26手目はある筋への9回めの着手で20回目の不成
[56]
1)16手で詰んだ
2)先手は盤上にある8種類の駒を動かした
3)駒取りは後手による6回だけで、同○の着手は小駒を取った3回だけ
4)残り3回は全て異なる筋で、初形位置に居た銀または歩を角で取る手だった
5)成る手はなかった
[57]
「16手目の初王手で詰まされちゃったよ」
「それは気の毒だね。どんな手を指したんだい」
「遊び駒がないようにって教わったから、8種類の駒を1回づつ動かしたんだけどね。
小駒は歩香桂銀金の順に連続して動かしたし」
「相手の攻めが厳しかったんだね」
「駒を取る手は1回だけで取った次の手で打ってきた。成る手は駒取りの手と、打った駒が成る手の2回だけだった。同じ場所に成る手でそれほど厳しいとは思わなかったんだけどなあ」

(条件)
1)16手目に初王手で詰んだ。
2)先手は8種類の駒を1回ずつ動かした。
3)先手は歩香桂銀金の順に連続して動かした。
4)駒を取る手は1回だけで、取った次の手で打った(持駒は温存しなかった)
5)駒を成る手は2回だけで同じ場所。1回目は駒取り。2回目は打たれた駒が成る手。
[58]
・16手で詰んだ
・先手は8種類の生駒を1回ずつ動かした
・駒取りが7回、うち「同」と取る手が5回
・不成が4つの筋で計7回

※各条件の回数が不足はもちろんダメですが超過もダメです。
[59]
1)16手で詰んだ
2)先手は盤上にある歩香桂銀金角飛玉をこの順で動かした
3)駒取りは1回で、取った駒を次の手で打った
4)成りは2回だけで同一地点だった
5)4回以上着手した筋が2つだけあった
[60]
1)16手で詰んだ
2)先手は盤上にある歩香桂銀金角飛玉をこの順で動かした
3)駒取りは1回で、取った駒を次の手で打った
4)成りは2回だけで同一地点だった
5)4回以上着手した筋が2つだけあった
[61]
条件
・16手で詰んだ
・先手は歩香桂銀金角飛玉を順不同に1回ずつ動かした
・成る手は2手毎に3回、全て別種の駒だった(8-10-12手目とか、12-14-16手目とか)
・26へ打たれた1枚以外は歩しか取られなかった
・初手と2手目は同じ筋でどちらも小駒
[62]
・以下の条件を満たす局面を作る
・後手玉が都詰にされている
・玉を含めた先手駒15枚全てが詰みに働いている(その駒を取り除くと詰みではなくなる)
・先手持ち駒なし、後手持ち駒歩18
・盤上の駒は全て生駒で、小駒1枚を除いて全て三段目〜八段目にあった
・桂頭の桂、銀頭の銀、がそれぞれどこかにあった

※この局面に至る手順は問いません。
※初形の非対称性が無関係なので左右反転図は同一図とみなします。
[63]
1)95角79玉88角成迄12手で詰んだ
2)丁度2連続3連続で同じ駒を動かしたのはそれぞれ1度ずつのみ
3)不成りはなかった
4)終局時、大駒の成駒は1枚だけだった
[64]
条件
1)16手で詰んだ
2)先手は歩香桂銀金角飛玉を順不同に1回ずつ動かした
3)成る手は2手毎に3回、全て別種の駒だった(8-10-12手目とか、12-14-16手目とか)
4)歩を取る手以外で、駒を取る手が1回だけあった
5)後手は自陣(1〜3段目)に駒を打った
6)先手は一方の端(1筋か9筋)に2回着手した





