6.照明

 

照明、すなわち光量については、オールインワン小型水槽では最も難しい問題です。
コンパクトでスマートにまとまっている関係上、60cm水槽+外部フィルターの組み合わせのように、照明器具を上部スペースいっぱいに設置することは出来ません。

私の愛用するコトブキ工芸デビューでは、10W蛍光灯1本というシステムです。 36cm幅、奥行き22cmという水槽サイズに上部フィルターも付いているので、オールインワン小型水槽のメリットである、コンパクト、スマートという利点を崩さずに蛍光灯本数を増やすというのは至難の技です。

それなら、いっそのこと、10W1本で可能な限り光量を増やす方法を考えましょう。

1.蛍光灯の種類

現在蛍光灯は、植物育成に適した赤系、青系波長のものや、ケルビン(色温度)値の高いものなど、さまざまな種類のものが市販されています。
蛍光灯を数本使えるのならこれらの種類を組み合わせて最適な環境を作ることも出来るのでしょうが、何しろ10W1本しか使えないので、とにかく明るいものを選びましょう。

私は、パッケージに書かれている「ナショナル蛍光灯の中で一番明るい蛍光灯です」という口説き文句に引かれ、ナショナルパルックの黒箱を愛用しております。
デビューに始めにセットされていたものよりも、目で見て各段に明るいです。
値段も10Wなら1本400〜500円とお徳です。

2.ステンレステープ

次の光量アップの方法は、月並みですが、台所用のステンレステープを貼れるところ全てにめいいっぱい貼ってます。

100円ショップで売っている物でも十分ですが、私はホームセンターで売っているより鏡面に近いものを買いました。

3.インバーター改造

これは少し高度な技なので、誰でも簡単にとはいかないでしょうが、照明器具を通常の安定器を使用するグロースタータータイプから、インバータータイプへ改造しました。
(改造の方法は、DIYコーナー6.蛍光灯インバーター改造をご覧下さい)

グロースタータータイプでは、蛍光灯は、周波数(関東50Hz、関西60Hz)に応じて点滅を繰り返しているのですが(蛍光灯がちらついて見えるのはこの為です)インバータータイプでは、人間の目ではわからないほどのスピードで点滅している為、見かけの光量が、ほんの少しでしょうがUPします。

他のメリットとしては、

  • 照明器具の重量の多くを占める安定期が無くなり、小さな電子部品になるため、驚くほど軽くなり、蛍光灯の上げ下ろしが楽になります。
  • 電気の光への変換効率が上がるため、変換ロス分が熱として蓄積されていた部分がなくなり、夏場の水温上昇が抑えられる。
  • 電気の光への変換効率が上がるため、同じ光量なら電気代が安くなります。

このように、インバーター改造することにより、光量アップ以外にも結構メリットがあります。

4.水草の選定

いくら光量をUPさせたとしても、やはり10W1本での光量ではまだまだ不足気味だし、水槽後景部分は上部フィルターの陰になり、光が届きにくいので、低光量下でも元気に育つ水草を選定するのが一番の解決策かもしれませんね。
低光量化で育つ水草については、「オールインワン小型水槽を極める」9.水草
をご覧下さい。

    


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