水道水には大腸菌などの人体に悪影響のある菌類を殺菌する為、塩素(カルキ)が入れられています。
この塩素量は、冬場に比べて気温が高く、菌類が繁殖しやすい夏場の方が多く入れられており、一年中その投入量が調整されています。
※地域によって塩素量は変わります。塩素が入れられているため、水道水を飲む事が出きるのですが、この塩素が水槽内に入ると、以下のようなさまざまな悪影響を及ぼします。
1.濾過バクテリアを殺してしまう。
2.魚のエラに吸着して呼吸を阻害する。このような悪影響を防止する為にみなさんカルキ抜き(塩素中和剤)を使用しているのです。
このページでは、塩素中和剤はいったいどれぐらいの量が適当なのかを検証してみましょう。
【実験】
「塩素中和剤と残留塩素測定試薬」
塩素中和剤(カルキ抜き)は、多くのメーカーからさまざまな種類のものが出ていますが、その主成分はチオ硫酸ナトリウムです。
今回の実験では、最も多く使われているであろうテトラの「コントラコロライン」を使います。
残留塩素測定試薬には、左写真の有限会社サンフジノの「カルキミル」を使用します。
この「カルキミル」では、カルキ度を色で測定するかたちになっていますが、カルキ度1でほとんどのバイ菌が数秒で死滅し、塩素濃度が1ppmとのことです。
写真の黄色い四角が4つ並んでいるうちの、一番左の薄い色がカルキ度1です。
「まずは水道水」
まずは水道水をそのまま測定しました。
写真右側の色がカルキ度4の色です。
水の色からみてカルキ度3ぐらいでしょうか。
この濃さなら濾過バクテリアは一瞬にして逝ってしまうでしょう。
なお、コントラコロラインの使い方としては、水道水にコントラコロラインを投入して、軽くかき混ぜた後にすぐ測定しました。
「コントラコロライン規定量」
コントラコロラインの規定量は水10リットルあたり2mlとなっています。
規定量通りで使用すると、全く色が出ませんでした。
(規定量通りで色が出たら問題ですね)
「規定量の1/6でカルキ度1」
その後、コントラコロラインの使用量を規定量より少なくしていき、測定を繰しました。
規定量の1/2では全く色が出ず。
規定量の1/4では全く色が出ず。
規定量の1/6で左の写真のようにカルキ度1程度の色が出ました。
実験結果
実験の結果としては、テトラ「コントラコロライン」は規定量の1/4程度で、試験薬の目安であるカルキ度1(1ppm)はクリアできました。
また、コントラコロラインは投入後軽くかき回せば一瞬にして塩素を中和してしまうということもわかりました。
※今回の実験では私の住んでいるマンションの水道水を測定しましたが、地域によって水道水の塩素濃度が違いますので、全く同じ結果出るとは限りません。
※試験薬は残留塩素濃度1ppmを測定目安としていますので、実験結果の規定量の1/4で完全に濾過バクテリアや魚に安全な塩素濃度になったというものではありません。
今回の実験結果はあくまでも目安程度に考えてください。