[65]
「この前友達と将棋指してたらまね将棋されちゃってさ」
「ということは先手だったのか。どういう将棋になったんだい」
「5手目と19手目に歩を着手したんだ。僕が指した歩の手はこの2回だけ」
「つまり相手の歩の着手は6手目と20手目だけだったわけだな」
「で、僕は同じ駒を6回動かした」
「つまり相手も同じように同じ駒を6回動かしたわけか」
「それから、僕は成る手を2回同じ筋に指した」
「つまり相手も成る手を2回同じ筋に指したわけだな。で、最後はどうなったんだ?」
「26手で詰まされて負けた」
「なるほど最後の2手で互いに55に着手したのか」
「いや、僕の対局はそうじゃなかった」
「……それって一体どうやって詰んだの?」

・まね将棋26手で先手玉が詰んだ
・最終2手は55の手ではなかった
・先手の歩の着手は5手目と19手目だけ
・先手は同じ駒を6回動かした
・先手は成る手を2回同じ筋に指した
[66]
(条件)
(1)15手詰み
(2)最終3手は93角成 同王 94飛
(3)76歩の手があった。
[67]
1)23飛成42角63馬迄13手で詰んだ
[68]
・▲58金右△69桂成 まで10手で詰み

[69]
・△73銀▲71成香左 まで15手で詰み
[70]
・21成香左 まで15手で詰み
[71]
「うん、11手で詰みだ。どうだ、とどめの両王手、これが初王手だ」
「負けました。この将棋、不成がなかったね。
飛を動かしたのが敗因かな」
「香を打ったのが良かったでしょう」
「そういえば、歩を取る手はなかったね」

・11手で詰み
・とどめの両王手が初王手
・不成なし
・後手が飛を動かす
・先手が香を打つ
・歩を取る手なし
さて、どんな将棋でしょう?推理してくださいね。
[72]
「さっき隣で指してた将棋、9手であっさり詰んじゃったね」
「トドメが9筋っていうのは珍しいな」
「あの飛車の手がこういうことになるとはね」
「ところでこの将棋は成る手がなかったけど成禁で指したりでもしてたのかい?」

条件
・9手で詰んだ
・トドメは9筋
・飛車の手があった
・成る手なし
[73]
「さっきの将棋、11手で詰んだんだって。
出だしは先後共同じ筋の歩を突いてたよね」
「ああ、とどめは44角成だったよ。
それから不成があったな。
あと、5筋の歩を突く手はなかったよ」

・11手で詰み
・出だしは先後共同じ筋の歩を突く
・とどめは44角成
・不成あり
・5筋の歩を突く手はない
[74]
【問】
少年A「君の将棋早く終わったみたいだけど、どんな将棋だったのか教えてよ。」
少年B「どんなと言われても、11手で詰ませて勝っただけだよ。」

少年A「それだけでは何も分からないよ。」
少年B「そう言われてもねぇ・・・。」

少年A「いつもみたいに何か特徴的な手はなかったの?」
少年B「駒を成る手が無かったぐらいかな。」

少年A「それだけ?」
少年B「お互い駒が取れる局面では駒を取って、お互い持ち駒を使う手があったよ。」

少年A「となるとトドメは持ち駒を使って詰ましたの?」
少年B「いいや、最終手も駒を取って詰ましたよ。」

少年A「それって取る一手将棋じゃないの?」
少年B「いや、普通の将棋だって。」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>
・11手で詰み
・成る手は無かった
・お互い駒が取れる局面では必ず駒を取り、お互い持ち駒を使う手があった
・最終手は駒取り

[75]
・9手で詰んだ
・終局時、後手玉とタテヨコナナメに隣接するマスに後手駒はなかった
・5手目に取った小駒を一段目に打った
・不成なし
[76]
【問】
少年A「君の将棋早く終わったみたいだけど、どんな将棋だったのか教えてよ。」
少年B「どんなと言われても、11手で詰ませて勝っただけだよ。」

少年A「それだけでは何も分からないよ。」
少年B「仕方がないなー。そうだ、確か8手目は駒を直進する手だったよ。」

少年A「相変わらず全くヒントになってないね。他に何かなかったの?」
少年B「そういえば9手目を指し終えた時点で三段目と七段目に歩がズラリと横に並んでいたよ。」

少年A「えっ!?・・・さすがにそれはウソでしょ?」
少年B「いや、ホントの話だよ。」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

