アクアリウムを楽しむ上で、誰もが一度は苔に悩まされた経験をお持ちだろうと思います。
苔にも数種あり、挂藻は、セット時やりセット時、濾材の変更時などに発生しても時間と共に無くなり、他の多くの苔は、肥料添加量と照明時間を押さえ、濾過システムをきっちり機能させれば大体解決できると思うのですが、この黒髭にはそういった方程式がなかなか当てはまらないようです。
私のオールインワン小型水槽では苔はあまり発生しませんが、この黒髭だけは少しですが発生してしまいます。この黒髭は、活着力?が非常に強く、指先でこすったぐらいではびくともしません。 また、水草に発生したものを強引にひきちぎろうとすると、水草自体が千切れてしまうというほんとに厄介なものです。
私は、濾材に麦飯石を使っていたとき黒髭を大発生させてしまったのですが、その時に食酢を使い、見事に撃退に成功しました。
昔から、黒髭退治には木酢を使用するのが定番となっていますが、実はみなさんがタコ酢や酢ガキなど酢の物として普通に食べている酢でも全く同じ効果があるのご存知ですか?同じ効果があるのなら、絶対に食酢を使ったほうがお徳です。
メリット
- 安い!(木酢は500ml 500〜1000円に対し、食酢は500ml 150円程度)
- 残ったものの保管を考えなくても良い(台所に酢があればそれを使い、無くて新たに購入しても、残ったものを料理用として使える)
では、実際に黒髭を退治する方法と、その効果について写真をもとに説明します。
酢(150円前後)
我が家でおいしくいただいているものです。 メーカー、ブランドは問いません。
これを10倍程度に薄めて使用するのですが、私は1回に、薄めた液を100ccほど使いますので、1回に必要な酢の量は10cc程度です。
10cc/500cc×150円=3円
塗布器(200円前後)
私はこのボトルを使って、苔に酢を塗布しています。
このボトルに酢を10ccと水を100cc入れ、黒髭にピューッと直撃し(筆などで塗るのが一般的なようです)10秒ほど置いて、水道水につけてざぶざぶとゆすぎます。
アヌビアヌス・ナナや、ウイローモスにも直撃していますが、10倍に薄めた液を10秒程度なら枯れることはありません。 ただし、ウイローモスも苔の一種なので、このような水草に使用する場合は、薄目の液を短時間から始めてみて、効果が出るまで何度か繰り返して下さい。(くれぐれも慎重に)
塗布直後
酢の薄め液を塗布した直後の写真です。
黒髭が酢にやられて赤髭になっているのがよくわかります。
その後、だんだんと色が薄くなってきて、オトシンやヤマトヌマエビがつつき始めます。
2週間後
見事に赤髭が無くなりました。
通常1週間〜10日程度で無くなると思いますが。エビ類など苔を食べる生体がいない水槽ではもう少し時間がかかるかもしれません。