13.肥料


私は、小型水槽では極力肥料は使わない方がよいと考えます。
水草は、光と二酸化炭素を取り込んで光合成し、自ら栄養分を作り出します。
その栄養分を補完するものとして肥料を使用するわけですが、生体の排泄物はバクテリアに分解され、これも栄養分となりますので、水槽内にある程度は栄養分があります。
水草が超密生した水槽や、肥料を大量に消費する水草(成長の早い物に多いです)では、これらの栄養分が不足しがちになりますが、それ以外の条件下では、極力肥料を使用しないほうがいい結果につながるようです。
(理由)
  1. 肥料を使用して水槽内が富栄養状態となるとコケ類が発生しやすい。
  2. サイズの小さい水槽では、水草の成長が早いと頻繁なトリミングが必要となるので、水草の成長スピードを抑える為。
  3. コストをかけないため。
ざっとこんなところでしょうか。
ただし、栄養が全く足らなければ水草は枯れてしまうので、バランスが重要となります。
それでは、水槽内を貧栄養状態に保ちつつ、水草を枯らさないテクニックについて考えます。
  1. 購入してきた水草は体内に栄養分を蓄えているので、肥料を与えなくても当分の間はその栄養分を消費しながら成長します。
    まずは肥料無しで様子を見ます。
  2. 数日経過すると、有茎類の頭頂部が白っぽくなったり黄色っぽくなったり変色してくるか、ちじれてきたり皺になってきたなあと感じたら栄養分が足りないサインです。
    (私の水槽ではハイグロフィラ・ポリスペルマを観察し、目安にしています)
    その時に始めて固形肥料をほんの少し与えます。
    私は、左下写真のテトラのイニシャルスティックを右下写真程度の量を与えています。
    (与えるときは一片を2〜3個に割って、底床に満遍なく散らして埋め込みます)

    この程度の肥料でも、ハイグロは施肥直後急激に伸び始めます。
    これで3週間から1ヶ月程度持ちますので、このペースを繰り返します。
    この量をこのペースで与えていれば、一箱使い切るのに何年かかるかわかりません。
  3. ウイローモスやミクロソリウムのような活着生の水草にはこの方法は使えませんが、結構丈夫なものが多いのであまり肥料を必要とせずとも健康に育ちますし、私は底床フィルターを使用していますので、底砂内に溶け出した固形肥料が水槽内を循環するので、液肥と同じ効果があるのでは?と思いこんでいます。

    


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