<条件整理>
・11手で詰み
・8手目は駒を直進する手
・9手目を指し終えた時点では三段目と七段目に歩が並んでいた
[77]
【問】
少年A「君の将棋早く終わったみたいだけど、どんな将棋だったのか教えてよ。」
少年B「どんなと言われても、12手で詰ませて勝っただけだよ。」

少年A「それだけでは何も分からないよ。」
少年B「仕方がないなー、4手目に△同歩とした歩が最後に六段目へ進んで詰ましたよ。」

少年A「それだけ?もう少し詳しく教えてよ。」
少年B「5手目と6手目は歩の着手だったね、あとは八段目に持ち駒を使う手があったかな。」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

≪条件整理≫
・12手で詰み
・4手目に△同歩とした歩が、12手目に六段目へ進んで詰んだ
・5手目と6手目は歩の手
・八段目に持ち駒を使う手があった
[78]
1日目、旅の支度を整える
2日目、金さんに見送られる
3日目、ならず者、各地へ出発
6日目、旅先で金さんに出会う
8日目、都で角さんに出会う
10日目、旅先で銀さんに出会う
17日目、旅完結、お土産を5つも買い、王さんに3回も挨拶ができて良い旅だった

※意味が分かりにくいので詳しい条件を下記にまとめます(笑)

≪条件≫
・17手で詰み
・先手は3手目以降、全て異なるマスへ不成の手を指し続けた
・2手目と6手目は金の手、8手目は55角、10手目は銀の手だった
・終局時、先手の持ち駒は5枚あり、最終手も含め王手は3回あった
[79]
「街にならず者が現われたって?」
「なに言ってるのさ、15手で詰んだ将棋で、先手が3手目以降、全て異なる筋に不成の手を指し続けただけだよ」
「しかも犯人は大物で、小物はほとんどいなかったって?」
「だから違うって、小駒の手が1度しかなかったってこと!どこで聞き違えたの?」

≪条件≫
・15手で詰み
・先手は3手目以降、すべて異なる筋に不成の手を指し続けた
・小駒の手は1度だけ

[80]
少年A「ちょっとこの棋譜見てよ。」
少年B「ん?25手で終わってるようだけど、これが何か?」

少年A「何か気付くことない?」
少年B「同と付く手が無いってことぐらい?ちょっと並べてみようか・・・。」

少年A「後手の人、4手目からずっと次の手番で十字方向からの角取りが可能な局面を保ち続けながら着手してるんだよ。」
少年B「なるほど、この24手目の△56飛も角取りか。この人よほど角が好きなんだねぇ。」

少年A「ね?でも最後まで先手の角を取れる局面が現れないまま詰まされてるんだよ。」
少年B「ホントだ(笑)2回目の王手で力尽きたか。頑張ったけど報われなかったね。」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

※注1:先手の角とは、生角の意味(馬ではありません)
※注2:十字方向とは、先手の角に対して縦横方向の意味
※注3:角取りが可能な局面とは、もしも次に先手がパスしたら次に(角を)取れる局面の意味

<条件整理>
・25手で詰み
・後手は4手目から24手目△56飛まで次の手番で十字方向からの角取りが可能な局面を保ち続けたが最後まで角を取れる局面は現れなかった
・棋譜表記上、同×と付く手は無かった
・王手は最終手を含め2回
[81]
「最近、ならず者が横行しているって。物騒な世の中になったな」
「派手にドンパチ撃ちあいもあるらしいね。そういえば、さっきの将棋どうなった?2回目の角不成で初王手を掛けたところまで見たけど」
「2回目の王手は2回目の飛不成だったな。1筋と3筋に先手が駒を打つ手があって小駒の手は2回だけだった。結局13手で詰ませたよ」

<<条件>>
1) 13手で詰んだ
2) 初王手は2回目の角不成
3) 2回目の王手は2回目の飛不成
4) 1筋と3筋に先手の駒打ちあり
5) 小駒の手は2回だけ