8.水温

オールインワン小型水槽にとって、水温のコントロールは最も難しい問題だと思います。
水量が少ないため、どうしても外気や照明などの熱源に水温が簡単に左右されてしまいます。
また、オールインワン水槽という性格ゆえ、デザイン面を重視してスマートな仕上げにしているので、上部の密閉度が高く、放熱しにくい構造になっています。

水温は、生体や水草の種類によって適温が異なるので、○度が最適!ということは言えませんが、一般的な水温に対する考え方には2通りあるようです。

  1. 1年中同じレベルの水温を保つという目的で、どうしても水温が上がりやすい夏場の水温に冬場の水温を合わせる(高めに設定する)という考え方(27℃程度)
  2. 冬場は生体,水草の種類を考えながら、最もバランスのよいところに水温を設定し、夏場は水温が高くなるのはしょうがないと割り切ってしまうという考え方。
私の場合は2の考え方を実行しています。
高水温に悩まされるのは6〜9月の4ヶ月程度なので、あとの8ヶ月間を生体や水草に快適に過ごしてもらうほうがよいのでは?という思いこみと、冬場に高水温を維持しようとすると電気代が・・・。という貧乏性の性格ゆえです。
ただし、いくら夏場は水温が上昇するものだと割り切るといっても、30℃を超えるような水温では、一部の生体を除いてほとんどの生体の死亡原因となってしまいますし、ほとんどの水草にもダメージを与えてしまいます。
そこで、夏場は高水温対策を行う必要があります。
「夏場の高水温対策」
1.冷却ファン
オールインワン小型水槽の中には、冷却ファンが内蔵されていたり、オプションで後付けできるモデルがありますが、その場合はラッキーです。迷わず使用しましょう。
2.エアレーション
気泡が水面ではじける時の気化熱により、ほんの少し水温を下げる作用があります。
3.照明時間の短縮
照明による熱が最も水温上昇を招く原因となりますので、夏の最盛期には7〜8時間程度に短縮しましょう。
光量の低下はどうするんだ!と思われるかもしれませんが、光量の低下よりも超高水温のほうが水草にはよくないです。
4.照明のリフトアップ
照明を水面から離すことにより、蛍光灯や安定器が発する熱が水面に届きにくくなります。
また、上部の気密性が無くなり、水面からの熱の発散が促されます。

自作8.ライトリフトはDIYコーナーにをご覧下さい。
5.換水
一時的に水温を低下させる目的で行います。
くれぐれも急激な温度変化は避けましょう。
私は、夏の最盛期には3、4を実行し、2については夜間のみ実行します。
冷却ファンは使用しませんが、それでも2〜4を実行すると1.5℃前後は確実に水温が下がります。
もう一つ私が水温について悩まされたのが、冬場の高水温?です。
オールインワン小型水槽セットに付属のヒーターは、水温固定式オートヒーターがほとんどだと思いますが、私の購入したコトブキ工芸デビューにも26℃+―1℃というオートヒーターが付属していました。
私の物がたまたまなのか、セットしてみると水温が27℃で固定されてしまうんです。
水草やエビ類にはもう少し温度が低いほうがよいので、仕方無しに泣く泣くサーモスタットを購入してしまいました。
サーモスタットにより冬場は24℃に設定しています。
ちなみに水温設定は、水槽内の生物の中で一番弱いものに合わせてあげましょう。
丈夫な生物は少々の温度差ぐらいでへこたれませんから。

    


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